2020/03/09 のログ
■ルナティア > 彼女はその実、不死身の少女。
暴漢に、狂人に、野犬に、盗賊に。
様々な脅威が彼女を襲えど、次の日の朝には悪夢として、ぼんやりとしか記憶には残らない。
だから、何が起こっても彼女は死なぬ。
記憶が泡となって夢となるといっても、経験は残る。
その身体は、幾度の責め苦のせいか、少女らしくもない匂い経つような雌の香り。
ウェイトレスをやっていても、ねっとりとした視線で毎日のように舐め回される。
「ふう……」
ため息しかでない。
■ルナティア > ………。
「昨日も、こんな夢を、見た……気が。」
見覚えがあるな、と思った。暗い夜道の曲がり角から、何か物音がした気がして。
そう、夢の中では私はその物音が気になって、一歩、二歩と踏み出してその物陰を覗いてしまったんだ。
「………何も、無い、よね。 何も………。」
ふら、ふらと足を、一歩、二歩と進めていく。
何も無い、何も無いはず、と思いながらも、確認するかのように。
何かがいるかも、と思いながら帰るのも、覗くのも怖い。
ならば、その怖さが無くなる方の選択肢を選んでしまう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。
■ボブ > (お互い酒が入った状態でのケンカになり、こちらは一人だが相手側が複数人というハンデキャップマッチになり、
何とか全員を殴り蹴り…ノックアウトする事はできたが、囲まれた状態で数発は確実に食らい、
路地裏の壁に背中を預けながら、身体に残る痛みに耐えていて)
「ああぁぁ~~、さすがに背後からの同時攻撃には対応が甘くなるよなぁ~。
片方はかわしたが、避けた方向に拳が来て頬に来るとはなぁ~……、あぁぁ…ちと奥歯の辺りに違和感感じるわ」
(頬に手を当て、擦りあげていた男だったが、忍び寄るような感じの気配を感じて曲がり角の方に視線を向ければ
その曲がり角から顔を覗かせている少女の顔が見えて)
「ん? あ、悪りぃ悪りぃ……邪魔だったか? 少し時間を許してくれたらすぐに立ち去るからよ」
(顔を覗かせている少女に向けて謝罪めいた言葉を掛けつつ、ちょっと辛そうに壁に背中を預けていた)
■ルナティア > 「ひっ…………」
大きな男性の姿に、思わず悲鳴を上げかける。
ケンカ、なのだろうか。 周囲を見回して顔色を失い、目を何度も瞬かせて。
「い、いえ、ただ、ちょっと覗いた、だけで。
………け、怪我ですか。
薬、か、何か、持ってきましょうか………?」
怯えながらも、ぼそ、ぼそと声をかける少女。
金色のサイドテールは夜道でもよく目立つ。
辛そうにしていることは見ても分かる。 ただ、手持ちにはそれをなんとかできるものは一つも無い。
店に戻るか、少しだけ悩んで、視線を左右に彷徨わせ。
声はか細く、とぎれとぎれで、聞き取ることも精一杯。
■ボブ > (曲がり角から顔を出している少女にこちらの事は気にする必要はないと声を掛けたつもりだったが、
どうやら優しい少女らしく、こちらの身体の事を気にしてくれているような言葉を掛けてくれるのを何とか耳で捉え)
「大丈夫だよ……まぁ、出来るなら横になれる場所の方が身体の方が休めるが、
この辺りだと連れ込み宿系の宿しかないから男一人じゃ入れねぇし、ここで休んでいるからさ……」
(静まり返った夜の街、何とか少女の呟きにも近い声を聞き取れた男だったが、
次の発声が聞き取れるとは限らないので、壁に背中を預け、ズリズリっと背中を擦りながら
少女がいる曲がり角の方へと近付き、少女の言葉を聞き取ろうとしていく)
■ルナティア > 「し、しごと、しごとちゅう、ですから、その。」
一緒についていくのは、とおろおろする。
横になる場所を一生懸命に考えるが、そんな場所は思い当たる節も無い
「……酒場、の二階、に、ベッドなら、あります、けど。
でも、借りられない、かな………。」
考えに、考える。
一生懸命考えても何も出てこなくて。
「や、やっぱり、薬か何か、持って、来ましょうか。」
小さな声でそう提案する。近寄ってこれば、ひ、っと怯えるけれど。
■ボブ > 「酒場に勤めてんのか……、それじゃあそこに連れて行ってもらえるか?
