2020/10/22 のログ
ミシェイル > エイガーの肉棒が大きく脈打った気がした。
いよいよの射精の予感に、背中にゾクゾクと電流が走るような快感が。

「はひぃ♡ご主人様のザーメンお尻で残らず飲み干しますぅ♡
媚び媚びケツ穴でご主人さまのおチンポ様しゃぶりながら雌穴アクメしますからぁ♡
んぅっ、は、はやく、ザーメンお出し下さいっ♡」

ご主人様の射精のために奉仕するのが男雌穴の悦びだと本気で信じているような勢いで。
情けない射精で屈服アピールを繰り返しながら、男らしさなど投げ捨ててひたすら中出し要求。
恍惚に歪む笑顔を浮かべて、期待に腸内が打ち震えていた。

エイガー・クロード > 肉と肉がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
同時に、女の嬌声も。その光景は、あまりにも異様だった。
大の男が、子供のような体躯をした爆乳を持つ、しかし確かに男の象徴を持った存在を犯し続ける。

肉棒が大きく腸内で跳ね、電流をミシェイルに向けて流し続ける。
快感がさらに強まるが、その奥に、津波のような快感が近づいてきているのを感じる。

「さぁ、出すわよ……。しっかりお尻を締め上げて、受精する準備しなさい!」

実際には受精などするはずもないが、そんなことは関係ない。
種付けするといったら種付けする、そんな気迫を感じる。

「はむっ……っ!じゅる……っっっ~~!!!」

そして、射精の瞬間、ミシェイルの唇を塞ぎ、長い舌をミシェイルの喉奥まで挿し込む。
嬌声による雄叫びで、絶頂の快感を逃させないために。
その快感をすべて、ミシェイルの体内に感じさせるために。

びゅくっ!ぼびゅっ!びゅるるっ!!びゅ~~~!!

また、その腸内の中に……一段と濃く、そして大量の精液が注ぎ込まれた。
ミシェイルの体の中全体をその精子が泳ぎ回っていた……。

ミシェイル > 「はいっしますっ受精しますぅ男雌穴ご主人様のザーメンで絶対妊娠しちゃいますぅ♡」

受精などするはずもないが、こうして声にして何度も宣言していると本当に孕んでしまうかもという気分になってくる。
受精の期待に、尻穴を一層締め付ける。
いよいよ射精の時、嬌声と共に受け止めるはずが口づけによりそれは塞がれた。

「!んっッっ……♡」

敏感な喉奥も舌で犯されながら、直腸内に叩きつけられるザーメンを飲み込んでいく。
大腸までもエイガーのザーメンに染め上げられながら、お腹がヒクヒクと震えた。
待望の生中出しに頭の中が真っ白に弾ける。
もはや何も考えられず、舌と舌を絡めながらエイガーの体を抱きしめる。
これこそが、男雌穴としての本懐であるというべき恍惚に包まれる。

エイガー・クロード > 「ん……れろ……」

たっぷりと精液も、唾液もミシェイルの中に注ぎ込みながら、射精の余韻を楽しむ。
びゅるびゅると、精液がミシェイルの中にさらに溜まっていく。
肉棒が大きく、何度もミシェイルの中で跳ねる。

体を密着させ、互いの鼓動が互いにわかる。見る人が見れば、恋人としか思えない。
うっとりとした視線をミシェイルに向けて、ゆっくりと、唇を離す。

「ふは……。気持ちよかったわ、ミシェイル」

そう言いながら、ポンポンと優しくミシェイルの背中を撫でる。
先ほどまでの冷たい視線や、罵倒とは全く逆の態度を取り
チュッ、とほほにキスした。

ミシェイル > もう体内はエイガーの精液でいっぱいだ。
普通であれば苦痛を感じる程であろうが、ミシェイルには心地よい充足感となっている。

「あはぁ……♡ありがとう、ございますぅ♡」

快感で呆けた頭で、目を細めてエイガーに撫でられていて。
ただの雌穴としてではなく、男に抱かれる喜びも体の芯に染み込んでいくようであった。
男としては終わりかもしれないが、これもある種の幸福といえる。
頬にキスをされると、エイガーの顔に嬉しそうに頬を擦り寄せた。
そのまま自然と、キスを返していく。

