2016/06/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にエーヴさんが現れました。
■エーヴ > 薬物取引現場に両腕両足を縛られた無数の女性達が横倒しにされていた。
あらゆる種族、年齢がいたが、いずれにしても薬物の作用のためか顔が赤らんでおり、雌の香りを漂わせていた。
ただ一人を除いて。
「ひぇー僕みたいな女でも需要あるんだなぁ……」
例の如く盗みに入ったはいいがばれて脳天に一発貰って気を失った少女が一人。掴まって牢屋にぶち込まれて現在に至る。
別に正義の味方を気取っているつもりはない。ただ薬物取引現場と言う厳重警備の元から取引金を奪い取って大騒ぎを起こしたかったのだ。背後から一発貰うまではよかったのだが。
ここは牢屋もとい石造りの建物の一室。猿轡をかまされた女が放り込まれている箇所。
エーヴは猿轡を解いて芋虫状態で這い蹲っていた。
「こう色気のある女の人のほうがいいんじゃないかなぁ?
聞いてるー? おーい見張りのおっさーん」
扉越しに声を張り上げる。
うるせぇと扉が打たれた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にフォークさんが現れました。
■フォーク > 「交代でぇ~あります!」
これ以上ないって位の愛想笑いを込め、男はビシっと敬礼をした。
牢屋の見張りは、これ以上ないくらい不審な目になる。
「あ、ダメ。やっぱり怪しい? どうして俺って『普通の見張り』が演じられないんだろうね。怪しまれたのさ、あんたで8人目だよ?」
見張りが声をあげようとしたので、その口の中にパンチをねじ込んだ。
その場で半回転し、見張りは昏倒する。
「チクショー、自分の演技力に傷つくぜ。やっぱ華がありすぎるのかな?」
見張りから牢屋の鍵を奪い取れば、中へと入る。
口笛吹いちゃった。
「やあやあ、淫靡かつ淫蕩な光景。こういうの好きだね……」
悪党同士の取引から金を巻き上げようと乗り込んだ男。
しかし、薬物の被害にあった女性たちが囚われていると耳にし、そっちの方に興味を持ってしまったのだ。
あと、見張りが不審に思った理由も判明する。
男はちょっと見かけないくらいに図体がでかいからだ。
■エーヴ >
外で物音がした。
こきりと関節を鳴らしつつ腕の拘束を解こうとしていた時である。強引に口にねじ込まれた薬品の効力が出てきたのか、手と足を戒める縄の苦痛が快感に感じ始めた頃合。快活そうな声が響くとどはでな打撃音が響いたではないか。
ヒューッ! という謎の口笛が聞こえたかは神のみぞ知る。
ザル演技力を発揮しつつ登場したのは大男であった。
成人男性。髪は金。筋骨隆々であった。
「あれ? おっさんが巨大化した?」
見張りのおっさんが成長しすぎたのかと思ったがすぐに違うと首を振る。助けが来たのだろうか。自分の幸運さに感謝しつつ、取りあえず笑みを浮かべておく。
「誰だか知らないけど助かったよ。
この縄とか解いてくれると助かるんだけどなぁ」
ぽたりと額から汗が伝う。頬は紅潮し、吐息が早い。
まだ正常な意識は保っているが何かのきっかけで理性が吹き飛びそうだった。他の女性はともかくずらかりたい一心で男に背中を向けて腕の拘束を差し出す。
■フォーク > 唯一意識のある人物が床に転がされている。
フードで顔は見えないが、かなり長身のようだし口調と声音から察するに
ちょいと体格の良い少年だと判断する。
「男の子だろ、自分でなんとかするんだな」
意識があるということは、一番最後に牢屋に打ち込まれたということだ。
それに正体がわからないのだから、下手に助けるのも怖い。
まずは囚われている女性たちを解放しよう。
男は女性を肩や小脇に抱えて、牢屋を何度も出入りをする。