部屋代はもちろん自分で支払うから、そっちが心配する事はないさ。
ただ金を支払う客を案内してきたって事にすればさ」
(特に痛む頬を手のひらで擦りつつ、酒場への道案内を頼んでいく男)
「……それにしても色々気を使ってくれてありがとな。
俺は木こりのボブ……何か薪とか木材とかが必要になったら声を掛けてくれよ。
かなり勉強して融通すっからよ」
(結構親切にしてくれる少女に対し、自己紹介と共に礼を言い、男ならではのお礼の手段も明かしていくか)
■ルナティア > 「……わ、わかり、まし、た。
………ぇ、え、と。 ルナティア、です。………」
素直に頷きながら、先に立って歩き始める。
幼いその姿は頼りなく、吹けば飛ぶようなそんな雰囲気を醸し出しつつ、サイドテールだけがちょっとだけ揺れる。
名乗る声もまたか細く。
建物に先に入れば、少しばかりの怒る声が響き渡ってから、しばらくして。
「………その、こちら、です。」
扉を開いて、階段へと案内しようとしてくれる。
「……手前の部屋、が、空いてます、から。」
■ボブ > (こちらの自己紹介に合わせて名乗ってくれた少女の後をついていけば、建物の前でしばし待つように言われて
建物の中から怒鳴り声が聞こえた後少女が顔を出し、建物の中に案内してくれようとしてくれるが……)
「すまないな……
おっと、そこの主、部屋を勝手に使わせてもらう詫びだ、受け取ってくれ」
(状況からいって怒られたであろう少女に詫びを入れつつ、怒りの表情をいまだ浮かべているであろう
店の主だと思われる人物に懐から皮袋を取り出し、怪我の痛みが和らぐまでの休憩にしては
多すぎるくらいの貨幣を渡した上で、少女の案内の元、階段の方へと進んでいって)
「上に上がった一番手前の部屋でいいんだな?
ありがとうな、ルナティア……お前は本当にいい子だな」
(正直殴られた身体は痛いが、顔に笑みを浮かべながら、少女の頭の上に手のひらを乗せて
ワシッワシッと撫で上げた上で、手摺りを掴み、階段を一歩ずつ上へと上がっていく)
■ルナティア > 機嫌の悪そうな店主は、胡散臭そうに木こりを見るも。
金を出せばへへへ、と笑顔を見せる。 典型的な金でどうにでも転ぶ男。
薬などは出せませんで、と、笑顔のわりに冷たいことを言いながら、それでもせめて案内しろ、と少女に乱暴に言い放つ。
イライラしたように少女を追い立てる店主。まあ、良い扱いは受けてはいなさそうだ。
「は、はい。 案内、します。 すみ、ません、すみません……。」
慌てて前に立って案内をしつつ、褒められれば少しだけ頬を染めながら扉を開いて。
「……こ、こちらの部屋、です。」
■ボブ > (階段の下で部屋の場所を教えられたゆえ、ここで別れて少女は酒場の給仕へと戻るかと思えば
店主に部屋までの案内までしろと言われ、男の前に立ち、案内をしていく少女を見上げていけば
少し角度が急な店の階段……少女が先に上がれば給仕服のスカートの中が男の視界に入り、
ついついゴクッと生唾を飲み込みながら後を付いていって部屋の前に立つと)
「なぁ? ちょっと休んでいかないか?ルナティアも。
あの主だったら俺が無理やり部屋に残したと言い、その分の金を渡したら笑顔で応じてくれそうだしな。
色々怒られたりして、気が休まる事もないだろうし、ルナティアもちょっとズル休みしてみないか?」
(部屋に入りつつ、少女に対してズル休みの薦めをしていくちょっと悪い大人の男)
■ルナティア > 「い、……いえ、その、洗い物、終わらせない、と、帰るのが遅く、なる、だけで。」
終わるまでの契約であれば、サボればサボるだけ、ただ帰れなくなるだけという。
少しだけ首を横に振る。 奴隷に近い扱いと言えるかもしれず。
「あ、ありがとう、ございます。
だ、大丈夫、です、から………。」