エイガー・クロード > キスを返し、返されて、何度もそんな互いに互いを愛撫するように唇を重ね合う。
その姿はもう、誰が何と言おうと恋人同士にしか見えないだろう。

「ちゅっ、んちゅ……んぅ……」

唇と唇が重なり合い、その行為を体だけでなく、心でも楽しむ。

「ふぅ……ミシェイル、一旦…抜くわね?」

そう聞きながら……ゆっくりと、チンポを引き抜いていく。
ずるずると、膣壁をかき分け、カリ首が引っかかる。
巨大なチンポが引き抜かれたら、ぽっかりと大きな穴が開くだろう。
どっちにしても、今夜はガバガバのままに違いない。

ミシェイル > 「おぉっ、ほおおおおん……♡」

己の中を満たしていた肉棒が引き抜かれていく。
それも当然のように強烈な快感となり、甘い悲鳴のような間抜けな声が漏れ出る。
極太の大便をひりだしたような感覚と共に、完全に肉棒が体内から抜かれた。

「あは……、抜けちゃったぁ……♡あっ、ご主人様のザーメンあふれちゃうぅ……♡」

ガバガバに開いてしまった肛門。
力を込めようとしても、散々に犯された直後では閉まるはずもなく。
注がれた精液が流れ出る感覚があるが、それでも全てが抜け出る程ではない。
確かにザーメンを注がれた証として、ミシェイルは嬉しそうに呻いた。

エイガー・クロード > 間抜けな声と共に引き抜かれたチンポは、腸液と精液に塗れ、てらてらと光っている。
まだまだ巨根は硬く、熱かった。それ以上に、あんなに出したのに全然萎えた気配はない。
ミシェイルの肛門から、勢いよく間抜けな音を立てて精液があふれ出るのを見る。

「ほら、ミシェイル。『雌穴』として、やることがあるでしょ?」

そう聞きながらミシェイルを床へとゆっくりと落とす。
そして、目と鼻の先に、巨大なチンポを見せつけた。

ミシェイル > 「あぁ……♡はいっ」

雌穴の前におチンポ様を突き出されれば、何も考える必要はない。
愛しげに手を添えて、少女のような細い手でそれを優しく撫でる。
陰嚢も慎重にもみほぐして、それから大きく口を開くと己の腸液にまみれているのも気にする事なくそれを含んだ。
先端から丁寧に、ちゅっちゅと吸い上げて丹念に舐めあげていく。
その間も陰嚢は決して痛みを与えないように、優しく優しく両手で揉んで。
先端を十分にきれいにすると、今度は横からも口をつけて順に順にと全体を舐めていく。

エイガー・クロード > 「んっ……」

その丁寧な奉仕具合に、満足そうな笑みを浮かべる。
しっかりと丹念に舐め取られ、白くテカり、汚れていた肉棒が綺麗になっていく。
精液がミシェイルの口の中に入れば、その味は非常に甘美なものに感じるだろう。

「……ねぇ、ミシェイル。私……催してきちゃった」

我ながら最低な言葉だとは思うが……そのミシェイルの態度を見れば、あるいは……

ミシェイル > 「はい♡咥えましょうか?それとも口を開いて狙いますか?」

すっかり従順になった雌穴。
もはや何の忌避感もなく、床に座り上目遣いで嬉しそうに返事をする。
男雌穴だけでなく便器としての用途まで与えてくれるというのであれば、むしろ感謝するべきであろう。

「それとも手で受けてから飲みましょうか?ご主人様のための雌穴をご自由にお使い下さい♡」

マゾ快楽のスイッチが完全に入り、男として屈服し。
屈辱的、変態的な命令であろうとご主人さまのためなら嬉々として受け入れる従順な肉奴隷の姿がそこにあった。
この姿から男としてどころか、人間としての尊厳すら感じられる事はないだろう。

