2022/05/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にセルウィさんが現れました。
■セルウィ > 「うぅ…く…ぅ…っ
……やっぱり、落ちない、なぁ…」
貧民地区の端にある、人気の少ない水浴び場。
やけに獣臭いにおいにまみれた、幼い容姿の少女が紅の瞳を細めながら、息を吐く。
ばしゃり、ばしゃりと、何度もその身に水を浴びて、何かを洗い流そうと。
その指先には濁った白い、何かの塊が未だにこびり付いて、ふわりとした衣服も濡れに濡れて見る影もない。
しかしてそれでも、何度も何度も、冷えるように水を浴びて、少女を何かを流そうと繰り返す。
……つい数刻前に起こった、帰れぬ冒険帰りの事実。
結局…ほうほうの体で帰ってくることは出来たのだが…
その事実、その痕跡を消すことに、少女の思考はいっぱいになっていた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアルテミアさんが現れました。
■アルテミア > 「こちらの方はどうでしょうかね」
風の吹くまま、気の向くままに、気分次第で楽しめれば良いと好き勝手にふるまう影。
たおやかな見た目の者がどうなる場所かは分かっていて、どんな者と出会えるのだろうとそれすらも楽しみ、薄暗い通りを歩いている。
往々にして香る獣臭の中、微かに香る別の匂いをくすっと笑い、嗅ぎ分けているかのようにゆっくりと進んでいる。
「ここは、こちらかしらね」
小さく聞こえる水浴びの音、それも加わり、誰かがいるのに気が付くとまた小さく呟き、その道を進む。
普通に気を張っていれば、近づく気配は水を浴びている物にも気が付けるだろう。
どういう状況で、互いに何を考えているかも分からないまま、さして気にする事もなく、ゆっくりと近づき姿を現して。
■セルウィ > 「…っ!誰…っ!?」
少女は振り向く、音や視覚ではなく、微かに感じた気配。
汚された少女が身を清める為に、ここを選んだ理由…
人気が少ない貧民地区のここに足を運んだ理由を考えれば、それも当然。
汚れたこの姿を、誰かに見られたくはない。
故に、こうして水浴びをしている最中も、周囲の気配には敏感だった。
それを感じたその方向に、その身を丸めるように隠しながら、少女は紅の瞳を向ける。
■アルテミア > 「間違ってはいなかったようだけど、大丈夫?」
まだ少し離れた距離から、敏感に察知されてかけられた言葉、軽く手を振り、互いが視認できる距離で足を止めて。
このような場所で身を清めている、それを考えると何があったのかはすぐに分かるが、とりあえず訊ねてみる。
どう行動に出るかは、相手の反応次第にしようと手を開いて見せたまま、ゆっくりと近づいていく。
それまでよりもさらにゆっくりと近づき、怯える様子を見せたならその場で足を止めて安心させようと。
無理に襲うと逃げそうだから、落ち着かせ可愛がる方が楽しめそうだと、ペロッと唇を舐めずって。
■セルウィ > 「貴女は……?
あ、えと……大丈夫…ですけれど…。」
振り向いた視線の先には長身の、騎士…と言う出立の女性。
震える身を抱きながら、恐る恐る口を開いて観察する。
ゆっくりと、ゆっくりと、どうやら彼女は近づいてくる。
少なくとも…明確な害意や悪意は、今は感じられない。
故に、警戒はしつつも逃げ出したりはせず、おずおずと言葉を返す。
■アルテミア > 「私?私はアルテミア、貴女は?
