2021/03/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > ここは王都マグメール、貧民地区の一角。
とん、とん、といつもの通り、少女は屋根伝いに移動をしていた。
…まぁ、これもいつもの通り、目的は無く。
とりあえず、何か面白そうな事、面白そうな場所、面白そうな相手を探している。

たまには、下の通りを普通に移動、と言うのも悪くは無いのだが。
一度この移動を覚えると、どうしても楽な方、楽な方に傾いてしまうのだ。

と、適当な屋根で、ぴたりと移動を止め。
よいせ、と屋根の端に腰を下ろし、一休憩。
ぱっと見、危なさそうに見えなくもないが。
別に落ちたところで、何ともないので、気にしない。

タマモ > 「………ふむ」

今居る場所は、裏通りに近い場所、その建物の屋根の上。
さすがに、場所が場所だけに、人通りと言うものはほとんどない。
時折、そこらの住人であろう人影が、建物の中に消えて行く程度だ。
…が、己が狙うとすれば、そうした者達ではない。
偶然、この場所にやって来たとか、迷って来たとか。
要するに、この地区に染まった訳でない相手である。
いや、まぁ、そうした相手も狙う時は、狙う訳だが。
そう、今はそんな気分ではない、それだけである。

軽く足を揺らし、ぐんっ、とその勢いで身を翻し、しゅたん、と着地。
さて、また移動をしよう、とは考えるのだが。
相変わらず、目的は無いのだ、その視線は適当な場所に向けられる。

タマモ > ともあれ、移動をしない事には、何も始まらない。
適当な方角へ、目星を付ければ。
たんっ、と屋根を蹴り、再び少女は舞う。

移動を続け、何か見付けられたのか。
それは…

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にザイケルさんが現れました。
ザイケル > 貧民地区の一つの路地の奥、日の光もあまり届かない奥まったな所に存在する娼館。
訳ありな娼婦が多い違法なその建物が見える場所の壁に背を預ける男。
客や従業員と言う訳ではなく偶々知り合いに頼まれ招かれざる客が来た場合の対処、用心棒として雇われて。

「今の所は平和だな。こんな場所に踏み込んでくる馬鹿はいないとは思うけどな」

それなりに知られた娼館ではあるが自分の仕入れた情報では騎士などの立ち入りはなかったはず。
それなのに用心棒が必要になったという事は最近で何かあったかと考える。
それが金になるかは別とし、今は頼まれた仕事を優先すべきと娼館へと続く路地を眺めて。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリサ・エルバさんが現れました。
リサ・エルバ > 貧民地区にある自分たちの店の支店の一つ。
今日はそこに連絡を受けて呼び出され、一仕事を終えた後に外の風を浴びようかと表に出てきて。

ふと見ればしっかりと見張っていながらもどこか暇そうな男を見つけ。
本来であれば自分たちで自衛するのだが、今は腕に覚えのある者たちが出払っているとかで雇った用心棒であると思い出し。
口元に笑みをたたえながら近づいていき。

「こんにちは。
 どうかしら?今のところ問題なさそう?」

気さくに声をかけながら相手の横に立ち。
同じように路地を眺めながら軽く垂れた髪をかき上げれば、店内の香の香りとそれに隠れた情事の匂いがふわっと漂い。

ザイケル > 怪しい人影がなければ見張りの仕事は暇を持て余す。
それでも手を抜かないのは染みついた習慣のおかげ。
路地を向けていた視線を人の気配がした娼館へとむけると近づいてくる人影が見え。

「問題はないな。怪しいって思える奴は今の所は見てない。
そっちは繁盛しているようで羨ましいもんだ」

挨拶には軽く視線を向け、何も問題はないと首を振る。
女が隣に立ったのを見れば視線を路地に戻し、隣から香る店内の香と薄く感じる情事の匂いに茶化すように言葉にすれば視線を女に向けて小さく笑みを向けて。

リサ・エルバ >  
「それは良かった。
 この店は特に治安の悪い場所にあるし'経験'豊富な子を多く入れてるんだけど、今日はちょっと別の用事で出払っちゃってるから助かるわ」

相手の返事に小さく息を吐き。
時間帯的にまだ人通りのまばらな通りを見てこの様子だとまだ大丈夫だろうと判断し。
続く言葉に相手に顔を向けて肩を竦め。

「そんなことないわよ。
 この時間帯はそれほどお客も来ないし、忙しくなるのはもう少してからかな」

ザイケル > 「その辺は聞いてるよ。
出払うような用事を起こす馬鹿の後始末らしいま」

今日の仕事を頼んできた知り合いに聞いていると肩をすくめて返し。
余り人影の見えない今ならばこうして話をする程度なら問題はないだろうと視線は女へ。
もう少し時間が遅くなれば人も増えこうして話す余裕もお互いに亡くなるだけに。

「それでも客が来るんだ、来ないよりはいいだろ?
こっちは厄介な客が来なければ万々歳、忙しくなると溜まったもんじゃないな」

人が増えれば真っ当な客か招かれざる客かの見分けは難しくなり。
そうなると面倒だと溜息を吐き。

「そういや客はどうだったんだ?」

一仕事の後だろう?と何人かが娼館に入ったのは覚えているがどうだったのかと尋ねたりとして。

リサ・エルバ >  
「あぁ、前のお客ならもう帰ったよ。
 この店入り口と出口が別になってるからね」

出入りする客同士が顔を合わせなくて済むようにとする配慮らしく。
当然出口は出口で見張りもたっており。

「まぁ、性癖としては普通だったから。
 仕事としては楽だったかな……うちみたいな店に来る人間はやばいのも多いからねぇ。
 だから、用心棒使って追い出すってのは大体店の備品壊すとか、お金を払ってないとかそういうときだね」