エイガー・クロード > 「ふふ……いい子ね。何でも言うことを聞いてくれるのね」

従順な奴隷にはご褒美が必要だろう。
自身の肉棒をミシェイルの頬へと押し付け

「じゃあ喉奥で出させてもらうわね♪奴隷には水分補給が必要でしょ?」

そう言い放つと同時に、口に肉棒をねじ込んだ。
喉奥まで肉棒を飲み込ませ、呼吸が難しくなる。
そして喉奥から、胃袋に向けて……生暖かい、排泄物を放出した。
最早それを飲むミシェイルの姿は、肉奴隷でもなんでもない。
ただの便所であった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミシェイルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエイガー・クロードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にユンファさんが現れました。
ユンファ > 物騒ということで足を運ぶことがほぼない貧民地区。
しかし本日はどうしても探したいものがあり危険を顧みず闇市に足を運ぶ。

「これは…予想以上ね」

話に聞いていた以上に多く並ぶ店、パッと見ただけではあるが並ぶ様々な品。
そして武器や道具だけでなく怪しげな薬品だけでなく奴隷まで扱われている光景には一歩引いてしまうのだが…。

「ここまで来たのよ。後は度胸ね」

それに探さなければ来た意味もないと警戒を忘れずに闇市に足を踏み入れていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からユンファさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミシェイルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエイガー・クロードさんが現れました。
ミシェイル > 大きく口を開き、またおチンポ様を喉奥へ迎え入れるとご主人さまから与えられる水分を嬉しそうに受け入れる。
亀頭で喉が圧迫され息が苦しいが、喉を鳴らして零さないように頑張って飲み下していく。
喉の性感帯を小水で刺激されて達しそうになる惨めさも、今のミシェイルには甘美な快感となる。
むせそうになり鼻からツンとしたアンモニア臭が漂うが、ご主人さまの道具になれている実感があり、充足感で安心する。

「んもぉぉ~~♡おんっ、んっ……♡」

そうして放尿が終わると、ゆっくりと喉から引き抜き最後に尿道から中身をちゅうちゅうと吸い上げる。
開ききった肛門から精液を垂れ流し、更に小水まで飲み込んで。
最底辺の娼婦でもここまでの酷い扱いはそうされないだろうに、ミシェイルは確かに幸福と充足を得ていて。
雌穴便器はザーメンと小水の臭いが混じった最低のゲップをひとつして、自分を使ってくれたご主人さまに感謝の土下座をする。

「男としても雌としても底辺の男雌穴に、便器としてのお役目まで与えて頂きありがとうございました……♡人間様のお料理よりも、男雌穴に相応しいご馳走でお腹がいっぱいです♡」

その土下座も、胸がつっかえて頭が下がりきらず満足に出来ない。
しかしそんな土下座すら出来ない惨めな姿こそが雌穴便器にはお似合いであった。

エイガー・クロード > どこまでも惨めで、まともな扱いなど一つもされない。
そんな扱いのままでも、全くの拒否感もなく幸福感しか持っていない。
この奴隷の姿は、果ての果てのようであった。

「あら?本当にもういいの?」

そう言って、満足に土下座もできない雌穴奴隷の頭に、チンポを乗せる。
そこからむわっ、と精液と雄のにおいがミシェイルの鼻腔を刺激する。
鼻から肛門まで一気に駆け抜け、どろどろと精液を垂れ流していたミシェイルの肛門がキュッ、と締まるのを見て。

「まだまだ、私は満たされていないの。……言いたいこと、わかるわよね?」

そう言い切ると同時に、またその部屋から嬌声が何度も響き渡ることだろう。
すべてが終わった頃に、その奴隷は精液の海に沈み、失神させられ、のびているのが見える。
しかしその顔は、どこまでも幸せそうでもあった……。