それなら良いのだけど」
恐る恐る開かれた口と言葉に、にこっと微笑み、優しく返す。とりあえず安心させてからと観察するように向けられる視線を気にせず、完全に互いが視認できる距離まで来たところで足を止める。
足を止めてしまうとどうするのと首を軽く傾げて見つめる。
警戒はhしているが、逃げ出さない様子にさてどうしようかと頭の中で考える。
このまま襲える距離ではあるが、そうしたらこの一度きりで終わり、多少時間がかかっても仲良くなれば一度では終わらないかもしれない。
結論をそう纏め、そこまで警戒しなくても良いわよとまたにこっと微笑みを向けて。
■セルウィ > 「……セルウィ……
…あの、アルテミア…さんは、何しに、ここに…?」
微笑む女性を紅の瞳で見上げながら、少女は自身の体を抱く。
それは無意識に、何かを恐れるように、その身体が震えていた。
近づけばより、その身にまだ残る汚れた匂いは強く感じるだろう。
同時に其処に混ざっている、別の香りも。
……少女が無意識に恐れたのは、目の前の女性に、それを知られることだ。
警戒は…一見して必要のない相手かもしれない。
彼女の対応はそういうモノに見えてはいるが、だからこそ、恐れてしまった。
それを無垢な…ただ親切な人に気が付かれたら、軽蔑されないか、と。
■アルテミア > 「それは、言っても良いけれど、怒らないでね。
いろいろな意味で、可愛い娘がいると良いけれど思ってね。」
微笑みがあだになったのか、逆にまだ体を抱いてしまう。
恐れるように震える姿は、何があったのかを逆に伝えているようなもの。
いたる所から雄の香りは最初から分かっている、それは目の前の少女からも漂っているのまで。
香らずとも、こんな所でこそこそと水浴びをしているのだから、よほどの間抜けでなければ、気が付かないはずがない。
わざとに付ける冠には気が付くだろうかと微かに苦い笑いを浮かべて告げる。
別に貶める気もばかにする気もなく、軽蔑もせず、ただ、可愛がってあげたいだけと両手を開いて見つめる。
飛び込んできたなら、私なりに可愛がってあげる。
それをあなたはひどいと思うことかもしれないから、決めるのは貴方、嫌なら逃げなさい、追わないからとにこっと微笑んで。
■セルウィ > 「可愛い娘…って……。」
それは無論、少女自身…己の事だろう。
普段であればよくある誉め言葉、少し嬉しくはなるが世事だろうと思う程度。
しかして今、それを聞いても…普段以上に、素直には受け取れない。
自身は今、こんなにも獣によって汚されている。
その己を可愛い…だなんて、あまりにもおかしな話だと。
手を広げる女性を、いぶかし気に紅の瞳は見つめるのみ。
「……なんの、つもりなの…?」
普段の他者に対する丁寧な取り繕いの言葉も忘れて、少女は尋ねる。
何が目的なのか、何故、こんな己を可愛いと…かわいがろうとするのか。
それが分からない、悟ることができないから。
逃げるわけでもなく、飛び込むわけでもなく、ただそこに立ち問いかける。
■アルテミア > 「そのままよ、可愛い娘。
一緒に楽しめたり、おいしかったり、さっきも言った通り、色々な意味はあるけれどね」
意味は分かっている様子ながら、身を固くしたまま、返された言葉に、やっぱりと小さく溜息を吐く。
他愛もない褒め言葉とも素直に受け止めきれずに疑ってくる様子に素直に告げる。
ただの見た目から性的な物まで全て含んでいるけどと隠す様子なく。
手を広げているのが逆効果になったのか、さらに訝しむ様に向けられる赤い瞳、もうっと頬を膨らませ、少し拗ねるような様子も見せて。
「可愛がりたい、ただそれだけよ。
無理矢理は嫌でしょ、だからセルウィに決めて欲しいだけ」
何があったのかは知らないけれど、塗り替える様に食べてしまいたい、それを素直に告げ、訳が分からないと立ち竦む目の前で、ゆっくりと着ている物を脱ぎ始める。
嫌なら、今の内に着るものは着て行ってしまいなさいとばかりにゆっくりと。
■セルウィ > 「楽しむ…美味しい……?」
返された言葉に、一瞬…素直な疑問が浮かぶ。
単に一緒に遊べる、一緒に食事をとれる…そういう意味なのか?と。
その知識も経験も、豊富とは言えないが故に
そこに在る性的なものを悟れない。
相手の様子がどこまでも、柔らかなものであるからこそ。
「え、へ…?
あ、え、それ、どういう…っ!?」
彼女がその衣服を脱ぎ始めるまで、全く気が付かなかったのだ。
少女は慌てる、混乱する、どう対応したらいいのかが分からない。
逃げればいいのに、その選択肢に行きつくことが出来なかった。
■アルテミア > 「そう、楽しく可愛がって、美味しく頂くつもりよ」
言葉を素直にそのまま、性的な意味を読み取れずにきょとんとしている目の前で、ゆっくりと脱ぎ始める。
鎧をすべて外し終えたところで、やっと意味に気が付いたのか、言葉を震わせながら、恐る恐るといった様子で告げられた言葉を全て言い切らせる前にこくりと頷く。
「もう駄目よ、猶予はきちんとあげたのに、逃げなかったのだから、セルウィちゃんを可愛がってあげる」
来ている衣服を脱ぎ始めても、怯えているのか、動揺しているのか、混乱したまま立ち竦んでいる様子を時折見つめる。
下着も全て脱いで一糸纏わぬ姿になるとにこっと微笑んでまた近づいていく。
見た目は女だが、股間に肉棒が這えた違和感のある姿を隠しもせずに。
それでも立ち竦んだまま逃げずにいるのなら、捕まえたと抱き締め、、優しく見下ろして。
■セルウィ > 「ま、まって…!
