2017/08/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にジードさんが現れました。
ジード > 娼婦たちが道行く男たちの手を引いて、それをみた商人たちが商売時と見て声を上げる
繁華街に繋がる路地に露店が開かれている。
当然店の店主も道行く人々に声をかけて客引きし、商談を繰り返していた。
もっとも売れるものの大半は後ろぐらい系統の薬が大半で店主が主な販売物と言い張る装飾品類はあまり売れていない。
途切れることなく訪れていた客足が途切れたことで一息つきながら座り方を崩して次の来客を待つように頬杖を付く。

「あれだけ静かだったのがウソだったみたいだねえ。
 良い事だよ、商人ってのは人様の欲望にあやかれないと生活できないんだから因果だね」

ジード > この一月ばかり自分の知る裏道の類を転々として商売をしていたのだが全く実入りが無かった反動の様に今日は実入りがいい。
何のことはなくそこが知ってる人間は知っている裏道で、そこを通る客の大半は目につくと困る羽振りのいい人間だ。
あるいは貧民地区の住人で麻薬やクスリを欲しがる手合い。どちらもお祭りの間は王城に用事があったのだろう。
前者は本来のお仕事で後者は臨時のお仕事としてそのお財布を狙いに行っていたのだろうが。

「それにしても怪しげな薬の方が売れ行きが良いってのはそんなに溜まってたのかなんなのか…。
 売れる分には文句ないんだけど飾り気の方も売れてほしいなあ」

暗に仕入れの苦労を物語る言葉がてら並べたネックレスを指で爪弾く。