2018/11/20 のログ
■イーシャ > う…ん、楽しみたいってことなら今夜クウちゃん襲って斬り捨てられたほうが悔いのない人生だったって思えそう」
彼女とは生き方が全く違うのだと認識すると、ちょっと変な空気になりそうだったので、ひとつ冗談を。
とてもひどい冗談だったけど、冷めた視線で見てくれたほうがまだマシだ。
「ははは、冒険者らしい夜の過ごし方だよ、うん」
彼女の反応は実にわかりやすい。
わかりやすすぎて手を出したくなるレベル。
だがある意味では、性に奔放なのも冒険者の特権とも言えるか。
料理が到着したあとは、そんな猥談も含めた談笑を楽しみつつ、肉料理に舌鼓を打っていく。
美味しそうに料理を口にする彼女の表情は、見ていて楽しい気分にもなった。
■クウ > 「どんな……楽しみ……?そんな気持ちで…種、仕込まれても困る…」
あまりに笑えない冗談に向ける視線は冷たい。
もしそれで斬った後に当たりましたでは笑うに笑えないと。
「……らしく……ない。大変……だった……」
文字通りに体力負けし、最後はなされるが儘。
その上朝には延長戦と羞恥の限りを味わった顔を見せて。
らしいと言われても価値観の違いにそれだけは馴染めないと。
その恥かしさを隠すように肉料理に挑んでは猥談に赤面しながらも談笑し。
美味しい料理にはやはり勝てずに笑顔を浮かべてしまう。
■イーシャ > 「はは、まぁさすがに俺もそんな思いっきり後引く死に方はごめんだよ。
だから襲っても斬らないでね?」
いつもの、というわけではないが慣れ親しんだ彼女の冷たい視線に、青年はけらけらと笑ってみせる。
食事を楽しみながらのそんな会話も、夜遅くの酒場でだからできるもので、青年も彼女も気楽に口に出ているようだ。
「ははぁ、たっぷり楽しまされたらしいね…もうちょっと詳しく聞きたいところだけど…」
料理で幸せそうになる顔やら、猥談で赤面する顔やら、いろんな表情を眺めながらおいしく料理を楽しむことができ、互いに皿をきれいにすれば、水を飲み干して一息。
「そういえば、宿は決まってるの?」
■クウ > 「なら……言わない……。多分…皆、やっぱりで……泣きもしないから。
襲わなければ……いいだけ」
こういう話題が出れば向けるのは冷たい視線、それで笑うのもいつもで直ぐに息を吐き。
もし早い時間帯の酒場でこんな話をすれば声をかけてくる酔っ払いはいる。
夜遅くだからこそできる話であって。
「ノー…コメント……恥を……話せとか……悪趣味」
美味しいものを食べれば幸せ、恥ずかしいことは恥ずかしい、冒険者をしていても年頃の少女。
感情のままに表情を変えていき、やがて調理を食べきれば手を合わせてごちそうさまと。
「宿……?取ってる場所…もう、入れないから…まだ」
普段拠点にしている宿はこの時間ならもう戸締りされてはいれない。
なので今日泊まる場所はまだと答えて。
■イーシャ > 「おおう、皆そう思ってるのか…」
冷たい視線のまま言われるセリフに、ショックを受けたようだ。
まぁ、青年の軽薄さを考えれば無理のない話ではある。
ショックを受けたといっても、マジで?くらいの軽いもので。
「じゃあその話は、またクウちゃんが酔っぱらったときにでも。
マスター、ここ部屋は空いてるかな?」
悪趣味と言われようとも、興味深いことにはかわりない…ほどほどにはするが。
宿について問いかけてまだとのことであれば、店の店主に空き部屋について伺ってみる。
この酒場の上の階は、確か宿部屋になっていたはずだ。
問いかけに対し店主は『一部屋なら空いてる』とのことで。
「じゃあ、ベッドはクウちゃんに譲るよ」
相部屋になるのが当たり前かのように、笑ってみせた。
■クウ > 「賭け…やってる。どんな死に方になるって…」
ショックを受けた様子に追撃のような一言、ちなみに一番は女性に刺されるのだと教え。
普段の様子からありえそうという話から、酔っぱらった皆の悪乗りではあるのだが。
「……飲まない……だからない。
…イーシャ?」
きっと何かの拍子で話し、それが冒険者仲間にでも知られれば複数にお持ち帰りされる悪夢になる。
それだけは避けたいだけに首を左右に激しく振り。
急に店主に空き部屋を訪ねる事に何かあるのかと気になる。