ミシェイル > 散々に体内を侵されあらゆるところを犯されて。
ご主人様とおチンポ様に屈服する幸福の中でミシェイルは意識を失っていく。
自分とは違う、力強く男らしい腕と胸に抱かれて安寧のままに。
だが意識を失っても、奉仕を仕込まれた肉体は夢うつつの中でご主人様への愛撫を続ける。
その手は愛おしそうにエイガーの肉棒を撫でて、胸板の中に顔を寄せて。
うわ言で何度も「ご主人様ぁ♡」と甘えた声で呟きながら、完全に眠りに落ちてその動きを止めるまで。
いたるところを汚されて、今も尻穴から断続的に射精のように精液を吹き出すという酷い有様だが、その顔は安らぎと幸福感に包まれていた。

エイガー・クロード > ……その後、意識を失ったミシェイルの体を清い布で拭き、せめて安らぎの中で眠ってもらおうとともに横になる。
甘えてくるこの奴隷の頭を撫で、時には頬に口付けを落とした。
しばらくした後に眠りに就いたのを確認した後、自身も眠りに就く。
どちらも体力は消耗しているが……その眠りは、互いに非常に心地よいものであったに違いない。

そして翌朝……日差しが差し込み、目を覚ます。
ミシェイルがまだ眠っているのを見て微笑み、布団をかけなおす。
その間に、温かい飲み物を宿の者に用意させる。
しばらくした後、ミシェイルが目を覚ました時……

「おはよう、昨夜は楽しかったわね」

そう言いながら、温かくて甘い飲み物を、ミシェイルに向けて渡す。

ミシェイル > 記憶が途切れた後、夢も見ずに眠っていたミシェイル。
夢うつつの間の記憶は全く残っていない。
しかし、それまでの昨夜の行為はしっかりと覚えていて。
一晩眠り、正気に戻ったミシェイルはそれらを思い出しベッドから身を起こした状態で凍りついた。
飲み物を差し出されているが、羞恥のあまり固まって身動きが取れない。

「あ……、あああ……!!」

暫く凍りついた後、今度は顔が真っ赤に染まる。
おチンポ様だの、男雌穴だの。
昨夜はとんでもない事を口走っていた事を素面の今思い出してしまい、エイガーの顔をまともに見られない。

「き、昨日の事は、おぼえて……」

うつむいたまま、覚えているのか?と聞こうとするが、最後まで言えず尻すぼみになる。
あれが夢だとは自分でも思っていないし、エイガーも忘れているはずもない事は頭のどこか冷静な部分で理解してしまっている。
確認をとったところで、昨夜の痴態がなかった事になるわけではない。
信じられないような痴態を晒した男と、二人きりという気まずさ。
それきり何も言えず、仕方なく差し出された飲み物を受け取りうつむいたまま黙ってすする。
羞恥心の爆発している今、何も味を感じなかった。

エイガー・クロード > くすくす、とミシェイルの七変化する表情に思わず笑いがこぼれる。
かわいい、素直にそう思った。羞恥心に苛まれているのは見て取れる。
なにより、コップを震える手で受け取るのもまたそそる。

おっと、とそこまで考えたところで踏みとどまる。
この毒の味は覚えきってしまってはいけないのだ、と。

「えぇ、勿論覚えているわ。……とても気持ちよかったわね」

やっぱりこの毒は捨てられない。だってイジるの楽しいし。
にこにこと笑いながら、ずずずと飲み物の味を楽しむ。
今もミシェイルは羞恥心で真っ赤になっている、面白い。

「朝食はどうする?後で食べる?」

ミシェイル > それはまあ、あれだけ射精を繰り返したのだし気持ちが良かった事だろう。
尻の穴で、喉の奥で、手の中で。
技巧を凝らして射精させたのだし気持ちがよくなかったとは言わせない。
とはいえ、冷静になった今それらは全て思い出したくない恥ずかしい記憶でしかない。
そして昨夜の事を思い出し思わず肛門がキュンと締まると、昨夜の残滓がびゅっと僅かに漏れてしまいまたミシェイルの羞恥を煽っていく。

