2021/04/30 のログ
スピカ=キャスタル > 「大丈夫大丈夫。私も字は綺麗な方じゃないから。それに、魔力の残り香…とでも言うのかな。人それぞれに固有の気配と言うか波長の様なものが存在してて、残された紙からそれを察知できるから少なくともキミが来たってことは分かるよ。」

こればっかりは彼女特有の感覚なので他人が聞いても一切理解できないのだが…。兎も角問題は無いとスピカは言う。

「私は2,3年になるかな。それまでは定住せずに各国をふらふらしてたよ。この国に来て早々『ミレー族だ』なんて言われて追い回された時は驚いたけどね。」

へらへらと笑って語る様子から察するに上手く逃げ仰せたか、はたまた相手を一網打尽にしたのだろうが彼女の見た目から後者は思い浮かばないだろう。

「得物かぁ。確かに装備に不安があると仕事もしにくいだろうね。宿に関しては私が居る時なら泊まらせてあげてもいいけど。」

冗談とも本気とも取れないそんな話をしていると乱雑に店のドアが開け放たれた。

『親父ぃ。酒だ酒だ!!』

いかにもガラの悪い冒険者といった風体の男達が店内に入って来た。どうやら実入りの良い依頼を達成した様で上機嫌のようだ。

アダガ > 「そんなことも出来るのか!?」

俺はちょっと五月蠅い位に驚いていた。
酒が入っているってわけでなく、まだ素面なのだが。
恐るべし、魔法だ。

「やっぱミレー族ってのはここでは扱い悪いんだな。
俺も見た目だけならミレー族に思ってしまうな。」

エールのグラスを空けながら、スピカの話に耳を傾ける。
俺の想像以上に獣耳を持っていると具合が悪いみたいだ。
それを笑って口にするだけに彼女は上手く対処できるのだろうか。

「いいのか? …いや、まじでいいのか?」

思わず聞き返してしまった。
スピカが俺をどう思っているのか分からないが、こう見えてオークの男なのだが。
なんだか妙な汗が顔に浮かんでしまう。

俺は冒険者らしい複数の男の声に耳を向けた。
この辺りによくいるタイプで驚くことではないが、今はスピカが居る。
最悪間に入る位はと意識をそちらにも配ることに。

スピカ=キャスタル > 「うーん。これは魔法が使えるから分かるってよりはボクだから何となく分かるってのが近いかな。少なくとも覚えた相手のは分かるよ。キミの波長はもう覚えちゃったし。」

なんて事ないと言った様子で話しているが果たして同じ芸当ができる人物が何人いるだろうか。微かに異常とも言える彼女の正体が明るみにではじめた。

「そうそう。事情を理解するまでは苦労したよー。」

思い出話となった過去を笑い飛ばすとスピカは少し悪戯な笑みを浮かべた。

「そんなに焦ってどうしたの?ボクが女だからって遠慮してる?」

そして入って来た男達に注意が逸れたアダガが再びスピカに視線を戻すと。
良くも悪くも目立つ彼女の獣耳と尻尾は綺麗さっぱり消失していた。

「騒がしくなっちゃうし部屋に上がろっか。」

空いた皿を確認したスピカはそのまま店主に代金を払い部屋の鍵を受け取り宿屋の併設された2階への階段へと手招きするのだった。
実際絡まれた所でどうにでもするのだが騒ぎを起こして出禁にされても面白くないと思った彼女はさっさと退散する選択を取ったのだった。

アダガ > 「魔法だからってわけじゃねーのか。
なんだ、ちょっと残念だな。」

なんとなく分かってはいたが、彼女は見た目同様
普通の人間ってわけではないようだ。
つまり俺がマネできる芸当ではないだろう。
だから割と分かりやすくがっくりしてしまった。

「でも、今はそんなことないんだろう?

…まあな。 これでも俺も男だからよ。」

見透かしたような表情に、俺は口元を歪めていた。

「ああ、そうだな。」

こういった展開も慣れているのか。
スピカはあっという間に部屋の鍵を手に2階へと上がっていく。
俺は呆気にとられながら彼女の後を追いかけ、そのまま部屋へと上がり込んでしまった。

「耳に尻尾、消せるんだな。」

部屋はよくある宿の一室と言った感じだった。
それよりも驚いたのはさっきまで見えていたはずのものが消えていることだ。
どういう仕組みだろうか。
俺は彼女の耳があった辺りを指で触れようとした。

スピカ=キャスタル > 「まぁ、魔法でそこまで出来るなら今頃実用化されてるだろうからねぇ。」

落ち込むアダガに小さくゴメンね。と返す。

「まぁ、気持ちは分からなくも無いけどそれもそのうち気にしなくなるよ。慣れってそんなものだし。」

彼女ほど警戒心が薄いのも考えようだが大なり小なり異性間交友は慣れるだろう。

「そうそう。別にボクのアレは実際に生えてるわけじゃない…ひゃん!?」

部屋に入って人目が消えたため再び耳と尻尾を顕現させたのだが運悪くアダガが手を伸ばした折。
全く良きせず触れられた驚きと感覚を研ぎ澄ます役割を持ったために敏感であった耳。
可愛い声をあげビクッと身体を跳ねさせた。

