2021/09/30 のログ
■スエード・アームストロング > 「おう、頼んだぜ?」
相手がメイスを叩くのが見えて、この前仲裁したときはでかい斧を持っていたのを思い出し。
ああ、と声が漏れた。
「あの斧も団長からか?」
ふと、疑問が口をついて出た後の言葉に目を白黒と。
「え、奢りで娼館とか? 羨ましいなおい」
びしり、と片手でツッコミいれようとして。
やめた、相手の言を聞いた瞬間手は止まって、手をプルプルと震わせる。
そして、お返しのはずが素直にいちごをもらっていく様子に拍子抜けした後、唇をなめられれば一瞬の硬直の後に何事か分かって口をパクパクと。
「……だーめだ、クレイグに勝てそうにねぇや。ま、今度は勝つけどな!」
早漏だったら煽ってやる、と左手で丸を作って右手の人差指でジェスチャー。
■クレイグ > 「あれは、団が懇意にしてた鍛冶屋のおっさんが悪戯で作ったような武器だな、何だかんだ気に入って使ってるけど」
冒険帰りならまだしも買い物の時に持ち歩くサイズではないとも気づく。
「いや、奢りとというか、代金は多分天引きだったんじゃないかね、そもそも初戦場で、その後始めてだった気がするし、そのころはまだ個人の金なんか持ってないぞ、奴隷だったし」
掌をひらひらさせて、軽く言って。
「そこはほれ、経験の差よ…戦いも色事もな、これでもスタミナはある方だぞ、男同士で比べたりしないから多分だが…ま、満足させれるようにがんばるさそっちも、戦いもな」
此方は片手で人差し指と中指の間から親指を出し入れして。
「しっかし、下品なことしてるよな、これ」
くっくと笑う。
■スエード・アームストロング > 「まあ、あの斧はまともに振れるように作ってねえな。怪力め」
あれを見たときはチンピラのほうが一刀両断されなかった、と
笑いながらつぶやき。
「ああ、そうか。そういやそうだったっけか。まあでも、初めては気持ちよかったんだろ? え? どうだったんだ? おい」
ニマニマと、厭らしい笑みを浮かべながらおっさんのような言を紡いで。
「年の功ってどっかで聞いたな。どこだっけ。まあいいや、気絶するまで激しくな? 戦闘も激しくやろうぜ。期待してる」
お互いに下品なジェスチャーをした後に、此方も笑って。
「おっさんみてえだよな。あ、クレイグはおっさんか。なんか友達見てえで楽しい」
此方も笑うと、笑い合う形となって。
■クレイグ > 「あれ手に入れてから最前線突撃部隊の一番前にいかされたからな」
思い出し笑いを浮かべながら。
「初めては…どんな相手かは憶えてないが、気持ちよかったのは憶えてるな、確かに」
随分前すぎて確か娼婦だったクリしか覚えておらず、
「そこら辺は気張らせてもらうさ、どっちもな」
そもそもぬるい相手と戦闘しても報酬はたかが知れているし。
なにより、命のやり取りを感じる相手と戦った後だからこそ、性的興奮も高まる、それは経験済みだ。
「おっさんだな、そろそろ四十が見えるくらいだ…ま、お互い気楽でいいじゃないか」
そういって、立ち上がり、尻のあたりをぱんぱんと埃を払う。
■スエード・アームストロング > 「ひひ、そりゃあんなごついの振り回すんなら最前線行きだって」
あの大きなおおのを振り回す光景を思い浮かべ、喉奥で笑いつつ。
「男の始めては気持ちいいって聞くしなぁ。俺は逆だったぜ?」
まったく、ヒデェ話だ。とぶすくれて。
「おうよ、俺も気張らせてもらう」
ひひ、と激しい戦闘を思い浮かべ昔の血がたぎるのを感じつつ
その後のご褒美にも思いを馳せた。
「ひひ、立派なおっさんだな……ま、確かに」