頭を下げる少女。お礼を言いながら戻れば、またどなり声が僅かに下から聞こえてくる。
ここが安い宿であることはよく分かる、質の悪いそれ。
そして、しばらくすれば店主が来て言うのだ。
あの子がよけりゃあ、金次第で都合しましょうか、と。
■ボブ > (普段から怒られているであろう少女の事を気遣ったような男の提案だが、
よくよく見れば給仕服の中に秘められた少女の身体の発育の良さに気付いた男の邪な提案をすんでの所で
少女は回避して、礼儀正しくお辞儀をし、下の階へと戻っていくのを見送れば
男は主に攻撃を食らった背中に加重が掛からないようにうつ伏せでベッドで寝転んでいく)
「あ~~あ、めっちゃくちゃ勘のいい女の子だな。
でもこの貧民地区で暮らすにはそれくらい勘が良くなければ生きていけないか」
(邪な気持ちもあったが、少女の勘の良さを賞賛するくらいの気持ちの大きさは男にもあった。
そうして身体を休ませていると部屋に店主がやって来て、何ともゲスっぽい笑顔を浮かべながら
あの少女の身柄を売るような交渉をしてくるのを耳にして)
「そうだなぁ~~、とりあえず前金で…これくらい……後は事が済んでからこっちが楽しめたかにあわせて
追加の後金を支払うか…という事でどうだ?」
(男が提示した前金はこの貧民地区の娼婦の一夜の貸しきり金額の3分の2といった所。
男を楽しませる技量を持ち合わせているとは限らない少女の身請け額としてはちょっと大目に割り振る男)
■ルナティア > ありゃまだ売り物じゃないからそれでいいだろ。
売り物ですらない少女に対して、物のような扱いをする店主。
この国では、よくいる類の男だ。
酒を飲ませるか、拘束するか、薬でも使うか。
男の提案は、彼女のことを何一つ考えていない提案ばかり。
■ボブ > 「まぁ、そうだな。 塗り薬でも準備してもらおうか。身体が熱くなるようなヤツをな。
おたくさんは薬は出さないと言ってたが、いい金づるだから薬を出してやる事にした…とでも言ってくれや」
(男が提案したのはおそらく未発育な少女の性的感覚を薬で呼び覚ますというもの。
男が殴られたのが背中という事も活かして、少女に薬を塗ってもらい、徐々に薬の効果を体内に蓄積していこうという算段で)
■ルナティア > しばらくすれば。
「……お、おじゃま、します。」
怯えるような声のまま、ぎぃ、と扉が開いて入ってくる少女。
急に優しくなった店主は、流石に怖い。
洗い物を途中でやめて、言われるがままに薬を持って部屋の中。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からルナティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミューラさんが現れました。
■ミューラ > 待ち合わせ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 依頼も終わり夜もふけ、宿もとってしまえば一息つくだけ。
沸かした湯をもらい、体を拭けばあとはベッドに転がり込むのみ。
今日もお疲れさまでした…といいたいところなのだが
冒険者というものは得てして勘がいい。
「……なんか、やな予感が…」
部屋に入った時点だなんだか今日は休めないような。
そんな気がしてならない。
フード付きマントを外し、冒険用の服から部屋着に着替えてもその予感は消えない。
「気の所為…だといいんだけどな…」
■ミューラ > 予感は、しばらくは的中しない。
タイミングが悪いというか、少年が気のせいかな、と思い始めたところに、それはやってくる。
こんこん、こんこん。
宿の窓を叩く音。
其方に眼をやれば、浮遊する金髪の天使の姿が。
数日は見なかった姿だが、任務とやらを果たしていたのか。
がちゃん
