2019/08/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 貧民地区、普段、そう足を踏み入れるでもないが――暮らすのが長くなるにつれて、場所も覚える。
夜闇の中、どんな場所が安全で、危険であるかとか。
尤もこの大男にとって安全度は、さほどの問題でもなかったが。
「と、言って、———あァ、ったく。
こいつああれか、この間も殴ったやつじゃァないのか。」
夜が更けていく時刻の貧民地区路地裏。
短い喧騒の後、路地に転がっているのは――というか山のように折り重なっているのは、ごろつき数人。
近道にと通った場所で絡まれて、やむなく応戦。で、この有様だ。
どうも先日も、同じような連中に絡まれていた気がする。
しかして、宿に戻ろうとしていたらばこんなトコロで短時間だが大騒ぎだ。
だいぶの喧騒は、路地の表にだって聞こえていただろう。
■イグナス > 処理こそ面倒であったが、何はともあれ、路地裏にはまたすぐに平穏が戻っていった――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 とある酒場」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 「……はぁ」
貧民地区のとある酒場にて、一人の男がため息を吐く。
時刻はまだ朝と言っていい。こんな時間から酒場であった。
まぁ、知り合いの店に無理を言って。
それこそ、むりやり開けてもらったのだが。
「……ったく。疲れた……」
エールを舐めながらそうボヤく男。
そう。疲れているのである。
といっても、別段仕事うんぬんとかそういう話ではなく。
この男、少しではあるが。いわゆる『昇格』的な物を果たしたのである。
そのせいで、やれ手続きやれ式典とてんてこまい。
浅学菲才の冒険者にしては、少し面倒であった。
「まったく。気軽がウリの冒険者稼業だってのに」
堅苦しい場は嫌いな男。ココ最近の出来事に、思わずげんなり、であった。
■セイン=ディバン > 男は、静かに酒を飲み、ただただリラックスをしていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 とある酒場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にカインさんが現れました。
■カイン > 薄暗い貧民地区の路地の一つ。
様々な商品を商う露天商たちの集う通りの中で、
露店の一つの前に足を止めて品物を眺めて思案顔の男がいた。
その露店で商われているのは荒事に従事している物ならば、
一度は目にしたことがあるだろう治癒や気付けの薬品類や消耗品の類。
そしてそれらの商品から隔離されるように置かれた怪しげなラベルの瓶である。
「えーと、これとこれと…後はそうだな…あー…。
もう少し負からん?買う量増やしてもいいし」
商品を指定し多後、男とも女とも解らぬ全身をローブで
隠した怪しげな店の主を一瞥しそう交渉を持ち掛けるも素気無く断られる。
残念そうに肩を揺らしながらも一旦そこで注文を区切って再び思案を始める。
傍目には随分と怪しげな、少しはた迷惑な客に見える事だろう。