2019/12/02 のログ
ライカ > 相手に倣っていただきます、という。
まずは温かそうなスープにスプーンを入れた。
すると相手は私の近くに小袋を置く。中から金属の音がした。多分お金だろうけど、ご飯のほうが大事なので一瞥するだけでスプーンですくったスープに息を吹きかけて飲む。
そうしていると相手は今後も私を買いたいと言う。
という事はご飯が食べられて、お金がもらえる。そしてあの気持ちいいこともするのだろう。
初めてしたときは痛かったけど、そのあとは気持ちよかったし嫌ではないかな。と思う。

「んーと、昨日みたいなことまたするってことだよね?」

パンをもぐもぐと口に頬張る。
お風呂にも入って頭が働きだした。

クレス・ローベルク > 「そうそう。まあ、次はもう少し違う事もしてみようとは思うけどね。
昨日はライカちゃんに気持ちいいのを覚えてもらったけど、今度は逆にライカちゃんに気持ちよくしてもらうのもアリだと思うし」

と言葉は続けながらも、食事の手もよどみない。
サラダのドレッシングがちょっと苦手だったので、一瞬顔は顰めたが、直ぐに笑顔に戻し、

「俺もこの街に長くは居られないから、そんなしょっちゅう来るって訳じゃないけど。
でも、あの路地裏には機会がある度寄るから、君も気が向いた時には居ると良い」

待ち合わせとしては、かなり偶然に頼ったやり方だが、あまり場所を限定しすぎると彼女を拘束する事にもなりかねない。
元より、ライカはミレー族。何時奴隷狩りに追われてもおかしくはない身だ。
あまり、『何時もいる場所』を作ると、そこを狙われるかもしれないので、これぐらいの緩さがちょうどいいだろう。

ライカ > 「私がクレスさんを気持ちよくできるの?」

パンを飲み込み首をかしげて相手を見て。
クレスさんはこの町にはずっといるわけではないらしい。でも昨日の路地裏にいれば会えるらしい。
ずっとあそこにいるわけにはいかないけど、たまに寄ってみて待つのもいいだろう。

クレス・ローベルク > 「ああ、勿論。やり方は今度色々教えてあげよう。
俺も気持ちいいし、君ももっと気持ちよくなれると思うから」

と、男はそんな約束をする。
その後、色々と話をして、宿屋の外で別れることになる。
今度は、何時来れるだろうか、と男は朝の寒い空を見上げて、そんなことを思うのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 宿屋」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ライカ > 相手といろいろな話をして宿屋の前で別れる
服の中に隠した尻尾は寂し気に揺れて、相手の後姿を見えなくなるまで見送り、今夜隠れる場所を探して自らも雑踏の中に紛れていった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 宿屋」からライカさんが去りました。