2019/02/27 のログ
カーレル > 店主が戻って騒がしくなる前に失礼するか、と煙草を消して酒瓶に残った酒を一気に煽る
ふう、と短く息を吐いてからゆっくりと、一応、周囲を警戒して立ち上がる
店内はどれだけ見直しても凄まじい惨状であった…この店が再び開く日は訪れるのだろうか?

そんな事を考えつつ、カウンターの内側から店の裏手に続く扉から店の外に出る
そうしてこっそりと誰かの眼につかないようにしながら店から離れていくのだった

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 少女が住まうのは、富裕地区にある己の式の邸宅だ。
しかし、少女はどちらかと言えば、平民地区や貧民地区を好んでいた。
理由は大した事でもない、堅苦しくないからだ。
………まぁ、他に楽しみが多いから、なのもある訳だが。

そんな訳で、今日、少女が散歩に選んだのは貧民地区だ。
いつものように、特に目的地も決めず、ただ練り歩く。
適当に周囲を見渡し、ゆらりゆらりと尻尾を揺らしながら。
何か面白そうなものとか、相手とか、見付かると良いな…そんな程度の考えで。

「とは言え、そうそう思い通りには行かぬ…そんなものじゃろうて、のぅ?」

普通の通りから、人気のない裏通り。
歩きながら、誰に言うでもなく少女は呟いた。

タマモ > 歩きながら、少女は考えるような仕草。

「しかし、あれじゃ…やはり、これ、と言った目印がないと道は覚え難い。
完全に道を記憶しておる連中と言うのは、どんな頭をしておるんじゃろうな?」

ちらりと、視線を少し横に。
別に方向音痴、と言う訳でもないが、完全に道を覚えたりも出来ない。
覚える気がそう無いのもあるが、それでも、結構ここに来て経つのにほぼ覚えてないのは問題かもしれないか。

時折、通ったら一発で覚える、なんて事も聞いた事がある。

「………うむ、考えるだけ無駄か、なるようになるのじゃ」

少女の思考が行き着く先は、結局はこれだった。
そんな事をしている間も歩みは続き、裏通りの奥へと差し掛かる。

タマモ > 「ふむ…たまには、こうでもして…」

ふと何か思い付いたのか、ごそごそと袖に手を差し込み、漁る。
取り出されたのは、手毬だった。
そのまま、手毬を地面に落とすと、ぽーんっと跳ね上がる。

それは、少女の向かうのとは別の道へと跳ねて行く。
不思議なのは、何度跳ねようと、高度が変わらない事。
同じ高さを、ぽーん、ぽーん、と跳ね続けて行くのだ。

「さて、妾も行くとしようか」

一度そちらへと視線を向けてから、少女は歩む。
それは罠、付いて行くも、触れるも、最終的には少女の元へと辿り着くようなもの。
そうして、少女は更に奥へと消えて行くのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場の一つ。
それなりに料理がうまい事で評判のその酒場のカウンターに陣取って、
派手に酒を飲んでる男が一人。
つまみを齧りながらエールの入ったジョッキを一つ空にしてカウンターに叩きつけ。

「…飯が美味いのは文句ないが、もうちょっと酒の質がな。
 親父、仕入れどうにかならん?後もうちょっと安く」

次の酒を注文がてら、周囲を見回しつつ無茶な要求を投げかける。
そんな男の言動をあっさりと受け流されている辺りはいつものやり取りらしい。