2015/10/31 のログ
シナト > …まぁ~~1週間飲まず食わずもしょっちゅうあったし…まだ大丈夫かねぇ。

(腹を軽く摩る。腹の虫で変な輩に目を付けられる…か、どうかは兎も角として。現状はお世辞にも良いとは言えない訳で。やっぱり金かぁ…と、呟きながら頭を緩く掻いた。自由に生きるのにもお金は必要だった。世知辛いねぇ、という呟きを聞くのは夜の静寂だけである)

…と、ゆ~か宿に泊まるとしても何処の宿がいいか分からんしねぇ。

(マグ・メールに訪れるのは「二度目」であるけど、「一度目」は宿に泊まる事は無かったので、何処がリーズナブルでオススメなのかも分からない。そもそも残金的にどうなのかな、と思う訳で)

…換金できそうなブツとかもないしねぇ。

シナト > …ま~~無いもの強請りしてもしょ~がないしね…っと。

(緩慢な動作で立ち上がる。軽く伸びをしたり腕を回したりしながら、刀を担ぐ。ついでに鞘の先端にズダ袋を吊るしておこう。一応は移動しようかと思い立った訳だが、生憎と土地勘がそんな無いので、ここが貧民地区のどの辺り、などとは全然把握してなかった。ぶっちゃけ迷子に近い)

さ~~て。どっち行けば他の地区行けるんだろうねぇ。まぁ、無いと思うけど富裕地区とか迷い込んだら…一発で不審者確定だなぁ。

(ヘラヘラと笑いながら呟く。実際黒ずくめの格好で隻眼、しかも胡散臭い飄々とした態度…何処からどう見ても不審者だった)

シナト > …あ、でも右目使えば脱出楽かも…。

(名案だが、己の魔族化が促進されるという洒落にならん副作用もある訳だが。使おうか使うまいか、割と真剣に悩みながら夜の貧民地区を影に溶け込むように歩いていくのだった)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からシナトさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区(居住エリア)」にクィルさんが現れました。
クィル > フラリとおぼつかない足取りで貧困地区の闇市とは違う活気にあふれるスラム街を歩く姿。
貧者が多く、多少みすぼらしい格好でも浮かないこの街でも明らかに浮いた出で立ちの少年の首には鉄の首輪がされており、それを見れば彼が奴隷であるのは誰の目からも明らかだろう。
しばらくどこか虚ろな目で空間を見ながら歩いていたが突かれたのか近くの壁に背中を預けて路地をながめ。

「…………お腹すいた……」

ぼそりと誰に言うでもなく呟くその声に力はなく、数日ほぼ何も食べずに過ごしていた身体はもはや力が入らずにいて、辛うじて水だけは雨水を飲むことで急場をしのいではいた。
いっそ死んだ方が楽だと考えがよぎることもあるが、あいにくこの身体はかなり頑丈なようで、おまけに自殺する勇気などあるはずもない。
とにかくどうやってお金を稼ぎ食べ物を得るか考えるのが優先であった。

クィル > 考える、が所詮自分にできることなどしれていることはわかっている。
自分は奴隷男娼なのだ、体を売ることしか価値はない。
そう思い立てば深く息を吐き、ふらつく身体に気合をいれて道に一歩踏み出せば、路地を行く人たちに声をかけることにする。

「一回10ゴルドで性欲処理しませんか?」

飼い主に教えられた人間の言葉で声をかける。
老若男女とわず声をかけていくが、相手も生活に余裕があるわけでもあい、まして男娼となれば需要も多いわけではなく、簡単にはつかまらないのはいつものことで。
それでもめげずに声をかけ続けるしかない、そうしなければ飼い主に殴られ、最悪は餓死してしまうのは目に見えているのだから。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区(居住エリア)」にヴェーラさんが現れました。
ヴェーラ > 「あらあら?ゴミ風情が人間の言葉を喋っていますわね。」