ザイケル > 「……あぁ、ここはそういう作りなのか」

入った客が出てこないので延長で楽しんでいるかと思えばそういう理由かと納得し。
入口出口が別ならば用心棒は倍必要になるが立ち入りなどでは逃げやすいかと。

「今日はまだそのやばいのは来てないか。
普通で楽な客なら相手をしても余裕がある訳だな。
そいつは中の用心棒の仕事だろ?俺は今回は外って話だからな」

お陰で暇で仕方ないと告げては路地を歩く男が娼館に入っていくのを目を細めて眺め。

リサ・エルバ >  
「ふふ、外に強そうな用心棒置いておくだけでもトラブル除けには最適だからね」

目を細める相手の顔を見上げながら歌うような軽い調子で笑い声をこぼし。

「やばいのはまだ来てないかな。
 そういったお客は単価も高いからいいんだけど。
 相手した後は私も蘇生中とかで治療しないといけないから、火照った熱を外の風で冷ますってことができないのが難点ですね」

なんていいながら。
身体をほぐすように肩と首を回してみせ。

ザイケル > 「そりゃそうだ。
それでもトラブルを持ち込むのはよっぽどの馬鹿か騎士団みたいな奴らだろうな」

そんな奴らが来ればその時は仕事の本業。
撃退にしても足止めにしても仕事の時間が来る事となり、その時は任せておけというように笑い。

「高い上に更に巻き上げるんだろ?
そういう客は相手ができる奴が少なからな、なら今のうちにゆっくりしていくといいぜ」

蘇生が必要とかやばいなと、どこまでやってるのだと呆れを見せ。
そういう奴も金を払いもめ事を起こさなければ客として扱うこの娼館が用心棒を必要とする理由をひしひしと感じて。

リサ・エルバ >  
「そうですね、期待……してますよ。
 私たちも訓練を積んだ騎士団相手では戦えませんから」

言葉に小さくうなずきつつ。
相手の腕にすり寄るように手を自らの腕を絡め。

「ありがと。
 店の中でもゆっくりできるけど、ちょっと香に酔ったからもう少しここにいてもいいかしら?」

ザイケル > 「ここは立地もいいしな。追い払えないなら逃げる時間程度は稼がせてもらうさ」

正面切った戦闘は得意とは言えないがこの場でならば如何とでもなるだろう。
最悪はお前の逃げる時間は稼ぐと冗談めいた言葉で告げ。

「一人でこうしてるよりも話し相手がいる方が退屈もしないって理由だ。
勿論だ、気が済むまでいてくれていい」

腕にすり寄る様に腕を絡める女を見下ろすように返し。
退屈がしないという理由も勿論あるが、忙しくなる前の気晴らしになればという考えもあって。

リサ・エルバ >  
「確かに、ここでずっと立ってるってのも退屈ですよね」

等と返事を返しつつ。
相手の体に軽く体重を預けつつ、お互いの体温が感じられ。
自然なしぐさで手を相手の下腹部に添え。

「仕事終わりとかでたまってたら、いつでも使ってくれていいですからね。
 用心棒してくれてるし、ボーナスでぐっと安くしますから」

ザイケル > 「だからな。酔っ払いでもいいから来ないかってつい考えちまうんだよ」

用心棒にあるまじき考えではあるが多少の退屈しのぎ程度はと考えてしまうと苦笑し。
まだ肌寒い時のある季節、預けられた身体を支え触れ合う事で感じる体温が心地よく。
下腹部に女の手が添えられると誘ってるのかと見返し。

「それは楽しみだな。仕事のやる気も出るってもんだ。
そうなったらよろしく頼むぜ」

楽しみができその上に安くなると分かればやる気も出るもの。
仕事後に欲を持て余していれば頼もうと考えれば多少表情が緩んでしまう。

リサ・エルバ >  
「えぇ、NGなしの風俗店。
 血月の館の嬢でたっぷり遊んでくださいね。」

なんて誘い文句を言いながら軽く下腹部を手でなで上げ。
より相手の期待を高ぶらせて。

「仕事終わりに逞しいお兄さんに抱いてもらえると思うと、私も仕事に性が出ますし」

顔を緩める相手を見上げつつ艶やかな笑みを浮かべて返し。

ザイケル > 「NGなしか。そいつは楽しめそうだ」

本当は何処までNG無しかは判らないがそう聞いて楽しみに思えない男は居ないはず。
下半身を撫で上げられる感触により期待を覚え。

「楽しみがないとやってられないしな。
たっぷり楽しませてもらうからな」

艶やかな笑みを浮かべる女を見下ろし、溢れるほど注いでやるというように下腹部を軽く撫で返して。

リサ・エルバ > 「ん、ふふ。
 そういわれると、期待して疼いてしましますね」

相手が自分の下腹部をなでればぞくりと子宮が疼くのを感じて身震いし。
熱のこもった吐息を吐き出し。

そういったところで店の中から自分を呼ぶ声が聞こえればすっと腕をほどき。
離れ際に背を伸ばし、相手の唇に自らのそれを軽く重ねつつ舌で相手の唇をぺろっと舐めてみせ。

「お話付き合ってくれたお礼です。
 それじゃ、お仕事頑張ってくださいね」

そういって軽く手を振って店の中に戻っていった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリサ・エルバさんが去りました。
ザイケル > 「期待するのは俺もだよ」

今日の報酬を全部つぎ込みそうだと女を見てはそう考えてしまい。

もう少し話を出来るかと思えば店の方から女を呼ぶ声。
腕が解かれ、戻っていくかと思えば背伸びをし、唇を軽く重ねられ舌が這い。

「付き合ってもらったのは俺もだ。
そっちも頑張れよ」

そういい戻っていく女を見送り、見張りへと戻って。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からザイケルさんが去りました。