2016/05/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシャニスさんが現れました。
シャニス > 貧民地区の路地をあっちにふらふら、こっちにふらふらとそのような場所をある国は不似合いな姿で歩く。
目についた角を曲がり進んだと思えば元の道に戻り別の道を歩くと繰り返して

「すっかり迷いましわね。ここは何処なのかしら…」

似たような光景が多く全く今がどの辺りかもわからぬままにどうにか平民地区に戻ろうと。
流石に街中で眷属を召喚するわけにもいかずにたぶんこっちから来た?と思う道を歩く。

シャニス > 「……あら?」

広い場所が見えて来、戻ったと思い駆け足にそこへと向かえば到着したのは真っ暗な広場。
完全に思っていた場所と違う所に出れば流石に肩を落とし広場へと足を踏み入れる。

「本当に困りましたわね。広すぎですわよ」

右目だけで広場を見回し座れそうなものを見つけるとそこへと歩みり腰を下ろし一休みを始めて

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシナトさんが現れました。
シナト > 「……眠い…と、ゆーか。そろそろ貧民地区の景色も見飽きてきたなぁ…」

と、ボヤきながら眠たげな隻眼を軽く擦りつつ、ズダ袋を肩に担ぎ、更に背中には真っ黒な太刀を背負う男が一人。
すっかり己の塒として定着した貧民地区ではあるが、流石に暮らし慣れたら慣れたで飽きも来ようというもの。
眠たげな足取りはいまいち頼りなくはあるが、それでも道端のゴミや瓦礫、汚物等を器用に避けて歩き続け。

「…ありゃ?誰か先客さんかな?」

開けた場所…貧民地区に幾つか点在する広場のひとつ。そこに姿を現せば一度足を止めて先客の居る方をボンヤリと眺め

シャニス > どうしましょうと困ったままに左目を閉じたままのんびりと頭上の月を見上げる。
諦めて眷属を呼び帰り道を探そうと決断をしかければ人の気配に視線を下げる。

「あら、こんばんわ。お邪魔していますわ」

視線を下げればぼんやりとこちらを見ている男性。
静かに立ち上がれば軽くスカートを向かみ優雅に一礼をする

シナト > 「おおぅ、これはどーもご丁寧に…え~~と、ごきげんよう?」

間抜けな声を漏らす黒ずくめの男。彼の普段の生活からすれば見慣れないドレス姿。
流石に場違いな服装、と思いはすれど気を取り直して挨拶を返そうか。

「んーーと、貧民地区の人…じゃあないよねぇ?流石にドレス姿の人なんてこの地区には殆ど居ないだろーし…」

と、挨拶の後に少女へと問い掛けを投げつつも、警戒心も何も無く暢気に歩み寄ろうと。

シャニス > 「そんなに硬くならなくても普段通りで構いませんわ」

言葉使いに困っているような男性に笑みを浮かべて普段通りでとお願いし。
黒ずくめな姿にこの辺りの服装は黒いのが普通なのかと見てしまう。

「違いますわ。ちょっと迷ってしまいまして…。やはりこの辺りでこの服装はおかしいでしょうか?」

男性の言葉に思わず自分の姿を見下ろし。
近づいてくる男性に気が付けば笑顔のまま首を傾げる

シナト > 「あ、そうなん?いやぁ、悪いねぇ、何と言うか敬語とか礼儀作法はイマイチなもんで。」

困ったような、それでいてお気楽そうなヘラヘラ笑顔を浮かべつつも彼女の言葉に安堵の一息。
堅苦しいのはただでさえ苦手なので、彼女の普段どおりで、という言葉は有難い。

「あらら~…まぁ、この辺りは入り組んだり似た地形が多いしねぇ。慣れてないとキツいかも?」

と、肩を竦めながら適度な距離で足を止めて。服装について感想を求められれば…遠慮なくガン見する。
うん、スタイル良し、ドレス良し、顔立ち美少女、髪の毛も青くて長くて綺麗だ。瞳は…何故か片方閉じてるけど。