私を…可愛がるって…頂くって…そんな意味だって言うなら…!」
後ずさる、衣服を脱ぎ…微笑みながら近づく女性から逃れるように。
けれどももはや、それをするには遅すぎた。
水を浴びて濡れた小さな身体が包み込まれる。
その肌に触れているのを感じて、身体が震える。
……女性のはずなのに存在する、その下腹部にあるものに胸が高鳴る。
それは、付い数刻前の記憶の想起。
獣となった行為がそれと結びついて――何かが少女の中で疼く。
■アルテミア > 「だから、色々な意味って言ったでしょ。
私は最初から言ったはずよ、ほら捕まえた」
意味に気が付き、後ずさり始めた時には遅く、くすっと笑うと腕の中に捕まえて告げる。
腕の中の濡れた小さな身体、くんと鼻を鳴らして嗅ぎ、腹に当たっているであろう、本来は存在するはずがない肉棒にビクンと震えたのを感じると、抱いていた片手を動かし、腕を掴んで肉棒へと導く。
「どうして欲しいの?」
もう片手を顎の下に入れてくぃっと上を向かせ、耳元で甘く囁き、背を曲げて唇を奪う。
僅かに口を開き、舌を伸ばして互いの唇をペロッと舐め、そのまま口内へと潜り込ませていく。
■セルウィ > 「やめっ…!は、離して…っ」
捕まえられた腕の中からもがいて、逃げようと身体を揺する。
しかしてその動きすら、どこかもどかしく…弱弱しい。
まるでその身体は逃げることを望んではいないかのように。
「どうして、なんてそんなの――ンぶぅっ!?」
だから、口内へと潜り込ませる動作も止められない。
導かれた腕が…小さな手が、肉棒へと触れさせるのも止められない。
唇が重ねられて、その寄り深いところまで混ぜられる、絡められる。
ぞくりぞくりと、その身体が熱を持つ…仄かに秘められたものが疼きを始める。
■アルテミア > 「十分に猶予を上げたのに逃げなかったのは、セルウィちゃんでしょ」
捕まえた腕の中でもがかれるが、揺らぐ事も無く、逃がすはずもない。
体格差以外にも、もどかしさ、弱弱しさを腕の中に感じ、逃げ出したくないのでしょとくすっと笑って。
「可愛がって、あ・げ・る」
重なった唇、舌を伸ばしても拒む様子も見せず、口内へと潜り込んでいく。
舌先で歯列を舐め、口内を弄り、舌に舌を絡め、くちゅくちゃと淫猥な音色を口内で響かせ、時には唾液を流し込んでと楽しむ。
肉棒に振れさせた手も抵抗を見せない様子、軽く撫でさせた後に手を離して背に回す。
背筋をゆっくりと撫でおろすとそのまま尻の谷間に潜り込み、尻孔に触れ、指先で啄むように突っついてと弄ぶ。
■セルウィ > 「んんぅっ…! んむっ、じゅる…ちゅるぅ…♡」
口内が、重なる口が、迫った顔が、それらすべてが少女を惑わす。
艶めかしい、卑猥な感触、混ざり行く淫猥な唾液の音色。
ぽぉっと…いつの間にやら、その表情までもが蕩けていく。
気が付けば自らも舌を絡め…口を開いて受け入れていた。
触れた肉棒を確かめるように、やわらかに、緩やかに撫でていた。
小柄な割に豊満な尻の谷間は柔らかで…そこにある未経験の尻孔にぴくりと身体が揺れる。
■アルテミア > 「んちゅうっ、んぁっ、じゅぶぅっ…ちゅるんっ…♡」
最初は一方的に貪っていたが、流し込んだ唾液を嚥下したあたりから変わる。
硬く閉じようとしていた唇が開き、舌を絡め合い、艶めかしく卑猥な舌の動きを受け入れ、楽しみ始めている。
唇の間で銀糸を引かせて放し、見つめると表情も蕩けている様ににこっと微笑んで。
手を離した後も触れている肉棒を確かめるように優しく撫でられるとその手の中に熱を、固さを増したのように感じさせて
豊満な尻の谷間の柔らかさを感じながら触れる尻孔、軽くついばむ感触は固く、未経験なのを感じ取って。
「初めてを楽しませてもらう気だけど、中は綺麗?」
耳元甘く囁くと、どこかを意識させるかのように軽く爪を立て、カリッと尻皴を緩く掻き、指の腹を押し付けるとゆっくりと捏ね始めて。
顎を上げさせていた手は前に回り、下腹にハートを描くように撫でる。
