2019/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からセイン=ディバンさんが去りました。
■ハーティリア > 「んんぅっ……!」
ぶびゅるっ、と下半身に吐き出される熱にゾクゾクッ、と体を震わせて軽く興奮でイったのか……頬を赤らめながらセインを見下ろし。
「ん……おつかれ、セイン。」
そっと、セインを抱きしめて労いの言葉とキスを送れば……バサリと、蝙蝠の羽を広げて、自分達を包み込めば、そこには誰もいなくなり……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からハーティリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にカーレルさんが現れました。
■カーレル > 貧民地区、酒場
野生動物というのはとかく、縄張り意識が強いものだが、貧民地区のガラの悪い連中も野生動物と大差無く
やいやい、ここいらは俺たちのシマだ、と一方が喚き散らすともう一方も、いやいや、俺たちのシマだ、と
言い返すのは別段ここが、どちらかの縄張りでなくてもそう言われたらそう言い返さなければ
面子が立たないようである。口で言い合ってもダメとなれば自然と手が出るわけで…
絶賛、酒場の中はガラの悪い連中だらけの大乱闘大会と相成った
「…逃げるタイミング逸したわ…この豆の煮込みイケるな」
騒ぎが始まるや否や、カウンターの一番奥で食事をしており、完全に出口を防がれた為、
直ぐ様、カウンターを乗り越えてその内側に名物料理『豆と野菜の煮込み』と共に避難したが、
騒ぎが収まる気配はなく…カウンターの向こうでは拳と拳がぶつかり合うコロシアムもかくや、といった状況である
怯えて縮こまる店主を脇目に見ながら、ご愁傷さま、と思いつつ食事を続ける
食べ終える頃には一段落のしたのか、はたまた、表に出やがれ!みたいな常套句が飛んだのか、
静かになりつつあったが、用心して空になった皿を地べたに置けば懐から煙草を取り出し一服
棚から落ちて奇跡的に割れていなかった酒瓶に手を伸ばせば、栓を開けてごくごく、と喉を鳴らす
代金はもちろん、震える店主の手に確りと握らせてやったので問題はないだろう
■カーレル > カウンターの内側からひょっこり、と顔だけを覗かせて向こう側の状況を確認する
眼の前に広がったのはそう広くもない店であるが、店内にあるありとあらゆるものがひっくり返った惨状で
軍隊とか、ドラゴンの群れだとかが通った後のようでもあった
ひっくり返っている男やなんかもいるが、まあ、死んではいないだろうし、助けてやる理由もない
いやいや、これはとんでもない事になったな、とか内心思いながらひょい、とまた顔を引っ込める
「…こりゃあ、衛兵も通らないような場所に店出すほうが悪いよ」
ひょい、と縮こまって震えていた店主のいた方へ視線を向けたが姿はない
何時の間にやら逃げ出したようである。どれだけ騒ぎが起きても衛兵が駆けつけることもない場所であるから、
ひょっとしたら一番近くの衛兵詰所にでもすっ飛んでいったのかも知れない
「…何にせよ、この豆の煮込みはしばらく食えないな…残念だ…」
ぐい、と酒瓶を煽り紫煙を燻らせる
臓腑を焼くような強い酒だがちっとも酔うことはない
しん…と静まり返った店内には台風一過のような爽やかさがあるように思えた
……――おそらくは気のせいなんだろうが