2022/04/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にホガインさんが現れました。
■ホガイン > ここは貧民地区にある孤児院。限られた数の孤児を受け入れ、孤児院の中で自立する也貰い手が現れるまで面倒を見る慈善事業……と言う表向き。
実際には孤児の中でも見た目が良かったり、ある種の才能を持っている子供を高値で売り飛ばすための売買施設ともなっていた。
孤児院の中でも入り口から遠い場所にある理事長室の中は来客を迎え入れる為の場所でもあり、それなりに広い作りになっている。
今は自分が質素な椅子に。その向かいにある椅子には来客である相手――果たして寄付目的なのか、それとも探りに来たのか。商売相手なのか。客を招き入れて、応対している場面だった。
お互いの間にはテーブルが置かれ、質は良くないお茶と質素な菓子が並べられているのだった。
■ホガイン > 孤児院の収入源はいくつかに別れている。
表向きは孤児達や手伝いに来たシスターが育てた野菜などを少し高い値段で平民や富豪に慈善事業として売りつけるやり口。
清流派の貴族からの寄付金。シスター達が街に出て募金を募る事もある。
だが、それでは到底運営などできる筈もない。
裏の顔。人身売買やシスター達に春を売らせる。はたまた、モノクルの効力で普段以上に気を大きくさせ巨額の金を寄付させる事もいとわない。
孤児を利用して好色家に子供を貸出、社会勉強をさせたり表では流通させられない様な品々の中間取り扱いや一時保管を受ける事もあるのだ。
そこも含めればようやく運営どころか、自分の私腹を肥やす事も出来ようと言う物。
(今は貧民街から好き勝手には出られないが――ホホホ。何れは富裕地区にも出向き、金を搾り取るとしよう。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にコリーンさんが現れました。
■コリーン > (地方の教会から王都の教会へと金銭と引き換えに派遣されて、貧民地区にある、孤児院付の教会にて働くようにと言われ、表の評判しか知らない女は自分と同じように孤児の子供達の為に働けると喜んでいて。
責任者である院長に、就任の報告と自己紹介を済ませ、椅子に腰かけお茶とお菓子には手を付けず、これから働くことへの不安と、期待に瞳を揺らしていた)
「コリーンと申します、これから宜しくお願い致します、院長様」
(深々と頭を下げ、顔を上げてじっと相手の目を見つめる。
物静かで大人しげで、か弱そうな見た目は相手からは良い獲物に見えるかも知れず)
■ホガイン > 「おぉ、コリーンですか。早い到着でしたね。
孤児もみな、新たな姉が出来ると喜んでいましたよ。
そう緊張せずとも構いません、これから私達は孤児の為に共に働くのですから。」
茶や菓子に手出しをしないが、教会から買い付けたこのシスターは見た目も良く肉付きも良い。
孤児の様な細身の子供とは異なった客層に人気もあるだろう。丁寧な言葉遣いに大人しそう。そしてひ弱とまでいかなくとも見た目よりも力があるとは思えない相手なのだから、実に良い獲物と言えた。
「コリーンには自室を用意してあります。ベッドこそ粗末ですが――持ち込む物は自由ですし、子供たちに本を読み聞かせる事も自由です。そちらに案内しましょうか。」
ゆっくりとモノクルに透視の力を与え。衣服の内面を舐め回す様に見つめながら席を立つ。
彼女よりも前に立つようにして、向かうのは彼女にあてがわれた個室になるのだろうか。
それとも、彼女が此処での仕事の件で質問があるならそれが優先されるのだが。
■コリーン > 「ありがとうございます、院長様。
はい、私も子供達のお世話ができるので、とても嬉しいです。
これから宜しくお願い致します」
(優しい院長の言葉にほっとしたように、頭を下げて小さく笑みを零し、相手への警戒感は全くなく、孤児院を運営しているのだから、善人に違いないと信じ切っていて。
相手が心の中で何を考えているかも知らず、これからの孤児院での仕事を楽しみにしていて)
「そんな、院長先生にご案内して頂けるなんて、恐縮です……でも、ありがとうございます」
(わざわざ責任者である相手に案内してもらうなんて恐れ多いと思うものの、相手からの好意を無碍にしてしまうのも申し訳ない。
そう思えば相手に促されるまま、部屋に向かう為に立ち上がり、お願いしますと、小さく頭を下げる)
■ホガイン > 新たな世話役でもあり、金の生る樹とも言えるシスターを引き連れて、茶菓子と茶は其の儘に部屋を後にしていく二人。
この後どうなるのかは――当人のみぞ知り得る話、だろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からホガインさんが去りました。
■コリーン > <<場所移動致します>>
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からコリーンさんが去りました。