2022/12/10 のログ
イグナス > あまり考えていてばかりも、しょうがない。ひとまずは足を進めて――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロスさんが現れました。
クロス > (貧民地区にある闇金融の事務所
ここは多くの利用者が居り、客は一般人に限らず、裏と関わり重つ者や貴族もたまに来る。
正しく、知る人ぞ知る金融店なのであった。)

「…いってぇ…」

(その店を営んでいる男はクロス。
黒く長い尻尾と髪、頭のてっぺんから生えている犬耳が特徴の高身長の男だ。
そんな彼は今、椅子に座りテーブルに足をかけ、横腹にタオルを当てている。)

「チッ、あのクソアマ…大人しく返済すればいい物を…」

(集金のために出歩き、契約した客の元へ貸した金を回収していたのだが、帰り際に横っ腹を刺されてしまいこの結果だ。
刺された衝撃に対してすぐさま反撃し、倍の金額を回収したが痛手を負った。
薬も医療道具もないために、今はこうやって止めるしかなかったのだ。)

クロス > (しばらくして血が止まるのを確認する。
ため息を漏らし、タオルを固く縛って包帯代わりにした。)

(このあとも仕事である。
最悪な日になるが、それでもこなすのであった。)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にチューベローズさんが現れました。
チューベローズ > ふわふわとした足取りで夜のお散歩中。
体を撫でる冷たい風はマフラーのお陰でだいぶ暖かく感じる。
小さな歩幅で足を進める度にぽくぽくと響く靴音。

平民地区の大通りから適当に進むごとに貧民地区へと気付かぬままに足を踏み入れてしまった。

風や周囲の猫や動物達についてさらに奥深く進んでいく。

チューベローズ > あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。
奥へ奥へと進みながらまるで自分から発せられる甘い金木犀の香りを振りまき満たしながらのんびりとお散歩を続けている。

時折空を見上げれば空に浮かぶ輝く月に目を細め自然と笑みを浮かべる。

チューベローズ > そして少女はのんびりトコトコと貧民地区の闇の中に消えていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からチューベローズさんが去りました。