2017/07/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にトゥーラさんが現れました。
■トゥーラ > 王都から出るつもりで通りを歩いていた筈が段々と人の通りが少なくなり気が付けばさびれた場所へ。
外に向かうはずが違う場所に着いたことに慌てて振り返るも見えた先にはいくつかの分かれ道、来た道を戻れそうになく。
「困ったものだ。どうするか…」
一度足を止め顎に手を当てるようにして考え込む。最悪は広い場所さえ見つければどうにかできるのだがそれは最終手段。
出来れば歩いて脱出をする方が人間相手に目立たない。
そう考えてはっきりと判らない来た道を戻る為に黍を返してゴミなどで汚れた路地を歩く。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にカインさんが現れました。
■カイン > 人の気配の薄い路地を往く外套姿の男の影。誰もいないようでいて、時折気配を感じる交差や、
物陰に一瞥をくれながら歩く姿はどことなく近寄りがたい物かもしれない。
そんな様子であるからこそ貧民地区に闊歩する物乞いやら追い剥ぎやらに集れる事もなく、
歩いていられるのだが――ふとそこで反対から歩いてくる見た覚えのある人影を見つけて足を止め。
「おや?トゥーラじゃないか、どうしたこんな所で」
思わず心底驚いた様子で声をかけた。あまりこの場にいるのが相応しいとは思えない相手である。
迷い込んだのかそれとも用事でもあるのかと興味を惹かれた様子で声をかけ。
■トゥーラ > 歩けど歩けど似たような光景が広がり、何やら視線も強く感じる事に自然と足も速くなる。
平民地区に向かって戻っているつもりだが道が判らないままに迷走するように歩き。
時折に遭遇するどう見ても危険と思う男たちを避けていけばもはや完全な迷子、どうしたものかと考えて歩けば正面からまた人影。
避けて脇道に入ろうとする前にそれが誰かと気が付けば足を止めて。
「カインか、助かったぞ。今は暇だろう?暇だな、暇と言え」
こんな場所で知った顔に会えば全く自覚しないままに笑みを見せて駆け寄っていく。
近くまでよれば問い掛けに答えることなく、安どの表情で押すように問いかけていく。
■カイン > 知己の相手だけにかける声は随分気楽なもの。
こちらはそれこそ観光気分の物見遊山と言った程度の出歩き方だけに、
少女の剣幕に押されるようにして両手を立てながら前に押し出すようにして少女を押しとどめ。
「お、おう。落ち着け落ち着け…何だ迷子か?
少なくとも俺は取って食ったりはしないから安心しろって」
困ったような表情で宥めながら相手を見返す。
流石に空いてが安堵してる様子を見てとってからかうほどに無粋ではないらしい。
■トゥーラ > ただでさえ碌に知らない人間の街、それも物騒と見ればわかる地区に踏み込めば焦りもして。
勿論ただで済ませるつもりなどはないが無差別に暴れないだけの理性もあるだけに逃げの一手で歩いていただけに知った顔を見れば安堵もして。
両手を押し出し止められればなんだと言う様に眉を顰め。
「私は落ち着いては…いないな。すまん、取り乱した。
迷子ではない、ここがどこか判らんだけだ。
……取って食った男がどの口でそれを言う」
己を見下ろし困った表情の男を持上げ。
一度食われているだけに睨みように見上げてる。
しかし逃げられては困るとばかりに服をしっかりと握りしめて。
■カイン > 余程不安だったのか、己の服をしっかりと握りしめた上で睨みつけてくる様子。
気丈さの他にもすけて見えることはあるものの、とりあえずは口に出さず引っ込め。
「何、気にするな。とりあえず無事な状態であえて何よりだ。
…確かにそれに関しては俺が言えたことじゃないが、
それこそこのまま適当な宿に連れ込まれるとは思わんのかね?」
とは言えそれでも言われたことに少し反応したくもなるものだ。
楽しげな調子で言い返せば手を伸ばし、片手で肩を抱いて相手を見下ろす格好へ持っていこうと体を動かす。
■トゥーラ > 知らない数多の人間よりも一度とはいえ身を預けた相手を比べるなら後者の方は安心はできる。
だからこそ逃がさぬように捕まえているが態度は偉そうな其れ。
この姿を見られてどう思われているかなど今は考える余裕はほぼなく。
「それは私がと言う事か?それともこの辺りが倒壊していない事に対してか?
そうだろうな。カインが行った事は消せんぞ。
少なくともこの場に放置されるよりはマシだろうな、その後にこの間にあった場所まで案内はさせるぞ」
言った事に反応をされれば困ったように瞳を逸らせ、よく見れば頬が薄く赤くなっている事も見られるかもしれず。
肩に片手を伸ばす男を視線で追い好きにとさせ、きっちりと要求を突きつけもする。
■カイン > 掴まれたままではあるものの、冗談混じりにいった言葉が案外すんなりと受け入れられられた
事に少し驚いた様子を浮かべる。それほどまでに余裕が無いのかと何となく笑いながら、
どことなくせきら顔の様子すら見せてくれてる相手の様に笑いながら抱きしめたまま軽く背中をたたき。
「正直の所両方に対して、だな。流石に大暴れされたら、
俺としても色々とフォローができないところだったろうし。
…。ふむ。確かにそれはそうだな。
ま、とりあえず信頼を得るべく通りの方までは案内しようか、っと」
笑って言い返した所で相手を開放するように手を離し、
ふと何か思いついた様子で少女に向かって手を差し出し。
「とりあえず手を繋いでおくか?」
はぐれないようにと意地悪く笑いかけてみせるのだった。
■トゥーラ > 普通ならば絶対に断るような言葉、それを断る余裕がない程にこの場で迷子になっている。
笑われれば流石に眉がつり上がるが、この場に残されては困ると怒りそうになるのを堪えて。
「何か含むところがありそうだな。だが今は大目に見るぞ。
フォローの前に討伐になるのではないか?人間は街でドラゴンが暴れればそうするものだろう。
信頼を得る為か。それでも構わん、案内を頼む」
開放されればさっそく案内しろと言う様に先を急かし。
差し出された手を不思議そうに見つめて。
「手を繋ぐ…?そうだな、置いて行かれてはかなわんな」
意地の悪い言葉に今だけは素直に頷けばその手を取り、さあ行けと言う様に瞳を向ける。
■カイン > 「ありがたき幸せ、ってな。確かにそうするが、
だからといって知人が相手だったらそういうわけにもいかんだろうさ。
…はいよ、承りましたよお姫様、っと」
少し笑ったまま先を急かされれば手を握られるのに己も握り返し、
せかされるまま歩き出す。途中向けられるのは好奇の視線や獲物を見る目などなど、
あまり宜しい手合の視線出ないものが大多数ではあるものの、
案内はしっかりと果たして歩いてゆく。
時折通りに出れば相手の制止がなければ買い物などもしながらに、案内してゆくことになるだろう。
■トゥーラ > 「私も今日だけは会えて助かったと心底思ったぞ。
変わってるな。そこは名声の為に討伐すると言うと思ったぞ。
誰が姫だ、バカ者が」
手を握り早くしろと男を急かして先を促し。
歩きだせばその途中で様々な視線を感じるだけに早くしろさらに急かす。
本来の姿で暴れてしまえば済む問題だが今は男の顔を立てそれだけはせずに。
そうして案内が終われば安堵の息を吐き、暗兄を頼んだ礼と買い物に付き合い案内を継続して頼むことに
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からトゥーラさんが去りました。