「朝食か……。うん、食べよう、すぐに」

肛門から漏れてしまった精液を気取られないようにしながら、カップの中身を啜ってなるべく平静を装って答える。
今度は多少甘みを感じた。
とはいえ、まだまともに目を合わせられず耳まで真っ赤のままでは強がりとあっさりと分かってしまうだろうが。
何にしても食事はしたいし、何もせずにエイガーと二人きりでは間が持ちそうにない。

エイガー・クロード > 「ん、わかったわ」

そう言って宿の者に朝食を頼む。
スクランブルエッグとトースト、イチゴのジャムにコーンスープ。
そして新鮮なサラダ。割といい朝食だ、量もある。
さらに言えばコーヒーも自由と高待遇なのは、値段故だろうか。
ベッドだっけなかなかにふかふかだったのを思い出す。

おそらく無心で食べようとしているのであろうミシェイルをじっと見つめる。
ニコニコと、自分のものには手を付けずに。
そしてようやく口を開く。

「朝風呂はする?」

ミシェイル > ろくに会話もせず、黙々と朝食を取るミシェイル。
胃の中にまともな食物が入ると少しずつ気分が落ち着いてくるものの、昨夜お腹いっぱいにザーメンや小水を飲み込んだ事もはっきりと覚えていて複雑な気分になる。

「風呂か、頂けるなら頂きたい……」

ある程度汚れは拭かれているようだが、あれだけの行為の後ではやはり汚れは気になってしまう。
それに一旦エイガーから離れられるのなら願ってもない提案だ。
別に彼の事を嫌っている訳ではないしこうした待遇には感謝する心もあるが、それはそれとして余りにも恥ずかしすぎる。
ともかく、風呂に入る前に朝食を食べきってしまおう。
心なしか朝食を食べる手を少し早くしながら、風呂に備える。

エイガー・クロード > 自身への嫌悪感などもないかと思ったがそうでもないらしい。
現に顔を合わせてもそこまで嫌な顔そのものはしていない。
とはいえやはり、昨晩の行為はかなり尾を引いているようだった。

「ん、じゃあ用意させておくわね」

そういった後、ミシェイルの食べる手が早まったのを見る。
そっとその手を握った。

「駄目よ、ちゃんとゆっくり食べないと。作ってくれた人に失礼でしょ?
ご飯は逃げないからしっかりと、ね?」

そう言いながら目を見て、優しく微笑む。
昨晩は昨晩。今は今。しっかりと、ミシェイルのことを人間として見ていた。

ミシェイル > 手を握られ、思わず昨夜の当てこすりかと思いエイガーを見つめ返すが冗談や揶揄を言っている様子ではなく。
その態度でようやく気分が少し落ち着いてきた。

「あ、ああ。貴公の言う通りだ……」

昨夜の行為の事を置いておけば、エイガーの言う事は至極まっとうで。
ミシェイルも佇まいを直し、殊更改まって食事の続きを頂く。
人間であるならば、ただ飢えを満たせばいいというものではない。
このような体で格好も裸ではあるが、こうした食事をしていると少しはまともな人間に戻った気分になれた。

