2019/07/13 のログ
ロロ > (くそ、と内心。血の止まらぬ程に斬られた足は。正直、一刻も早く処置せねばならないのだが。
目の前の女がそれを赦してくれる筈もない…それどころか。逃げるか否かすらも危機的だ。
外回しの蹴りは、案の定有効打になる事もなく。肘にて落とされるその侭、躰全体が地面へと。
膝と片手で身を支え、傷着いた足を後方へと滑らせて。僅かなり庇おうとするものの。)

 ナマ言ってんの、どっち  ――ッ …!?

(体勢を立て直すのは間に合わなかった。鎧姿と思えぬ早さでの、肉薄。
同時に振り上げられた、破落戸めいた蹴り上げが。容赦なく、少女の腹に突き刺さった。

息が、詰まる。肺の中身どころか、胃の内容物迄、押し出されんばかりの衝撃が。胴の内部を駆け抜ける。
一瞬意識すら飛びかけて、四肢は強張り動きが止まってしまうものの。
直ぐに血の滲む程唇を噛み、無理矢理に意識を押し留め。腹に食い込む足首を掴み極めようとして――その足が、退かれたかと思えば。)

っぎぅ゛……!!?っひ、ぐ、…っぃ゛、っがぁ゛、 ……っ!?あ、っあ、ぅぁ゛ あぁ゛っ!

(振り戻された二発目に、後方へと蹴り倒され。起き上がる前に、三発目で踏み躙られる。
更に一発。もう一発。…何度も、何度も……

やがて。地に塗れ、身を起こしすら出来なくなれば。何処を破いたのか、咳き込めばその喉は血を吐き零す。
焼け付く程の痛みに塗れた腹を抱え、躰を丸めるような体勢の侭…
嫌、だ。痛いのが。苦しいのが。…それ以上に…苦痛と屈辱を耐えきれない侭、この女の前で泣きじゃくっている事が。)

メイラ・ゼファー > 動けぬまでに痛めつける。なぶり者にする。
そういう行為に愉悦を覚えるのも、この女の悪性の一つであった。
故に、弱り始めた獲物にも躊躇無く。相手を間違えれば内蔵や骨に深刻な損傷を与えるまでに。
抵抗の余地などまるで無くなるまで――自らも息が上がるまで、蹴り続けた。

「はっ……は、はは、手こずらせやがって……。
 これで良く分かったろう、大人に生意気抜かすと大変だってのがよぉ……?」

横たわる少女の髪を掴み、頭を引き上げ、勝ち誇ったように言い放つ。
既に勝利を確信したが故か、その目に宿るのは警戒の色ではなく、嗜虐の欲。
空いたもう片方の手は、鎧の下腹部の留め金を外し――

そうして現れるのは、嬲られすすり泣く少女の姿に硬く張り詰めた雄の根。
長く野太い女殺しの逸物は、既に先端から露を零しながら脈打ち、雄と雌の混じり合った臭いを発散する。
膨れ上がった切っ先が向かう先は、引きずり上げた少女の、顔の正面。唇へと押しつけられる、熱の塊。

「口を開け、殺すぞ」

短い言葉の警告は、これまでに発したどの脅し文句よりも真実の色を孕む。
それに応じて口を開いたのなら――喉奥まで強引に、その肉棒は押し込まれるだろう。

「……ふん。十分に愉しませてくれりゃあよ、ちょっとは恵んでやろうって気も起きるもんだ。
 なぁ。こんな所で野垂れ死ぬのは、嬉しいもんじゃねえだろう……?
 なら奴隷種族らしく尻を振ってよ、人間サマを愉しませてみろよ」

傷の具合は、目で見て分かる。手当をせねば、命までは至らずとも――取り返しのつかぬ事になる可能性はある。
そして、市中を見回る騎士ならば、火急の事態に備えて治療薬の一つや二つ、止血の道具程度は持っているものだ。
それが欲しければ媚を売れと、女は言うのだ。

ロロ > (びりびりと痺れるような。或いは重い火傷が疼くような…その実神経を苛んでいるのは、過度の痛みに違いない。
只重すぎて、強すぎて。脳髄が全量を許容し切れていないだけ。
少なくとも血を吐く程…躰の内側も、確実に痛んでいる程。先と同じく、意識だけは残っているが。
今の場合は、気絶すら出来ない程の痛苦に。悶えさせられているだけの事だろう。

浅く喘ぐかのような顔を。無理矢理に引っ張り上げられる。ふつふつと掴み千切られる髪の痛みなど。小さすぎて自覚しきれない。
涙でぼやけてしまう視界もそのまま。それでも女の顔の辺りを睨め上げようとする。
ぺ、と血泡混じりの唾を吐き、尖り気味の犬歯を剥き出すようにして。)

 良い、オトナ…主張するんなら。オトナの対応、見せろっ てん  ……っ、 っ!?
……ぁ、な…うそ…? 嘘、何、なんで、ソレ――――  っっ!!?

