2017/08/22 のログ
ジード > 「さて、そろそろ店じまいかね」

大げさとも取れる振り付けで路地の左右を覗き込んで人の通りがないことを確認して杖を持ち上げる。
いつの間にか露天の下に記されていた魔法陣が淡く輝いたかと思えば輝きの後に残ったのは大きめの旅行かばんが一つ。
杖とかばんを両手にもって歩き出す男の姿もやがて陽炎のように揺らいで消えていった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 路地裏」からジードさんが去りました。