クィルの前を、スラム街にはおよそ似つかない豪華な鎧姿の騎士が通りかかり声をかける。

「その上、性欲処理ですって?わたくしの耳が汚れましたわ。どう責任を取るつもりなのかしらこのゴミは?」

そのまま更に近づいてくると、金属製の具足で軽くクィルを蹴り飛ばす。

クィル > 「え……?」

空腹で頭がうまく回転しない中必死に声をかけ続けていれば、明らかにここにいる人間ではない格好の女性に声を掛けられ、一瞬お客かと喜ぶも続く言葉に視線を落とし。

「す、すみま、うっ」

謝ろうとしたところで相手に蹴られると弱い力でも身体のバランスが崩れてその場に尻もちをつき。

ヴェーラ > 尻もちをつくクィルの姿を見ると僅かに口の端を上げるが、すぐに元に戻し。

「今日は慈悲深くも神殿騎士であるこのわたくしが、わざわざこのようなところまで視察に出向いてあげましたというのに…。まさかこのような仕打ちを受けるなんて…。」

大仰にため息をつくと、更に追い打ちをかけるように軽く蹴り続け。

「汚らしいミレー族が謝ったところで、何の価値と意味があるのかしら?」

クィル > 相手に追撃の蹴りを食らえば避けることも逃げることもできずにただそこにうずくまり、急所だけを何とか守っていて。

「ご、ごめんな…っあ……許し……」

相手に言われたところで自分にはただ謝ることしかできず、道行く人たちも助けるどころかそれを見て楽しそうな笑みを浮かべて。

「な、何を……すれば…あぅ」

蹴りから身体を守りながらなんとか相手の顔を見て聞き。

ヴェーラ > 「償う気があるのでしたら死んで下さる?……なんて言っても、ミレー族が一匹死んだ程度で償える事ではありませんよねぇ?」

視線が合うとそのまま頭を掴み、軽々と持ち上げ自分と同じ高さまで目線を合わせ。

「確か、一回10ゴルドで性欲処理をしてくださるんでしたわね?いいですわこの慈悲深いわたくしが買ってあげましょう。」

慈悲深い、というところを特に強調しながら売春を買ってやろうと言った。

クィル > 「っ、う、あ……」

細身といえどそれなりの重さはある自分の身体が軽く持ち上げられることに驚きながらも、つかまれた頭はつぶされるのではと思うほどの痛みに眉をしかめ爪先立ちになって少しでも痛みを和らげようとして。

「え、あ……ありがとうございます……何でもさせていただき…ます」

相手の予想外の言葉に驚きながらも、前もって教わった言葉を話し。

ヴェーラ > 「うふふ…、何でも、ですわね?」

相手の返事を聞くと手を離し、無造作に地面へと落とす。

「では部屋を借りに行きましょう。こんなところでも宿なら多少はマシでしょうし。ついてきなさいゴミ。」

一方的に言い放つと、そのままクィルの方は一瞥もせず適当な宿や酒場でもないかと鎧を鳴らしながら歩いて行く。

クィル > 「うぐ……っ、はい……」

相手の力がなくなればどさりと地面に崩れ落ちるも相手が歩き出せば、四肢に力を入れて絡まりそうな足を動かして必死に後を歩いて行き。

ヴェーラ > 「全く、どこも薄汚いですわねぇ…。もう少しマシなところはないのかしら…。聞いていますかゴミ。答えるのを許可します。宿の場所を知っているなら案内なさい。」

心底嫌そうに呟くと、振り返らないまま後ろからついてきているであろうクィルに呼びかける。
名前も聞いておらず、そもそも興味もないため呼び方はゴミと決めたようだ。

クィル > 「ぁ、あ、はい……その角を曲がった奥に平民地区から俺たちを買いに来る人が使う宿があったと思います」

相手の巨ががでるまでただ後ろをついて歩くだけだったが、許可を得れれば次の角を指差しながら言い。
といっても、自分は即抜きに使われる程度なのでその宿に行ったことは一度しかなかったが、ベッドが比較的きれいだったことだけは覚えていて、その場所を教え。

ヴェーラ > 「ゴミの割に少しは使えるようですわね。いいでしょう褒めて差し上げますわ。」

尊大なことこの上ないが、一応裏もなく本当に褒めているらしい。
そして振り向くとしげしげとクィルの姿を見て。

「それにしても、何てみすぼらしい格好かしら…。これでは本当にゴミ同然ですわね。あなたの飼い主の品格が疑われますわ。」

またもや白々しく大仰なため息。

クィル > 「ありがとう……ございます」

相手に褒められると素直に頭を垂れて礼をいう。
こういうタイプの人間はとにかく相手の自尊心を持ち上げなければならないことはこれまでの生活で身に染みてわかっていた。

「そ、そうですね」

相手にため息を突かれたところで、最下層の奴隷としてはまだましな部類だとはおもっていた、中には裸で縛られ本当の性欲処理に使われる奴隷すらいるのをしっていたから。

「でも、服なんて買えないし……」

ヴェーラ > 力でねじ伏せ一方的に従わせるのは悪く無い気分である。
しかし最初は手頃な玩具を見つけていたぶって遊んでやるつもりであったが、このようなみすぼらしい格好でついてこられるのも気に障ってくる。

「…我慢なりませんわね。ゴミ、ここでその服を全て脱ぎなさい。心配いりませんわ、あとでもっとマシな服を与えます。いくら下等なミレー族とはいえ、そのような格好でわたくしの近くを歩くなんて…。」
「脱げないのでしたら、わたくしが引き裂いてあげましてよ?」

