2019/02/18 のログ
シャン > 「そういうところもヒトに疎まれるところなんだろうなって思うよ。
 境遇だのなんだの言うけどさ、結局自分は自分だからって思うしかないのさ。
 ――手伝ってくれないとたぶん一生お兄さんを恨むよ?」

残したらさすがに怒られそうだな…と考えて苦笑を浮かべつつ相手を見る。
隣に座ったことに少し驚いている様子の相手を不思議そうに見つめながらニッコリと微笑む。
目の前に差し出されたぶどう酒入りのグラスを見ると乾杯、という言葉にこくこくと頷いて。

「この後の予定は無いかな。
 お兄さんが良ければ飲み明かすかい?」

口説かれているなど微塵も感じないで目を輝かせて相手の手を取って。

カイン > 「ま、この辺りだとそういう連中はちょくちょくいるからな。
 俺も所謂魔族ってやつだ、誰も気にしないけどな。
 …そいつはコワイ、じゃあ頑張って手伝うとしましょうか?」

もしそうなったらだけど、と喉を鳴らして返しながらもグラスを軽く鳴らして見せれば、
乾杯と声を重ねてグラスの中身を一口煽り。

「ぷはっ、ん。そりゃあ重畳、そうだな。
 折角予定がないってんなら上の部屋で朝まで付き合ってくれたら嬉しいね。
 酒もいいけど、酒もいいけどそれ以外のことも、ね」

グラスを置いて相手に手を取られればそれを握り返し、軽く揺らしてみせる。
反対の手をそっと相手の臀部に回すと、軽く撫でて意地悪く笑いながら顔を覗き込もうとし。

シャン > 「お兄さん魔族だったの?――僕って魔族?違う?
 まぁ僕も頑張るけどね?お兄さんに頼りっきりはいけないし」

乾杯、と言うと自分もグラスを傾けてぶどう酒を口に含む。

「ん、上に部屋があるんだ?
 酒じゃないならお話でもするの?」

相手の手をぎゅっと握りながら、にこにこと上機嫌に笑いかけ。
相手の手が自分の臀部に触れるとビクリと身体を震わせ、顔を覗き込まれたのなら頬を赤らめ俯くだろう。

カイン > 「広義で言ったら魔族に入るんじゃないか?
 魔族って一口に言ってもいろんな種族をまとめてそう読んでるだけだからな」

あっちの国はろくでもない国ではあるが、本当に人種だけは数多い。
だからこそこちらの国では人間でないものに対しての忌避感があるのだろうが。

「ああ、お話といえばこの上なく対話ではあるな。
 シャンの事を抱きたいって話さ、どうだい?」

ゆっくりと臀部を撫でる手に力を込め、うつむいた相手の額に唇を軽く重ねる。
そのまま笑いながら握られた手の指を軽く絡め取ろうとしながら問いかけ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にユエルさんが現れました。
ユエル > (爛々と明るい光が夜が更けても続く歓楽街。それは貧民地区であっても変わらず、がやがやという賑やかな声と途絶えることのない人影が街を行き交っていた。
貧民街、それも賭場や宿屋、娼館などといった娯楽施設が集う地区。そこへふらふらとした怪しい足取りで一人の少女が現れた。 肌を赤く上気させ、視線はとろんと蕩かせて普段はガードの硬い衣服も今日ばかりは大分緩く見えて衣服の隙間から紅潮した肌がしっかりと見える・・・そんな様相であれば明らかに ”酔っている” 様子が見えるだろう。
極み付けは、といえば)

ふふ・・・、えへ・・・。

(普段は奥手な性根で笑顔も少しばかり遠慮したような、抑えたようなものを見せることが多い少女。それがふにゃり、と臆することのない笑みを見せていた。

――本当は、ちょっとだけ。ちょっとだけ飲むつもりだった。ちょっとした付き合いで久しぶりにお酒、というものを口にして。飲みやすいものを頼んで、それが思いの外美味しくて・・・調子に乗って飲んでいればこうして完全に酔ってしまった少女の出来上がりである。相方も既に出来上がっていれば少女を止めるものは何もなく。
幸い、今の所トラブルには巻き込まれていないがくすくすと何がおかしいのか楽しげに笑う怪しげな足取りの少女はふらり、ふらりと街を彷徨って。)