2022/04/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/安宿」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/診療所」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 安宿、娼館、或いは入り口付近に飲んだくれが転がっているような酒場が立ち並ぶ中。
ほぼ崩れかかって診療所名も読めない程にさびれた診療所の中で、ふう、と一人息を吐く女性が一人。
薬剤の調合に飛び入りの客の治療、空いている暇があれば清掃その他諸々。
貧民地区に派遣された、との触れ込みである医師は日中から酒を飲む程にはやる気も無く、如何にも怪しい雰囲気が漂っている有様。

「…………」

しかしながら、それでも助けを求めてくれる相手が居るのならば、とそんな心持ちと、
治安の悪さがもたらすトラブルをどこか心の奥底で求めながら、それでもこの場に合わせて治療師としての仕事を済ませていた。

「お疲れ様です……それ、では」

終業時間になって、診療所併設の簡素な寝床へと足取りは向かっていく。
豪華とは言えないが飛び入りの急患に一番早く対応出来、この様な場所でも人を救いたいと、そんな慈愛の心を抱いており――

NPC > 「――ああ、奥の部屋だ。へへ、毎度」

酒気の抜けきっていない赤ら顔に満面の笑みを浮かべた診療所の主である医師は、金勘定を済ませると彼女が寝入っていた部屋へと何者かを通す。
内心で彼女が願っていたもう一つの想いに意図せずして答える様に、ありふれた調子で彼女の身柄は何者かに預けられる事となっていた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/診療所」からレフェーリアさんが去りました。