2015/12/20 のログ
■アシュトン > 二つか、それじゃ有り難く。
今日は腹が満たされてるんでな、明日でも食べるとするさ。
(二個受け取ると、軽く頷き。
腰の皮袋にへと、突っ込んでおく。
先に言った通り、帰りに見かけたら、一つ減る事になるが)
余計?
割と素直な感想を、言っただけなんだがな。
お嬢ちゃんなら、言い寄ってきた男の一人や二人位居ても、おかしくはないと思うんだが。
(染まる頬を見やると、口元で緩くと弧を描き。
クスクスと、声が漏れた)
実際にな、こういう事もあり得る訳だよ。
お嬢ちゃんは善意でパンを配ってるんだろうが、善意を向ければ善意が返ってくるとは限らない。
むしろこの場所じゃ、悪意が帰って来る可能性だって十分にある。
(見えた仕草と表情。
危機感を覚えてくれたようで何よりとばかりに、喉を小さく鳴らす)
別にパン配りを止めやしないよ。
身を守る力がないってのも、見れば分かる。
まぁそうだな、思い当るアドバイスをするなら、一人で来ない事だ。
誰か知り合い――出来れば、信用できる男でも、連れてきた方がいいだろうな。
一人っきりじゃなければ、それだけ手は出されにくくなるし。
(こちらはちょっと視線を上へと泳がせれば、思いついた内容を口にして)
ボランティアなら稼ぎにならないだろうし、わざわざ冒険者や傭兵を雇うって訳には、いかないだろうしな。
(そしてえてしてそういう職業のモノは、タダ働きしない)
■リリ > 「えへへーっ、本当は出来立てを食べてほしかったのですけどねっ。」
何よりも機嫌がよさそう、
手渡しして受け取ってもらえばその様子を微笑ましく見つめていた。
「は、はぃ・・・っ」
もう返せる言葉もないといった様子。
素直な感想なんていわれてしまうともっと照れてしまう。
頬に熱が篭ってあっつい。
パンだったら丸焦げになってしまいそうな勢いだろう。
「悲しいことですよね・・・、おんなじ人なのに、環境が違うだけで考え方が皆変わってしまうんだもの・・・。
見返りを求めてないことだって、伝わらないことがあるんですよね。」
しゅん、っとした様子で俯き小さくため息、
ふんわりとしていた笑顔が少しだけ曇った。
「一人でこないこと・・・、そうですね、傭兵さんを雇うことはできませんし・・・、お知り合いの方もこうしたことができる方が・・・、あ・・・!!!」
思いついた!!
といわないばかりにおっきな声で発言、
したと思えばちょっと恥かしくて自分の口を塞いだ。
こほん、と一度咳きをして仕切りなおし、
「あの・・・、もしよろしければ、ですけれど・・・。
私がボランティアするとき、その、えっと、
一緒に来てほしいなーって・・・、だめですか?
あ、傭兵さんを雇うほどのお金は出せないけれど、
少しなら出せますし・・・。」
このお願いをしたのは彼が傭兵・冒険者であることを私は知らないからだろう、
ただ、初対面でお願いするのもなんだか申し訳なかったりして、
だからちょっと自信なさげにお願いしてみた。
■アシュトン > 別にここで焼いてる訳じゃないんだろ?
店の名前と場所を教えてくれれば、気が向いた時にでも買いにいくさ。
(また軽くと、手を振りかえす。
その方が、本当の意味で出来たてだろう)
…………
(言えば言うだけ照れる様子に、もう少しとばかり虐めてしまいたくもなるのだが。
やり取りの本筋とは関係がないので、コホンと咳払いして自重しておく)
そんなモンだよ。
金があれば余裕があるし、金が無ければ余裕がない。
良いヤツもいりゃ、悪いヤツもいる。
お嬢ちゃんが見返りを求めていなくても、それを知った上で襲うヤツだっている。
ここは特にそう言う場所ってだけで、余所でも大なり小なり同じようなモノさ。
(肩を竦める仕草を一つ。
慰めてるのか慰めてないのかよく分からない言葉だが、己の仕事や生きる最中で見た、経験の話だ)
他の方法となると、何があるかな。
同じようなボランティアをしている集団を見つけて、一緒にやる約束をつけるとか――どうかしたか?
(突然と上げられた声に目を丸くすると、首を傾げ。
とりあえず、何か言おうとしているのを待って)
……………
(沈黙、と共に、『俺?』とばかりに自分を指さして)
色々と言う事があるんだが。
まず、俺とお嬢ちゃんはこれが初対面だ。
俺は『出来れば、信用できる男』と言った筈だ。
俺が裏切って、お嬢ちゃんを簀巻きにして、どこかの娼館に売り払う、何てことをしないって言いきれるかい?
(腰に手を当てると、ため息と共に、ちょっとばかし肩を落とし。
良い子だというのは良く分かる、が、やはり無防備過ぎる。
というか、人を信用しすぎるのかもしれない)
だがま、『依頼』としてなら話は別だ。
適正な金額が払われている限り、依頼人は裏切らない。
冒険者や傭兵ってのは、そういう仕事だ。
それほど危険性もないし、食事にパンを工面してくれるなら、安くしておいてやろう。
今は暇してるしな、小遣い稼ぎも悪くない……本来、俺は結構お高いんだがね。
(代わりに、『依頼』という形で此方から切り出し。
片目を閉じた後に、どうする?と顎をしゃくって)
まぁ場合によってはお嬢ちゃん自身……いや、これは置いとくか。
(何か言いかけて、とりあえず区切った)
■アシュトン > (かくして、お説教したり、忠告したり、仕事の話をしたり。
暫くと、その場で時間が過ぎていった様だ)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアシュトンさんが去りました。