「触るなら言ってよぉ。」

とやや涙目になっているのだった。
しかしてその触り心地は本物に負けず毛並みのいい柔らかな感触で血が通ってると言われても疑えないほどに暖かかった。

アダガ > 「いや、俺の方こそ悪かったよ。」

我ながら子供だなと気まずさを覚え、この時ばかりは視線を逸らした。
この話はこれで終わりにしよう。

「そんなもんか? この国って俺の故郷並みに明け透けなんだな。

え、これ生えてるわけじゃないの?」

タイミングが良いのか悪いのか。
確かめようとして指を伸ばした時に彼女の耳が現れた。
妙な声を挙げる彼女には悪いが、毛並みや温もりが本物同然だったので
思わず指で触り続けてしまう。

実際に生えているわけではない。
言おうとすることは分かるが、やっぱり理解できない。

「今更だけど、触るな。」

最早事後承諾だが、俺は夢中になって耳を触っていた。
ミレー族の知り合いが居たわけでもないので、獣耳をまともに触るなんて初めてだ。

スピカ=キャスタル > 「そ、まるで誰かが意志を持って歪めてるんじゃないかって疑っちゃうくらいにね。他の国と比べて売春宿や奴隷の数も異常に多いし。まぁ、そんなお国柄だって可能性が高いだけなんだけど。…んっ。」

改めて承諾を取られれば特に断る理由も無いのでなすがままに触られている。

「コレは体内に燻ってる余剰魔力を体外に溜め込んでるって形のボクオリジナルの魔法みたいなものだよ。感覚器官の役割も持ってるから敏感なのはそのせい。ほら、ちゃんと人の耳もあるんだよ。」

彼女が髪をかきあげると確かにそこには通常の耳も付いていた。

「出てないと色々都合が悪いから普段はずっと出たままにしてあるけど面倒事に巻き込まれそうな時だけ消すようにしてるの。」

時折声を上げそうになり噛み殺しているところを見るに甘い声を聞かれるのは羞恥心の方が勝つ様子だった。

アダガ > 「俺は人間の国に初めて来たからあまり分からないんだけど、普通じゃないのか?
種族ごとの扱いの違いはともかく、俺の故郷だと強いオスがメスを従えるのは当たり前って考えだったし。

ま、オークの考えをこんな所で言っても仕方ないんだろうけどさ。」

俺は好奇心からスピカの耳を触っているつもりだったが、話している内容もあってか。
次第に愛撫めいた触り方になっていった。
感触を確かめるだけの筈が、ねっとりとまるで指で舐っていると言うほうが正しいような厭らしい触れ方をしている。
次第に指が熱くなっていくのが自分でもわかる。

「ほんとだ。 こっちは俺のと同じ形だな。」

彼女が見せてくれた耳にも指を伸ばし、触れてしまう。
オークの血だろうか、いつの間にか止め時を見失っていく。

「なるほどな。 さっきの奴らだと余計に騒ぎそうだったもんな。」

声を忍ばせているし、表情から羞恥の色が伺える。
俺は話を聞きながらも意識は指先に集中している。
身体はいよいよ熱くなってきていた。

スピカ=キャスタル > 「それはなんとも…。分かりやすいね。あながちこの国じゃ間違って無いんだろうけど。」

徐々に慣れて調子を戻しつつスピカは(とは言え耳から伝わる甘い快感が収まることは無いのだが)このままなし崩しでも悪くないけど面白くないなぁ。と悪戯心が芽生え始める。

「えーい。お返しだよ。」

そう言って尻尾をアダガの腰あたりからズボンの隙間へと潜り込ませ器用に股間の辺りをまさぐり始める。

「するならシよ?別に私はイヤじゃないよ?」

自然と一人称が変化していて。先程までとのギャップでしおらしく見える彼女はアダガの劣情を誘うだろう。

アダガ > 「だから俺はこの国が異様って意見を聞いてもあまり賛同できないんだよな。
ま、今の俺はとても強いとは言えないんだけど。」

次第に落ち着いて受け答えできるようになっているようだが、やはり耳が感じやすいのは変わらないようだ。
こういう遊びも良いなと思っていたが、なんだかスピカの表情が不穏になる。

「器用だな。 そっちも感じやすいとかあるのか?」

もうお互い様だなと思い、俺はスピカの獣耳に吐息を吹きかけていた。
ちなみにズボンの中のソレはすっかり大きくなっている。
小柄な俺だがソレの発育は良かったのか。
尻尾が触れるころにはとっくに成人男性よりも大きいサイズにまでなっていた。

「いいけど、先に汗流さなくていいのか?」

口調が変化していた。
俺は元々の口ぶりも今の感じも好みだった。

スピカ=キャスタル > 「私だって多少違和感があったところでもう馴染んじゃってるし、それに私もその辺の人と比べれば随分と遠いところに立ってるからそんなに深く考えなくていいよ。」

