2018/10/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアルクロゥさんが現れました。
アルクロゥ > 貧民地区も夜遅くになればそれなりに静かになるが、それでも時折どこからか風に乗って届く罵声やかすかな悲鳴が聞こえて来る。
そんな暗がりに乗じて狭い通りを渡る影がここにも一つ。
肩に大きな包みのようなものを担いで、予め目をつけていた建物の前で一度周囲の様子を確かめてから中に入り、内側からかんぬきを通して扉を閉じた。
これで一安心とゆっくりな動きになって抱えてきたものを部屋の中央にある大きなテーブルの上に下ろした。
その場で転がすようにして包み込んだ毛布を剥がすと、現れるのは女である。
此処では珍しくもないだろう人攫いの犠牲者というわけである。
ちょっとした実験のための協力者を少しばかり強引に連れてきただけで、すぐに薬で眠らせたため大した傷も負わせていないはず。
その薬も強いものではないためもうすぐ目を覚ますに違いない。
騒がれても迷惑なので口くらい封じておくかと手頃な大きさの布がないか周囲を探し始める。
本職ではないため多少の手際の悪さは仕方あるまい。

アルクロゥ > 女に猿轡をはめ両手首を縛ると、水差しを持ってきて怪しいピンク色の薬品を彼女の口端から注ぎ入れていく。
すぐに口の中を満たし喉に流れ落ちた液体に相手が噎せて呻くと、男はそれを眺めて笑みを浮かべた。
どのような変化が女の身体に起きるのか、これから一晩かけてゆっくりと確かめさせてもらう事になる。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアルクロゥさんが去りました。