2019/07/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からハーティリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の路地裏の一つ。大通りの裏側に位置するちょっとした路地裏。
その中でも少し広くなった場所に荷物を広げて陣取っている露天があった。
並べてあるのは薬やアクセサリー類、いわば色街向けの商品の数々である。
普段であればそれなりに人の通る道ではあるのだが――

「時間が悪いのか、本当に人が通らないねえ。
 まあ仕方ないと言えば仕方ないんだろうけど」

そんなボヤキと共に閑古鳥の鳴いている道を見回して嘆息一つ。
とはいえ色街の方も真っ昼間から盛っている輩は多いといえ、
人の気配が薄いのもまた事実。仕方がないかと嘆息が漏れ。

ジード > 「時間が時間だからしかたないんだろうけど、少し頑張って欲しいねこっちの商売的に」

なんとも理不尽なことをぼやきながら、そろそろ仕事上がりらしい娼婦達が繁華街の方から立ち去る様子が見て取れ始める。
当然それに比例してこちらに立ち寄る客足はもともと少ないものがさらに減るわけだが。
時折顔見知りに挨拶したりしながらも、肝心の繁華街に向かう方の客足のない様子に肩を竦め。

「そろそろ潮時と言えば潮時なのかね。もう大分夜も更けた」

空を見上げて見れば夕刻の様相に肩を竦めて立ち上がる。
出直しだと言わんばかりにその場を後にしていき。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」にカイロンさんが現れました。
カイロン > 貧民地区の治安の悪さなどどこ吹く風かといったような風情で縦に長い男は路地に踏み入る。
あてもなく情報を求めて足を伸ばした結果、辿り着いたスラムだが幾分喉が渇いた感覚を覚えて立ち止まる。
探し物かと粗い言葉で問いかけてくる住人に、ジョッキを傾けるような仕草を見せた。無駄に喋りたくないくらいに、屋外は埃っぽい。

ついてこい、と言われて通されるのは安酒の瓶が並ぶ酒場。カウンター以外には樽をテーブルにした立ち飲み席があるばかりだ。

カイロン > 貧民地区には詳しくないが、ここでは己は異分子なのだろう。ならばそれなりに、信用をとローブの懐に手を差し入れて指先の感覚で硬貨を摘まみ出してカウンターに置く。
「麦酒を」
コインから指を離しがてらに一言。頷いた店主が手にしたジョッキの大きさでこの店での物価を知る。

供されたビールはよく冷えているとは言い難いが、それもまた悪くはない。己にとっては低いカウンター席を離れ、ジョッキ手に立ち飲み席へ。

カイロン > ぐびぐびと喉を鳴らして渇きを潤し、体に纏った暑気を払えたら礼を告げて酒場を出た。
そのまま歩き出してどこかへ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」からカイロンさんが去りました。