2021/07/14 のログ
ヴェルソート > 「……~~♪」
そのまま、歌声と共に路地の奥へ……

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」からヴェルソートさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 とある通り」に真白さんが現れました。
真白 >  
貧民地区の娼婦通りと呼ばれる通り。
その名の通り、通りには多くの娼婦が客を待っている。
年齢体型様々なその中に、一際背の低い少女が一人。
他の娼婦は通りを行く人に声を掛けたり絡みついたり、様々な方法でアプローチをしているのだが、自身だけは何もせずに突っ立っているだけだ。
精々こちらへ視線を向けるものに視線を返すだけ。
声もかけずアピールもしない。
ただ黙って案山子のように突っ立っているだけだ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 とある通り」にネメシスさんが現れました。
ネメシス > 数名の護衛を引き連れ、娼婦通りを歩くネメシス。
今日の目的は通りの見回りと目ぼしい娼婦が居れば買い取る為。
好みはとびきり可愛い子やちょっと変わった能力を持っている子。
そういった相手に自らの子を孕ませるのが日課となっていたりするのだが。

「あの子、良さそうね。」

目に留まったのは文字通り棒立ち状態の小さな女の子。
体つきもどちらかと言うと子供っぽい。
服も至って普通に見えるがなんだか不思議な違和感を感じさせる。
それが何かまではまだ分からない。
ひょっとしたらただの勘違いかも知れない。
それでも気になったので、護衛に少し離れた所で待機させると笑みを浮かべて近づく。

「こんばんは。 客待ち?
良かったら一晩ウチに来ないかしら?」

真白 >  
声をかけてきた相手に視線を向ける。
貴族っぽい、高そうな服を纏った女性。

「一日のごはんと、寝るところ」

それだけ告げる。
一晩分の料金、と言うことらしい。
安いのかそれとも高いのかは知らない。
寝るところと食べるものがあればそれでいいのだから。

ネメシス > 「へ~、そんなものでいいんだ。」

安いなと、内心ほくそ笑む。
それならばと首を縦に振り、手を差し出す。

「私はネメシスって言うの。
それじゃあ契約成立ね。
宜しく。 所で、お名前は?」

少女が手を掴むと優しく握りしめてからどこかへと。
途中で護衛と合流して守られながら移ることだろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 とある通り」からネメシスさんが去りました。
真白 >  
「真白」

差し出された手を掴み、彼女について歩き出す。
途中で人が増えても気にした様子もなく、ただ引かれるままに歩いている。
異常なほどに足音が小さい。
手を繋いでいるのにそこに居ないような、そんな存在感の無さで、手を引かれて歩いていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 とある通り」から真白さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にライツさんが現れました。
ライツ > 手頃で、供給も安定している依頼が、市街地の警備である。
依頼人は、一画で軒を連ねる商店が持ち回りで担当することが多い。
そうすることで、客に対するアピールにもなるし、実際犯罪の発生率は低下する……
勿論、普遍的と呼べる依頼だけであって報酬はそれに見合ったものではあるが、
日銭を稼ぐのが目的なら不足はない。
──かくして少年は、酒場や娼館の立ち並ぶ一角の周辺を、ぶらぶらと歩き回っていた。
無為に歩き回っているわけではく、視線は時折周囲に流れ、不審者の有無を確かめている。
不審者に対してどうこうする権限は持ち合わせていないが、持ち合わせている者たちに報告は出来る。
完全に人通りが絶えた路地裏にも踏み込み、仕事上がりの時刻に思いを馳せながらゆっくり歩き……