何の躊躇いもなく、天力を使って鍵が開錠され。
不法侵入が果たされる。
「い、いい、夜ねブレイド。あー、私も寒くって。
その、お邪魔させてもらうわ」
好き勝手にそう言って、部屋に入ってくる。
そのままゆっくりと…少しもじもじしながら、少年に近寄ってくる。
少年の予感は遅れて的中し、どういった形にしろ休め無さそうだ。
■ブレイド > 予感はしたものの、何も起こらない。
やはり気のせいは気のせいか。
温かい飲み物を飲み、道具の整理を終えて
部屋のランプを落としさて寝ようか…やはり予感なんてものは早々的中するものではない。
すっかり気を抜いたその時に。
まさか窓を叩かれるとは思わなかった。
ここは二階だ。
「あぁ?」
いわゆるラップ音か何かと思ったが、そんなことはなく…
金髪の天使…。しかも浮いている。
思わず額を押さえた。なんか知らないけど鍵も開けられてしまっているし。
天使の力のなせる技だとすれば、天使は泥棒も得意なのだろう。おそらく。
「おう、いい夜だったな。
つか、なんでオレの居場所がわかるんだよ…」
そういえば前もそうだった。
天使の力…というのは容易いが
なにかマーキングでもされているのであろうか?
■ミューラ > 寝込みに訪れたというのに、天使は悪びれるようなそぶりを見せない。
これもまた、堕ちたとはいえ天使の傲慢さか。
「そ、そうよね!
ええと…それは…。…簡単に言うと、私の力。
魔法とは違って、何でもできるの。それが、私が主からいただいた力の一片」
とことこと近寄り、ベッドに座る天使。
手同士を少し広げて、その間に天力を使い…火や水の塊などを次々生み出していく。
詠唱している様子など何もなく、本当に特別な力なのだろう。
「それを使って、ブレイドに…私だけにしかわからない気配をつけて。
私が会いたいなーって思ったら、その…会えるように」
本当にマーキングだったらしい。
都度、力を使ってブレイドのところに転移…などもできるけれど。
常に位置がわかる方が…独占欲が強いらしい天使には丁度良かった。
「迷惑、だった?下界の…その、男って…、疲れた時には気持ちよくなりたくなるんでしょ。
だから、えっと…癒してあげようかなって……そう、思ったのよ!感謝しなさい!」
最後は何故かキレ気味だ。
何に怒っているのか、頬を膨らませながら少年を見よう。
■ブレイド > 飼ったことはないが、甘えたがりの飼い猫とか飼い犬っていうのはこういう感じなのだろうか?
いや、首輪をつけられたのはこっちかも知れないが。
彼女は力の説明をしながら歩み寄ってくる。
「カミサマからもらった力だってのに、なんつーか…
こんなことに使っていいのかよ…
オレにあったところでいいことあるわけでもねーだろ」
無駄な力の使い方というかなんというか…
本当に万能っぽい力だけに、なんて使い方してるんだこいつは。
やや呆れてしまうが…
「せめてオレにはわかるようにしとけよ。
便所に行ってるときとかだったらどーすんだよ
ってか、ずっとみはられてるってのもゾッとしねーぜ」
本当にマーキングとは恐れ入る。
しかも、可愛らしい少女が自分のもとにやってくるというのは嬉しくないわけではない。
独占欲はともかく、自分をもとめてやってくるというのであれば可愛らしいところもあるというもの。
「場合によりけりだ。っつか、きたってことは、テメーが会いたいって思ったんじゃねぇのかよ
ま、感謝はしてやるけどさ…」
偏った知識に苦笑しつつも少女を手招き。
そういうつもりであるなら、追い出すという手もない。
■ミューラ > 少女に犬か猫の尻尾が生えていれば。
間違いなくふりふりと揺れているだろう。
語気は相変わらず強いが、どこか甘えるような声だ。
「使い方は任されてるんだからいいの。
それはちょっと、侮辱じゃないの?