その手際は「女性を手際よく助けることに慣れている」というよりは
「女性を手際よく攫い慣れている」といった方が近いかもしれない。
そして牢屋の中は、フードの人物と男だけになる。
「どうだ、坊主。調子は?」
よいしょ、とかがみこんで様子を見よう。
■エーヴ > 男の子扱いは慣れているつもりだったが、面と向かって言われるとカチンと来るものがある。
一応は女の子なのだ。男の子にも見える中性的な容姿を気にしていないわけが無い。まして初対面の大男に言われて不機嫌そうに頬に空気を溜める。
「へーへーわかりやしたよ」
手首の関節を外すと縄抜けを行い拘束を外す。髪の毛に隠していた折りたたみ式ナイフを取り出すと足を戒める縄を切った。
手馴れた男の動きを見ていると、人間ほどの大きさの積荷を馬車に放り込むような動きが見えてきそうだった。人攫いにしては随分と明るく話しやすそうに見えただけに、違和感が強い。
一通り人が運び出される頃にはすっかり薬品がまわったのか、床に座り込んで胸元を押さえていた。
「くそっ、解毒剤やら持って行ってくれちゃって……
だから坊主じゃないよ女の子だっての! わかる!?」
フードを払い相貌を見せ付ける。
鋭い眼光は垂れて力が無い。口元から伝う唾液を拭うと、男の膝に手を置き提案をした。
「僕も運んでくれると助かるなーなんて」
理由はわからないが他の人を運んで外に連れ出したわけである。
自分も運んでくれないだろうかと小首を傾げた。
■フォーク > 助けるのは正体を確認してからにしようと考えていたのだが、
件の人物は戻ってきた時にはすでに自分で拘束を解いていた。
どうやら助けた女性たちとは違う理由で、牢屋にいたようではあるが……。
「あ、かわいい」
フードが外れて露になった人物……少女の顔を間近で見る。
まさか女の子とは思わなかった。長身の割に童顔。そのギャップが男の股間を熱くした。
「うーむ、運ぶのか。うん」
品定めするかのように少女を見る。というか品定めだ。
よく見てみれば、なかなかにそそる体つきをしている。さらしか何かで胸を抑えているようだが、
女性に情熱を燃やす、男の眼力はそら恐ろしいものがある。
「もちろん、いいに決まっているじゃないの」
ひょい、と少女をお姫様抱っこ。しかし外には出ずに、先ほどの女性たちが横たわっていた
簡易ベッドへと転がそうとするのである。
■エーヴ > 「ふんっ……かわいい? あのねぇ」
誤解が解けて何よりと鼻息荒く。予想外の言葉に男をしっとり濡れた視線で一瞥する。
もちろん僕は可愛いなどという台詞を吐くような軽薄な性格でもない。了承の言葉を聞くと、自分の顔を猫か何かのように擦って待機した。
お姫様抱っこ。屈強な腕に抱かれて外に脱出と思った自分が馬鹿だったことを思い知ることになる。連れて行かれたのは簡易ベッド。ぽすんと寝転がって暫し沈黙し、眉に皺を寄せた。
品定めするような視線の段階で嫌な予感はしたのだ。
ベッドのシーツを剥ぐと身に巻きつけて仰け反る。力が入らず仰向けに倒れた。
「僕よりもうちょいいい女の子食べたほうがいいよ!? お外に居るよね大勢! ね!」
などと泡を飛ばしつつ言う。酷いことを言っているのはご愛嬌。
薬品の効力が最大限に達したか、ぐったりとベッドに寝転がって両腿を無意識に擦り付ける。すっかり出来上がってしまっていた。全身が真っ赤に紅潮し、呼吸は早く、股座はじんじんと男を求め熱を宿していた。薄らに涙を浮かべ男を睨む。
■フォーク > 「薬を嗅がされすぎて反応がない女とヤっても全然面白くないだろ?」
もちろん助けた女性たちからは、後に個人的に『報酬』をいただくつもりである。
それに顔を確認してわかったが、あの女性たちの中で一番愛らしい顔をしているのが、この少女だ。
男は食事でも最初に好物から食べる性質なのである。
