2020/05/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にキリエさんが現れました。
■キリエ > 「戦争か、またオレらみたいな聖職が後片付けに駆り出されンだろうなぁ……」
一人ぼやきながら、地面に敷いた布の上で足を伸ばす。
右足は前へ、左足は後ろへ、体は前に倒しきった姿勢。女の体が柔らかいことの証左である。
続いて反対側を行う。こうした運動は、体を資本とする女にとって欠かせないものだ。
女は上はシャツに下は使い古しのズボンととにかく薄着で、上に至ってはブラさえつけていなかった。
開脚。両足を開いた姿勢で続いて前に体を倒しきる。
「会議ねぇ、行ったところで浮くだけってな」
■キリエ > 女のような魔を送り返すものがやってくるということは、大抵の場合“手遅れ”だ。
誰かが死ぬ、誰かが魔にとり付かれる、そうなってからようやく仕事として取り掛かれるのだ。
この度の戦争も、きっと手遅れになってからだ。
「看取るのもなぁ………ガラじゃねぇや」
立ち上がると、片足を抱え込むいわゆるI字バランス。
下着が垣間見えているが、そんなことを気にする性質でもなく。
貧民地区。その片隅に設けられた古ぼけた公園にて、一人もくもくとワークアウトをこなす。
■キリエ > 戦争で聖職者が、とくに魔を送り返すものが役立つというのは、ある意味でもっとも最終段階であろう。
願わくば誰かの死を看取ることなどありませんようにと祈る。
足を変えて、反対側の足を抱えて垂直を形成する。
「上の連中に行けって言われねぇようにしねぇとな」
なんだか嫌な予感がすると一人ごちる。
女は運が無かった。大抵、損な役回りを押し付けられるのだ。
足を下ろすと、木にぶら下げられたサンドバッグの前に歩いていき、拳を固めた。
■キリエ > 「シッ!!」
息を抜きながら拳を叩きつける。
ワンツースリーからの中段蹴り。対人を想定した拳闘士のような動き。
猛烈な連打からの一歩引いてからのアッパー、更に半歩引いて肘をぶち込む。
オーソドックスな動きにまじる、喧嘩で得たであろう動き。
ぽたりと顎から汗が滴る。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > 「どうせ、俺達みたいな立場じゃ、なるようにしかならんさ」
(諦め、というよりもそう言うモノだと納得した様な、そんな言い方で。
適当な木箱に腰をおろし、相手の言葉に相槌うちながら煙草をふかす男が一人。
先ほどまで少々と身体を動かす手伝いをしていたが、今は休憩中らしい。
チラチラと見える下着が素肌を、特に隠す事も無く横眼で眺めていたりも、していたのだけれども)
「ま、何事も無茶はせず、ヤバイと思ったら距離を取ることだな。
危機察知は、生き残るのに重要な手段さね」
(口の端から、もくもくと煙が上って消える。
チキンと言われようとも、生き残ってこそ、とうのは冒険者や傭兵的な考え方だろう。
死んで誉、などないのだ)
■キリエ > 生きてもともと、腕で商売するような女にとっては、例の戦争も割りに合わない行事に他ならない。
煙草を吹かす男の前で、ポニーテールの髪の毛を振りながら拳と足をサンドバックに叩きつける。
軽快なステップを踏み、腰の乗った蹴りをお見舞いしたところで息が切れたのか、膝に手を付いて肩で息をし始めた。
「ああ、まったく、難儀な商売だわ…………。
…………火ィ貸してくれや」
ズボンから一本抜いて咥えたはいいものの、道具が無い。
男のそばに歩み寄っていき、大股開きの蹲踞で腰掛け、咥えたままの煙草を歯でくいくい動かす。
火を普通につけるなり、あるいは煙草を押し付けてやるなり、いずれの方法でつけないと女の機嫌は悪くなるであろう。
■アシュトン > 「俺達一人で、状況がどうと変わる訳でもないからな。
上からすりゃ、ただの駒の一つさ。無駄死にしても、痛くもかゆくもない。
だからまぁ、俺達自身で上手い事立ち回らなきゃね」
(結局の所、大きな視野を気にしていても仕方がない。
ただ順調に、あるいは無難に。仕事を済ませ、金を貰い、帰る。一番はこれである。
ぼんやりと眺めていたものの、ひとまず終わらせた様子を見やれば片目を閉じて。近づく様子を眺め見る)
「動いた後に吸って、息切れしないのかい? 若さだねぇ」
(くくっと、喉元で小さく笑う声に合わせて、咥え煙草が揺れる。
己から身を乗り出せば、片腕を相手の肩へと差出し。顔をすぐ手前へと寄せ。
軽く息を吸えば赤さを増した煙草の先端を、相手の咥えるソレへと近づけてやった)
■キリエ > 「はいはい爺さんにはわかんねぇってことよ。
オラ火貸せ。火! 火ィ!」
汗まみれ。息は切れていて、髪の毛もボサボサだ。
水浴びでもしないと、服を着るのも憚られる。
女は一服をせんと相手に火を求める。口に咥えた煙草をシーシーと歯の隙間から空気を漏らしつつ、眉間に皺を寄せて。
ぐっと接近する男の顔。口付けでもするかのように、煙草の先端と先端が触れ合った。
「吸わなきゃ死ぬからな。薬だよ、こんなん。
息切れするかっての」
嘘か真か、そんなことを嘯くと心底美味そうに紫煙を口と鼻から吐き出して、天を見上げる。
早速指先には二本目が握られている。
■アシュトン > 「誰が爺さんだ、まだ30いっとらんわ!