私に会いに来てもらってるんだから、わーいって喜んでればいいのよ」
自分を卑下する少年に、強く言葉を投げかけて。
何せ、少年に会いたいと思ったのは、天使である自分なのだ。
それをいいことがない、などと言われては、会いに来た自分がバカみたいではないか。
そんな勝手な思考を巡らせつつ。
「べべべ、別にいいわよ。そんなところ見たとしても、何ともないし」
光景を想像したのか、少し顔を紅くしつつ、強がっている。
実際に見たら大層慌てることが容易に想像できる様子だ。
「感謝ってことは、やっぱり…『溜まってる』ってやつなのね
ほんっと、下界のかとーせーぶつは大変よねー。自分で…欲も発散できないなんて!」
口調は、以前とほぼ変わりないが。
手招きに素直に応じ、いじらしく肩を合わせて。
満足げな顔をして、すりすりと頬を少年の方に擦り始める。
■ブレイド > 口調は強く、上からだが
なんだかんだそれなりに評価はされているようだ。
彼女の声色や、少し高圧的な言葉のはしからもそれが伺える。
「へいへい、ありがとさん。
天使が会いに来るなんざ聖人でもあるかないかってとこだろーしな」
さすがにわーいと無邪気に喜ぶほど頭は悪くないが
嬉しそうな素振りは見せる。
なんだかんだでこの天使、ミューラのことは気にはなっているのだ。
その手段には呆れてしまうが、嬉しいことには変わりない。
「むしろオレが見せたかねーよ。
どうせなら、見せてもらったほうがいいっての」
自分が開発した少女は排尿ですら快感を得ていたが、普段はどうなのだろうか?
自分のそれを見せる気はないが。
「たまってるっつーか…そうだな…ミューラが来たからしたくなったってやつかもな。
一人で抜くこともやろうと思えばやれるがよ。
流石にミューラと右手じゃ雲泥の差だ」
いつの間にか隣に座る少女の肩を抱き、唇を寄せる。
■ミューラ > どれだけ痛い目にあっても、この態度は変わりそうもない。
ただ、少年に対しては、言葉はまだしも、無暗に暴力を振るおうとすることは無くなった。
「そのとーりよ。
もっと嬉しそうにしーなーさーいーよー!」
駄々っ子のように言いながら。
もっと手放しで喜んで欲しいようだが、少年の性格上難しいだろう。
天使も本気でそうしてほしいとは思ってはおらず。
頬は膨らませるものの、離れていかないのがその証拠。
「み、見せ…、………変態、天罰落ちちゃえ。変態……」
言葉も、少し砕けた口調になってきた。
自分は見てもいいと言った癖に、見られるとなると途端に語気が弱くなる。
あれから、排尿するたびに身体が快感で震えるのは、少年のせいなのだ。
ぺし、と一撃、少女の細い腕で叩く程度は許されるだろう。
「ん……、……ふん。それなら、私がシてあげるから、脱いでよ。
あれから、その、イメージで練習とか、したんだから」
軽く、唇を寄せれば。
いつまでも初心な反応を見せる少女は頬の赤さを強めて。
そのままじ、と少年の股座を見る。
■ブレイド > 慣れてしまえばミューラの態度もまた可愛らしいもので
むしろ、最初に比べればかなり軟化しているあたり
