2017/07/12 のログ
ボブ > 「どうせ絡んでくるんだったらほろ酔いのお姉ちゃんっていう方がありがたいよ。
それだったらそれこそ十数戦だって喜んでやるっていうのに……」

(主に深酔いしたおっさんに喧嘩を売られまくった男。
酒場に着く前から軽い疲労感を感じつつ、女性からの甘いお誘いならばいくらでも買う…と
喧嘩を売られまくった疲労した精神状態でついつい本音を吐露していく男)

ボブ > (ボヤキを吐き捨てた後も酔っ払いに絡まれる事数度……、お目当ての酒場へと辿り着けば)

「ふぅ~~、これで俺も酔っ払える……まともな理性を保ったまま、喧嘩に頭を悩ませる事も無くなるわけだな」

「おやじぃ~~っ!酒とツマミを持ってきてくれぇ~」

(酒場へと入り、大きな声で酒の注文をしていく男。
これより男も酔っ払いの仲間入りをしていき、他人に迷惑をかけることとなるが、
それは酔っ払いとなった男としてはまったく関与しない事であって………)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアンジェラさんが現れました。
アンジェラ > 天界から追放され、地上へと落とされた。
天命を終えるまで天界には帰れない。

やったことを思えば堕天使にならないだけまだなしかも知れないが。

「…くよくよしていても始まらないよね。 とりあえず、僕にできるような仕事を探すとしよう。」
この国で使える通貨を持っていないので、とりあえずは身一つで稼げる仕事を探すことになる。

まずは冒険者と言うのになってみよう。
天界に居た頃から憧れていた職業だ。

と言うことで、それらしい看板を探すのだがどれがどれかわからない。

「参ったな。 人間の街ってこんなに難しいんだ。」

アンジェラ > 「冒険者ってのは確かギルドで登録するんだよね。」
看板にギルドの行先を書かれた物を漸く見つける。

ギルドがどんな場所か分かっていないが、とりあえずは行ってみようかと。
とりあえず、日銭を稼がないと野宿確定だ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシナトさんが現れました。
シナト > 最近の王都は富に活気に満ちている…とはいえ。貧民地区ともなれば何時もと然程違いは無い。
それなりに商売繁盛している場所もあれば、相も変わらず…といった場所も多々あり。

そんな貧民地区を暢気な足取りで歩く、全身ほぼ黒ずくめの青年。
左右の腰に下げた黒い刀と、白銀の剣をカチャカチャと鳴らしつつ、何か面白い事でも無いかと眠たげな視線を彷徨わせ――…。

「……おー?」

何か一人の人物が目に留まる。こう、纏っている空気が普通の人間とは違う気がして。
勿論、物怖じなんぞする性格でもなければそちらへと歩み寄ろう。

「どもー…何か困りごとかい?お嬢さん~…。」

と、何時ものヘラヘラとした緩い笑顔と気さくな態度で堂々と話し掛けてみようか。

アンジェラ > 「お嬢さん…僕のことかな。」
背後からかけられた声に反応し、振り向く。

声をかけてくれた人は緩い顔を見せてくれるが、漂う雰囲気は人のものではなかった。
だが、僕にはそれは気にするようなことではなく。

「御親切にありがとう。 実は仕事を探してるんだ。 冒険者ギルドに登録しようと思ってるんだけど、
良いとこ知らないかい?」

彼との距離が縮まると、僕は彼の服装に目が向く。
綺麗な白銀の剣、片方には黒い刀までぶら下げてある。
彼も冒険者か傭兵なのだろうか。

シナト > 「なるほど~~冒険者志望、と。ふむふむー…」

ザッと緩い表情のままで相手を観察する。とはいえ、露骨という程でもなく…どちらかといえば、纏う雰囲気や空気を見ているといった感じで。

ややあって、ヘラリと笑みながらウンウンと頷いて。

「いやー親切というより、ただの暇潰しみたいなもんさぁ。…で、ここは貧民地区だからねぇ。いかがわしいお店とかばかりよ?
冒険者ギルドに登録するなら、平民地区のほうが安全ではあるだろうねぇ。
いちおー、こっちにもギルドの支部とかそれっぽいのはあった筈だけど~…。」

相手が察している通り、紛れも無く冒険者ではある…サボりがちでもあるが。
一応、貧民地区にもギルドは確かあった筈だが。…まぁ登録するだけならそれでも可能ではあろう。

アンジェラ > 「お金のない僕にはそれが一番手っ取り早そうだし、何より興味あったからね。」
相手の視線がこちらに向けられるが、元よりここにやってきた段階であちこちから見られていた。
そういうものなのだろうと納得していたので、あまり気にならない。

「暇つぶしって…、僕は君にあげられるもの何もないよ?
そう、なのか。 確かにそんな気配はしていたのだけど…。
ううん、じゃあその平民地区に行こうかな。
…で、平民地区ってのはどっちなの?」
彼の助言に従おうと思っているが、問題が一つ。
僕はこの街に来て始めてだ。 
地区事態が全く知らなかった。