……こんなに力強くもらい火する奴初めてみたぞ、別に構わんが」
(年寄主張をした直後に、この否定である。
余りそういう扱いもされたくない、微妙なお年頃、といった感じか。
間近の顔と、触れ合わせた先端がジジジッと小さく燃えて移る音と。
紫煙が漂い始めれば、スンとならす鼻には、煙草と汗の臭いが)
「せめてもっとゆっくり吸えよ、とは思うがね。
はー……しかし、汗臭いな……ちょっと興奮してきた」
(さらにするっと相手との距離を詰めれば、顔と顔は互いの横に。
軽く体重を掛ける感じで、抱き着く姿勢を取ろうとする
なんだかと、前の状況も思い出してしまう感じだ)
■キリエ > 「薬だよ、薬。かーっ、良薬だねぇこいつは」
などと言いつつ、スパスパ吸いまくる。
呪いのせいもあるのだが、全てが全てそうではないことであろう。
二本目に火をつけようとしていると、何やら相手が抱きついてきた。慌てて火を退散させる。
「匂いフェチかよテメーはよ……。
あのあとなぁ、腰痛くってたまんなかったんだぞコラ!
もう一晩余計に泊まる羽目になるしよ」
前回も似たような状況だったなと、男の頭をペチンと軽く叩きつつ応対する。
もうほとんどなくなってしまった煙草をポイ捨て。これでも聖職者なのだから、神は随分と懐が大きい。
■アシュトン > 「口に苦しとは言うが、まったくそうは見えんな。
そんなペースで吸ってたら、一体一日に何本ぐらいになるのやら」
(先ほど火を付けた煙草が、一瞬にして消し炭になってゆく。
少なくとも、一日中暇で暇で仕方ない状態の時分よりか、消費は早そうな感じであった。
軽く首を傾げつつ、根本まで吸いきった紙巻を拭き出すと、空中で数度回転し。
小さな炎に呑みこまれれば、僅かの後、灰となって散ってゆく)
「どうにもこの匂いで興奮する体になってしまったみたいでな、こりゃ責任とてもらわないと。
そりゃぁ、あれだけしまくればな。俺も相当疲れたよ。
けど、何だかんだで愉しんでたじゃないか」
(頭を軽く叩かれながらも、にひひと悪そうな笑みがこぼれて。
抱き着いた状態から、背すじに、脇腹に。順繰りに撫でてゆき。
やがて胸元へと両手が到達すれば、ぎゅっと膨らみを掴んで力を込めて、緩めて。その感触を味わい始めた)
■キリエ > 吸わないとだるくてだるくてたまらなくなるのだが、呪いがなくても女の場合は吸っていたであろう。
「一日中とか盛りのついたサルじゃねぇんだっての……ったく、こんなとこでヤんのかよ?」
誰かが見ているかもわかないような公園だが、と。
本気になれば殴るなりなんなりしているのに、やらないということはつまりそういうことである。
女は男があちこちを触ってくると、その腕にしがみ付くようにした。
「んくっ♥ ふーっ、くそっ下着くらいつけてくりゃよかった……」
下はともかく上はシャツ一枚なのだ、容易に乳房を触れることができよう。
汗ばんだ体からは、男を興奮させるような臭気が立ち上っていることであろう。
■アシュトン > 「お望みとあらば、もう一日位頑張れたけどな。その辺のサルじゃぁ、真似できないと思うぜ。
んん?あぁ、まぁさっきから人も来ないし、大丈夫だろ……万が一来たら、見せつけてやるのも悪くないな」
(笑みに合わせて、肩が上下に揺れた。
文句は言いつつ強く否定も拒絶もしないあたり、そういう事なんだろうなと納得したご様子。
柔らかな膨らみをたっぷりと撫で回し、その張りを愉しむように指を沈みこませ。
布きれ一枚先にある柔肉を、歪ませていって)
「そんないやらしい恰好で汗だくになってるんだ、むしろ誘ってるのかなって、思った位だぜ?」
(やがて指使いが探り当てるのは、その先端部だ。
指の間へと挟み込めば、こりこりと転がしてゆき。
汗の溜まった胸の合間や、脇の下や。漂う臭いに、クラリとした興奮が脳裏に流れ。
煙草臭さを纏ったままに口づけを押し付ければ、そのまま地面へと体重をかけて押し倒していく)
■キリエ > 素直にイエスというくらいならば舌噛み切って死ぬような性格なのだ、例え誘いに対してイエスでも口ではノウと言うのだった。
布一枚にのみ守られた胸元へ男の指が潜り込んでくる。汗のせいで布地が張り付いていて、瑞々しい肉の形状が露になっている。先端がかすかに浮いているのも見えるだろう。
「アホか。重装備で鍛練できるかっての……ん♥
ったく何がもう一日だよ、がんばり過ぎだろが……」
鍛練のため強いていたマットの上に押し倒される。
口を吸われれば、こちらも吸い返す。不満そうに、けれど行為は御暑く。舌で舌を吸う。ヤニ臭さ満点のロマンチックさもないキスだった。