2021/01/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアークさんが現れました。
アーク > 中途半端な時間に起きてしまった少年。
目はまだどこか眠そうにしぱしぱ。
とりあえず服やら寒さ除けのマントを羽織って宿から外へ。
寝起きで霞がかかったようなふわふわとした思考は足取りにも表れて貧民地区をふわふわのたのたと歩き始める。

アーク > 空には月も星も無く分厚い雲が空を塞ぐ。
ちらりと見上げれば妖精の目でもやはり闇が強く、
下へと向ければ路は見える。
冷たく冷え切った石畳の上、一歩、また一歩と足を進めれば、薄い靴の裏から冷たさが上がってくるようで、毛皮のマントに包まれた小さな体を古りと震わせる。
マントの合わせ目から風が入り込めばそれも冷たく、むぅっと唸りながらマントの前を閉じる様に小さな手できゅっと握りしめる。

「やっぱりさむい…」

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にマクガフィンさんが現れました。
アーク > のんびりとことこ、ふわふわふらふらと貧民地区の路地を歩く少年。
お散歩していてもまだ少し眠たい。
くわぁぁっと大きなあくびをすれば最初に冷たい空気が肺に入り込みふるふるっと小さな体を震わせた。

マクガフィン > 「いやはや……寒いな……まったく」

ワンピースにマント程度のそこまで厚着とは言えない少女。
少年の進行方向に、さっきまで居なかったのでは?というタイミングで唐突に存在する少女は。手が隠れるほどの長い袖を擦り合わせるように、白い息を吐く。
まるで、少年の独り言を聞いていたようにだ。

アーク > 欠伸を終えキュッと閉じていた目、
突如かけられた言葉にびくんっと小さな体を跳ねさせてから目を開ければ、そこには自分より少し背の高い少女。
まるで夜が形作ったような相手に小首をかしげながら一歩距離を詰める様に相手に近づく。

「びっくりした…。 うん。 本当に寒いよねー。 僕も宿で寝てたんだけど目が冷めちゃって眠れなくなったからお散歩してたんだけど、やっぱり寒かった…」

相手の言葉に少年も同意しながら、相手の事をよく見ようと、好奇心に輝く目で相手をまっすぐに見つめる。

マクガフィン > 「そうか……目が冷めたか……私は今から眠くて眠いよ……。」

少年とは反対に、「そろそろ眠い」とでも言いたげなあくびをすれば、こちらに近づき真っ直ぐ見つめる少年。
逆にこちらから顔を寄せるようにして。

「君は男の子?女の子?可愛い顔してるけど……私の顔になにかついてるかな?」

こっちを見つめる顔にこちらからも歩み寄り顔を寄せ、吐息でも掛かりそうな距離で悪戯っぽく問いかける。
頭の上で回っていた黒い光輪が、少し早くなって。

アーク > 「あはは、急に出てくるからびっくりして目が覚めちゃった。」

等とコロコロを笑いながら眠いと呟き、欠伸を漏らす少女を楽し気に笑いかけて。
顔を寄せられれば少女の褐色の肌と変わった色の瞳、そして頭上の黒い光輪。

「僕は男の子だよ? どこからどう見ても男の子だよねぇ?」

等と、女の子に間違われる要素があるかと男らしい?狼マントやら布の服をぺたぺたと小さな掌で触り小首をかしげたりしてから、次の問いに顔をあげると…。

「んー? 可愛い感じだけど普通の人ともちょっと違うし、もっとよく見て見たかったの。 あと頭の上でくるくる回ってるのすごいね! 触れるの? 触っても良い?」

等と、動く者に弱い少年上がるテンションのまま問いかけて、よく見ようとするかの様に相手の周りをぴょんぴょんと周り始める。

マクガフィン > 「そうだね、よく見れば……私がどこからどう見ても女の子の女の子のように、君も男の中の男の子だ……。」

人懐っこそうに動き回る少年を、笑みとともに非常に適当な返答をしておけば

「ん~……触ってもいいけど……これ……」

頭を差し出すように光輪を少年の前に持ってくるけど、例えば普通に物理的に触ろうとすればすり抜けるだけの、風景のような光輪。魔力に干渉するような能力を持つものであれば触れることもできるだろうが。触れられたとして、なんか硬い石のようなものが回っている程度なので、おもしろいかはわからない。

「にしても、女の子と出会った第一声が……触らせてだなんて……君は見かけによらず、積極的で積極的な……やらしい子だねぇ……。」

とは言うけど、嫌がる様子もなく、膝をかがめて、目線の高さをあわせながら、楽しげに。

アーク > 少年が動く度に背中側、首のあたりでくくったポニーテールがゆらゆらと揺らめく。
適当な返事にも少年は気にしない、何故なら今は頭の上でくるくると回る光輪にぞっこん。