立ち上がった相手を見やれば、そろそろ交代の時間かと此方も腰を上げた。そしてヘルムといちごの小袋を腰にくくりつけ。
「今日は楽しかった。また遊ぼうぜ?」
言うが早いか、後ろから扉の音が開き「交代だぞ」と同僚の声が聞こえた。
「うるせぇボケ。気を利かせろってんだ童貞野郎」
チッ、と舌打ちをした後。相手へとひらりと手を振り。
「ここで見送るぜ?」
■クレイグ > 「結局何でか部隊長までなったんだけどな、あの傭兵団は今考えるとおかしいな」
ぐいっと体を伸ばして、マントを拾ってこちらもパンパンと埃を払って纏いなおし。
「んじゃ、、今度連絡するからな、そん時はよろしくな…おっさんの頑張りみせてやっから」
くっくと喉の奥で笑いながら。
「あぁ、んじゃ任務頑張れよ」
そう言って、手をひらひらさせながら歩いていく。
■スエード・アームストロング > 「まあいいじゃねえか。お人好しに出会えたんだ」
兜を被り直し、ゆっくりと息を吐くと肩を回し。
「おう、待ってるぜ。ひひ、楽しみにしてる」
此方も返すように笑った後。
「おう、金のためと思って頑張るさ」
歩いていく背中を見送ると、抗体の騎士の頭を一発叩いて娼館へと入っていき。朝まで任務を努めたのだろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からスエード・アームストロングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクレイグさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にダリルさんが現れました。
■ダリル > 皆が寝静まった頃、宛がわれた部屋をこっそり出た。
黒のインナーにスパッツ、黒いマントを羽織りつつ、足音に気をつけて廊下を辿り、
裏通りに面した窓から忍び出て――――数分後。
安い飲み屋や娼館が並ぶ辺りからは通り一本外れた、
酔い潰れた男がそこここに寝転がるばかりの、細い裏路地。
黒ずくめの少年はフードを目深に被り、大股にそんな界隈を闊歩していた。
横目に酔っ払いたちを観察するが、既に素寒貧で転がっているような連中だ、
懐を狙っても、大した実入りは望めそうにない。
狙うならせめて、まだ、自力で歩ける程度の酔っぱらいでなければ。
「……ま、いっちばん狙いたいのは、トロそうなお貴族サマのボンボン、とかだけどね」
そうそう、そんなカモがうろついているものだか。
とにかく少しだけ、歓楽街の方へも足を伸ばしてみようかと思っていた。
■ダリル > 「――――お、っと……」
この界隈に住むものだけが知っている、更に細く入り組んだ路地。
そちらへ入れば近道であるから、と足を踏み入れたところ、
ブーツの踵がぷにゅり、と何か柔らかいものを踏んだ。
素早く足を引きながら見降ろすと、踏まれたのも気付かずいびきをかく男の姿。
身形はそれなりに良さそう、というより、良かったのだろうが、
指輪やブローチ、飾りボタンの類も毟られているし、
当の本人も、安酒でか、女でか、背骨まで抜かれたようにぐんにゃりしている。
ほんの少し、コイツの懐を探ってみようかと思ったが、
「……や、ねぇな。
多分もう、根こそぎだろ、こりゃ」
いつからここに転がっているのか知れないが、踏まれても起きないレベルでは、
きっと既に、めぼしいものは奪われた後だろう。
