2017/12/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にボブさんが現れました。
■ボブ > (時は夕暮れ、治安があまりよろしくない貧民地区の中を出歩いている褐色の肌をした男。
貧民地区の中で安くて、更にはつまみが美味いという酒場を目指して歩いていて)
「さて話には結構お勧めだとは聞いていたけど、じっさいはどうかな?
こうして期待感を胸に躍らせながらその場所に向かうという時間は本当に楽しいものだよな」
(男が歩くその先の道のあちこちには胡乱な目つきをした男たちやちょっとだらしないというか色気に満ちた女性などが立っていて
それぞれの意味合いで獲物を狙っている様子がある事を横目に見ながら、男は貧民地区の道を歩いていて)
■ボブ > (人から人づてに聞いた穴場的酒場に行く事を楽しみに道を歩いていれば……、道の両端に散らばって立っていた男たちが
男の周りに集まってくるのをチラリと横目で見ていれば、男たちは薄ら笑いを浮かべていて)
『おうっ! 兄ぃさんよぉ~、一人でご機嫌そうじゃねぇか?
そのご機嫌の良さの分け前をこっちにも振りまいてくれねぇか?』
(まぁ……あからさまな因縁付けをされながら、男たちは小ぶりなナイフを取り出し、脅し文句のような事をのたまってくるのを聞き)
「悪りぃな、俺もそんなに金を持ってるわけじゃねぇんだよ。
酒場で酒一杯くらいだったら奢れるが、それ以上はふるまえないな」
(鈍く光るナイフの光を視界に捉えつつも、怯える様子も見せずに、雑談程度に受け答えしていく男。
そんないい度胸をしている男の反応をみて男たちはいらだった様子になり)
『ふっっざけてんのかっ!! こっちに来いよ。ココでの流儀を俺らが教えてやるよ。
その際にしっかりと授業料は戴いていくがな……』
(いきり立った男たちは男を目立たない路地へと連れ込もうとし、男はそれに逆らわずに付いていった。
……その後、男たちが消えた路地の奥で『うぐっ!』 『ぐはっ!』という呻き声が響き渡ったらしいが、
その声の主はどちらかだったかは、当事者のみが知りえる事だろうか……)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にジードさんが現れました。
■ジード > 路地裏と一口に言っても幾つもの種類がある。
ひっそりとした完全に人気のつかない場所や自然と人の通りのある抜け道、
あるいは繁華街の裏側。それぞれに売りたい物の異なった店が並ぶのがこの街だ。
繁華街の中でもこの時間帯に一際繁盛する娼館の立ち並ぶ通りの裏手にある
この店で取り扱っているのは女性へのプレゼントに最適なものか、
あるいは女性に使うのに最適な物ばかり。
時折訪れる者と商談を交しながらも店主は概ね暇な時間を過ごしていた。
「もう少し人通りが多くて売れるという事ないんだけどね。特に装飾品類とか」
売れ行きは悪くない様子だが売れるのは謹製の薬に大半が偏っている。
手ずから仕入れたものの受けが今一つな様子に少しばかり哀愁が漂っていた。
■ジード > 「今日はハズレだな。やれやれ、もうちょっと人通りのいい場所を探そうか」
娼館街の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からジードさんが去りました。