「そうだよー? アークは男の子、女の子の服を着ても男の子だよー?」

等と言いながら、どうなっているのだろうどうして回っているのだろうと少年も思考がぐるぐる。

「いいの? いいの? ありがとー♪」

触っても良いと許可が出て目線を合わせる様に屈んでくれれば少年のテンションは上がっていく。
軌跡を描く光輪に指をそろそろ入れて見たり、其れが指の肉をすり抜ければ、魔術的?なんてつぶやきながら浮かぶ光輪と相手の頭を掌で遮ってみたり。

「積極的? やらしい? よくわからないけど…。 だって触ってみたいじゃない 頭の上でくるくるカッコいいし! 魔法? これ魔法なの? すごいねカッコいいよ!」

あはははっと少年は無邪気に笑いながらテンションは勝手に上がっていく。
どうなっているのか、もっと知りたい、そんな思考のままに正面から一歩さらに距離を詰めほいほいと相手の間合いに。
黒い光輪自体の出どころを探そうとするかのように手袋から手を抜き小さく、暖かい手を下へと落とし、闇の様な艶やかな髪を撫でる様に頭を滑らせ始める。 遠慮も躊躇もデリカシーも無くぺたぺたさわさわ。

マクガフィン > 「アーク……随分と大層で御大層なかっこいい名前じゃないか……何かと見かけの見かけによらない子だね……」


久方ぶりに自分を認識した少年は、何者なのかはわからないし、単に純真無垢すぎるだけなのかもしれない。結局は、両膝を
地面について頭の光輪をされるがままに。自分の能力の影響下にあるはずだが……まぁ、たまにいる。こういう邪念がまったくない生物というものは。なので自分より小さい子に頭を撫でられながら言ってみるのだ。

「魔法……ってわけじゃないけど……私は、マクガフィン。昔そう呼ばれたことが有る……そうだな、人間達の言う……精霊……みたいなものだけれど……この光輪は……なんだろう?……魔法とかでないけど……。

まぁ、好きに触って……」

割と少年にされるがままに、上目遣いで少し楽しげに返事をしていく。

アーク > 「かっこいい? あはは ありがとうー♪」

カッコいいと褒められれば少年は嬉しそうに笑って、胸を張ってみる。
自由にさせてもらえばぺたぺたさわさわ。頭の上の黒い光輪や頭を撫でてみて。
少年は所謂妖精故、邪念などはなく、好奇心や興味、モノづくりへの思いだけ。
魔法で再現できるだろうかと、魔力の流れを見たりしながらふんふん鼻息荒く。
相手が膝をついてくれていることに申し訳なさはいまだに思い至っていない。

「すごいね 魔法じゃないけど黒いのくるくるカッコいい! マクガフィン? 昔?? 今もマクガフィンでいいの? 触れないけど触ってって意地悪―。」

相手の名前を何と呼べばいいのかちょっと悩みながら、今は別の呼び名があるのだろうか、それとも特に名前はないのか…。
触れないのに隙に触って良いと言われれば禅問答のような言葉に楽しそうに笑って、今度の興味はそれを作り出す相手に。
此方を上目遣いで見上げる相手の小さな顔をぽかぽかでぷにぷにの手で撫でたり、頭の両側で作られる髪を撫でたり…。

「ふふマクガフィンって凄いね! こんなカッコいいなんか出せて お洒落さんだね。」

少年も楽しそうに笑うと、上がったテンションのまま相手を讃え始め、感情と感動のままに頭を自身の小さな胸に抱え込む様に抱きしめようとした。

マクガフィン > 「呼びやすいよ~に呼んでくれて構わないよ……。」

髪やら頭やらも無遠慮に触れれると、少しくすぐったいけれど。少年の手があったかで、悪意も害も感じなければ少女は黙ってされるままに、少し心地いいのか悪いのか、複雑だ。

「ん~、あぁそうだね……私はオシャレさんなんだよきっと……。」

相手に抱きしめられるように、その薄い胸に抱きしめられると。スリスリとそこに頬ずりするようにしつつ。


「君の手は温かいなぁ……。


袖に隠れた腕を相手の背にまわし、胸に顔をうずめ、手は背中とお尻の辺りを服越しになでなでしてみようと。なんだか、温かい。そう思うけれど。彼が人間でないかもしれない、程度にしか思っていないし。そこが気になっているわけでもないようだ。