(唾棄も、揶揄も。半端な所で、息と共に飲み込まされた。
見上げた所へ突き付けられる、牡の象徴。 …相手は、女である、筈なのに。
有り得ない筈のそれは、だが、紛れもなく本物なのだと。犬科の嗅覚を撲つ、強い雄臭が知らしめる。
目を白黒、思わず、驚愕が口を開かせたのと同時。)

~~、っ、っ…!!
ふぐ、…っ、っ゛ん…!っく、ぇ゛、っ、ん゛んっ、ん゛…

(唇に生じた隙間に、その切っ先が突き立てられた。反射的に突き立てようとする牙は、だが、次いだ脅し文句に強張らされて。
歯を立てる代わり、それ以上の挿入を拒むかのよう、唇に力を籠めはするものの。…それはそれで。肉幹に締め付けを感じさせるだけか。
喉から鼻へ。更に強い精臭が突き抜ける。端から舌に乗ってくる苦味。
不快その物の感触に大きく眉根を寄せ。何かに縋りたいかの如く、地を噛む両手。

が。今度は、反論しなかった。物理的に唇を塞がれているのもさる事ながら。
じんじんと響き続ける傷の痛みは、ますます強まるばかり。出血も止まらない。…足からも。臓腑からも。
何より優先すべきは、一刻も早く。終わらせてしまう事。
せめてそれだけを打算的に見出せば――ひた、ひたと。口中で動く舌先が、幹の裏筋へと押し当てられていく。
怖ず怖ずと。だが、的確に牡を煽り立てるように…女の言い分を借りれば。奴隷らしく、奉仕を知った舌遣いが。口中を犯す侵略者に、迎合する。)

メイラ・ゼファー > 唇を割って口内へと入り込む雄の根は、顎に疲労感を覚えさせる程の大きさ。
頬の裏も舌も、喉奥も、みっちりと埋める肉の圧と性臭が、鋭敏なミレーの感覚を犯し。
そして物理的にも――女の手が、少女の頭をがっしりと掴んだ。

「はっ。悪くはねえな、最低限は弁えてやがる。
 ……けどよぉ、そんな眠たいやり方じゃあ、いつまで経ってもイケねぇなぁ……?」

自ら奉仕せんと踊っていた舌に、その動きを気に入ったのか。声は幾分か上機嫌なものへと変わっていた。
節くれ立った幹に舌を這わせる度、びくん、びくんと口内で肉棒が跳ね、受け止める快感の量を示す。
だが――それでも女は満足しない。
手に力が込められ――ばつん、と。少女の顔が、女の下腹にぶつかるような勢いで、頭が引かれる。
舌の上を、喉奥を、長大な肉棒が滑り侵略し。次の瞬間には、頭が引き戻されて、口内を肉棒が逆流する。
それはあたかも、少女を道具として使う自慰行為の如きもの。
だから少女の都合など何も考えず、幾度めか喉奥を貫いた時――予兆も無く、それは放たれる。

「ぐ、ぅ、……っ、ぉ、おおぉっ……、おぁ、は……ぁっ……!」

肉槍がどぐんと一際強く脈打ち、膨れ上がった次の瞬間。
喉奥へと直接注ぎ込むように、熱い白濁が解き放たれる。
グラス一つ容易く満たすようなその吐精は、飲み込むのが間に合わぬなら口内までも逆流し、
呼吸器全てを濃密な性臭で埋め尽くす事となるだろう。
最後の一滴を吐き出すまで、少女の頭は抱え込まれたまま――吐き出し追えたなら、漸く喉から肉棒が引き抜かれる。
少女の唾液と自らの精液でぐずぐずに濡れたそれは、未だに僅かにも萎える様子なく、天を突くようにそそり立ったままで。

