2020/09/14 のログ
ご案内:「貧民地区のとある小さな娼婦街」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 小さな娼婦街
元はマフィアが攫ってきた娼婦を売っていた劣悪な娼婦街だった―――らしい。 らしい、というのは、今現在ではそんな面影もなく活気のある娼婦街だからである。
縄張り争いもほどんどなく、悪質なボッタクリは地元の娼館の店主たちが黙っていない。 そんなそこそこには治安の良い娼婦街は、口コミで密かに人気だとか
「ふーんっふふんふーん♪ 今日も街の、けーらさーん♪」
そんな娼婦街に、あまり似つかわしくない少年が歩いてる。両手をブンブン元気よく振って、道の真ん中を歩く。怪訝そうに見る男客や、興味あるように見る者と目が合うと、愛想よく、ぱたぱたと手を振る。そして、また元気よくあるいていく
「わーるいやーつらはやっつけるー♪ それがひーろーかっくいいー♪」
■シャルティア > 時折、幼い男娼だと勘違いしたり、挙げ句には少女の娼婦と勘違いして、男性客が声を、少年に掛けようとする
――が、そこですかさず、娼婦たちがブロックするように立ちはだかって、男達を別の方向に誘ったり。まあ当の、少年の方はそれにも気づいていない
時々、目が合うと娼婦たちもにこやかに少年に手を振ってる。客として誘うことはどの娼婦も不思議としない。
少年は嬉しそうに、ブンブンと手をふってそれに応える
背中の羽根も、元気良さそうにピンと立てて、娼婦街を歩く
屋台にいって、干し肉を買って、あむあむとかじりついて
■シャルティア > そのまま、少年は娼婦街を後にする
――この娼婦街に初めて務める娼婦は必ずこう言い聞かされる
この娼婦街を守ってくれる幼い子はほんとに天使様だから、大事に扱わなきゃだめよ
この街をマフィアから開放したちっこいヒーローは、今日も元気に王国の街を歩いてる
ご案内:「貧民地区のとある小さな娼婦街」からシャルティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 男は、富裕地区にある教会から、最近新しく出来た教会の調査を依頼され、貧民地区にやってきた。
表向きは慈善に熱心であるようなのだが、ヤルダバオートの総本山に問い合わせても、「そんな教会の届けはない」との事で。
それと同時に、貧民地区で失踪事件が多発しているという話もあり、念の為調べて欲しいという事だった。のだが、
「……どうしたもんかね、これ」
深夜の教会。その入口から、そっと中を伺う男。
中には、灯りが灯っており、その中で、黒頭巾をかぶった男たちが、何事か儀式めいた事をやっている。
「表向きは慈善団体、裏向きは邪神崇拝……良くある事っちゃ良くある事だけども」
武装は、そこまでではない。儀式的な都合か、それとも油断なのか、帯刀しているのは刃渡りの短い剣やダガーが主だ。
ただ、数が多い。十人――祭壇の上で儀式を執り行っている、教会長を含めて十一人。
おそらく、教会長はマジックユーザーである事を考えると、無策で突入という訳にもいかない。
「(とはいえ、万が一儀式が成功しても事だし――どうすっかなあ)」
額に頭を当てて悩む男。その間にも、粛々と儀式はおこなれている――