この上も確か宿にはなっていたかなと思い出し。
「……宿代も……イーシャ持ち」
相部屋が当たり前、ここに止まるのが決定事項というような笑み。
手を出したら斬ると目を細めて…宿代まで押し付けるという一言で頷く。
■イーシャ > 「ほう…なかなか悪趣味なことで…」
なかなかの悪い笑みを浮かべつつ、賭けに乗った連中の粗でも探してやるかと言わんばかり。
日頃の行いのせいではあるのだが。
「…ちゃっかりしてるね、クウちゃんは…」
ベッドだけでなく宿代までこっち持ちにさせる気まんまんな彼女は、本当に抜け目ないと思うのだ。
とはいえせっかく温まったのに、冷たい夜に別の宿を探すほど意気込みはない。
そんなわけで食事を終えた二人は、上の階にある部屋の一つに二人で入っていった。
本当に何事もなかったのかどうかは、翌朝になってみればわかるだろう。
■クウ > 「私は……屋根から足を滑らせる…だから」
そこでにっこりと笑い、変な死に方は駄目とまるで威圧するようで。
自分もその賭けに乗る辺り、ある意味周囲に染まって。
「女の子……一夜一緒。安い」
嫌なら部屋は一人で借りるつもり、節約は大事だというように。
その提案を断られずに食事を終えれば階段を昇り上の階の一つの部屋へ。
その後に何事もなかったのかどうかは翌朝になればわかる事で…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からイーシャさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からクウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 食堂」にアネラさんが現れました。
■アネラ > 今日は大きな仕事をいくつもやった。
別に依頼を受けているわけではないのでノルマがあるわけでもないのだが、なんだか、やりたかったのだ。
結果、消耗が大きい。身体が栄養を欲している。
兎に角ものをたらふくたべたい。
身体の消化機能などを変異させて、兎に角栄養を摂取する構えにして、いざ入店。
兎に角量を頼む。そして量を食べる。
「あむ。んぐ。がぷ。 ごくごく。 ぷは。 がつ、がぷ。もぐもぐもぐ。 ごくごくごく…… ぷはー」
周囲には2mくらいの筋骨隆々な戦士さんがみちっといるのに
女の子のような華奢さの少年が同じくらいもりもりたべている
なんだか不思議な風景。
■アネラ > 「んーー。弱いビール2杯と野菜ごった煮スープ3杯。ベーコンの塊の大きいの1個ください」
普通に、それで一日うごけそうな量である。
飲料というよりも飲むパンとしてのビールを頼んでいるし。
ベーコンに至っては色んな質こそ悪いが、少年の腕より太いのではなかろうか。
でんとテーブルの上にそれらがのせられれば、また、食べる、食べる、食べる、食べる。
入ってきてからずっとそんな感じなので、隣りにいるいかつい人が少し引いている。
■アネラ > 「がつがぷがぷがぷ……もぐ、もにゅ、がぷ……んぐんぐ……ぷへぇ……」
そうして変わらないペースで食事を続けていたら、目の前にドンと大皿が置かれる。
だしを取る用の、獣の足だろうか。ちゃんとソースがかけられている。
『坊主、サービスだ。足しにゃあなるだろ』
そのへんの重戦士よりよっぽどいかつい店主が、我が子を見るような目で。
異常な腹ペコ小僧が心配になったのだろうか。売上にも貢献しているし。
「はいっ!ありがとうございますっ。いただきますっ」
輝くような笑顔をペカーと光らせて、それにもかぶりつく。
誰か止めないと限界まで食い続けるだろう。
■アネラ > 「ふぅーー……たべたぁー……。ごちそうさまでしたっ!」
来たときより明らかにツヤッツヤになった少年。
満面の笑顔で代金を支払って店を出ていく。
魔法使いや異能者、異種族にはああいう手合はたまにいるので
店主は驚かない。
珍しいが、いないわけではない。
それでも、やっぱり、まあ、めずらしくはあった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 食堂」からアネラさんが去りました。