「ほらよ、お慈悲をくれてやる。精々有り難がって、さっさと使えや。
 ――その後は、そうだなぁ。お前の口は中々だったし……前か後ろか程度は、選ばせてやるよ」

少女の足下へ投げ出される、小さな薬瓶と、筒状に丸められた包帯と。
所詮は急場しのぎの手当道具故、消毒と止血、後は傷口を保護する程度の役割で、傷を直ちに塞ぐような高級品ではない。
が、今は他の選択肢も無い。口淫奉仕の褒美として与えられたこれに縋る他は無い、のだが――
その後、と女は言う。まだ解き放つつもりなど無いのだ。まだ屈辱を与え足りないのだ。
逆らうなと、その眼が語っている。他者を嬲ることに躊躇いの無い、けだものの眼であった。

ロロ > (無論、本当なら。こんな物を一秒とて咥え込んでいたくない。
喉にすら届く長さ、頬を引き攣らせる程の太さ、舌腹を焼かれるような熱さ。
そして何より濃密な精臭が。痛みで掠れる意識や五感を、更に打ち据えようとする。
尽くす事を決めたものの、ともすれば退けてしまいそうな頭が。徐に女の手で押さえ込まれた。
…目を開く。こんな時、何をされるのかも。奴隷種として、もう知り得ている事だったから。)

  …ふぐ――!? っぐ、ぅ゛ぇ、っ、げふ……!
 んぅ、っ゛  っ゛ っぐ、ご……っ、ぅ゛っぅ――――!!

(舌へと押し付けられるのみならず。深く、一気に喉奥へと穿ち込まれた。
咽頭を叩き伏せられる絶息感に目を剥き、呼吸を奪われる苦しさに身悶えて。
それでも、矢張り同性とは思えない程の強さで、掴まれた頭は。微塵も逃せない侭だった。
喉孔を抉り抜かれる度、沸き上がる嘔吐感が胃液を。白く泡立ち、血の紅を交えた液体を逆流させる。
濁り混ざった薄紅色の唾液と胃液が、深いストロークに合わせて肉幹に絡み付き。だらだらと幾筋もの糸となって垂れ落ちる。
苦しい、ただ、苦しい。だからこその身震いも、喉孔を震わせて肉幹を愉しませる…そんな物としかならないか。

…だから。息すら奪われ、突き込まれる侭頭の中迄揺さ振られ。揺らぐ意識の中に――白い物が、爆ぜた。
爆発する精の奔流は、瞬く間に喉を満たし、嚥下の速度を超過して逆流し。口中で渦巻き、内側から頬を膨らませ。
それでも、栓の如くねじ込まれた肉幹と、鼻柱にぶつかる程近い下腹とが、吐き出す事を赦さない。
幾度にも分け、無理矢理に、腹を焼く精の熱さを飲んでいく。
喉に絡み、胃に貼り付き、それでも尚口内に残り続け。突き抜ける精臭は頭の芯すら侵す程。

びく、びくりと。躰の奥に精を浴びて藻掻き、悶える。
苦しさと狂おしさが入り混じる感覚が。もう、耐え難く、どうしようもなく――)

ぅ゛っ、うぇ゛…!!っげほ、っげ、っ、ぅ゛…ふ……!
ぅぁ゛、ぁ…っ、ぁ゛ …ぁ゛…――――

(息を吐くのも侭成らない。ずるり、引き抜かれた肉の切っ先と。噎せ喘ぐ唇とに、手綱のように白濁の糸を引きながら。
漸く頭も離された所で、僅かに浮いていた尻が、地面に落ちた。
すっかりへたり込んでしまい、力も抜けて、立つ事など到底出来ず。
喉を、胸元を押さえて咳き込む眼前へ。放り出された処置道具にも。一瞬、気付くのが遅れる程。

ぼんやりとした、毒気のような熱さを滲ませ始める眼差しが。僅かに女を見返した後。
酷くのろのろとした手付きが、、せめて足首の流血だけでも。薬で、包帯で、無理矢理に押さえ込む。
無論痛みは引かないが、それでも多少はマシになるのだろう。処置を終えた所で、もう一度女を見上げれば――

ぁ、と。何かに気が付いたような微かな声音。浅い呼吸で震える唇を。見せ付けるように拡げ、舌を晒し。
…女が与えてくれた物への、代価。注ぎ込まれた白濁を、余さず飲み干してみせたという事を訴えるものの。)