彼女もまた自分慣れてきているのだろう。
いや、慣れていると言うか…
「めちゃくちゃ嬉しい。
感動した。嬉しさで気絶しそう」
棒読みだ。
だが抱き寄せる少女の少し膨れた頬や髪をなでて。
まあ、あとは休むだけ、疲れた体にはそれが一番ではあるが…
ただ眠って起きてまた依頼などというのは味気ないのは確かだ。
「ミューラが落とせよ。
ま、変態ってな仕方ねぇが…お前もそうだろ?」
天罰を落とせる力を持っていながらそうしないことや
言葉そのものの弱々しさから本気ではないのはみえみえで。
むしろ、自分の思惑通りだといえる。
軽く叩かれつつもニヤリと笑って
「へいへい、ありがてぇな。
つか、意外と勤勉だな…」
練習したという少女の言葉に感心しつつも、ズボンの前を開け
まだ元気のない男根を晒し
■ミューラ > こうして押しかけていることからも。
少女が、少年を心の中に置いていることは間違いなく。
それは、溺れていると言っても過言ではない。
「ば、ばかにして…、後悔させてあげるから…」
明らかな棒読みは、流石に少女にもわかる。
むーー、と可愛らしく怒りながらも。
異様な力がどこかに集まることもなく、じゃれ合うようなやりとり。
「っ、ち、ちが…、誰のせいよ…
天使が変態なんて、そんなこと、あるわけないんだから…」
正気であればまだ、弱々しく否定はできるが。
もう、自覚はある。
変えられてしまった…という部分はあるにせよ。今の自分は…
「だから、もっと嬉しそうにしなさいよ。
…その、ブレイドの、ためなんだから…」
ぼそぼそ。小さく呟きながら。
座った状態から、寝転がるようにして横からその男根に顔を近づけていく。
「…私と密着してて、興奮してないとか…許せない…ん…」
なんて呟いてから、まずはふにゃ、としている幹の部分にキスを。
そのまま、まずは軽く唇と舌を這わせ。
ぱく、と男根を咥えこむ。
少女の口の中で洗うように、唾液を熱心に絡め、じゅる、ちゅぱ、と音を立てて。
まずは起たせるための弱い刺激を与えていく。
■ブレイド > 出会いそのものはいいものではなかったかも知れないが
今はこの少女は心を許してくれているし
自分も寝る直前に少女が押しかけてきても追い返さない程度には
気を許す相手。
出会うたびに体を重ね、体を重ねるたびに深みにハマってるような気がしないでもないが…。
「後悔はしねぇかな。
気持ちよくしてくれるんだろ?」
彼女の目的からいって、こちらが後悔するということはない。
もうでないと言うまで絞られてしまったりすればそうなるかも知れないが
だいたい先にへなへなになってしまうのは彼女の方だし。
変態を否定する彼女髪を撫でつつ、自身の男根への奉仕を受け止めて。
「天使はどうだかしらねーが、ミューラはそうなっちまってるだろ?
ま、そういうところも好きだぜ?」
変態というのは間違ってはいない。
少女の羞恥を覚える姿に興奮したりする。排泄やそういうたぐいの行為に。
だが、それに染まってしまった彼女もまた同じ。
それが、たまらなく可愛らしく、愛おしいのだが…素直には言わない。
「おう、嬉しいぜ?
