2022/05/21 のログ
■レザン > 路地裏に乱雑に積まれた木箱の上に腰掛ける小さな影。
やはり治安の悪い夜の路地には少々そぐわないワンピース姿、長い翠髪のこどもだ。
「やあやあ、どうしたの?
こんなところに一人で。遊び相手でも探しに来た?」
相手が近づいてくるならば音もなく木箱から飛び降りる。
指につままれているのは、クワガタのような虫。
「おれはこいつと遊んでたんだ~」
それを見せびらかす。
もちろん路地裏は虫遊びをするような場所でもない。
何もかもが変だ。
■ステイラ > およ?と、こんな夜の路地にはよく目立つ子供の姿に視線が向かう。
無論、人のことは言えないのだが…じぃっとつい見てしまう。
「にゃ、こんばんは~?
うんうんちょっとね、遊びに来たの。」
そんな相手から言葉を掛けられればぶんぶんと手を振りながら近づいてみる。
「わにゃ、クワガタ?
こんなとこで虫遊び、してたにゃ?」
ここが夜で、治安の悪い路地で無ければ他愛のない子供の会話だ。
しかしその状況で、そんな会話をしていることが、何かがおかしい。
その違和感に可笑しさに、無邪気な子供はまだ、気が付けてはいなかったが。
■レザン > 「こんなところで、ちっちゃなこどもに会えるとは思わなかったな~
仲良くしようぜ~ おれ、レザンって言うんだ」
近づいてくる相手に、こちらもこんばんは~と機嫌良さそうに近づいて。
こちらも小さなこどもだが、相手よりはまだ大きい。
細い体は、少女のようにも見えるし少年のようにも見える。
「そう、こういうところでしか手に入らない虫がいるんだよね。
触ってみる?」
摘んでいるそれを差し出す。
クワガタは羽が曲がっていて、うまく飛べないようだ。
何かか細い声で鳴いている。
人間のような声で、たすけて……と言っている気がする。
気のせいかもしれない。
■ステイラ > 「ボクはね、ステイラ!よろしくね、レザン。」
偶然だよね、なんて笑いながら見上げるように笑みを向ける。
見る限り恐らくは年上だろうか。
かといってまだまだ身分の上下や年上年下をそこまで気にしない年頃だ。
返す言葉や呼び方も、そこまでそれで差異は出ないのだが。
「ふにゃぁ~、ここでしか手に入らない虫?
…たしかにちょっと、みたことないのな気はするけど。」
ともあれ、差し出されたクワガタをじぃっと観察する。
仄かに何か聞こえたような気もするが…一体何なのだろうか。
それを確かめるように、恐る恐ると少しだけ指を伸ばして触れてみる。
曲がった羽を、ほんの少しだけつつくように。
■レザン > 「よろしくな~
ステイラっていつもこんなところで冒険してるの?
おてんばだねえ~」
ステイラが近づいてきて興味を示せば、
腕を肩にまわして抱き寄せる。
そうして傍で一緒に、クワガタのような何かを眺めるだろう。
それはつつかれれば、いたい、とか、やめてください、とか。
さっきよりはハッキリとした声で鳴くだろう。
「おもしろい声で鳴くだろ?」
さも愉快そうに笑う。
周囲には、不自然なまでに人の気配がない。
■ステイラ > 「にゃはは、まあいつもって程じゃないけど。」
お転婆なのはちょっと否定できないから笑ってごまかす。
小さな身体を抱き寄せられても、今はそう気にしない。
けれど――そのクワガタから明確な声が出てくれば、
子供のその表情が、ほんの少しだけ、強張って来た。
「……ねえ、これ…。
ほんとうに、むしなの?」
クワガタだというには、それはあまりにも意味のある声。
つつく手は、反射的にもう止まっていた。
肩を抱くレザンの顔を、恐る恐ると見上げて見つめ。
■レザン > 「知りたい~?
知りたいなら教えてあげてもいいけどねえ……」
強張る様子を間近で楽しみながら、頬ずりする。
「いじめるのはイヤ?
なら、逃してあげようか」
相手が頷くかどうかにかかわらず、指を引っ込める。
逃がす……と見せかけて、しゃがみ込んでステイラの脚に、その“虫”をくっつける。
それはレザンから逃げるように這い登って、ステイラのスカートの中まで侵入してしまうだろう。
登っていく感触は、虫のはずにしてはいやにぺたぺたと生々しい。
まるで“小さな人間”に登られているかのように……
■ステイラ > 今されている頬擦りも、なんだかどこか、胸をきゅうっと締め付ける。
「……そうだね、うん。
だってそう、まるで――」
そんな中でもそこに在るのは好奇心。
何か底冷えするものを感じながらも、幼いが故に、その真相を覗こうとする。
「にゃわっ!?」
人のようだったから。
その言葉の続きを紡ぐ前にひたり、ぺたりと、身体に登る感覚に声が上がる。
何とも言えぬ、生々しい人肌のようなぬるい感触は、ぞわりと肌を震わせる。
■レザン > 「おやおや……虫さん、中に逃げちゃったねえ。
どうする? 取ってあげようか?