「んーー、貧民地区じゃ目立つかも。個人的には似合ってると思うけどねぇ。」

素直な意見をぶっちゃけつつケラケラと笑おう。気の抜けた雰囲気だがこの男の常である。

シャニス > 「そうですわよ。使い慣れない言葉ですと話しにくいでしょう?」

男性の笑顔を見つめながら堅苦しいよりもその方がいいと答えて

「そうなのですよ。どこも同じに見えてすっかりと迷ってしまいまして…きついではすんでいませんわ」

浮かべていた笑みに困ったという色が混じり、何故か視線が強くなった気がして何かあるのかと後ろを振り返り。
何もなければ視線を男性にと戻す。

「そんなに目立つのですか?褒めて頂けると嬉しいですわ」

この場所では目立つが似合うと言われ思わずもっと見てもらおうとその場で一度だけくるりと回り。
翻るスカートを押さえればじっと見詰め。

「そうですわ。この辺りが詳しいのでしたら案内をお願いできませんでしょうか?お礼は致します」

ふとこの男性がこの辺りに詳しいのならと…そんなお願いをして

シナト > 「まぁねぇ。そちらさんに許可も頂いたし、じゃーこのままのノリでよろしく~」

ヘラヘラとした締まりの無い笑顔でウンウンと頷いて。やっぱり変にかしこまった感じより普段の己が一番だ、と。

「むしろ、お嬢さんみたいな人がどうしてこんな場所に来たのやら…と、俺は思うんだけどねぇ?」

散歩にしては面白みの無い場所だし危険度も高いだろうに。無論、彼女が見たままの少女ではない、という事もあるかもしれないが。
視線が鋭くなったのは、単に少女のあれこれを眺めて美少女判定をしていただけなので、直ぐに緩い眼差しに戻っているだろう。

「目立つというか、お嬢さん美少女だし暴漢とかにフツーに襲われると思うよ?場所が場所だしねぇ」

苦笑気味に肩を竦めて。と、その場でスカートを翻して一回転する少女。そういう仕草が絵になる子だなぁ、と思いつつ眺めて。

「…およ?別にいーけどお礼って例えばどんなのがあるのかな?」

首を傾げて。案内をするのは特に構わないのでそこはあっさりと引き受ける。

シャニス > 「えぇ、その方が貴方らしい様な気がしますわ」

締まりのない笑みだが何故かその方が男性に似合うように見え。
そのままでいてくださいというように何度か頷いて見せる

「私はその……恥ずかしい理由なのですが、道を間違えて迷い込みまして…」

平民地区で店を眺めながら歩き、途中で道を間違えたのだと素直に答え。
鋭くなった視線が緩くなれば本当になんだったのだろうと判らずに。

「暴漢?そう言えばおかしな方に何度か声をかけられましたわ」

身の危険を感じつい殴ってしまったのだがそれはあえて口にせず。
そういう人に声をかけられたとだけ答えて。

「本当ですか?それは助かりますわ。えっと……何かご希望はあったり致しますか?」

胸元からゴルドの入った小袋を取り出しかけ…今更にどんなお礼がいいのかと尋ねてしまう。

シナト > 「あははー褒め言葉と受け取らせて貰いますよん。…と、成る程ねぇ。まぁ道を間違える人もちらほら居るし別に恥ずかしい事じゃねーさ」

相変わらず気楽な笑みは絶やさずに、それでいて少女の迷い込んだ理由を馬鹿にする訳でもない。
そういう事もあるさーと、気楽に言ってみせる。…同時に、少女の無防備さに困り笑顔も。

「いやいや、声を掛けられてよく平気だったねお嬢さん…もしかしなくても強い人?」

貧民地区で声を掛けてくるのにロクなのは居ないだろう…いや、自分もそれに該当するのかもしれないけれど。
さて、彼女が胸元から取り出しかけた小袋を一瞥してから、相変わらずの気楽なノリで。

「んーーと、お金は別にいーや。それならお嬢さんと一晩を共にするとかの方がいいなぁ」

お嬢さん美人だしねぇ、と笑って親指をグッと立てながら暢気なノリのままに。

シャニス > 「これでも褒めていますのよ。そう言っていただけると嬉しいですわ」

迷い込んだ事を馬鹿にされるやからかわれる事もなくほっとして。
気楽に告げてくる男性の様子に優しい人なのだと見る。どうして困ったような笑顔かは気にはなりはしたが。

「その…軽く撫でたら倒れてしまいまして…。そんなには強くないと思いますわ」

吸血鬼と人間。その力の差を全く考慮をせずにしただけに相手が弱かっただけと思い。
強くはないと首を左右にと振る。

「そうですの?私と一晩をですか?あの…その……」

そのストレートな言葉に赤くなって俯いてしまう。
しかし少し悩む様に考え小袋を仕舞い込むと小さく頷く。

シナト > 「うんうん、美少女さんに褒められると気分がいいねぇ」

優しい人認定されているのだとは思わず、ただただ気楽に思ったままを述べているだけというのが本当の所だ。
下手に気遣うよりも思ったままを気楽に口にする。その方が色々と楽でいい、と。