そう思いながらも未練がましく、ペロリ、ボタンのとれた上着を捲ってみたりなぞ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクレイグさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクレイグさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > 男の上着を捲り何かないかと探っていると、足音が聞こえ、声がかかる。
「おいおい、近道しようと思ったら…昏睡強盗か?」
そう声を掛けたのは、硬皮鎧にメイスに黒いマントを羽織り、背中には大きな革袋を持った中年戦士風の男。
2m近い身長、肩幅などはダリル自身の倍近くに見える。
「全身むしられて、酷いありさまだな、お前さんがやったのか?」
続く質問だが、その質問自体は強い口調でもなく、ただの事実確認の様に思える感じで。
立ち位置的にはダリル自身が来た側に立っており、抜け道という事を知っていて此処を通った風に見える。
その視線も特に咎めるような物ではなく、何か懐かしい物を見るような視線だった。
■ダリル > 酔っ払いの上着を捲って上体を屈め、懐を覗き込んでいたところ。
背後からかかった声に、ひょこりと顔を上げて振り返る。
少年自身が小柄であるからか、縦幅も横幅も、ほとんど路地を塞ぐレベルに見えた。
それでも、まっすぐ見つめ返す眼差しも、表情にも、臆した風は欠片も無く。
「だれが強盗だよ、おっさん。
このオレが、そんな乱暴者に見えるってか?」
ぱ、と捲った上着から手を離し、両手を腰へ宛がって、
後ろ暗いところはありません、という代わりに胸を張ってみせる。
深く寄せた眉根の下、じっと相手を見据える瞳は、もしかすると、
相手を値踏みしているようにも見えた、かもしれないが。
「オレは単なる通りがかりの、善良な一市民、ですぅ。
このおっさんはオレが来る前から、ここにこうして転がってたの。
オレは、介抱してやろうとしてただけ」
返す言葉に散りばめられた嘘を、さて、相手は見抜くだろうか。
■クレイグ > 帰ってきた言葉に苦笑を返しながら、目の前の相手と地面に転がる相手ををじっと観察する。
地面の男は酔いでぐったりしているような様子、そして目の前の相手は。
「…あぁ、女かと思ったら男かお前さん」
暗がりの中細められた目で、割と失礼な事を言いながら、何やら頷き。
「ふむ、強盗ではたしかになさそうだ、悪かったな…でも介抱はしてなかったよな、動き的には探ってる感じだったし」
歩いてくる途中から男の傍に身を屈めて上着の内側を探っているのは見ていた様子。
裏路地の近道を知っている事と良い、その落ち着き用と言い、男はこの手の現場を見てもあまり気にしていない様子だった。
「あ、一応確認させてくれ」
そう、慌てても地面の男も気にしていないが、ダリル自身は気になったようで。
言葉とともに、手がダリルの胸元へ伸ばされ、何かを確認しようとしてくる。
■ダリル > 「―――――――――」
間違われるのは慣れている、むしろそれを利用していることも多々ある。
なので、失礼な、とは思わないが。
ここはひとつ、わざと怒ったように顔を顰めて。
「……いーかげんにしろよ、おっさん。
そこまでヒトを疑ってかかるっていうんなら、こっちにも考えってモンが、」
声変わりもしていないような高い声、多少低くしてみても迫力はなかろうけれど、
肩をいからせて、視線に剣呑な角度をつけて、―――――しかし。
不意に手が伸びてきたものだから、ほとんど反射的に、一歩、後ろへ身を引いた。
相手の手は空を切ることになるだろう、少なくともこの、一度は。
ただし、更にと素早く手を伸ばせば、ぺたりと薄い胸元に触れるのは難しくない。
「なんだよ、女じゃねぇって確かめたいとか?