「……そういう貴公は、食事が進んでいないようだが」

余裕が出てくるとようやく自分以外の事も目に入るようになり。
それでエイガーの食事が減っていない事にも気がつく。

エイガー・クロード > 冷静になってきたのを見て、満足そうにうなずきながら手を放す。
頭が冷えれば自然と人間は食欲を取り戻すものだ。

「最近まともなものも食べてないのは見て取れてたしね。
次にまた食べられるのかもわからないし……」

そう言いながらも、ミシェイルの食事の様子を観察する。
言葉遣いも冷静な時は、かなり教養があるのがわかる。
一般市民の出ではないと思うのは、貴族の性故だろうか。

「ん……ごめんなさいね。ちょっと考え事しちゃってて……。
大丈夫?昨日、かなり無理させたと思うけど、体に痛いところとか、苦しいところとかない?」

そう聞きながら、慌てて自分のトーストにジャムを塗り始めた。

ミシェイル > 忘れられそうだと思っていたのに、昨夜の事を持ち出されてまた動きを止める。
エイガーの声は気遣うような様子なのが逆に辛い。

「だだ、大丈夫だ……。貴公も、気にする事はない……。ちゃんと、対価を貰った仕事にすぎないのだからな……」

仕事という面を強調しながら極力平静を装うものの、声は震えていて動揺は隠せていない。
だが仕事とはいえ、あれだけの事をして宿代食事代を合わせたとしても100ゴルドで相応の対価かは疑問が残る扱いではあった。
しかし娼婦の相場等心得のないミシェイルは、適正な価格など分かるはずもないのだが。
更にいえば過酷な奉仕のために改造されたミシェイルの体は、既に昨夜の痛みもほぼ治っていて。
エイガーも親切な対応をしてくれているし、売春としては妥当な対価であるという思い込みは正される事もない。

「そうか……。まあ、私が言う事でもないかもしれないが、食事の時ぐらいは余計な事を忘れてもいいのではないかな……」

そう言うと、また食事に集中するミシェイル。
落ち着いて味わうと、中々に美味い。
改めて、親切な相手に仕事が出来て運が良かったと思った。

エイガー・クロード > しまった、と動きを止めたのを見て自分の不手際を悟った。
どうやら余計なことを言ってしまったらしい。

「対価って……正直、あそこまでできるのならもう少し高くてもいいと思うけど……。
男だから、安くさせられちゃうのかしらね」

実を言うと男を抱いたことは今までなかった。彼自身、特別男が好きというわけではないのだ。
雰囲気と、顔立ち、そしてその爆乳があったから抱く気になれただけで、普段から男など抱きたいとなど思うことはない。
まぁしかし、彼の方から指定した額である以上はこれ以上はいう気はなかった。
まさか適正価格を知らないとは思わなかった。

「そうね。そうするわ」

うんうんと頷き、トーストを頬張る。
しっかりヤって、たっぷり寝て、そしてたくさん食べれる。
この三つがそろうことのなんと幸せなことだろうか。

ミシェイル > 価格に関しては、やはりよく分かりはしない。
せめてどこかに所属していればともかく、いわばもぐりの娼婦のようなもので誰かに教えてもらうという事もないのだから。
そもそもこのような体で、男娼としてもどの程度使えるのかも不明だし女とは同じようには使えないしで娼婦として囲ってくれるところがあるのだろうか大いに疑問だ。
物好きからの需要はあるかもしれないが、どうしたって一般的とはいえないであろう。
ともかく二人で黙々と食事をする時間が続き、ミシェイルが先に食べ終わる。

「それでは、風呂を頂いてくる。……本当、色々と世話になった」

お風呂で体を清めて、その後に部屋に戻ればようやく解散だろう。
改めて礼を言うと娼婦風のローブを羽織り、部屋を出る。
……そういえば、昨晩はあられもない叫び声を何度も響かせてしまっていたが。
この部屋の防音はどの程度なのだろうか。
割としっかりとした作りのようだが、あれだけの声が廊下や他の部屋に響いていないとは限らない。
よもや自分がその声の主とは一目で分かる訳もないのだが、風呂場に向かう道すがら急に恥ずかしくなってしまい。
人目を気にしながら、足早に向かうのであった。

エイガー・クロード > 「えぇ、行ってらっしゃい」

勿論そこそこな値段とはいえ、ここは貧民地区。
あんまりいいものなど建てられるはずもなく……人目は、割と部屋から出てきたミシェイルの方へと集中していた。
ニヤニヤと、厭らしい目でミシェイルのことを見る男も複数人いた。
女の、ほかの娼婦達は、なんとなく生暖かい視線で笑っていた。

