2018/12/26 のログ
ザイヴァー > 礼を言われれば、ふっと笑みつつ……

「いや。もう少し早く来れていれば、君に怖い思いをさせずに済んだんだが…」

そう言いつつも、勝手にバスカードがしゃべれば、慌て剣の柄を抑え。

「黙れ愚剣。彼女が驚いているだろうが」
『良いじゃねぇか。別に好きにしゃべらしてくれたって。ったく、固いんだから』

ハァ…と溜息を吐いたのは、剣か持ち主かどちらか。

「まあ、いい。驚かせてしまたな。俺はザイヴァーと言う」
『で、俺様がバスカードだ。よろしくな、嬢ちゃん』

そう、青年と剣が自己紹介しようか。
そして、女性の呼気に酒気を感じれば……

「……女が一人、こんなところで酒を飲むもんじゃないよ。もう少し、貧民地区でもいい酒場がある。
ついでだ、そこに送って行こうか?」

なんて、言ってみようか…

ノア > "もう少し早く来ていれば" なんて、とても優しくて素敵な言葉を掛けられているにも関わらず… 女の意識は、 "もう一つの声の主" を探す事でいっぱいで

「 ぐ、 けん…… ? 」

其の言葉に、まさかとは思いつつ視線を下ろす。するとまさに、貴方が握る柄の方から名乗るような声が聞こえ

「 ………………… 」

女は再び、 ぽかんと口を半開き硬直した。数秒後、其の超常現象を無理矢理受け入れると、とにもかくにも目の前の "恩人" へ女も名を名乗り

「 ザイヴァー と…… こっち が、バスカード さん… ね。あたし ノア、 ほんとに… さっきは ありがと。送ってくれるのは… すごい、 助かるんだけ ど… 」

何に追い詰められている訳でもないというのに、女の背中は未だ 外壁に寄り掛かったまま。急な緊張と緩和から脱力し、足元は頼りなく 自力で立ち上がれずにいた。

ザイヴァー > 【継続予定です】
ご案内:「貧民地区 /路地裏」からザイヴァーさんが去りました。
ご案内:「貧民地区 /路地裏」からノアさんが去りました。