指先にゆっくりと魔力を集めながら、何度も撫でて淫紋を描く下地を作っているのを感じ取れるか。
■セルウィ > 「んぶっ…♡ じゅぅ…れりゅ、んちゅ…♡ ふ、あぁ…♡」
蕩けた瞳の奥に宿るのは獣の欲。
少女の内に刻まれた、目覚めさせられた雌の本能。
その微笑が、いまはどこかより柔らかなものに見えてしまう。
手にした堅い肉棒に、きゅんっと身体が求めているのを自覚する。
はじめての尻孔を啄まれて、何を意味するかを感じ取る。
「へ、あ…♡ あ、え…と…♡ ンンゥ!?」
訊ねられた、言葉からもその意味合いは直ぐにわかる。
びくりと爪の刺激に身体をはねさせ…どうだっただろうかと思案して…
ふるりふるりと首を振る…もはや今は、正直に。
腹部に集まる魔力への警戒すら、今の少女からは無くなっていた。
■アルテミア > 「可愛いわよ、セルウィちゃん♡」
蕩けた瞳の奥に宿った獣欲、雌の本能が目覚めているのを感じると耳元で甘く囁き、カリッと耳朶を甘く食んで。
向けた微笑みに一段と表情が柔らかく蕩けた様子を感じ、ペロッと右頬を舐めて。
手の内で熱く硬くなる肉棒を感じ取ったのか、軽く揺れた様に見えるとくすっと笑って。
尻孔を軽くついて上がった声に微笑み、優しく指の腹で撫で解して。
「綺麗にするのに、恥ずかしい姿を見せて貰うけど、良いよね?♡」
訊ねると一瞬だけ見開かれた瞳、それでもその意味をすぐに理解したのか、恥ずかしそうに首を振られるとさらに辱めるように甘く訊ねる。
尻皴を掻いただけで見せた過敏な反応、嫌だと答えた所でするのは決め、弄んでいた尻孔にずぷっと軽く指を潜り込ませて。
下腹に淫紋の下地を整えていても警戒する様子を見せなければ、ゆっくりと浸透していき、子宮を模したハート形の淫猥な紋が浮かび上がる。
今はまだ描きあげただけ、どういった魔力を宿させるかは、この後次第でと。
■セルウィ > 「は、うぅんっ!♡ 」
先ほどまでは信じることもできなかったその言葉が、胸を揺るがす。
目覚めた雌が、獣の欲が、その素直な言葉を受け止めさせる。
びくりと噛まれて震え、解されてひくひくとし始めた後孔に息を吐く。
「はぁ…ふぁ…♡
は……いぃ…♡ ン、きゅうぅんっ!?♡」
そこにぬぷりと指が沈み込めば、その反応はより明確に。
甘い声、跳ねるように感じる身体…
曝け出す、もはや隠さなくていいと、本能が叫ぶ。
だから、きっとどんなに恥ずかしいことでも、晒していい。
浸透した魔力は紋様を成す。
卑猥なハートの光がぽかぽかと浮かばせながら、胸を高める。
これから何をされ、何を施されても、きっと今は受け入れてしまう。
■アルテミア > 「セルウィちゃんは、私とどんな関係になりたい?」
少し前までは受け入れられなかった言葉を、嬉しそうに受け入れたのを見て耳元に囁く。
どんな事を言ってきても私は嫌わないのよと甘く甘く蕩かすように。
甘噛みに震え、尻孔の感触に息を吐く様子にお尻が敏感なのねと囁きを付け足す。
「すぐに出しては意味がないから、少し我慢してもらうわよ。
子供の様に抱えられてが良いかしら?」
ぬぷりと指先を少し埋めただけで零れ落ちた甘い声、跳ね上がる身体にやっぱり敏感で可愛いのねと反応を褒めて。
隠さず正直に全てを曝け出しなさいと指を少しずつ腸内に潜り込ませ、根元まで埋めた所で魔力を使い、冷たさを感じさせない程度の水でゆっくりと軽くお腹を膨らませる。
その状態で耳元に囁き訊ね、腸内に溜まった水をゆっくりと栓にした指先で掻き混ぜて。
魔力が淫紋を成すと淡く淫猥な桃色に輝いて。
淫猥なハートの光は身体に暖かさを感じさせ、乳腺にも作用する。
身体の内に淫猥な熱を齎し、ゆっくりと母乳を作り、さらなる豊胸作用を。
■セルウィ > 「どん、な…?♡ わたし…は…♡」
どんなふうに、どう扱われたいのだろうか。
彼女は嫌わない、どんなことでも受け入れる。
だって今、こうしてお尻を弄られてそこを綺麗にすることだって…
彼女はきっと私を蔑まず、受け入れてくれるのではないのか?