「安心しろって10発くらいで解放してやるから」
寝かせた少女に見せつけるかのように、自分のズボンを脱ぐ。
飛び出た男根は、亀頭は淫水焼けでどす黒く、肉茎は血管を卑猥に浮き立たせており、毛むくじゃらな肉袋は精をたっぷりと蓄えていそうに揺れていた。
少女には、強い雄臭が漂ってくるか。男はあまり水浴びや風呂に入らない生活スタイルを送っているようだ。
「さーて、お前さんも脱ぎ脱ぎしようねぇ」
浮かれるような口調で、少女の下履きを脱がしていく。必要なのは下半身だけでいいのか、下だけを脱がす。
そしていわゆる「まんぐり返し」の態勢に持って行こうか。
■エーヴ > なるほど確かに薬が決まりすぎて意識朦朧として反応が無いより、意識がある相手といたしたほうが楽しいのだろう。いたされる側の少女はたまったものではないが。
ともあれ不吉な台詞を聞くと流石の盗賊崩れも頬を引き攣らせるしかなかった。
「10……!? いやーあははは………やだ、待って……」
男の装束が取り払われるとどす黒い逸物が姿を現した。さながら棍棒のように太く、長く、使い込まれた革製品を思わせたが、浮き出た血管やら精臭やらで革どころか乾かない内臓のようであった。
赤ん坊に使うような台詞に赤い頬がますます赤く染まる。じたばたと抵抗しても無駄だった。ベルトを緩められズボンを脱がされ、臀部を突き出し両足を投げ出す姿勢にさせられた。
髪の毛と同じ赤い薄毛の浮いたサーモンピンクの内側の覗く亀裂が覗く。ちらりと覗く腹筋は薄く線が張っていて無駄の無さを強調していた。
隠そうにも力が入らない。しっとりと雌液伝う厭らしい箇所を丸見えにされて、目じりに力を込めて男を睨んだ。
「見逃してくれない? ね、ね、だめ?」
甘えた口調で男に問いかけてみた。
物欲しそうに唇を舐めて、呼吸の度に陰部をひくつかせてはまるで効果などないどころか逆効果だとは知らず。
■フォーク > 「いや、待たないよ?」
男がベッドに乗った。巨体が乗ると、さすがに軋む。
まんぐり返しで固めた少女の秘所を覗きこむ。綺麗なサーモンピンクだった。
どれほど経験しているのだろうか、などと考えてみる。たとえ処女でもいただくものはいただくが。
少女は腹筋ができていた。武術の嗜みがあるのか、精錬された運動神経が必要な「商売」をしているのか。
「どうやらお前さんも売上金を狙っていたようだな」
牢屋にぶちこまれてまだ間も無い状況、拘束を自ら解く技術、しなやかなボディ。
なんとなく少女がここに居た理由が推測できるというものである。
「見逃すわけにはいかないな。悪い子にはおしおきが必要だ。お兄さんが天に変わっておしおきしてやるぜ!」
『お兄さん』の部分を強調する。そんな微妙なお年ごろ、フォーク・ルース39歳である。
猛った肉の凶器を、少女の秘所にあてがう。
薬の効果か、はたまた性への関心が強いのか、秘所は男を誘うかのように蠢いていた。
亀頭と秘唇を擦り合わせる。この刺激がたまらない。
「そおら、ぶっすりだ……」
少女に覆いかぶされば、ずぶずぶと肉棒を少女に沈みこませていった……。
■エーヴ > 温情を掛けてくれるほど甘い相手ではなく必死の説得も無駄に終わる。
まじまじと下腹部を見つめられて羞恥心に首を振るも、振りほどくことが出来ない。薬品の影響さえなければ一発くらいはお見舞いできただろうに。
理由を完全に言い当てられては反論する余地も無い。売上金というより、厳重な警備を潜り抜けることに悦楽を見出していたと説明したところで状況は変わらないだろう。
お兄さん。少女からすれば見張りのおっさんと同じなのだが、それはさておき。
少女は全く経験が無いわけではないが、少なくとも快感を覚えるほど回数を重ねたことは無い。全く自分で弄らないわけではないのだが。