シナト > どちらかといえば、彼自身が興味を引かれているのは相手の格好や所作より…矢張り纏う空気だろう。
自分とはおそらく真逆、とは行かないがそれに近い雰囲気を感じ取る。
だからといって、持ち前の好奇心が優先されればそこに特に危機感や警戒を抱く様子は無く。

「ん~…暇潰しは暇潰しよ?別に対価は特に求めてはいないけどねぇ?
まぁ、強いて言うなら一夜のお相手とか~…おーっと…?」

ヘラヘラとしたまま、そんな事をのたまうが続く相手からの言葉にやや苦笑気味に。
まぁ、土地勘が無さそうだというのは言動などで感じていたのだが。

「…んーじゃあ、ギルドまで案内でもしよーか?地図とか口だけで説明しても、土地勘が無いと迷いそーだし?
…あーそうそう、俺はシナトっつーの。お察しの通りの冒険者の端くれ。よろしくー?」

と、マイペースに自己紹介も兼ねながら案内を申し出てみようか。

アンジェラ > 彼がこちらに興味をもった理由は僕には到底想像もつかない。
僕は相手が何者であろうとそれだけでは図ることはしない。 いやできない。
なので、彼が僕に危害を加えない限りは大人しく従うだろう。

「…そういうのは、その、もう少しお互いを知ってからにした方が良くないかい?
それに僕は今は仕事探しで忙しいからそれどころじゃないよ。 今日の食費も出ないのだから。」
彼のことを咎める気はないが、そんな余裕はないのが本音だ。
なので、僕は困った顔を浮かべていただろう。

「ありがとう。 僕はこの街に来て初めてだから助かるよ。
そうだね、ギルドに入れたら今度今日のお礼をさせてもらうね。
あ、僕の名前はアンジェラ。 
…あと、ひとつだけ聴いていいかな?」
案内を申し出てくれると、僕は口から安堵の息を吐きだす。
そして、自分の名前も告げる。

あとは彼の横に並びながらギルドのある場所に案内してもらおう。
だが、ただ黙って歩くのも暇なので彼に一つ、気になったことを尋ねることにした。
「シナト君は僕と似たような種族だと思うのだけど、なんでこの街に?」
僕はそもそもこの街に魔族が多数入り込んでいると言うことを知らなかった。

シナト > 「アッハッハ、確かにそーだねぇ。まー冗談でもないけど冗談って事でー」

相手の指摘は尤もであり、グゥの音も出ない…筈だが、あっけらかんと笑っている青年。
最初から断られるのも想定済み、というよりそっちの可能性がどう考えても高いと踏んでいたようで。
実際、相手の現状を省みれば、まずは仕事やお金、もう少し噛み砕けば衣食住が優先される所だろう、と。

「あいよー御礼は余裕できたらで構わないさー?…と、アンジェラちゃんねーうん、覚えた!」

いーい響きだねぇ、と楽しげに名前を反復しつつ。と、彼女からの質問に「お?」という表情を浮かべる。
とはいえ、立ち話もなんだからギルドへの道筋を案内がてら、二人して歩きながら。

「んーこの街に来たのは…特に理由はないさー、元々は一介の旅人だしねぇ。
ただ…この街は色々と退屈しなさそーだし、今は冒険者として滞在してるよん。
…あーそれと、いちおー俺は魔族の端くれだけど、あんまし気にしないでくれると嬉しいねぇ。」

と、自分から堂々と種族を告げていく。変に隠すとか誤魔化すの面倒だからという理由。
ついでに、「あと、この国には結構魔族とか入り込んでるみたいだよー」とも教えておこうか。

アンジェラ > 「冗談だとは思ってないよ。 ただ、こっちがそういうの今は出来ないだけだから。
とにかく、今は食べ物すら買えないからね。」
応えてあげられないことを少し申し訳なく思った。
なので、とりあえずと僕はつま先立ちになった。
せめてものお詫びに、彼の頬に触れるか触れないか程度の口づけをしようか。

「ありがとう、名前を褒められるのは嬉しいね。」
彼の優しさに甘える形になっているので、軽く頭を下げる。

「旅人にしては随分と強そうだよ。
この街の冒険者は皆そんなに強いのかい?
教えてくれてありがとう。
気付いてると思うけど、僕は天使だよ。
今は羽は見せられないけどね。」
彼の言う通りなら、ここは危ない場所らしい。
そんな所で目立つ真似もできない。

「…そうなのか。」
僕の指名も意外と早くに終わらせられるかもしれない。
そう考えると、僕は表情が強張っていた。

シナト > 「じゃー余裕が出来た時のお礼はそっちに期待したいもんだねぇ。
とはいえ、ギルドに登録しても直ぐにお金が入るって訳でもないし…んー…」

と、何やら考え込んでいたが、お詫びに頬に触れるか触れないか絶妙な口付けをされて。
「いやぁ、気分がいいねぇ」と、笑いながら己の懐をゴソゴソと漁る青年。
と、彼が黒装束の内側から取り出したのは革袋。中に詰まっているのはこの国の通貨だ。

