2022/08/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からフライアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にフライアさんが現れました。
■フライア > その奔放な行動は性分によるところが大きいが、無意味ではない。
それは様々な方向で利益をもたらし、結果として力の増大に繋がる。
根底の部分では、そういった計算高さが働いているのだった。
とは言え、捕食とさえ言える行動を改めるつもりはないのだが。
■フライア > さて、という感じではなく、ふらり、と。
女はやがてその場から姿を消す。
歩き去ったとかではなく、文字通り……
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からフライアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」に影打 鈍さんが現れました。
■影打 鈍 >
薄暗い貧民地区の路地裏。
カランコロンと下駄を鳴らしながら歩く少女。
左手に携える刀は、柄だけが西洋風の拵になったちぐはぐなもの。
如何にも治安の悪い雰囲気など我関せず、と言った様子でのどかとも思える下駄の音を響かせている。
「ちと小腹が空いたな」
ふむ、と顎に右手を添えて呟く。
路地の隅に視線をやれば、ネズミが隠れるように走っている。
それに向けて手を振るえば、ガラスのような刃がネズミを貫いた。
「――やはり、不味いな」
ヂュッ!と言うネズミの断末魔。
それきり動かなくなったネズミの死体からは、血が流れていない。
それどころかカラカラに乾いて干からびたソレを無視して、更に奥へ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 少女の歩く道の、脇の路地から彼女の視界にひょこりと姿を表す人影があった。
その金髪の男は、少女の姿を見るなりぱちくりと目を瞬かせた後、へら、と緩い笑みを浮かべてみせ。
「──やあやあコンバンハッ。俺はたまたま近くを通り手なんだがなんか珍しく下駄の足音が聞こえたから
どんな奴が歩いてきているのかと気になって見に来たのだが、まさかの女の子だったので
ちょっと驚き顔になってしまった感。……お一人かね?」
珍妙な口調でつらつらとそう述べた後、同伴者などはいないのかと彼女の周囲を軽く見渡してみて。
■影打 鈍 >
視界に入る男の顔。
そちらへ視線を向け、彼の言葉を聞く。
「ふん。まぁ一人だな」
辺りを見回し、他に誰もいないことを確認。
誰か連れてきた覚えもないし、あたりには自分たち二人しかいない。
改めて彼の顔へ視線を戻す。
■エレイ > 「うむ。まああ急遽第三者が現れないという保証もないがとりあえず今ここには俺達しかいないのは確定的に明らか」
お互いに周囲を見渡し合うという状況に軽く笑ってしまいながら、とりあえず
他に誰もいないということは確認できたのでウム、と腕組みして何故かドヤ顔で大仰にうなずき。
「んで、女の子の独り歩きは危険──と忠告したいところだがキミはなんだかその辺心配はなさそうだったな。
なんかカッコエエ剣も持ってるよーだし……俺様女の子も好きだが剣も好きなんだよね。
もしよかったら、その剣ちょいと見せてもらってもエエかい?」
それから改めて彼女の姿をジロジロと無遠慮に眺めた後、左手に携えた刀に視線を向けると、
眉下げた笑みを浮かべながらそんなことを頼んでみる。
初対面の名も知らぬ輩に獲物を簡単に預けるとは男自身も思っていないので、
半ば話題作りのための冗談のような提案だが、彼女の反応は果たして──。
■影打 鈍 >
剣、と言われ、自身の本体たる、鞘に入ったままの刀へ視線を落とす。
それを掲げ、
「ふん。構わんぞ」
彼へ向けて雑に放った。
一般的な刀よりもやや重いそれが、回転しながら弧を描いて彼の方へ。