「お、おしおきってオッサンも売上金かすめに来たんでしょ! 同類ってことでなんとか見逃してよ!」
オッサンと言い切る17歳。
暴れてみる。けれど足は動かないし、体勢はそのままだった。
無駄な足掻きを終わらせるものが接近してくるとハッと息を呑んでしまう。受け側と攻め側がちゅっと粘着質なキスを重ねる。くちくちと厭らしい水音を上げて二つが重なり合っていた。
見上げるような体躯が少女の体を占有していく。同時に、男の槍が少女の胎内へともぐりこんでいった。
「ひっ、あぁっ………ん、ああぁぁっ!? あぁ、あうぅ」
絹を裂くような悲鳴と同時に全身が引き攣り、秘部がすぼまり男を迎え入れる。
薬品の効力のせいか挿入されただけで絶頂に駆け上がっていた。シーツを握り締め快楽に緩んだ口元から唾液を漏らす。
「ひっ……ぁひっ……」
達したばかりの若い体は震えていた。
■フォーク > 「おお……」
熱い湯にでも浸かった時にでも出るような声が漏れた。
男根を歓迎するように秘肉が絡みついてくる。薬の影響かどうかはわからないが、かなり具合はよろしい。
少女は挿入と同時に、軽く絶頂に達したようだ。相当、男を待ち焦がれていたのだろう。
「売上金? 俺は通りすがりの英雄だよ」
などと、とぼけてみせる。本心はもちろん横取りだ。
男は基本的に盗みはやらない。しかし、悪党から金を巻き上げるのは善行だと思っている。
もちろん少女のような盗賊の技術はないので、おそろしく稚拙で力任せな方法を取ってしまうのだが。
「オッサンって言うな、こらぁ!」
達したばかりの少女を、そのまま上から押し付けるようにして貫き続ける。
濡れた肉同士がぶつかり合う音が、狭い牢屋に響き渡った。
どうせ行き掛けの駄賃とばかりの性交なのだ。多少、乱暴に扱っても構わないだろう。
後で何かしらの仕返しをされるかもしれないが、それはその時に考えれば良い。
明日死ぬかもわからない傭兵ならではの、刹那的な思考だった。
「へへ、可愛い顔してるなあ、お前」
ピストンを続けながら、少女の唇まで乱暴に奪おうとする。
盗賊から唇と貞操を奪おうという、考え方によっては大胆不敵極まりない男だった。
■エーヴ > 「んっ、はぁっ! ……こんなおっさんにやられるなんて迂闊だった……」
悔しいが自分の負けらしい。おっさん呼ばわりは継続するつもりだった。
解毒剤を求めて視線を巡らすも募集されていずこに消えたそれが見つかることは無くて。
胎内を抉る一物は慣らしてもいないのに堪らなく切ない感覚をもたらしていた。情交で快楽など覚えた経験の無い少女には未体験の感覚であった。
濡れた箇所から溢れる蜜液がシーツに点々と痕跡を残していた。
白々しいセリフを吐く男の横顔を睨みつけてはいるが、完全の殴打が出てくることは無い。
上から押しつぶされるような愛のへったくれもない行為。乱暴にもみくちゃにされて少女のくぐもった嬌声がわんわんと響き渡る。
垂れた液が上半身までを濡らす。腹を突く剛直に苦しげに喘ぎつつ、突然目の前に迫っていた男の顔に対し、驚愕のあまり目を見開いた。
「………ンッ……!? ん、んぅぅ~! ん、んふ……」
唇を盗まれる。盗賊が盗まれるなど皮肉にも程がある。
乱暴に口を吸われ抵抗する素振りを見せるも、脳を犯すような心地よさに次第に抵抗が薄くなり、しまいには自分で舌を延ばす。ようやく口が離れると目元がとろんと垂れてしまっていた。
「おっさん、きす、へたくそ……あっ」
吐いた言葉は頼りなく。
びくんと腰が揺れる。男を胎内で締め上げて、軽い絶頂に頭を振り乱した。
■フォーク > 「そういう小生意気な態度が、俺を燃え上がらせるんだ」
男にはそういう性癖がある。
従順な女も嫌いではないが、跳ねっ返りを犯すことに強い快楽を得る。
マゾヒストのようで、サディスト。複雑な性癖の持ち主だった。