 く……っ、…ん。…ん……解って――解って、た。
 …  …せめて、痛……痛く、ない、ほぅ………

(何せ。優劣が明白なのだ。女がやれというのなら、それに逆らえはしなかった。
処置を確かめるように足を動かすものの。矢張り、未だ立てる筈もなく。膝を着く侭、這い蹲って。女に背を向けようか。
自ら、その尻から貼り付いた衣服を引き下ろし。指を宛がい拡げてみせる、牝の性器。
…後ろからを求める、その体位は。せめて、顔を向けずに済む事が幸いだった。)

ロロ > 【後日継続にて】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からロロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からメイラ・ゼファーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 古い教会」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 古ぼけた教会に、ぽつん、と一人座るシスター。
罰とかではなく、立派な仕事。

教会を綺麗に整備して、一夜の宿を求める人を泊め。
その上で人々の悩みを受け止め、相談に乗る。
懺悔室、と呼ぶにはあまりに粗末な、それこそ面接でもするかのような椅子と机だけが置かれたその部屋の中で、彼女は先ほどまでゆっくりと話を聞いていたのだ。

ひどく酔っている様子だったけれど、何かしら喚いて、泣いて。
しきりに誰かの名前を呼びながら、そのまま寝入ってしまった。

きっと、何か辛いことがあったのだろう。
シスターは黙って男を小さな客用の寝室へと運び、掃除をして。

また、座って人が来るのを待つ。

シスター・マルレーン > 冒険者兼シスターという不思議な立ち位置でずっと活動はしている。
ただ、どちらだと言われれば彼女は今はまだ、迷わずこちらを選ぶ。

例え毎日のように戦闘に駆り出されても。闘技場戦士として勝手に登録をされていても。
聖なるオーガとかあだ名をつけられても。

それでも、彼女はこういう仕事は苦ではなかった。

時折、俺の子を孕んでくれぇ的なことを言われるのはアレだけど。
ええ、つまみだすけど。

「………夜も更けましたし、もう人はいませんかね。」

穏やかに窓から月を見上げる。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 古い教会」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 夜だというのに人の気配。
このような棄てられた場所だというのにこんな建物。
むしろこんな一角にもこんなものがあったのかと素直に感心する。

「はぁ…変なところで熱心だったんだな。飽き性のようだけどよ…」

遺棄されたと思わる教会のドア開け少し覗いてみる。
そこで知り合いの顔を見るとは思ってはいなかったが。

シスター・マルレーン > ………人の気配がする。
それはこちらも察する。こういう気配を察することは、そんじょそこらの牧師よりもよっぽど優れている。

だから、入ってくるまでにしっかりと微笑みを見せながら、目を細めて。

「ようこそいらっしゃいました。
 ここは教会。あなたの悩みを、過ちを、告白を全て、聞きましょう。
 私が神の耳となり、どのような話であっても。」


ここで、相手が知り合いだと気が付けば。

「……個人的にも聞きますけど、内容次第ですかね?」

なんて、ぺろ、と舌を出して見せる。

ブレイド > シスター然とした知り合いの姿。
ちょっとした好奇心で立ち寄った古い教会。
出くわした笑顔には対し、こちらは目を丸くして。

「変なところで熱心てのは、アンタもそうだったな。そういや」

ゆっくりと歩んでも床板は苦しそうに軋むあたり
この教会の古さと傷み具合がよくわかる。
彼女のそばまで近づけば笑み

「神に耳にゃオレの声なんて聞こえねーだろ」

などと皮肉を返す。

シスター・マルレーン > 「変じゃないですー、真っ当なシスターですー。」

ブーイングする。
変なのは後からくっついた兼任冒険者の部分である。
あと不名誉なあだ名。

「………さあ、どうでしょう。
 私にはそこまでは分かりません。

 ですから、個人的に聞くって言ってるじゃないですか。
 大サービスですよ?」

なんて、少し悲しい顔をした後に、ぺろ、と舌を出しておどけて笑う。

ブレイド > 「そうだったな。この国でも珍しいくらいにまっとうなシスターだ。
なにやってんだこんなとこで。また教会の無茶振りか?」

まっとうなシスターは腕っぷしを買われて闘技場の選手なんてやりはしないのだがそれはおいておく。
身を汚され、教会の道具となってるシスターも多い中で
彼女は信仰の純粋さを保っている…かどうかはわからないが
その精神性はまごうことなきシスターのそれであるということは知っていた。

