2020/12/30 のログ
■タマモ > 何度目の移動か、とん、と次に着地をした屋根で、その移動を止める。
一応、そこらの路地を、しっかりと見ながら移動をしていたのだが…
「…ふむ、ちと難しいな。
都合良く、一人か二人で…なんて者も、そう居らんか。
三人以上だと、さすがに疲れるしのぅ」
腕を組み、思案する仕草。
己が領域に引き込む、それだけなら簡単だ。
だが、その中で意識を残させる場合、少し手間が掛かる。
その人数が増えれば増えるだけ、余計な力が必要になるのは…さすがに疲れるし面倒。
だから、基本的に引き込むのは一人、妥協案で二人、である。
そこから更に、気付かれ、抵抗し切れぬも抵抗されれば、もっと疲れさせられるのだ。
そう考えれば、少女がほぼ単独の相手を狙うのは、納得の話だろう。
ともあれ、そう言う訳で、都合の良い相手が見付からない。
今回は、諦めるしかないか…と、そう考えれば、視線を路地から、戻りの方向へと移す。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミューラさんが現れました。
■ミューラ > 狐が、冒険者の集団を躱しながら悪戯の相手を探していると。
てこてこと…冒険者以外の気配が現れる。
「なによ、なんか騒がしいわね」
現れたのは、ニンゲンに擬態した天使だ。
領域に引き込んでも強烈な自我によって自分を保つことができつつも。
それでいて、無防備に…何が仕掛けられていても対処できるという油断を抱えていて。
「ま、下等なやつらが何を考えていようとどうでもいいわね」
などと言いながら…狐が何を仕掛けていようと気づくことなく、路地へと入っていく――
■タマモ > いい加減、獲物も見付からないか。
そう思いながら、視線を戻る先に向けようと…
その時、ぴくん、と耳が揺れた。
「お、誰か来た…ようじゃが…
………しかし、この気配、何か近いものに、覚えがあるのぅ…」
反応したのは、その何者か。
人間…ではない、この地に居る、他の種族に、覚えは…
………あった、この感じ、神がどうこう言っている、己の知人に似ているのだ。
「ふむ…まぁ、良いか。
誰であろうと、ここに来たのならば…のぅ?」
そんなもの、引き込んでから、確認すれば良い。
そんな、楽観的に考えれば、とん、と屋根を蹴る。
そして、音も無く、その者の背後へと降り立てば。
次の瞬間、相手に感じられるかは分からないが、己の領域を解放し…引き込む。
まぁ、引き込むと言っても、直接何が変わる、と言う訳でもないが。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミューラさんが去りました。
■タマモ > …そうして、周囲に何も変化は起こさぬまま。
二人の姿は、消え去った。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「◆貧民地区 公園跡」にエインセルさんが現れました。
ご案内:「◆貧民地区 公園跡」からエインセルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。
■ボブ > (冬の風も冷たい最中、裏社会の顔役からここ最近貧民地区に普段は見かけないような者たちが
結構往来しているようなのでちょっとその連中の様子を顔役の配下っぽくない一般人の姿を持つこの男に探って欲しいと頼まれ、
貧民地区の通りを出歩いている褐色肌の男)
「う~~ん、まぁ、いかにも貧民地区の人間でございってヤツばっかでも色々困ると思うんだけどな。
それに裏の仕事を頼みに来る人だってそれなりに居るだろうし、顔役の親父さんもちょっと神経質になってんのかな?」
(冷たい風に当たる身体の面積を減らそうとガッチリとした肩幅を狭めるように縮こまりながら
両手をコートのポケットの中に突っ込みながら貧民地区の通りという通りに入っては色々様子を探っているか)