2021/08/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。
■ボブ > (裏社会の顔役からちょっとした頼み事をされて、それを無事にこなし、顔役から報酬を受け取った男。
顔役の面子もある事ゆえ、結構な金額を包んでくれて、それを懐に収めながら、
男は少し困り顔で日が暮れた暗い通りを歩いていて)
「旦那も俺との間なんだからこんなに金を積まなくてもいいんだけどな……。
さて……どうやって散財するかな…、一番手っ取り早いのは酒と女といった所だが…まずは酒に軽く浸るかねぇ~」
(そんな独り言を呟きながら通りを歩き、手ごろな酒場を探し始めていく男)
■ボブ > (どこかの酒場へと入ろうかと色々散策していれば、その男が来た方向から、顔役の所の若い衆がやって来て)
『ボブの兄貴、親分がもう一つ頼みたい事が突発的に現れたから、こっちに戻ってきて欲しいって事らしいっす!!』
「はあ~~ぁ、旦那も本当に裏の世界の調整に真面目だよな。
分かったよ、すぐに戻るよ』
(若い衆に顔役からの伝言を聞けば、ついつい男はため息を吐いてしまうが、
そんな真面目な顔役の事は嫌いではない男はその頼み事を受け入れる事を心に決め、若い衆と共にもと来た道を走って戻っていった)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にレムリアさんが現れました。
■レムリア > 貧民地区のスラム街。
治安の悪さは、後ろ暗い者達に取っては都合のよい場所。そんなスラム街の半ば打ち捨てられた教会に今宵は熱気がこもっていた。
内装が持ち去られてがらんとした廃墟じみた空間であった礼拝堂には、肌も露わな無数の男女が嬌声をあげて交わり、部屋の温度と湿度とをあげていく。
その様を見下ろすかのように一段と高くなった壇に設えられた豪奢な椅子に脚を組み、ひじ掛けに頬杖をついて頬杖をついて、温度の低いまなざしでその狂宴を見つめる姿がひとつ。
「魔族崇拝者のサバトか……」
珍しく召喚などされるから応じてみたが、雰囲気からして本格的な探求の徒でない。召喚者の身なりや健康状態の良さからして、富裕層や権力者などの暇と力を持て余した連中の遊び半分の召喚儀式の果ての結果。
残り半分の本気の部分も、更なる色と金、権勢を求める欲望にぎらついたモノ。高位の魔族召喚に成功して感動し、色々と口にしている言葉を半ば聞き流しながら、どうしたものかと頭を悩ませる。
言葉として垂れ流される欲望に満ちた願いは、誰それを堕としたいだとか。言う事を聞かせたいとか、若さを取り戻したいとか。ありふれた、つまらない内容。
目前の男女の絡みが召喚式を儀式魔術化して、才の無さを人数で補ったっぽいのは目を引くが。それぐらいか、とあまり評価するところが無いなと行動意欲がわかない。
何か、面白いイベントが。一波乱あれば、楽しめるのだがと間延びした思考を紡ぎながら。召喚に応じたからには、ある程度は要望に応えるかと願いの内容に耳を傾ける。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクル・コービンさんが現れました。