「ちぇ、よく言うぜ」
正直、キスのテクニックなんて考えたこともなかった。ただ乱暴に唇を吸う。
自分があまりデリカシーがある方ではないことなど、重々承知なのだ。
それでも少女は最初は頑なだったが、最後は自分から舌を遣うようになっていた。
そして、少女が達する度に、肉棒に強烈な快楽が突き上げてくる。
「薬で肉体の自由を奪われ、快楽に溺れながらも懸命に耐えるお前さんに感動をした!」
少女の顔を見据えながら、男が言う。当然、腰は強く動かしながらだ。
大きな掌で、少女の顔を挟み込み、しっかりと目と目が合うようにして。
「……感動のあまり、出ちまうな、これは」
腰の動きは強くなる。
少女が制止しようとしても、止まるものではない。
その経験の浅い肉穴に、馬のように大量の精液を吐き出すことになるだろう。
■エーヴ > もともと盗賊なんて稼業に手を染めている段階で反骨精神の塊のような娘である。無理に手篭めにされて抵抗しないわけがなく。
というのに薬のせいか全身が快楽を強く求めてしまう。挿入物を弾こうと腰を動かそうとする動きも、絶頂に耐えようとふんばる動きも、どれも男を喜ばすものでしかない。キスもはじめ抵抗しようとしたが、どうしても口の中に舌を招き入れたくて、自らむさぼろうとしてしまった。
顔を掌で挟まれると正面を向かされる。真っ赤に染まって汗を浮かべた娘の表情が僅かに期待を帯びた。眼光も蕩けてしまっていた。
激しく杭を突きたてられる度にイってしまっている。何度迎えたかもしれない感覚に溺れてしまいながらも喘ぐ。
「かんどー? まっ……僕に出すっての……!? やっ……」
嫌だ。言おうとして、せり上がってくる快楽に言葉を切り首を振る。
真正面から男の顔を見据えると、媚びた視線を送る。それだけは勘弁してくれと言わんばかりに目元を潤ませて。それがへたな演技なことは男にも看破できるだろう。もっとも快楽のあまり目が潤んでいるのは演技ではなかったが。
男のピストン運動が間隔を狭めていく。シーツを握る指が白くなっていた。
「あ、ぁぁっ! や、おっさん、やらぁっ……
んぁっ……やぁんっ、ひぅ、はぁっ……ん、ン……ん、あぁぁぁぁっ! あっ……!」
娘の体が震え上がる。経験したことの無い深い絶頂に全身が震え上がり、胎内が強く雄を締め上げる。
白く染まった胎内からあふれ出た白濁が臀部を汚しつつ外にはみ出て伝っていた。
■フォーク > 射精を終え、弛緩した巨体で、ぐったりと少女にもたれかかる。
「ふぅ、お前さん。なかなか名器だぜ」
少女の耳元で囁いた。
射精を終えても、勃起は収まらない。
もともと絶倫な体質なのだが、少女の肢体が上等なこともあるようだ。
人間関係に相性があるように、肉体にも相性があるのだ。そこそこ良好だ、と男は思う。
「あと9発だ。嬉しいだろう?」
それから男は、さらに少女に陵辱を加えるのである。
少女の身体が薬で緩慢かつ過敏になっているのを良いことに、
思う付く限りの肉欲をぶつけた。
少女の口を、男根専用の風呂のように扱ったり、
菊座にまで手を出したかもしれない。
どちらにせよ、全て少女の体内に精を撃ちはなった。
数時間後には、少女は全身精液まみれという惨めな姿へと変わっていることだろう。
そして男は非常にすっきりとした顔で、それを眺めているのである。
「いやあ、物腰が男っぽいから楽しめないかと思ったけど、お前さんいい身体してたんだな」
まったく悪びれていない。
■エーヴ > 絶頂後の余韻に浸る間はあるにはあったが、男に下敷きにされているという状況では休まるものも休まらない。
初めて覚えた絶頂に喘ぐように呼吸をしつつ、これで終わりかと胸を撫で下ろす。
幸か不幸か薬品の影響も否定できないが男との体の相性がはまっていたらしく、苦痛が無かった。精神的な苦痛はともかくとしても。
