2017/11/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にジードさんが現れました。
ジード > 路地裏と一口に言っても幾つもの種類がある。
ひっそりとした完全に人気のつかない場所や自然と人の通りのある抜け道、
あるいは繁華街の裏側。それぞれに売りたい物の異なった店が並ぶのがこの街だ。
繁華街の中でもこの時間帯に一際繁盛する娼館の立ち並ぶ通りの裏手にある
この店で取り扱っているのは女性へのプレゼントに最適なものか、
あるいは女性に使うのに最適な物ばかり。
時折訪れる者と商談を交しながらも店主は概ね暇な時間を過ごしていた。

「もう少し人通りが多くて売れるという事ないんだけどね。特に装飾品類とか」

売れ行きは悪くない様子だが売れるのは謹製の薬に大半が偏っている。
手ずから仕入れたものの受けが今一つな様子に少しばかり哀愁が漂っていた。

ジード > 「今日はハズレだな。やれやれ、もうちょっと人通りのいい場所を探そうか」

娼館街の喧騒とは裏腹に静かな路地の様子に苦笑いが浮かぶ。
これはどうにもならぬと思ったか立ち上がると手早く荷物を片づけ、
路地の向こう、繁華街へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にロイナさんが現れました。
ロイナ > 細々と続く裏通りには、光り物や衣類、諸々が並べられた露店が複数集っていた。
まばらな人々が行き交う中にはしかし、淫魔はいない。
派手に肌を露出させた少女は、屋根の上からのんびり様子を眺めていた。

「ふふふ……今日は、美味しそうな子はいるかなー」

呑気な声をあげながら品定め。
勿論、同族であっても何ら問題ない。気持ち良くなれればまぁどうでも良いわけで。

たっぷりと重量を乗せた胸を揺らしながら、時々どこかの家から漏れ出てくる淫気に気づいて微笑を深める。