2019/02/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム」にスミデーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム」からスミデーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム」にスミデーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム」からスミデーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム」にスミデーさんが現れました。
スミデー > (どんな場所にでも屑、というものはいるものである。
貧民地区でも外周部に当たるここは弱者を食い物にするのが
当たり前であり、それは暴力であったり金であったり権力で
あったりと、まるで人が人としての姿を忘れてしまったかの
ようなそんな場所。ゆえにまともな人間なら近寄ることもな
く、まともでない場所でしか生きていけないような最底辺の
人間が多く存在する為、格好の餌場として機能する)

「……全く、魔族も余所のことは言えないが人間も中々酷いこ
とを平気でするなぁ。ま、おかげでこちらとしてはいなくな
っても平気な人間を幾らでも見つけられる訳ではあるけど」

(身元もなにもないような人間ばかり、おかげでいなくなったと
しても誰も気にしない、誰も気づかない、気づいたとしても誰
も何もしない。だからこそ、魔物達の餌として人間をある程度
必要なときはここで捕獲するのだ、それで咎められることもな
いのだから。今もまた、娼婦に化けたサキュバスに連れられ
て男が一人、路地の暗がりへと引き込まれいくのをその路地の
入り口で興味なさそうに見つめる。その男の行く末がどうなる
か?そんなこと、聞くまでもないだろう)

スミデー > 「砦みたいに人間が纏めていれば、持っていくのも楽になる
んだが……ま、仕方ないな。地道に一人ずつ確保しないと」

(道を行く男に声を掛けては暗がりへと連れていく娼婦に
化けたサキュバス、難癖をつけて殴りかかってきた粗暴な
男を魔法でこん睡させ、返り討ちにして別の暗がりへと連れて
いく人間に化けたリッチ、路地裏に潜み表では取り締まられる
薬を取扱う売人をそのまま闇の中へ引きずり込んでいく闇の精
霊、それぞれがそれぞれの得意な方法で人間を確保しているの
を路地の入口の木箱に座って眺め、偶に大きく口を開けては欠
伸を零す)

スミデー > 「さて、そこそこ人数も確保出来たみたいだし、そ
ろそろアジトに戻るとしようか……」

(召喚した魔物達を異空間へと戻し、拠点へと戻ることにする。
もちろん、誘拐したスラムの住人達は魔物達の色々な意味での
糧となり、エサとなりと有効利用されることに……)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/スラム」からスミデーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にカインさんが現れました。
カイン > 薄暗い貧民地区の路地の一つ。
様々な商品を商う露天商たちの集う通りの中で、
露店の一つの前に足を止めて品物を眺めて思案顔の男がいた。
その露店で商われているのは荒事に従事している物ならば、
一度は目にしたことがあるだろう治癒や気付けの薬品類や消耗品の類。
そしてそれらの商品から隔離されるように置かれた怪しげなラベルの瓶である。

「えーと、これとこれと…後はそうだな…あー…。
 もう少し負からん?買う量増やしてもいいし」

商品を指定し多後、男とも女とも解らぬ全身をローブで
隠した怪しげな店の主を一瞥しそう交渉を持ち掛けるも素気無く断られる。
残念そうに肩を揺らしながらも一旦そこで注文を区切って再び思案を始める。
傍目には随分と怪しげな、少しはた迷惑な客に見える事だろう。

カイン > 「よし、これで決めておこう。
 全く、少しくらいは色をつけてくれてもいいだろうに」

常連相手に連れない事だとぼやきながら金を先に渡すと、
店主が目の前でそれなりの量の荷物を包み始めるのを眺めて肩を竦める。

「消耗品の類は平民地区とかだとちと足が付きかねんからなあ。
 全く世知辛い。昔はもう少し大雑把だったんだがな、この国」

自分の身の上的に考えていた仕方のない所ではある。
大手を振って歩ける身分では本来ない以上はどうにもならないが。
商品を用意してもらう間に周りを見回せば俄かに人の増えた様子。
それでもちっとも賑やかと思えないのがなんとも陰気である。