良くも悪くもこの国に染まっている自覚はある。実際問題肌を重ねる行為自体はそれなりにしてきたしハメられて性奴に転落しかけた経験もあるのだがそれはまた別の話。

「耳とそんなに変わらないよ?優しくされたら気持ちいいし乱暴にされたら当然痛い。」

尻尾は張り詰めたソレの形を確かめるように外周を撫で彼女自身も…ご無沙汰だったのだろう。期待するような上目遣いでアダガを見つめている。

「私はこのままでもいいけど流したいならそれでもいいよ。案外男臭いのは好きだけどね。あ、でも皺になっちゃうから服は先に脱いでもいいかな?それとも脱がせたかったり…する?」

ゆったりとした口調でいて返事を乞う様に問いかける。

アダガ > 「馴染んでるのか。 そりゃそうだよな。

猫とかは尻尾上手く触られたら喜ぶって言うけど似た様な感じか?
そんな目で見てくるなよ。 俺もスピカとずっとしたかったんだぞ。」

ズボンの中で尻尾が巻き付くと、青筋を脈打ち喜んでいた。
既に先端部は充血し、汗や先走りが溢れているだろう。

「そっちがそれでいいならこのまま始めるか。
どうせ汗かくし終わってから流すってことで。
女性物の服とか脱がすの苦手だし、お互い自分で脱ぐってことで。」

俺は巻き付く尻尾を離すように告げてから、耳から指を外す。
代わりに泥や埃に塗れた服を脱ぐことに。
スピカは好きだと言うが、正直2~3日はまともに風呂に入っていない服も体も結構汗臭い気がする。
それにしても人の前で服を脱ぐのも随分と久しぶりだ。
こっちに来てからだと初めてになる。

「…脱いだぞ。」

上も下も脱ぎ終え、足元に散らかしてから声を掛ける。
俺の身体はおおむね標準的な身体だと思う。
冒険者をしているだけあって引き締まってはいるが、その程度だ。
特徴と言えば、同年齢の人間よりは大きなアレと、背中に残った傷か。

「好きな格好とかあるのか?」

スピカ=キャスタル > 「まぁ、極東の諺に【朱に交われば赤くなる】ってのもあるし、1年もすればそんなもんかーって気にはなるよ。」

離れると衣擦れの音を響かせながら脱いでゆく。
脱いだ衣服は慣れた手つきで畳み備え付けのテーブルへ置く。
どうやら着痩せするタイプのようで着衣の時の印象とは違い、胸には豊満とは言えないが中々に発育の良いなだらかな双丘が鎮座していた。

「やっぱり逞しいよねー。流石男の子だ。」

お互い生まれたままの姿で向き合いアダガに問われれば。

「じゃあ。最初は私がシてあげるね。」

と言いアダガの股ぐらに顔を寄せる。

「こんにちは、おちんぽさん♪」

と、なんの躊躇いもなく卑猥な言葉を紡ぎアダガのいきり立った剛直に口付けをする。

アダガ > 「そっちこそ、ちゃんとお姉さんなんだな。」

口ぶりから年上だと思ってはいるが、なんだか遠慮なく口にしてしまう。
目の前の身体に俺が触れて良いのだと思うと、自然と心音が早くなる。
下腹部のアレもすっかり真っすぐ立ち上がっていた。

「ん、いいな…。」

突如としてスピカの顔の位置が低くなる。
身長差的に足元に屈んだ姿勢になるだろうか。

突然亀頭に触れた唇の感触に俺は身震いしてしまう。
気づけば俺の両手がスピカの頭を掴んでいた。
そのまま乱暴をしたくなる衝動を堪えつつ、彼女からの口淫を受けることにした。

スピカ=キャスタル > 「お姉さんって表現が正しいかはさておいて。それなりの経験はあるから期待して良いよ。」

楽しげな表情に同調するように彼女の尻尾は揺れていた。

「んむっ。ちゅっ、はむっ。んくんく…。」

外側を丁寧に舐め。そして咥える。そしてアダガの手が自身の頭を掴んでることに気づくと咥えたままこう告げるのだった。

「ふみ、らんぼうひはいんでふか?ふふっ。いいでうよ?いまのわらひなら、好ひにひても。」

口に含んだまま告げられる許可。
話す振動で甘い快感の伝わる今のアダガにとってこの許可はどう響くのだろうか…。

アダガ > (継続)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアダガさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からスピカ=キャスタルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキールさんが現れました。
キール > 貧民地区、表の通りよりも治安の悪いその場所。
男はまるで品定めでもするかのようにゆったりとした足取りで進む巨躯の男。
筋肉によって作られた体。胸の盛り上がりは薄い布の上から見える上に半袖の布の服から延びる男の太い腕。
身長もある為、ゆるりと腕を振るだけで長い振り子のように揺れる。
「ちっ 良い女落ちてねぇなぁ。」
等とつまらなそうにつぶやく男。
病気餅の娼婦にはなんとなく勘が働くのか引っかかりもせずぶらぶらと歩いているが、貧民地区に来たことは失敗だったか? 等と少し考えながらも散歩するかのように歩み進んでいく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からキールさんが去りました。