2015/12/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にレティシアさんが現れました。
レティシア > (人通りも少ない貧民地区のとある路地裏に、突如、空間の裂け目が現れる。そして、そこから現れるのは、1人の魔族の女。女は、まるで転がるように、どさりと地面へと倒れ込み。その拍子に両腕を擦りむけば、痛みで顔を顰める。両手をついて、身を起こし、傍にある石造りでできた建物の壁へと背を預けるようにして座り込み) ……参ったわね…何、あれ……(先程まで、女は千年の女王の都にいた。既に、こちらに帰還するつもりだったから、最後にもう一度と、ティルヒアへと降り立った瞬間に、自分の中の魔力が何かに、吸い取られるような感覚を覚え、慌てて空間の裂け目へと飛び込んだ。突然の出来事に、動揺した自分自身に苦笑を漏らしつつ、女はゆるっと周囲へと視線を巡らせて) …ここは…マグメールの……できれば、もう少し先に飛びたかったのだけどねぇ……。(女は擦りむいた腕へと視線を落としてから、じぃっと己の掌を見つめ…自身の魔力は若干、弱くなったような気もするが、しばし、休めば元通りになるだろうと判断すれば、はぁっと息を吐き出した)
レティシア > …一体、何だったのかしら…(女は己の掌へと視線を落としながら、ひとりごちる。自分は空間の裂け目へと避難できたから、事なきことをえたが、あの場から逃げ出せなかった魔族はどうなったのかと思えば、ふるっと身震いをする。よっぽどの事がない限り、かの国へとは近づかない方が良いと思いつつ) …さて、どうしようかしら?…もう一度、飛べる…かしらねぇ……。(こんな路上、しかも、決して治安が良くない貧民地区の路地裏で、いつまでもこうしていられる訳もいかない。普段なら、何て事はないが、今は魔力に不安がないと言えば嘘になる)
レティシア > (女は壁に手をついて、ノロノロと立ち上がる。逡巡するような表情を浮かべるのも、一瞬。片手を払い、直ぐ傍に空間の裂け目を現れれば、女はその中へと消えてゆく――)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からレティシアさんが去りました。