わざとらしく言うのが苦手なだけでな。
あと、アレで発たせろって…無茶言うなって」
あれはアレで可愛らしいが、可愛らしい止まり。
今は、少女の淫蕩さを醸し出してはいるが。
少女の口奉仕を受けていれば、徐々に硬さを増していって
■ミューラ > 「う、ぅ…ああ言えばこう言うっ」
口喧嘩はどうやら弱いらしい。
何か気に入らないことがあれば、天力で吹っ飛ばして来たから無理もない。
膨れつつも、熱心に奉仕を行い。
髪を撫でられれば…表には出さないものの、ほわりと胸が暖かくなって。
「ばか。変態……んっ、ちゅ…」
キレのない罵倒を、奉仕の合間に繰り返し。
興奮を煽るような刺激を与えていく。
舌も存分に使った…以前、少年に教えられた奉仕を、イメージの中で反芻していたのか、淀みない動きだ。
「私が近くに、んぅ…、いるんだから…、無茶でも、こーふんして」
無理難題を言いつつ、奉仕の手は緩めない。
大きく、硬くなってくれば、亀頭に吸い付くようにしながら、細い指で幹を扱き始める。
「ここ、とか…舐めたら…れう…♡、もしかしたら、きもちいいのかも、って…ずっと、想像して、た
…んっ、えう…んっ……、……ろぉ?」
可愛らしい舌を尖らせ、亀頭の割れ目を擽る。
手も休めず、指を輪の形にして扱いて。
少年の反応を見るように上目遣いに、反応を伺ってみる。
■ブレイド > 口喧嘩にも弱いし、予想外の事態にも弱いし、快楽にも弱い。
天力とやらは凄まじい力なのだろうが
彼女の性格とはややアンバランスな気がする。
天力のせいでそうなったのかもしれないが。
「テメーが後悔してるってならいくらでも後悔させてくれていいんだけどな。
そうじゃねぇだろ?ミューラ」
可愛らしい罵倒と、あまい水音。
その愛らしさに硬くなった男根はその先端から先走るの蜜を漏らし
少女に男の味を教える。
「そばにいるだけで興奮したら、街なかであったときに大変だろうが。
その場で物陰に連れ込んで犯しちまうぜ?」
茶化しつつも、ミューラの奉仕に背筋を震わせる。
血管を浮き出させ硬くなったその先端に吸い付く少女。
イメージトレーニングの成果か、拙いとは言えない口奉仕。
快感のあまり腰が引けそうになって
「うぉ…おう、っ…上手いな、ミューラ。
想像っつか、実践したみてーだな。気持ちいいぞ?」
素直に与えられる快感に悦び、少女を褒めながら金髪に触れる。
見上げる視線に微笑んでみせ、重なる指による奉仕に張り詰めた肉棒は跳ねるように暴れて
「加減しろって…イッ…ぐっ…ぁ!」
■ミューラ > 以前は、こうではなかった…と言っても信じてもらえないだろうが。
以前の冷徹な彼女と、今の彼女。どちらが良かったのかはわからない。
「ぅ、……うる、さい……、ん、く…黙って、喘いでればいーのよ…ぉ…」
奉仕をしながらむくれている。
先走りを舐めとり、ちゅるりと吸い込み。
否定せずにはぐらかす、ということはそういうことだ。
「えう、ぁ…、…どーせ、そういうことするんだから、一緒、でしょ…
好きに、すればいいじゃない…ん、れう…♡」
少し口を離したかと思えば、唾液をたっぷり貯めてからもう一度しゃぶりつき。
調子よく奉仕を続けていくが…
「っ……、そ、そーでひょ…、………ぅ…」
実は、想像だけではなく。
天力を使って、少年の男根を模したハリボテを作り、練習したことなど言えるはずがない。
そのため…気持ちいいぞ、と言われても恥ずかしそうに顔を赤らめる。
けれど、少年が気持ちよさそうな声をあげれば…
「ん、ぅ♡、イっひゃえ、ぶれいど…♡、情けなく、びゅくびゅくしへ…?♡」
わざと見せつけるように舌を出したまま口内を少年に見えるようにしつつ、舌で尿道を擽る。
さらりさらりと、時々金の髪が男根に触れて不意の刺激を与えて。
少年の顔を横目に見ながら、加減しろ、と言われても無視して扱き続ける。