それとも、なんか盗ったもんがあると思ってんのか?」
もう一段、不機嫌そうに声が低くなった。
■クレイグ > 「あぁ、いや…別段そこの男が何者でも、お前さんが物取りでも俺としては構わないんだが……(昔、似たようなことしてたし)」
手を伸ばし避けられながらそう言って。
後二飛び退かれて残念そうな顔をしつつ。
「いや、男かって言ったんだが、声とか体見てると、なんかもやもやしてな、女か確認したかったんだが」
伸ばした手を途中まで引いて、もう一度ささっと手を伸ばす。
先ほどよりも半歩踏み込んで少し後ずさった程度では避けれないようにしながら。
「と、言うわけで確認っ」
ペタンとその手が胸元に触れ…ふにふにと動かされて…。
「あ、男であってるか」
そんな言葉を吐き、そのまま胸を撫でてくる。
■ダリル > 「だぁ、から、違うっつってん、――――――― おい!」
しつこいな、このおっさん。
――――――そう言いたげな顔は、今度こそ、演技抜きの本心をあらわしたものだったが。
再度伸ばされた手は避け損ねた、というよりも、なんだかもう面倒になって。
布地越し、ぺったり、とほぼ平らな感触を、大きな掌に伝えることに。
「―――――――― おい、おっさん」
しばらくは。
これでもしばらくは、好きにさせておこうと耐えたのだ。
しかし、――――――確かめるだけならもう充分のはず、なのにまだ、
心なしかエロい手つきで触れられていると、こう、ムズムズと。
「………いーいかげんに、しろっ、ての!
てめ、これ以上触んならカネとるぞ?」
べちっと、胸元を探る相手の手の甲を引っ叩こうとしながら。
■クレイグ > 「うーん…あ、何だな、男なのは確かなんだがお前さん鍛えてないな、なんかやわっこい」
怒りと呆れをを向けられながらもマイペースにそんなことを言い。
薄いインナーの裏に、少し硬さを感じたような気がして、そのまま撫でさすりながら、
「ふむ…金払えば触っていいのか、どのくらいだ…」
カネの言葉に普通にそう言って、さらに。
「ちなみに、追加払ったらその先は?」
ダリルが男だと確認し、怒らせているのに無遠慮にそういって、手の甲を叩かれ。
時に痛みはなかったのか、叩かれた手がマントの内側の腰にあった袋に伸びて、軽く叩くとジャラジャラとそこそこのゴルドが入ってそうな音が聞こえる。
「あ、スリとかはやめてくれよ…自分の事だと見逃せ無いからな」
■ダリル > 「てめぇの手がカッテぇんだよ、ざけんなおっさん!」
それなりに、気にしていないこともない点を指摘されたので、
目許に、頬に、ほんのり屈辱の赤みが差す。
叩いても触ってくるのなら、今度は連発、と思って身構えていたら、
なにやら妙な方向へ話が向かい始めたような。
財布に触れているのだろう、なんとも魅惑的な金属音が、―――――しかし。
「いや、そうじゃねぇ、そうじゃねぇだろ、
………追加って、先って、あのな、おっさん……オレは、」
相手の顔をじとりと睨んでみたが、どうやら、まるきり冗談、というようには見えない。
そんな商売、したいと思ったこともなかったけれど、
――――――ああ、それでも。
「この距離で、正面から懐に手ぇ伸ばすほど、命知らずじゃねぇっつの。
てゆーか、………なに、アンタ、オトコでもイケるヒト?」
改めて、相手の上背だとか、身体の分厚さだとか、下半身の一部だとかを、
検分するように眺めつつ。
まずはかるーく、探りを入れるための問いを投げた。
■クレイグ > 「ガタイの良さを文字通り買われたもんでな、そのおかげで稼ぎ口は多いんだが」
耳もとを見ると、多少尖っている気もする、もしかするとハーフか、とか思いつつ。
頬を染め、悔しそうにするその顔に何やら体の中で蠢くものがあるのを感じ。
「ま、それを聞いて安心だ
普通にイケるぞ、流石にごつい漢とかはダメだが」
もう一度ダリルを上から下までしっかりと見る、その視線は性的な相手を観察するような視線で。
