2020/11/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 屋根上」にムラサキさんが現れました。
ムラサキ > (きらきらとお星さまに負けぬように、人々の目を惹くように。我こそが一番星、とばかりにきらきらと光を放つ無数の店。その屋根の上を酒を片手に一歩、二歩とぴょん、ぴょん、ぴょん、と軽快な足取りで渡り歩くのは一匹の鬼。貧民地区が一通り見渡せそうな適当な良い屋根を見つければそこに腰を下ろし、酒をとくとくとく、と盃に注ぐ。)

たまにはこういう場所で、というのも良いもの よね。

(空を仰げば手が届きそうな位置にお星さまとお月さま。見下ろせば道行き交う様々な人々。その2つを肴に酒を飲む、なんていうのも乙なものであろう。
幸いなことに私は夜目が効く。見ようと思えば眼下に広がる人々の顔、まではいかずとも何をしているかくらいは見て取れる。
表通りに目をやれば初心な駆け出しの冒険者と思われる少年が少し年上の少女に指輪を渡して告白をしている瞬間が見て取れる。
そして裏路地に目をやれば今度は逆に表通りの少年と同じ年頃の少年が今度は妖艶な雰囲気の女性に迫られてしこしこと精を絞られている様が見て取れる。

同じ街中の一本道を逸れた所で繰り広げられる、片方は愛らしく、片方は淫蕩な物語。その2つに限らずあちらこちらで様々な物語が繰り広げられている様が見て取れる。清濁併せ持つこの街は。この街の人間は――・・・)

ほんに・・・見ていて飽きないわぁ・・・。

(にたり、と鬼はそれらを見下ろし、嗤った)

ムラサキ > (くぴくぴと 満天の星空と眼下を照らす満月。そして、道行く様々な人々を肴に鬼は酒を楽しみつつ・・・その夜の闇が明ける頃。闇に溶けるように、いつの間にかその場所から消え去った。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 屋根上」からムラサキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロミヤさんが現れました。
クロミヤ > (共に冒険を終え、分前を冒険者ギルドで受け取り組んでいたパーティを解散したのは今日の夕方ごろ。共に食事をして、その後に揃える物があるから、と一足先に店を出た。街を周り、足りなくなった装備を整え、少し軽食をつまんだ後、その共に仕事をこなしたパーティと別れた酒場前を通った時・・・一緒に仕事をした聖職者・・・ヒーラー、の少女の声が路地の方から聞こえた気がして、宿に向かう前にそろりとそちらの方へ足を向けた。)

――ッ・・・!

(その先で見たものはこの街ではよくあること。自分もそういう経験は何度かあるものの、知った相手のそれを見るのはなかなかに刺激的な光景であった。

人目を避けるように路地の裏手に彼ら、彼女らはいた。兎の少女が聞いたその聖職者の少女の声・・・それは確かにここから聞こえた声であった。そこにいたのは聖職者の少女だけではなく、前衛を支えた重装備の鎧に身を固めた笑顔が似合う戦士の男に少々軽薄な印象を受けるものの、目がよく危険察知に長けたレンジャーの青年。その3人が人目を避けるように路地の裏手にいた。
そこで彼らが何をしていたかというと、つまるところ・・・セックス、である。彼らがもともとそういう関係であったのか、戦いを終えて昂ぶった感情のままそういう事をするに至ったのかはわからないけれど、つい先程まで共に笑いあい、背を預け、戦った彼らが、そういう事をしている姿を見てしまう、というのはなかなかに刺激的でつい見入ってしまった。

特に印象的だったのは聖職者の少女の姿だ。控えめで、おとなしく、清楚な印象を受けた彼女が今ではその大きな胸を揺らし、雌の顔を晒しながら二人の男のモノに対して幸せそうに奉仕をしている姿、というのは・・・それを偶然とはいえど覗き見てしまっている立場、というのもあって背徳感、というものを感じてしまう。

そんな彼らの新たな一面を見てしまった兎の少女であるが、声をかける勇気もなく、かといって見なかったことにするにはその光景はあまりにも刺激的で。ゾクゾクと胸を高ぶらせつつ、その場にとどまってしばしその秘め事を覗き見てしまっていて。)