体を起こせるようにはなっていた。男が邪魔で動けないだけで。
「9発……」
男が放った言葉には苦笑いしか出てこない。ほんとうにするつもりなのか。比喩ではないのか。答えはその後数時間に渡る行為で示されることになろう。口に、髪に、胸元に、腹に、尻に、あらゆる部分に精液をこすり付けられた少女がベッドに全裸で横たわっていることになる。
それこそ男の上で自ら腰を振る程度には行為を教え込まれたのだった。
ぐったりとベッドに横たわる少女は力なく男を見つめた。
「はぁ~………いっそ男で生まれてればおっさんにあれこれされなくて済んだのかな」
いきなりナイフは抜かない。一応は命を助けてもらった身だ。
ナイフの代わりに枕を取ると顔面目掛け投げつけておく。首がもげればいいのに。
「……危ないところ助けてもらったことは感謝するけどさあ……
別におっさんに見せるために鍛えたんじゃないよ。おっぱいも勝手に大きくなったんだよ。
で、エスコートくらいはしてくれるんでしょうオッサン」
シーツで汚れを取り衣服を身に着ける。全裸で街中には戻れない。
あくまで名前は聞かずオッサン呼ばわりする程度にはお冠だった。
■フォーク > 「うん、やっぱりこれくらい出しておくと、腰のキレが違うな!」
少女が着替えをしている間、男は左右に腰を回す。
女性に精を出すと、充実感が違うのだ。
枕を投げつけられると、苦笑いを見せる。少女にしてみれば不幸極まりない数時間だったことだろう。
「何言うんだ。お前が男に生まれてきたら、俺が哀しむだろ?」
こんなにスタイル良く、可愛く生まれてきたのに!と驚いた顔。
男は「この世で男は俺一人だったらいいのにな」と真顔で言えるタイプ。
思春期の少年の青臭さを忘れずに、捨てきれずにこの年まで来てしまったのだ。
「そりゃもう、ここまで楽しませてもらったんだからエスコートをさせてもらいましょ」
やはり少女をお姫様抱っこする。今度はそのまま牢屋を出ていこうか。
と、その前に
「忘れてた忘れてた。いただくものはいただかないとな!」
取引の金を手にいれなければ。少女を抱きかかえたまま、外ではなく建物の内部へと駆け出すのである。
それに、自分一人では無理そうな『仕事』も、今は専門職が腕の中にいるので心強い。
「フォーク……」
走りながら、少女に笑いかける。
「俺、フォーク・ルースってんだ。お前さんは?」
■エーヴ > 「はーもー自分がすごく情けない。男というより草か何かに生まれたかったよ」
ため息を吐く。驚きの表情には投げつけるべき枕を探すことで応じる。投げつけられそうなものはなかった。
隙を狙って首でも掻ききればいいものを、あくまで娘は神がかり的な盗みに掛けてここまで来た特殊な事情持ちである。枕を投げつけるのが精一杯なのだ。エロガキをそのまま大人にしてしまった神様を憎むしかない。
エスコートはしてくれるらしい。薬の影響と行為の疲れでぐったりな娘を姫抱きにする男。胸の中で頬を膨らませ不機嫌隠さずな娘であった。
「山分けね」
むすっとした顔を崩さず主張する。半分半分になるかは話次第だ。
そうして二名は建物の内部へと駆け出していく。破れない鍵があればたやすく破れるであろう娘が居れば、少なくとも奪取は可能だろうか。
「エーヴ。エーヴ=フォンテイン」
娘は名乗ったが、相変わらずのふくれっつらだった。
「フォークね。おっさんって呼ぶけどいいよね」
名前は聞いたけどやっぱりオッサン呼ばわりはやめないというかやめてやらないぞと心に誓った娘であった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からフォークさんが去りました。
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