2022/07/22 のログ
ジーゴ > 「ンぁ…ッ!」
耳の付け根を揉むように触るとわかりやすく声を上げて、体を小さく痙攣するようにビクつかせるのはこの距離では隠しきれないだろう。

「におったらダメ!」
獣の匂いが臭いだろうと気にしているから、これは少し強めの拒絶だ。
香水をつけても、石鹸で入念に洗ってもすぐに獣の匂いがしてしまう。
もっとも、慣れ切っている本人にはわからないのだが。

頭を下げて、キスを落として舌で乳首をこねて。
臍をなぞって簡単に下腹部まで到達すると、すっかり少年の体は毛布の中。
まだ下半身にはまとっていたガウンをのけると
既に大きく勃ち上がっているペニスに優しくキスを落とす。
その次に触れるのはザラついた獣の舌。
敏感な部分をわざわざ逆撫でして擦っては、舌先で先端をつつく。
しばらくは鬼頭ばかりを刺激してたが、徐々に咥内に招き入れて
唾液をためた口の中で吸い付くように刺激する。
徐々に全体を受け入れると、ペニスが少年の喉奥まで到達してから
顔を上下に動かし始める。

ビョルン > 「俺ね」

撫でる手を緩めて項から背中にかけて撫で下ろしながら穏やかに語る。

「うさぎミレーの子と兄妹<きょうだい>みたいに育ったんだよ。
 内緒だけどね」

種類や年齢による違いはあるかもしれないが、手触りや人間と違う体臭も懐かしいくらいだが、拒絶には困ったように笑った。

徐々に相手の愛撫が下半身にまで到達すると軽く息が上がる。
唇と舌での愛撫からついに自身を咥えられれば待っていたとばかりに張りを増す。
独特の感触で先を責められればそれだけで相手の舌の上にどろりと先走りを零す。

「──っ、上手いな…」

扱くような尺八が始まれば相手の頭へと手を伸ばし、陰部へ押し付けるような強さはなくよしよしと、耳辺りを撫でた。

「イかせてくれれば、俺もヌいてあげるね……?」

技巧的な相手の舌使いにはそう長く持ちそうになかった。
戯言でも使うかのようにそう囁いて、一度は相手の口の中に放っただろう。

──その後も様々在りの、ひとつの間違いが起こした宿での一夜。

ジーゴ > 「きょうだい?」
犬臭いとかこれまでにそういうことを言われた経験がどうしても頭をよぎるから。
自分の頭の匂いを吸い込むようにした相手になお優しく撫でられて、少しきょとん、とした。それからはもう拒絶はしないで撫でられるがままだ。

咥内で精液を受け止めると、そのまま飲み込んでしまって。
その次に相手に愛撫されると、買われにきたと思っている少年は少し驚くけれど
強く拒絶はしないできっと、丁寧な愛撫に声を抑えきれなくなってしまうだろう。

体温を交換したまま抱き合うように眠る雨の夜の宿屋。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/安宿」からビョルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/安宿」からジーゴさんが去りました。