「ほい、とりあえずこれくらいあれば、数日の宿代くらいにはなると思うさぁ。
個人的には、平民地区の安宿がまずはオススメかねぇ?」

値段も手頃だし、まず冒険者としてある程度の収入が見込めるようになるまでは拠点代わりにするのもいいだろう、と。
貧民地区でも宿などは安いのは幾らでもあるが、治安を考えるとまだ平民地区の方が安全面では多少マシであろうし。

「んー俺はサボリがちで、あまり知名度とか無いからねぇ。
ギルドにもあまり顔出してないしー…強いかどうかはノーコメントだねぇ。
…あーーやっぱり天使さんなのかぁ。うんうん、羽は目立つだろうから出さないのが正解だろうねぇ」

ジーッと、一度彼女の背中辺りを眺めるがそこには勿論羽も何も無い。
革袋に関しては、彼女が遠慮してもその手にポスッと押し付けてしまうだろう。

「…アンジェラちゃん、表情が固いよーもうちょっと穏やかに行こうさぁ」

そして、彼女の強張る顔を見れば、ヒョイッと右手の指先を伸ばしてその頬をツンツンと突いてみようと。

アンジェラ > 「多分、大丈夫だと思うんだけどね。
冒険者って、最初はドブサライとかすればいいんだよね?
体力なら僕自身あるよ。」
ドンと胸を叩いて見せる。

「ありがたいけど、僕はそういうことをしてもらいたいわけじゃないんだ。
大丈夫、ここで寝るのが危険なら森の中に行ったりするからさ。」
革袋の中でチャリチャリ動く金属音。
それと彼の言葉で中身が何か察しがついた。
だから、僕は中身を見る前るに突き返した。
天使はくわねど高楊枝だ。

「冒険者ってのは受けるのもサボるのも自由ってのは本当なんだね。
昼ごろまでだらだら寝てたりするんだよね。
僕もそういう生活に憧れてたから今から楽しみだよ。
うん、でもシナト君は僕の素性知っても気にならないだろ?
そのようだね、でも何かあったら今はシナト君が守ってくれるんだろ?」
ふふん、と鼻をならして嬉しそうに甘えていた。
地上に下ろされてすぐに出来た腕の立つ友達。
背中はローブで隠れていて見えなくなっている。

「あ、これはすまない。 僕もちょっと事情があってね。」
頬を触れる指を掴み、遠ざけた。
だが、おかげで僕の顔には笑みが戻っていた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシナトさんが現れました。
シナト > 「…まー依頼はそれこそピンからキリまであるけどねぇ。アンジェラちゃんの腕っ節次第では…んー魔物退治とかもあるかも?
勿論、駆け出しの冒険者となると斡旋される仕事も限定はされるだろうねぇ」

革袋を突き返されれば、こちらとて強引に押し付け続けることも無く引っ込めて。
革袋をまたゴソゴソと懐に収めながら、『天使さんはこういうプライドが高いのかなー?』と、そんな事をフと思う。
もっとも、天使と遭遇するのは青年的にはこれが初めてだから何とも言えないが。

「俺は本当にサボリがちだねぇ…そこそこ長く冒険者してるけど、知名度とかぜんぜん無いしー…。
まぁ、アンジェラちゃんがどんな冒険者になるか楽しみだけど…うん、素性は正直気にしないねぇ」

種族とかそんな事は二の次だ。好奇心や自分の気質的にそんなのは瑣末ごとでしかない。
甘えられると弱いんだけどなぁ、と冗談めかして笑いつつも、少なくとも今はきっちり守るだろう。
事実、歩きながらも周囲を探るのを怠っていない。不意打ちなどこの地区では日常茶飯事だから。

「んー事情ならしょうがないねぇ。けど、気張りすぎると足元を掬われるよん?お節介だろーけど、いちおー忠告な?」

と、笑いつつ掴まれた指が遠ざけれれば、そのままおとなしく引っ込めておこうと。

「…んーと、もうちょっとで平民地区の方に入るねぇ。とりあえず、約束どおりギルドの前までは案内するさぁ」

意外と律儀なのか、案内は最後まできっちりする気ではあるようで。

アンジェラ > 「魔物退治か。 命を奪うのはあまり得意じゃないのだけど、いけるのかな?
いきなり危ない仕事は来ないよね。 来たら困るよ。
…僕が借りを作りたくないだけだよ。
今日だけでも悪いと思ってるのに。」
革袋をしまう彼の顔を見上げて、口の端を伸ばしていた。
彼には気難しい奴だと思われていないことを願おう。

「シナト君はホンキ出せば強そうだけど、手を抜いてるんだろ?
たまにはホンキだしなよ。
声をかけてくれたのがシナト君で本当に良かったよ。」
この地区どころか街のことすら知らない僕は今日は彼に思い切り頼ることになるだろう。

「ありがと、気長にやっていくことにするよ。
…そうみたいだね、建物や雰囲気がちょっと変わってきた気がするよ。」
彼に連れられ、平民地区まで入ると、ボロボロの建物は減っていく。
あとは好みに合いそうなギルドに入ることにしよう。

後日、彼には何かお礼をしに伺うことになるだろうか。