「…え~~と、普通女の子が撫でたくらいじゃ大の男が倒れたりはしないと思うんだけどなぁ。」

内心で「あぁ、この子強いんだなぁ」と、貧民地区でも割と大丈夫そうな気がした。
ただ、問題というか大事な所はそこではない。こちらの要求があっさり、とは言わずとも通った事だ。

「およ?マジでいーの?撤回とかするなら今の内だよ~?…あ、それと俺はシナトってーの。よろしくね~」

一応念を押してはみつつ、すっかり遅れたが一応自己紹介もしておこうと。

シャニス > 「美少女?それは私の事かしら?」

美少女と言われてもそれに当てはまるかわからずに首を傾げて見せて。
こうやって気楽に話してくれることに肩の力を抜く。

「ですが動かなくなったのですよ?きっと調子が良くなかったのですね」

本当に不思議という顔をして男性を見返し。
ふと声をかけてきた人たちよりは鍛えているのかなと今更に背中の刀に気が付く。

「その代わりなのですが……もう一つお願いする事になってしまいますがよろしいでしょうか?私はシャニスと申します」

ここから出る道を案内してもらえるのだからと小さく頷き。
ただもう一つ、血を少し分けて欲しいと囁いて。

シナト > 「いやいや、どっからどう見てもお嬢さんは美少女だと思うけどなぁ」

あまり自覚が無いのだろうか?と、内心で不思議そうに思うも、まぁそれはそれでこの少女の魅力みたいなものなのだろう、と判断する。

「……それ、下手したら死んでないかなぁ…いや、まぁ気絶してるだけかもねウン」

その怪力?が己に振るわれたらちょっとキツいなぁ、とか思いながらも、追加のお願いをされれば頷いて。

「はいよ~シャニスちゃんね。…んー俺の血なんて美味しくないと思うけど、それでいーなら好きにしていいさぁ」

追加のお願いの内容で、凡その彼女の正体、みたいなものの検討は付いたが特に口にはせず。

「ともあれ、ここじゃアレだから血を分けるのも含めて移動しないかい?」

シャニス > 男性がそういうのならきっとそうなのだろうと考え、ありがとうございますというように頭を下げて微笑み。

「ちゃんと息はしていましたので大丈夫ですよ。その方のお友達が連れて帰ってくれましたから」

ちゃんと確認していますと少しだけ良い過ぎですというように腰に手を当てて見せ。

「それで構いませんわ。シナト様。鍛えている男性の血は美味しいのですよ」

そんな事はありませんと首を振り。そのお願いのせいで正体がばれたなど考えもせずに。
そして告げられた場所の移動には頷き、そっと男性の手を取って。

シナト > 「…あははーーシャニスちゃんは貧民地区でも普通に過ごして行けそうだねぇ」

ちゃんと確認はしていたらしい。律儀というか何と言うか。腰に手を当てている少女に苦笑を返し。

「鍛えてる、というかまぁそれなりに修羅場は潜ってるけどねぇ」

あぁ、この子やっぱりそうかぁ、等と確信しつつも、それでどうこうする事も無い。
大事なのは種族よりも美少女という点だ!というのがお気楽男の主張。
そして、手を取られればまずは貧民地区を抜けるのを優先して歩き出そう。
この辺りじゃ一晩過ごすことも血を分け与える事もゆっくりとは出来ないのだから――

シャニス > 「出来ればもう少し平和な場所で凄いたいですわよ」

過ごせるかもしれないがあんな人が沢山いるのでは困るというように首を振り。

「それでしたらきっとおいしい血ですわ」

鍛えて修羅場をくぐっていると聞くと手をポンと打って嬉しそうにほほ笑む。
そうして男性の手をとり歩き出す後ろについて歩きだす。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシナトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシャニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシャニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシャニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシャニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシャニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にシャニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシャニスさんが去りました。