「……さて、と」

一晩ここで泊まってしまった。本来なら昨日富裕地区へと帰るはずだったのだが。
まぁいい、悪い時間ではなかった、むしろいい時間を過ごしたと思う。
彼は何者なのかという興味はなくはないが、聞かれても答えることはないのだろうな、と思った。
ひとまず、支払いを先に済ませて、部屋でミシェイルのことを待つことにした。

ミシェイル > 腸内に残っていた精液もひり出し、髪や全身を石鹸で洗うと昨夜の痕跡は消えた。
広がりきっていた肛門も、既にぴっちりと閉じている。
もっとも、使い込んで厚ぼったく縦割れしてはいるが。
身を清めるとまたツインテールを結び直す。
セックスやフェラの時に掴みやすいようにと、調教の過程で仕込まれた髪型であるが最早ほぼ無意識に結わっていた。
そして部屋に戻る間、どうにも周囲からの視線を感じてしまう。
まさか昨夜の事が、とは一瞬思ったもののそもそもこのような体つきだ。
子供のような顔立ちと慎重とはちぐはぐに、大きく育った乳房とむちむちと脂肪が乗っていて。
ローブで隠れてはいるが、さらにその下には成人男性そのままの男性器も備えている何から何までアンバランスな体。
気にするな、という方が無理であろう。
そう自分なりに納得しながら、再び元の部屋のドアを開ける。

「待たせてしまったかな……。代金は既に頂いているし、仕事はここまでだな。……一応、私の事はあまり言いふらさないでいて貰えるとその、助かる」

娼婦の真似事をしている後ろめたさもあるが、やはり純粋に恥ずかしい。
エイガーの事はある程度信用出来るし、こう言っておけば無闇に言いふらす事はないだろうが。
それでもどうしても、心配がにじみ出る声でそうお願いをした。

エイガー・クロード > 「おかえりなさい」

そう言いながら、彼はすでに着替えていた。
初めて会った時の格好そのまま、笑みをもってミシェイルを迎える。

「わかったわ。でもいいの?ある程度宣伝とかしといてもいいのだけれど……。
まぁ、嫌なら言いふらさないわ。あなたも私のことを言いふらさないって約束してくれたしね」

ふわり、と柔らかい微笑みを浮かべて約束する。
噓はつかないし、言われたことを無下になどしない。
貴族として、騎士として、そう教え込まれているから。

「それじゃあ、ここまでね……。ありがとう、良い夜を過ごせたわ。あなたはどう?」

ミシェイル > 約束をしてもらえれば少しは安心する。
何にしてもこれ以上どうしようもないので信じるよりほかないのだが。
そして改めて昨夜の事を持ち出されると、ううっと言葉に詰まり。

「ま、まあ、良い仕事だったと、思う……。部屋まで取ってもらった事だしな……」

頬を赤らめながら、殊更仕事の部分を強調して。
ともかくこれでその仕事も完了だ。
この宿を出れば、もはや何も関わりのない二人となる。

「……。改めて、世話になった。ありがとう。それでは」

ローブをボロボロのいつものものに着替え、部屋を出ていく。
空腹は満たされたし、100ゴルドとはいえ現金があるのは多少は心強いが未だまともとは言い難い姿。
この後のアテはないが、これからも自力で何とかしていくしかない。

エイガー・クロード > 本当ならばもっとお金を払ってあげたかったが、おそらく頑固な人物なのはわかった。
であればいうことはない、また生きて、その時買ってあげればいいのだから。

「そう思ってくれたのならよかったわ」

嬉しそうに微笑み、ミシェイルを軽くハグする。
これっきりの付き合いというのは少し寂しい。可能ならまた会いたいと思う。
しかしそれは、貴族として望んではいけないことだとわかっている。

「えぇ…またね」

そう言って、部屋から出て行ったのを見送ったのち、自分も出ていく。
自分もまだまだ、この国でやることがあるのだから……。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエイガー・クロードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミシェイルさんが去りました。