「ばかやろー、冗談だよ。
んな顔すんな。
といっても、何かあるわけでもねぇけど。
気になったから立ち寄って、そしたらアンタがいたってくらい」

シスター・マルレーン > 真っ当だ、と言われるとそれはそれで恥ずかしくなったのか、頬を赤くしながらそんなこともないですけど、とぼそぼそと語尾が怪しくなる。

「ああいえ、今日は冒険者のお仕事、お休みなんです。
 ですからここに来ようかなと思って。」

完全に私用で勝手に働く。
洗脳されているわけでも、狂気に取りつかれているわけでもない彼女は、楽し気に笑ってそう言った。
ある意味、理解がしがたいかもしれない笑顔。

「………まあ、無茶ぶりは今度ですね。
 明日カナー……」

とほほ、と見たことのある遠い目をした。

ブレイド > 「オフだってのにこんな時間まで仕事かよ…
やっぱ鋼かなんかでできてんじゃねーの?」

趣味でやっていることなのかもしれないが…
教会に酷使され、肉体労働や暴力
その他無茶ぶりに真正面から立ち向かっていく彼女をみていると
その頑強さに呆れてしまう。

「なのにこんな時間までこんなとこで懺悔箱にこもってんのかよ」

少しばかりため息、肩を落とし
彼女の前にたてば、祈るように手を組んで

「あー、シスターどうかわたしのなやみをきいてください。
わたしのゆうじんがからだをこくししつづけ、やすめといってもきいてくれないのです」

なんてな。と冗談めかし。

シスター・マルレーン > 「いやいやいや。」

手をひらひらと振って、くすくすと笑い。

「ここ最近はちょびっと休みを多く取ったんです。
 まあ、お仕事の準備をする時間は多かったんですけど。

 水辺でのお仕事のために水着を見に行ったりー。
 戦闘用の衣装を新調してみたりー。」

指折り数えて。……まあ、彼女の割にはがんばって休んでいる。

「まあそれに、休むっていっても、なーんにもしないって暇ですよ?」

苦笑をする。
趣味とかあるんです? って逆に尋ね。

ブレイド > 「へぇ、そりゃよかった」

くすくすと笑う彼女の姿を見て
心からホッとした様子をみせる。
ややワーカーホリック気味であったから
『がんばって』休んでることに安心した。

「それもそうだけどよぉ…なんか食いに行くとか…
散歩とか、風呂とか…って、オレの趣味か?
オレは…そうだな…」

カードなどを使ったゲームが好きなのだが、王都に入ってからそういえばやってないなと。
理由は簡単で、一緒にやるような交流を持つものがいないのと
ここでのカードゲームとなると、だいたい賭け事になってしまうからだ。

「…ねえな…」

それ以外となると、意外と無趣味だ。自分も。

シスター・マルレーン > 「でしょう?」

首を傾げて、くすくすと笑う。

「私は同じ職場の人間が食べているものに対して、自分一人が良いものを食べるわけにもいきません。
 ……いづらいですし?

 ですから、お風呂は結構行きますよ。
 旅先でも時々行きますし、ここでもよくいきます。

 時折混浴になっててあれぇー!?ってなりますけどね。」

あっはっは、と豪快に笑いながら、腕を組んで。

「私はなんだかんだで、これが趣味なのでしょう。
 誰にも強制されずに、やりたいように。

 その上で、それで疲れたならお風呂でゆっくりと。」

ブレイド > 「風呂が趣味ってなら今度一緒にとはいかねぇな。
ま、この国ではわりとそういうのが多いから気をつけろってのはあるけど…
有名な温泉宿だって良くねぇ噂があるくらいだし」

それでもいくけれど。
仕事を終えた後に広い風呂でくつろぐのは心地が良い。
それはわかるが、そんな話だというのに色気の一つもな笑い方。
全くこのシスターは。

「ふーん、じゃ、オレがなんか言うことでもねぇな」

趣味はそれでいいのだが
今日はここで夜明かしでもするのだろうか?