それとも自分で取れるかい?」
くすくすと笑いながら、ごく当然のように、
スカートを捲りあげて、中を改めようとする。
“虫”がなめくじのように這い登る速度は遅く、
その気になれば自力で捕まえられないこともないだろう。
しかし手をこまねいていれば、膝を越え太ももを越え、
下着に包まれているであろう、脚の付け根へとたどり着いてしまう……
■ステイラ > あわあわと、けれども”虫”が落ちてしまわないように身体を大きく動かさずに。
「ふにゃ!?
だだ、だいじょうぶだからっ!」
当たり前のようにスカートを捲り上げられれば流石に少し恥ずかしい。
大丈夫だと、自分だやると断って、這いあがるそれへとようやく視線を向ける。
けれどもそこまで手間取っていれば、足の付け根に辿り着くのを阻止できない。
気が付けば、下着の直ぐ傍…仄かなふくらみのある其処に虫がいる。
■レザン > 「ほんとに~?」
自分でやる、と言われれば特に手出しはしない。
その代わりに、スカートを捲りあげながら、脚の間に頭を入れる。
そうするとレザンにも、スカートの中身とそこにいる“虫”が見える。
数センチほどの体長。
あまりに小さすぎることを除けば、裸の若い人間の男に見える。
ちょうど裏路地にいるチンピラのような風貌の。
「あらあら。えっちな虫さんだなあ!」
ふう、っと息を吹きかけて“虫”を脅かす。
そいつはさらに怯えた様子で、膨らみの周囲を動き回る。
思わぬ刺激になってしまうかもしれない。
「ほらほら、早く捕まえないと!」
このままだと、下着の隙間から内側に潜り込んだりしてしまうかもしれない。
■ステイラ > 「ほ、ほんとだから…!」
脚の間に頭がある。
少しだけ、流石の子供にも何かがおかしいことが分かる。
けれども今はそれよりも、そこにいる虫のことが重要だ。
子供から見れば、本当にただの虫。
けれどもその感覚と、そのから聞こえる声が、それを”人”だと示している。
吹きかけられた息で、怯えるように下着の周囲でそれは這いまわる。
「にゃぅんっ!
まま、まって…、へんなとこにいるから…!」
当然それは、何とも言えぬ刺激をもたらし、捕まえようとする動きを止めてしまう。
小さなその膨らみが、仄かに大きくなるほどに…
ともすればその内側へと潜り込むことすら許してしまう。
■レザン > 「あれ~? ステイラ、感じちゃってるの?
“虫”に触られて……」
ぴくんぴくん、と愛らしく反応するのを、つぶさに観察する。
“虫”は、持ち上がることによって少し生まれた隙間から、
中に入り込んでしまう。
今度は直にそれに触れられているのを、感じるはずだ。
「あーあ、恥ずかしいところに虫さん閉じ込められちゃったね。
助けてあげなくちゃいけないねえ……」
言いながら、屈み込んだ姿勢で、手を伸ばす。
焦らすように内ももを指で撫でながら、下着へとたどり着く。
そしてその盛り上がりを、指先でこね回し始める。
当然中の“虫”ももみくちゃにされて、全身でステイラの男の子と抱き合わされることになるだろう。
くぐもった叫び声が上がるが、“虫”のそれは小さすぎて、
下着やスカートに阻まれてしまうかもしれない……
■ステイラ > 「にゃ、にゃわわっ!
こ、これはその、ちがくて…っ」
思わず跳ねてしまいそうになるような、直な感触。
下着の中で虫が子供と抱き合い、ぴくぴくと震えてしまう。
「ふにゃっ♡
そこっ、そんなふうにしちゃ…♡」
しかもそこを撫でる様に指先でこねられれば、もがく感触と共に刺激する。
くぐもったその声は、布に囲まれ聞こえはしないが…
小さなふくらみは、確かな硬さをもって下着を完全に持ち上げつつあった。
■レザン > 気持ちよさを拒もうとしないステイラの態度に図に乗って、
レザンもまた、スカートの中に頭を深く突っ込む。
髪や吐息が、さわさわと内ももを撫でる。
「違うの? 何が? こんなに大きくして」
煽り立てるような言葉。
内側に入り込んだ“虫”もろとも指で下着越しに挟んで、
こしゅこしゅ、こしゅこしゅ♥と摺り上げる。
下着の中の蒸れた空間の中、男の子と無理やり抱き合わされる異常状況に興奮したのか、
“虫”の雄もすっかり固くなって、つんつんとステイラを細く刺激する。
「違わないなら、
このまま虫さんを閉じ込めたまま、出しちゃおっか……♥」
こすこす、こすこす、扱く速度にはどんどん容赦がなくなっていく……
■ステイラ > さらり、ふわりと、太ももに触れる感触。
熱いなにかがぞわぞわとこみ上げて、その頬を熱くする。
それはスカートの中に頭を突っ込まれている状況からくる恥ずかしさか。
はたまた、何とも言えぬ心地よさからくる快楽なのか。
どちらにせよ…
「あわ、にゃぁわっ♡
それは、そのぉ…にゃうんっ!」
虫ごと下着越しに扱きあげられる以上に状況に、
男の子の部分を固くさせて、虫のそれとも重なり合って興奮しているのは事実だった。
