2017/05/24 のログ
■アルテミア > 互いに初対面で獲物と捕獲者の関係、そのために見せた偽りの優しさだったが、あまりにも素直な様子に少し心を打たれる。
恋愛というよりも思慕、情が少しばかりとはいえ混じり、吐露する言葉を優しく聞いている。
不信感や敵意を全く見せず、ただただ甘えてくる姿ににこっと頬笑み、聞き入った願望にこくりと頷いて。
「良いのよ、初めてか、初めてではないかなんて関係ないのよ。
貴女が思った事を、素直に言葉にして聞かせてくれたら、それだけで私は嬉しく思うわよ。」
元々香りが引き出すのは魅了というよりも願望を擽る只の切っ掛け、それがここまでなるのは、これまでに酷い事があって心に澱が溜まっていたのだろうと優しく撫でる。
恍惚とした表情で心を探り、必死になって言葉を紡ぐ様子に優しく答え手額に口付ける、それだけの事で表情を綻ばせるのを見るとまたぎゅっと抱き締めて。
「私は困らないわよ。だって、クロエちゃんに慕われて、惚れられて悪い気はしないのだから。
そうよ、その心掛けが大切なのよ。本当に無理だと思えば正直に言ってくれたら良いのだから、そんな事で怒ったりはしないのだし。
私はアルテミア、同じように好きに読んでね、私も嬉しいから。」
やはり恋愛感情にまでは至らないが、それでも正直に打ち明けられた言葉は嬉しく、愛おしくも思うにまでは至っている。
欲望混じりの思慕は、目の前の相手を大切にも思わせる。向けられた心を受け入れ、砕く事はしないでおこうと思わせるほどには。
忠告したのちに身を離し、優しく見つめているとしばし逡巡し、おずおずと恥ずかし気にゆっくりとだが、捲り上げられるドレス。
望みには気が付き、覚悟を見せる姿にまた微笑んで。
「駄目じゃないわよ、クロエちゃんの覚悟を見せてくれたのだから。それに、駄目ではないけど、色々と教えてあげる。」
羞恥で耳まで真っ赤にして、軽く震えながらもしっかりと見せられた下腹部。
淫核のリングが目の前で消えていく姿、なるほどあれのせいだったのねと思いながら、私の物の証に私の手で改めて付けるのも悪くないかしらとくすっと笑って。
下着を着けていない無防備な股座を晒す、懸命な覚悟ににこっと微笑み、甘く囁いて足元に跪く。
ゆっくりと顔を股間に寄せ、チュッと恥丘に口付けるとナイフを取り出して、僅かに生えている陰毛をしょりしょりと剃り始める。
少しずつ足を開かせ、陰唇の周りはおろか、ほとんど気にする必要もない菊孔の周りまで羞恥を煽る様に。
生まれたての赤子のようにつるつるとなったのをじっくりと眺め、ゆっくりと顔を上げるとこれからは常にそうしているのよとにっこりと微笑んで。
■クロエ > いくら気丈に振る舞っていても、少女はまだまだ幼かった。
広場の真ん中――晒し台に繋がれ、間違いとは言え雄の欲望を叩き付けられれば、恐怖や嫌悪を抱くのも当然。
更に日頃から無意識に感じていたストレスや不満が積もり積もって、煮詰められていた鬱憤が、彼女の優しさで堰を切る。
優しく受け入れてもらえる度に、少女の中に抱く彼女への思いが強くなり、喜ばせたいと思うようになる。
身を寄せて、餓えた様に甘える姿は、母鳥に餌を強請る雛鳥の様だった。
「それなら、いいんだ。えへへ、うん、ボクは素直ないい子だから。
お姉さんが嬉しいなら、ボクもとっても嬉しいなって――ん、ふふ♪」
頭を優しく撫でられるだけで、少女は絆されてしまい、無垢な笑顔を見せる。
魅了などされる必要もなく、少女は虜になっていた。心酔とでもいうべきか。
「それなら、その、好きでいて、いいかな?ボクのこと、好きになってとは言わないから。
……ん、本当に無理なら、その時はちゃんと言うね?でもでも、ちゃんと頑張るから。
アルテミア……ん、えへへ、素敵な名前だね♪ふふ、えへへ……アルテミアで、いいかな?」
姉様、というのも考えたが、それだと恋人になれないような気がして。
だから、希望があるかはわからないが、一先ず名をそのまま呼ぶことで落ち着いた。
今の少女は、例え心を砕かれても構わないと思っているが、正気のまま触れあえればその方が、とも思う。
自身が必死に考えて見せた覚悟は、どうやら彼女に届いた様子。微笑みを浮かべてくれるから、少女もまたうれしくなって。