しっかりと見終わった後で、くっくと喉奥で笑いながら、
「お前さん位の相手なら全然いけるな、顔も女顔だし、好みの部類だ」
体格相当の性器のサイズがあるとすれば、ダリルにとってはかなり大きいと言えるサイズだと予想がつく。
「で、どうする…こっちとしては無理強いはしないが、さっきの様子だと物入りなんじゃないか?」
そんな言葉を告げて、ダリルの答えを待つ。
■ダリル > 「デカけりゃいいってモンじゃねぇぞ、ちくしょ……」
吐き捨てるように呟いた唇の尖り具合が、また、正直に『悔しいです』といっているようなもの。
両親の顔など知りもしないが、恐らく少年の外見は、今のところ、
母親譲りの色白、金髪、緑の瞳、どれをとっても母親譲りだ。
だから、そう、―――――ゴツくもないし、まあ、それなりに、
「………女顔とか、褒めてねぇからな、それ。
つか、オレの方は逆に、不安が増大してるんだけども」
ぞく、と背筋が寒くなったような気がして、無意識に我が身を抱き締めるよう、
ついでに二の腕辺りを、こしこしと撫で摩りながら。
いったんは目が釘付けになってしまった下半身から、やや無理矢理に視線を外し、
相手の肩から腕、胸板、その辺りの筋肉のつき具合をもう一度確かめて。
無理強いはしない、というけれども、無理強いされても抵抗し切れないだろう、と、
溜め息交じりにふっと肩から力を抜き。
「――――――カネは、いつだって欲しいよ。
けど、………ココじゃ、なくても良いだろ?」
人通りの少ない裏路地ではあるが、なにしろ、孤児院から近すぎる。
老院長や、院の子供たちの眼に触れるのは避けたかった。
ので、――――――初めて少しばかり、相手の機嫌を窺うような目つきをして。
「ココじゃなければ、ドコでも良いよ。
アンタの好きなトコで、……朝まで、アンタの好きにして良い。
その代わり、……カネ、弾んでくれよ?」
■クレイグ > 「ま、このガタイのせいで前線の一番前とかやらされたからな」
そういって肩をすくめて、苦笑しつつ。
ダリルの言葉に、男には確かに誉め言葉じゃないなと納得して。
「それじゃ、近くに連れ込み宿があったはずだから、そこ行くか
あれだったらフード被っとけば顔は見られないだろ」
少年のフード付きマントを視線で示しながら。
近づいて肩を抱く…見ていた以上にしっかりした硬い体と大きな腕、胸板を感じられる。
「取り合えず、こんな感じでどうだ?」
一般の人が10日程は楽に暮らせる額を提示して、先に半額を渡してくる。
信頼なのか、契約金なのかは悩ましいく感じる所だ。
■ダリル > 「……ソレ、聞きようによっちゃただの自慢だぞ」
特にこの会話の流れでは、ガタイ自慢のように聞こえる。
しかし、それはともかくとして―――――指を差されて、思い出したように、
ぱさ、とフードを被り直した。
肩を抱かれて、身を寄せればますます実感する、体格の差、膂力の差。
また、ほんの少し、反射めいて身を震わせたものの、
「――――――オトコ相手に、気前良過ぎて気味悪いんだけど。
アンタ、特殊な趣味とか持ってないよな……?」
差し出した手に握らされた金額、それが半金だと言われれば、
なんだか警戒したくなってくる。
これを握って全力疾走で逃げる、というのはどうだろう、などと、
往生際の悪いことを考えながら――――――とりあえずは、連れ立って歩き出すことに。
■クレイグ > 「そうか?、一番危険な場所だったんだが、金は結構多くもらえたけど」
こちらはフードなどはないタイプなので、そのまま歩き出す。
肩を抱けば小さいなとまた実感し、少し楽しみにもなる。
「比較的普通だと思うぞ、縄とか鞭とかそんなのは使わない…
そっちが使えってんなら使うが違うだろう?」
そんな事をいいながらしっかりと肩を抱き寄せる。
逃げるために動き出そうとすればこの肩を掴む手に力が入るのだろうとそんな予想は付く。
そして暗がりの中、二人で歩いていく、その先にある一軒の宿に。