■ブレイド > 「黙るとお前が、不安になるだろうが…く…」
過去の彼女がどうだかは知らない。冷徹と言われても、まぁ信じはしないだろうが…。
こちらの問を言外に肯定している少女は自分にとっては可愛らしい天使。
軽口を返しつつも、上がりそうな声を噛み殺す。
「ばかやろー、ずっとそればっかじゃ情緒がねーだろうが。
ミューラがそういうのが好きってのは何となく分かるがよ。
酒場とかのテーブルの下で、今してるみてーなことさせちまうぜ?」
唾液でドロドロにされながら、少女の口腔に再び包まれるも
少し様子がおかしい…というか、自分の言葉になんか過剰に反応していると言うか…
おそらくは、想像だけ…ではないのだろう。
何をどのようにして学んだかは…他の男のものを使った、くらいしか思い至らないのだが。
それを突っ込むのも野暮というものだ。
「お、うっ……くぅっ…!!」
結局、少女の言葉通り、情けなく精を吐き出してしまう。
加減なしに扱かれ、口奉仕もなかなかの技工。
これでは我慢できるはずもなく、少女の口腔、喉奥、舌、全てを真っ白に染めつつ
びゅくびゅくと脈打ちながらの大量射精。飲みきれなければ、美しい金髪に浴びせてしまうだろう。
■ミューラ > 軽口は何度も繰り返されるけれど。
それに少女が安心しているのもまた事実。
ただ、上手い会話の引き出し方など知らない彼女には、高圧的に何かを言う事しかできない。
「す……、すきじゃ、ないし…、これは、ブレイドが…悪いんひゃから…
…それに、そーなったら、天力で、姿を隠すだけ…んぅ…♡」
積極的に男根を咥えているのに、頑なに自分が色に狂っているとは認めたくない様子。
拒否しないあたり、そういった状況でも、奉仕はするらしい。
熱心に奉仕を続けながら、雄の匂いに目がとろんと蕩けてきて。
「ん、ぐ…っ、……ひぁ、ゃ、う…♡、あ、あ、…♡あ、つ…♡
それに、ぶれいどの、におい…♡」
玩具では再現しようとしても納得がいかなかった精液の噴出。
頑張って飲み込もうとはしたものの、元々離し気味だったのもあり…その量と粘っこさに、口が遠のいてしまって。
容赦なく、少女の白い肌と金髪に、白濁が塗りたくられていく。
ただ、それを受けても…逃げようとはせず。むしろうっとりと、匂いを堪能すらしていて。
「ち、ぅ…♡、ふ、ふ…♡、どーぉ?いつも、されてる仕返し…♡」
少女としては、なぶられっぱなしでは居られなかったらしい。
暴力などに訴えられ、従っているならまだしも。
純粋に快楽によって蕩かされた少女は、自主性も持っていて。
悪戯っぽく笑いながら、射精したばかりの男根を緩く扱き、軽く吸い付いて、残滓まで吸い取っていこうと。
■ブレイド > こちらが悪いと言われれば…間違ってはいない。
彼女の処女を奪い、様々な快楽を教え込んだという意味では
間違いなく自分が悪い。
「へいへい、オレのせいだな。
でも、姿は隠すなよな。隠れちまったら可愛い顔が見えねーだろ」
せっかく口淫をさせるのであれば
ミューラの顔が隠れてしまうのは惜しい。
無垢な天使を汚し尽くした背徳感と、とろけ切った少女の顔は
性欲を強く昂ぶらせるのだから。
いままさに、白濁にまみれた姿などもそうだ。
「は、ぁぁ…あーあ、しっかり咥えてねぇからドロドロになっちまって…」
イメージでは射精までは再現できなかったのか
それとも、浴びるようにと習ったのか…ともあれ、白く染まった少女の顔に男根を押しつけ
ぬちゃぬちゃと音を立てつつまとわりつく精液を塗りつける。
「はは、気持ちよかったぜ?うまくなったもんだ…っ…
なんかご褒美でもやらねぇとな」
残ったぶんまで吸われて、思わず声が上ずってしまう。
精を飲み下すミューラの髪にかかった精液の塊をすくいとって彼女の目の前に差し出して