アーク > 「呼びやすいように マック マクフィン ガフィン…フィン… フィンかな? マフィンっていうのもなんだかおいしそうでいいけどちょっと長いよね うん フィンって呼ぶね? よろしくフィン♪」

悪意も害意も無くぺたぺたさわさわ、もっとよく見ようと上から覗いてみたり、撫でたり、
胸に抱いたり。きっとお洒落さんと聞けばくすくすころころと笑いながら少年の薄くも柔らかい胸が相手の顔を撫ですりすりと頬摺りをされれば擽ったそうに小さな体を揺らし、背に回った手、背中を撫でお尻を撫でられればくすぐったげにもう一度体を揺らし。

「じゃぁ 見せてくれたお礼にいっぱいギューってしてあげるね? こうすれば温かいでしょう? でもお尻を撫でられるのは擽ったいからメ―だよ?」

ぽかぽかの手と体で相手の小さな体を包み込んで。
お尻を撫でた悪戯な相手、悪戯をし返す様に、少女の背中に手を回し、ぎゅーと小さな体を擦り付けながら力を込めてじゃれる様に抱きしめていく。

マクガフィン > 「……………ぅん……」

抱きしめられてナデナデされて、あまりの邪念のなさに、朝が近いせいかもしれないが。どこか力なく相手により掛かるように。力なく抱きしめ返し。

「めーと言われても……こんなに近いとどうしてもねぇ……。」

だめと言われたお尻の手。お尻側から滑るように前に、袖に隠れているけれど、前の方も撫でるようにこすり上げて行こうと。

「さて、そろそろ私は消える時間だ……また会えたら、もっと私のこと触ってくれるかい?」

そう告げて上目に見上げる顔はにこやかに、けれど手先はちょっといやらしく。それで存在感というか、目に見えて、体が透けて来ていて。

アーク > 大人しい相手、なでなでされるがままの相手が力なく寄りかかり抱きしめ返されれば少年は穏やかな笑みを浮かべ、相手を見詰める。
そんな相手がお尻を撫でた後に前に回しておちんちんを撫でられればひゃっと甘い声を上げ腰が逃げる様に後ろに下がりむーっと小さく唸るも生まれ始める変化。

「近いからと言ってエッチな事してしまうのは 痴漢さん?痴女さんの良く使う言葉だよ?」
むーと唸りながらも、いやらしく蠢く手にゆらりと体を揺らしながら続く言葉、小さく笑って。

「ふふ。 そうだね? また会えたら消える理由も調べたいしもっといっぱい触ってあげるね?」

くすくすと笑いながら、顔を寄せ、おでこを掌で包む様に撫で上げてからその場所に柔らかい唇を押し付けちゅっとキスを落とし。

「またね? フィン 今度はいっぱい遊ぼうね?」

等と語り掛けながら、優しく相手が消える瞬間まで相手の頭や背中を撫でていく…。

マクガフィン > 「……う~ん……それを言われると……私もコレは言わなければイケないけれど。」

黙って撫でられるままなのは割と気に入っているからで、おとなしく、体をな預けているけれど。おでこに口づけを落とされると、ほんの少し頬を赤らめつつ。

「私からすると、君も私に痴漢さん?してるんだけどな……この頭の輪っかを触られるのは……とんでもないエッチなこと……それかプロポーズみたいなもの……なんだけどなぁ?」

と、自分の頭を袖口で指し示した。赤らめた照れたような顔だけど、顔と同じ、真っ赤な大嘘であるけれど。
それを言った辺りで体がだんだんと薄くなり、存在感が薄れ。最後には光輪が回る速度が速まり、そこに吸いこまれるように姿を消す。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からマクガフィンさんが去りました。
アーク > 黙って撫でられていた相手、おでこにおやすみなさいのお別れのキスをすると赤くなる相手の顔。
くすっと笑いながら開く言葉を待つように小首をかしげると…。
とんでもない爆弾発言。嘘をまっすぐに受け取ってしまって。

「ふぇぁ そうなの プロポーズしちゃったの 幼な妻? 許嫁さん!? エッチな事とプロポーズが同じって凄い文化? 風習だね!」
等と話す内に相手が言葉を返す代わりに見せられる不可思議な光景。 腕の中の気配も温もりも消えれば空を切る腕。
むぅぅっと小さく唸って。
朝が来ると消えるのは制約なのかはたまた別種な物なのか。
光輪に吸い込まれた相手の本体はじつは光輪なのか、様々な事を考えながらも頭の上でくるくる回るあれはやはりカッコいいと呟きながら貧民地区一人で佇んでいても仕方がないので歩き始める。
そして少年は朝の気配を感じながらとことこと歩き宿へと向かい戻っていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアークさんが去りました。