どちらにしても裸に剥く事には変わりはない。
ここが往来であろうと関係ない。ただそうしたいからヴェーラはそうするのだ。

クィル > 「う……ここでですか?」

外で裸になるのは少なくなかったが、このような往来の多い場所で、ましてや自分から脱ぐというのはやはり若干なりとも抵抗があった。
しかし、従わなければ相手がどんな行動に出るかわからず、しぶしぶといった様子で服を脱いでいき、下着もないため完全な全裸を衆目に晒す羽目になり。

「っ……ぅぅ」

恥ずかしさから視線を落としても、奴隷として虐げられてきたせいか、体を隠すようなことはしなかった。

ヴェーラ > 「あら、身体を隠しませんのね?よく躾けられていますわそこは褒めてあげましょう。」

自分の言葉に従い服を脱ぐ様を見るのもなかなかいいものだと思いながら、裸を晒しても一切隠そうともしない事を褒め具足の先端で陰嚢を下から軽く押し上げてやる。

「やはりあんな粗末な布よりも、裸の方がずっとマシですわね。…ここも、なかなか可愛らしくていいですわねぇ?」

クィル > 「ぅ……っ!」

相手に褒めれらても、どう反応すればいいのかわからづ、ただ舌を見て我慢していて。
自身の陰嚢を圧迫されるとビクッと体を震えさせるも抵抗を見せずにあいての好きにされて。

ヴェーラ > 「ふふっ、そんな怖がる事はありませんわ?まあこれなら我慢できますし、そのままついてくるのです。」

陰嚢を押し上げられ怯える様子を見るとある程度満足したようで、すぐに開放してやり先ほど案内された方へと歩みを進めていく。
そうして裸のクィルを引き連れ暫く歩くと目当ての場所らしき宿へとついた。

「ふぅん…。まあここならギリギリ我慢してあげますわ。とりあえず、そこで待ってなさいゴミ。あとこれは前金ですわ。」

そうしてクィルを裸のまま宿の前へ立たせると、取り出した100ゴルド硬貨を握らせる。

「いいこと?いかなる理由があろうと許可無くこの場を離れたら必ず見つけ出して殺しますわ。もし他に客が声をかけてきても、神殿騎士のヴェーラ様が先約だと答えるのです。」

一方的に言い含めると、重い鎧を身に着けているというのに凄まじい速度でその場を走り去っていく。
その後戻ってくるまで十数分かかるのであるが、何故ここへ置いていくかなどは一切説明はせず。

クィル > 「はい……」

相手に促されれば、裸のまま相手の後ろをついていき、周りから痛いほど感じられる好奇や侮蔑の混ざった視線を必死に気にしないようにして。

「え!こ、こんなに?」

宿の前で手渡された自身が今まで見たことのない大金に驚き。
確認の意思を込めて相手を見るも、命令だけして相手が立ち去ってしまえば途方に暮れて立ちすくみ、殺されても嫌なので仕方なく店の前で膝を抱えるようにしゃがみ込んで相手が帰ってくるのを待ち。

ヴェーラ > 十数分後、再び猛スピードで宿の前まで戻ってくると手荷物がいくつか増えていたがそれに関する説明はしない。

「よく待っていましたわ。ゴミでもそのぐらいの芸当はできるようですわね。」

重装甲を身につけ走っていたというのに一切息が乱れる様子もなく、汗が滲んですらいない。
こうして力を見せつけ屈服させようとするのはヴェーラの趣味である。
そして荷物の中から布切れを取り出すとクィルの足元へと無造作へ放って寄越した。

「まずはそれに着替えなさい。着替えが終わったら宿へ入りますわよ。」

投げつけられたそれは、非常に目立つ真っ赤な色をしたマイクロビキニ。
それも女性用の上下セットで男性器を収める事など一切考慮されていないデザインだ。

クィル > 「ん……あ」

空腹からしばらく眠ってしまっていたようだが相手が帰ってくるのを物理的に感じれば目を開けてゆっくりと立ち上がり相手を迎えて。

「ぇ……で、でもこれって」

相手が着るように指示を出した服が女性用であろうことは、人間社会への知識が少ない自分でも想像できて。
一瞬の躊躇を見せるもあきらめたように小さなため息をこぼせばそれを身に着ける。当然のように男性器の部分は異様に圧迫されて生地を引っ張っていて。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区(居住エリア)」からヴェーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区(居住エリア)」からクィルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 治安のよくない貧民区域の路地裏。
そんな場所を歩く一見警戒心のないような少年。
ふらふらと時折に行きかう人を避けて歩けばほかの路地を覗き込んでは先へと歩く。

「何か面白いものでもないかなー」

先日は暇つぶしにと怪しい薬を売っていた商人から荷物を奪い代わりに売り。
今日は何か楽しめる事はないかとそのネタを探しに散策をする

クロイツ > 「んー……少しやりすぎたかなー」

少々この辺で遊び過ぎたかと、全く面白い事にも遭遇出来ずに塒にしているぼろ屋へと戻っていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からクロイツさんが去りました。