そうだとすれば…この身体が、獣となった自身が望むのは……
「あ、ぅ…んんぅ!♡♡
ひゃ、ひゃ……いぃ♡ か、かかえて…おねがい…♡」
とくり、とくりと、沈み込んだ指先から注がれる。
内から清め、これから使う場所を整えるためのものが。
膨らんでいく、ぽこりと、まるで妊婦の様に、
そして甘える、乞うように恥ずかしいはずの事をねだる。
それと共に、刻まれたものが機能を始める。
ぷくりと服の上からわかるほどに、胸がさらに膨らんでいく。
特にその先端はぷっくらと…何かの準備をするように。
■セルウィ > <一旦区切りとします>
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセルウィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアルテミアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
ここには、他にも平民地区、富裕地区もあるものの。
少女は、どちらかと言えば、こうした場所を好む。
まぁ、三つの地区の中で、一番自由気侭に出来る、と言うのもあるし。
何より、少女にとって、この地区が一番楽しそうなものがある、と言う事が大きいだろう。
とん、とん、といつものように、建物の屋根を伝っての移動。
そして、いつものように、周囲を見渡す視線は、何かあるかと巡らせる。
変わった店や露店、何かありそうな場所。
そして、興味を持てそうな、誰か。
そうしたものを探りつつの、屋根上散歩。
■タマモ > ちなみに、少女の行動範囲に、制限はない。
鋭敏な視覚は、聴覚は、何かあれば逃さない。
何かしらの事情を持ち、目立たぬようにしている。
そんな店や、職業の者、偶然にそうしているとか。
逆に、好奇心旺盛な少女からすれば、格好の獲物、と言えるだろう。
…いや、まぁ、普通に生活をしていても。
気紛れで、悪戯したり、襲ったりもしている訳だが。
うん、そこは気にしてはいけない。
「ふむ…さてはて、今日はどうじゃろうなぁ…?」
とん、高めの屋根の上で、一度足を止め。
改めて、見通すように、額に手を添え周囲を、足元を見渡す。
少し前まで、小雨が振っていた。
その為、普段よりも人の行き交いは、微妙に少なめだ。
とは言え、そんな日だからこそ、と言う者も居るのだろうが。
■タマモ > とは言え、こうして自由に動いているも。
本来は、決して自由にしていると、良い訳でもない。
この王都内、人気の疎らな裏の街道、少女は一応、そこでの有名人でもあった。
金色の悪魔。
狐を模した部分の毛色から、そう呼ばれるのは。
相手を選ばぬ、その実力と、行動理由だった。
誰かからすれば、軽い悪戯で済む、ただの悪戯っ子。
しかし、ある者からすれば、襲われ、後々に色々と影響を残される、良し悪しの分かれる相手。
更に、悪さをする小悪党からすれば、それを理由に嬲られ、弄ばれる事も多々あると言う。
老若男女を選ばぬ、そんな少女の行動は、色んな意味で、助けとなり、災害ともなりえるのだ。
そのせいで、冒険者ギルドから、注意等をする為、捕縛の要請も依頼である程である。
「………むむむ…」
屋根の上で、軽く唸る少女。
周囲を探るも、どうやら、今日はハズレの日だったか。
腕を組みながら、軽く空を見上げ、思案をし。
はふん、と軽く溜息を吐く。
とりあえず、もう少しだけ。
のんびり探し、何も無かったら戻ろうと。
■タマモ > 「む…?」
ぴくん、少女の耳が揺れる。
足元に広がる、貧民地区の光景から。
その視線を、富裕地区のある方角へと向けて。
「あー…また、何かありそうじゃのぅ。
仕方無い、少しだけ、寄るとするか…」
ぽりぽりと、面倒そうに頬を掻きながら。
ぽつりと、そう洩らせば。
とん、と軽く屋根を蹴るも…その姿は、次の瞬間、その場から消え去って。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。