ぐつりぐつりと、幼いそれが貯まっていく。
容赦のない、擦り上げる刺激に耐えきれるほど経験もない。
「ら、らめっ、むしさんに…にゃぁあんっ!!♡」
だからびゅぐり♡と、下着の中をその虫ごと汚してしまうのも容易かった。
目を固く閉じるような反射的な表情と共に、ビクビク震えて、子供は精を吐き出した。
■レザン > “虫”は手足を広げて、男の子にへばりついて温度を伝え、もがき、悦びを増幅させる。
まるでステイラのために誂えられた性具のよう。
幼くて小さなそれも、膨らみきれば、存在が暴力的に下着を支配する。
昂奮し、精液が作られていく気配を、“虫”にたっぷりと教える。
そうして下着の中で痙攣し、どぷどぷと白精が湧き出せば、
それは存分に“虫”にも浴びせられ、飲まされる。
“虫”も放っただろうが、それは些細な量だ。
かわいそうに、こんなに小さいと幼い男の子の射精にも勝てないのだ。
「おーやおや……こんなに出して。
“虫”、溺れちゃうかもねえ……」
表面に染み出していく雫を、舌を出してれろりと舐める。
下着の中でもがく動きは、だんだん弱まっていく……
■ステイラ > 「あ、あぁっ♡
そ、それはだめ…っ!だ、だして…あげなきゃ♡」
下着の中での動きが少しずつ弱まっていく。
それを感じて、あわてて…そこを隠していた下着ずり下ろす。
幼い子供であっても、それがよくないことは感覚的にわかっていた。
気持ちよさと開放感に震えながらも、それが”溺れて”しまうのは嫌だと。
下着が下ろされれば、白濁にまみれた男の子と…そこにまとわりついた虫が居るはずだ。
視線を向けて、その手を伸ばして確かめる。
間に合っただろうか…溺れてしまっていないだろうか、と。
■レザン > 「ふふ、優しいね……」
救助しようとするなら、止めはしない。
スカートの中に埋めていた頭を抜いて、それを見守るだろう。
助け出された“虫”──では明らかにない、指先サイズの生き物は、
ぐったりしているが、息はあるようだ。
介抱するなら、やがて意識も取り戻すだろう。
「ふふ……どうだった?
楽しかった?」
微笑んで、ステイラの表情を見つめる。
■ステイラ > 「よ、よかったぁ……」
そこでようやく…下着の中にいた”それ”の姿が露になる。
少しだけ目を見開いて…けれども、驚き過ぎはしなかった。
なんとなく、その感触でわかっていたのもあったけど…
それ以上に今は、それが生きていて、どうにかなりそうな安堵の方が強かった。
「……。」
だから、そんな思いをしてしまったこの”遊び”には首を振る。
言葉を返すでもなくふるふると、左右に否定を示す様にして。
■レザン > 「そっか~ 残念だなっ」
少し残酷な遊び方だったかもしれない。
言葉とは裏腹にそう気落ちした様子もなく、
ふるふると首を振るステイラへと抱きつく。
「じゃあさ~ 次はもっと別の面白い遊び考えてくるよ!
な! いいだろ!」
ちゅっちゅと、顔のあちこちにキスを降らせる。
これに気に入られるのは、ちょっと厄介な話かもしれない……
■ステイラ > 「…こういう遊びじゃないなら、いいけど。」
少しだけ、疑わしげな表情。
恐らくは純粋に遊びたいのだろうけど…
こういう遊びは、ちょっとだけ心臓に悪いのだ。
とはいえ、顔にキスするのを断るでもなく、抱き着くのも押しのけることもない。
こういう時にはどうしたらいいのかも、子供にはまだよくわからない。
だから、”次”はこういうのじゃないのがいいなと、
それだけを伝えるのに留まった。
■レザン > 「しょ~がないな~っ」
へらへらと笑う。“次”があることが嬉しい。
どうにも信頼の置けない声色だが、一応は了承したようだ。
ひとしきり抱きしめた後、ぱっと身体を離す。
「またな!」
そうして、漂う風のように消えていく。
裏路地にはステイラだけが残される。
助け出したはずの“虫”と……
汚れまみれになっていた下着は、いつのまにかなくなっている。
持ち去ってしまったのだろう。いたずら者が。
■ステイラ > 「……なんだか、精霊様みたいな、子だったなぁ。」
どことなく残酷で、自由気ままで。
なにより明確な信頼をしてはいけない、そんな雰囲気。
風の様に姿が消えて、いつの間にか自分だけ。
「にゃわ…!?な、なぁい~!」
ともあれとりあえずは身を整えて、流石にどこかで眠ろうかなと…
そうしようとしたところで、下着も虫も、なくなっていることに気が付いた。
大きな嘆き声が路地に響いても、もうどうしょうもできなくて。
少しだけ恥ずかし気にスカートを抑えて、速足で子供もまた路地を去るのであった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からレザンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からステイラさんが去りました。