シスター・マルレーン > 「別に構いやしませんが。
 山の温泉とか、なんか複数人で入ったこともありますよ。」

ころころと笑って。
柔らかい笑顔を向けながら、そんな彼女が笑顔で話すということは、まあそういうことなんだろう。
何かあったらいろいろぶっ壊しそうなシスターは、何事も無く平和に暮らしているようで。

「ええ、大丈夫ですよ!
 むしろここは懺悔室、何か困っていることがあればどーんとこの私に!」

どーん、と胸を叩いて。

ブレイド > 「いや、そこはすこしは抵抗持とうぜ?
そう言うなら遠慮なくってやつもいそうだけどよ…」

男と思われてないフシがあるのかもしれない。
ただ彼女が豪快なだけで、それ以上になにがあっても切り抜けられる自信があるからだろうが。
そりゃ了解を得て裸が見れるなら得なんだろうが…。

「てか、元気だな。
そうだなー、困ってること…
今日の宿が決まってねーくらいだな」

自宅に帰るのもいいが、まぁそれはそれで味気ない。

シスター・マルレーン > にひひ、と意地悪に笑う。

「実際、すっごいたくさん人がいるとこに連れて行きますけどね、困ったら。
 それに、まだ私は教会と冒険者ギルドの二足の草鞋ですから。

 手を出したらメンドクサイですよー?」

なんて、更ににひー、と笑顔を見せた。

「あー、そうなんですね。」

少しだけ考えて、考えて。

「ここは気が乗らないでしょうし、私の宿の部屋、使います?」

ブレイド > まるで少女のような笑みを浮かべる彼女にキョトンとした様子で。
こういう笑顔を見ると、教会が誇るバトルオーガだとは思えない。

「たしかにめんどくさそうっつーか
逆に振り回されちまいそうだなぁ。
アンタに手を出せるやつなんてそうそういねーだろ、実際」

パワー的な意味でも、立場的な意味でも
色んな意味で彼女は強い。
屈託のない笑顔…彼女は彼女で結構年上…だとおもうのだが

「…アンタはどこで寝るんだ?ここじゃねぇよな?」

以外な答えが帰ってきた。
廃屋であるが、家があることは知っているはずだし
家に帰れとでも言われると思っていた。

シスター・マルレーン > 「……だといいんですけどねー」

あはは、と笑う。 まあ、彼女なりに自衛はしている。
誰かに聞いた情報をうのみにせず、自分の眼で確かめて。
その上で、何かあったら自力で切り抜ける。

「……んー? ここで寝ようかと思っていましたけど。
 何ですか、それとも子守歌でも歌ってほしいんです?」

んふふー、と笑って。
別に一緒の部屋で寝るのを否定はしない。

ブレイド > 「…化物めいたやつってのはどこにでもいるからな…
完全に安心ってわけでもねぇか」

たしかに彼女は強いが、あくまで常識の範囲内。
自分でも一杯食わせられる範疇。
この世には化け物じみた力を持った人間はいるし
何より、魔族に人間の常識は通用しまい。
冗談の趣味が悪かったかと、小声で謝る。

「添い寝のサービス付きか?それもわるくねーかも」

いつもだったらここでひく…のだが
あえて受けてみる。
ちょっとした悪戯心。

シスター・マルレーン > 「………そうですね。
 どこまでの強さの人がいるのか、ちょっと興味はありますが。」

にっこりと微笑む、そんな女。
シスターであり、修羅でもある。そんな彼女は少しゆらゆらと、真っ当なシスターとそうではない自分の間で揺れ動いて揺れ動いて。

首を少しだけ横に振って、その迷いを打ち消しながら、ころころと冗談ですよ、と笑い。


「あら、添い寝が無いと寝れないんですー?」

なんて、冗談交じりに笑って見せる。
まだ冗談扱いのままである。

ブレイド > 「バトルジャンキーかよ。やっぱシスターより剣闘士向きなんじゃねーの?」

喧嘩屋としての血が騒ぐのか、その笑顔はなんというか
さっきの優しげなシスター然とした笑顔とは別物に見える。
なんとか正気に戻ったようだが…

「そうそう、まだ独り寝が怖くてさ
優しく抱きしめてもらわねーと眠れねーんだ」

売り言葉に買い言葉ではないが、彼女の挑発めいた言葉に冗談を重ねる。

シスター・マルレーン > 「ちがいまーすー。 シスターが主ですー。」

唇を尖らせて、ぷー、と膨れる。
あくまでもずっと主張は変えない。シスターです!シスターなんです!

