2020/12/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエレイさんが現れました。
エレイ > ──ある日の夜。
男は人気の少ない夜道を、傍らにいる女性に肩を貸しながらえっちらおっちらと歩いていた。
傍らの女性はだいぶ酒に酔っているようで、殆ど男にぶら下がるようにしながら千鳥足でなんとか歩を進めている。

「……こう激しく酔っ払ってしまってはもつわけもない。とりあえずここに入って休もうず」

ちらりと女性を横目に見遣り、その酔い具合を見て苦笑を漏らす男。
女性が度を越して飲みまくったのか、あるいは極端にアルコールに弱かったのか、もしくは何か他の原因か──それはまあさておき。
男は安宿の前で一度足を止めると女性にそう提案し、返事を待たずにその中へと入り込んでいって。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 冷たい風が吹く貧民地区。
平民地区では冬至の祭りの真っ最中であるが、貧民地区といえば
広い通りは浮かれてはいるのだが、うらびれた通りはいつもどおり
いや、いつも以上に静かに思える。

この日ばかりはとならず者たちも贅沢をしているのだろうか。
そんな中でフードをかぶった冒険者は屋台で買ったなんの肉かよくわからない串焼きを食べていた。

「んー…」

もぐもぐと咀嚼しつつ歩く。
自分もどっかで酒でも飲もうか。などと考えて。