「ん……ボクはまだ色んな事を知らないから、アルテミアの好みに、染め上げてほしいな。
うぅ、あんまり見られると、その、恥ずかしいのだけども……は、ふっ、ひぅっ、つめ、たっ♪」
リングは解ける様に消えていくものの、根元には未だに存在しており、ぷっくり剥けた肉真珠は変わらない。
股座を見られて微笑まれるのは、なぜかと疑問を浮かべるが、それもただ一瞬のこと。
ナイフを巧みに使った剃毛が始まると、元々薄い生えかけの銀毛が、月の光にきらめきながら路地の上へと落ちていく。
しょり、しょり、と音がして、ぴっちり閉じた陰唇も、下腹部の産毛も、そして小さな窄まりの周りまで、丁寧にナイフが走る。
特に尻の割れ目を押し開かれた時などは、耳まで真っ赤にしながらも、嫌とは一言も言わなかった。
窄まりに金属が当たると、ひく、と震えるあたり、感度は良好、むしろ鋭敏すぎるくらいだった。
そうして、つるりと子供っぽさの増した秘所を見下ろし、おずおずとおっかなびっくり触れてみて、ふわふわとしていた感覚がなくなっているのを理解すると。
「……ん、分かった、けど、その……お尻の方は、見えないから……」
恥ずかしくて言えないが、剃ってほしいという意思表示。
その分だけ一緒に居られて、繋がりを得られるから――と羞恥を飲み込み、ねだるのだった
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 街路」からクロエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 街路」からアルテミアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 裏路地」にサンゾウさんが現れました。
■サンゾウ > 星々が空から地上を見下ろす頃、貧民街の裏路地ではよくある光景が繰り広げられていた。
何の用心もせずにやってきた手頃なカモから金品を頂戴すべく、飢えたケモノ達がナイフを手に一人の男を取り囲んでいた。
「がはははは。 お前らその程度の人数で俺から金を巻き上げるつもりか。 根性あるやねえか。」
人がすれ違うのもやっとな程の道で4人の男に前後から挟まれた男は、怖がるどころか夜の静寂も掻き消すばかりの笑い声をあげていた。
男が口角をあげ、拳を鳴らしていると気味悪がった悪漢の一人が向かってくる。
手に持ったナイフで心臓を貫こうとするが、次の瞬間悪漢はそれまで己が立っていた方向へと勢いよく吹っ飛ばされていた。
「お前ら、道具使ってもその程度か。 どうやらわしがホンキを出すまでもねえな。 ケガする前に帰った方が身のためだぞ。」
■サンゾウ > 「早いとこ仲間連れて帰ったほうがましやと思うぞ? この辺は俺なんぞよりもこわ~~い奴らがウヨウヨ居るらしいからのう。」
出鼻を挫かれた他の3人に対し、男はギラついた目をきょろきょろと動かしながら訪ねる。
それから数分後、倒れた一人を両脇から抱えた悪漢たちは闇へと消えていく。
「街中ではあの程度しかおらんのかのう。 折角こっちから出向いたってのに。」
フードなどで顔を隠していた為、素性は分からなかったがあのまままともにやりあった所で得る物があるような相手ではなかった。
男は誰も居なくなった道の真ん中に腰を下ろすと、ゴリゴリ音を立てながら首を回す。
「地理感がないことにはどうにもならんなあ。 強い奴を探そうにもどこにおるかすらわからんのではなあ。」
■サンゾウ > 男は俺より強い奴を探したい! などと言うつもりは毛頭なかった。
そんな者は幾らでもいるであろうことは男のあまり出来のよくない頭でも十分理解できている。
なら、何故強い相手を探していたのかと言うと。
「人生には張り合いがないんだよなあ。」
地上を見下ろす月を見上げ、力なく呟く。
男は冒険者としてそれなりに実績があり、危ない橋をわざわざ渡ろうとでもしない限りはギルドなどで拾ってくる依頼をこなしていくだけで食べていける。
「人生にはサプライズが必要だからなあ。 こうも順調だとボケてきそうだわ。」
ボサボサの頭を指差して笑う。