「………。」

目を少しだけ瞬かせて、時間をおいて。

「あ、本当にです?」

首をちょっとかしげて聞いてくる。一番恥ずかしい奴だこれ。
怒ってるでもない、困っているでもない。 むしろ、少し心配するような。

ブレイド > 「シスターってそんな野性味溢れた笑顔するもんだったか?」

無論ふくれっ面を見せる彼女はシスターサイドの顔をしているのであるが…
まぁ、人には誰しも裏の顔があるものだ。
流石にシスターの裏の顔が闘争を好む喧嘩屋というのがギャップがすぎるが。

「・・・・」

それにしたって、冗談に間を置かれるのは少し堪える。
そしてかえってきたのが素の返事だからどうにも困る。

「本当だったら?」

冗談だとここで撤回するのも悔しいので少し食い下がってみることにした。

シスター・マルレーン > 「そんな笑顔してませんからね!? 私普通ですからね!?
 ……え、してなかったですよね!?」

思わずツッコミを入れつつ、自分の頬をペタペタと触る。
おかしい。 そんなわけがない。
ないはずだ。 ええ、神に誓って?
あ、ごめん無理、流石に誓えない。 してない自信ないです。


「………え、まあ、そりゃ別にいいですけど。
 逆に一人の方が寝やすいかなって思ったくらいでして。

 じゃあ、宿まで行きますか。」

なんて、あっさりと了承をしながら立ち上がるシスター。

ブレイド > 「……それにかんしてはなにもいえねーわ…」

まぁ、それほど凶悪な笑み…というわけでもないのだが
穏やかなる聖女の笑みとは到底言えなかったのは…まぁ事実だし。
これに関して神に誓われても
むしろ神が苦笑いするレベルだ。

「え?え?あ、はい…」

なんかめっちゃあっさり了解した。
割とガチ目に危機感がないんじゃなかろうかと心配になる。
自分も自分でここでネタばらしすりゃいいのにうなずいてしまった。

シスター・マルレーン > 割と大丈夫な女。
危機感は常に張り巡らせて、むしろ、緊張し続けているからこそ、知り合いに、友人に甘い。
そんなタイプ。

家族を知らぬ彼女は、何も気にした様子もなく荷物をまとめれば、こっちですよ、と先導をして。
怖いものを知らぬのか、夜の闇をまっすぐに歩いていくだろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 古い教会」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 古い教会」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場の扉を押し開けて、
濡れた外套片手に男が足を踏み入れる。
稀に興味を惹かれるものもいた様子だが、大半の意識が喧騒に飲まれる中、
躊躇うこと無くカウンターの端に陣取ると先程まで外を賑わせていた雨の仕業だろう外套をカウンターの端に引っ掛け。

「ったく、雨季はこれだからなあ…マスター、エール…いや、ワイン。少し良いやつを」

普段は躊躇うこと無く安酒を注文するところだが、
今日は気が乗らぬと少しは上等な酒を注文してみせる。
待ち時間の間に頬杖をつきながら周囲を見回してみると、
どうやら短時間降った雨とは無縁の人間が多い様子に肩をすくめ。

「俺もさっさと酒場に引っ込んどけばよかったな」

仕事が少し長引いたせいでこうなっているだけに愚痴が口をつく。
肩をすくめてゆっくりと目を細め。

カイン > 「お、来た来た。これがないと始まらないよな」

上機嫌に運ばれてきたワインを手に取れば、
それをグイと煽って味に満足した様子で息を吐く。
元々安酒のみの気のある男だが、やはり美味いに越したことはない。

「んー、やっぱこの季節は良い酒が出回るのが良いことだ。
 この後夏になると色々と準備が大変にはなるが…酒飲む楽しみが増えることだけは良いことだ」

傭兵稼業なんてやってると何をするにつけても面倒事の連続だ。
それをひとりやった後の一杯は格別の味わいなのもまた事実だが。
ぐいとと酒をもう一口煽って酒のお替りを注文しながら周りを見回し。

「…毎度のことだが、女っ気無いことだけが問題だな」

それこそ華として女性を雇っている酒場など数多いが、
残念ながらこの店はそうではない。
ジロリと店主から一瞥されれば、肩をすくめる事でごまかしにかかり。