2018/09/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアイディールさんが現れました。
■アイディール > 打ち捨てられたような教会。
貧民地区の片隅で寂れていくのを待つばかりのような場所。
本来の用途を忘れられてからどれほどの時が過ぎたものか。
昼の光さえも汚れた窓に遮られ薄暗い。
その祭壇の上に、その石は在った。
――透明で小さな石の中に、まるで燃えているような光が存在する。
薄っすらと、時間に応じて色を変えていく。青、赤、黄、緑、紫――。
きらきらと煌めく色の中に、時折黒く闇のような色合いが走る。
それはそんな石だった。
ただ、静かに静かにそこに存在し、いつか消えてしまうだろう。
そこに存在するのが極自然で――けれど、決定的にどこか不自然な光。
そんな風に、今宵それはそこで何かを待っていた。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミュゼさんが現れました。
■ミュゼ > 少女が酒場から受けた依頼は、貴族のご婦人がすり取られた宝石を探し出すという物だった。
話を聞く限りでは、平民地区の劇場で行われていた催し物を見に行く途中で、少年にぶつかったのだとか。
それ以外に取り立てて目ぼしい手掛かりもなかったものだから、まずは足を使っての調査となった。
そうして一日中歩き回って探し出したスリの少年は、しかし宝石を持っていなかった。
売り払ったのかと言えばそういう訳でもなく、何でも宝石は貧民地区でなくしてしまったとの事。
こうして少女の受けた依頼の内容は、犯人探しから宝石探しに差し替えられた。
夕暮れもとうに過ぎ去り、夜もとっぷり更けた頃、貧民地区を一巡りした少女は廃教会へとやってきた。
それは探し物、と言うよりも一先ずの休憩場所を求めての寄り道なのだが――。
「はぁ……結局一日歩き詰めても、見つからないんじゃなぁ……」
嘆息しながら最前列の古びた木椅子に腰かけて、愚痴を零しながら祈る。
願わくば見つかってくれないかしら――と。少女は真面目であるが故に仕事をあきらめるのが苦手なのだ。
そうして一頻り、朽ち果てた神の似姿に頭を垂れ、やがて顔をあげると、何やらちらつく瞬きが見える。
気づけば祭壇の上に安置されているのは不思議な色合いの宝石――これが依頼されていたものだろうか。
話に聞いた内容とは少し違う気もするが、そこは紛失した貴婦人に確認するべきこと。
もしも違ったならばここに戻しにくればいい――そんな考えを持ちながら歩み寄ると、そっと宝石に手を伸ばそうとする。
■アイディール > まるで最初からそこにあったかのように祭壇に置かれた石。
無造作に、けれども見逃すことがないように在るそれ。
件の貴婦人がなくしたものか、どうか―――。
ただ、蒼、青、碧、藍――と色を変えていくそれ。
まるで少女の瞳に吸い込まれるような色合い。
そして何より、彼女自身の手に収まるように誂えたようなそれ。
手を伸ばせば、なんの抵抗もなくその手に収まるだろう。
――少し、暖かいような感触。
滑らかな表面は少女の手指に不思議なくらいに馴染むだろう。
中の光は茫洋と柔らかく、柔らかく彼女に囁きかけるように煌めいて。
■ミュゼ > 誂えは古来より此処に存在したかの様に、その瞬きは見る者を惹きつける様に。
さりげなくその存在を誇示する宝石は、依頼の品に合致するが故に少女の興味を捕らえて離さない。
吸い込まれるような色合いは、ただじっと見つめて居たくなる。意識を引きずられる、と言う感覚が言い得て妙か。
「え、と……これ、なんだか不思議な石、だけど――」
ぽつりと零す独り言。石の表面は暖かく、指を滑らせれば肌を喜ばせる滑々とした手触り。
中の光も穏やかに移り変わり、次第に少女の意識は石の瞬きに向けられて、目を逸らせなくなって。
いつの間にか、ぺたん、と祭壇の前に崩れ落ちてしまうと、手の中の石を見つめながら蹲る。
その様相は、偶然にも神へ祈りを捧げる娘の様なものだった。
■アイディール > あるいは、そうなのかも知れない。
貴婦人が手に入れ、夜毎の慰めに――異常な快楽に耽るのに使っていたのかも知れない。
けれど、そんなことは魔石にとっては、極めて些細なことなのだろう。
今、少女の掌に置かれている。それだけが重要で、それだけが意味のあること。
――石は何も語らない。
蹲ってしまう彼女の手の中で煌めきを増していくようで。
その輝きに魅せられてしまっている間に気付くかどうか。
音もなく――二人の、石と少女の姿が薄くなっていく。
石を持つ手指が透けて、薄くなって――それが手首から上半身に広がり、下半身へと。
まるでその存在が幻であるかのように透明度を増していく。
彼女が石を手放さない限り、そのまま――そこから姿は消えて。
■ミュゼ > 眩暈の様な酩酊、理性が揺れる感覚。
溶けていく、と言うのはこういう物なのだろうか。
教会の中、瞬きを見つめる間に少女の存在が希薄化していく。
手指が、上半身が、下半身が、徐々にこの世のものではなくなって。
「あ、れ……ボク、きえ、て……?」
やがて少女の存在は一度、この世界から消え去った。髪の一本すらも残さず。
再びこの世界に戻る時、どれだけ少女の存在が変質しているかは、一夜の夢の結末次第だ――。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミュゼさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアイディールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/闇市」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > 貧民地区の一角にある闇市。
盗品から正規品まで様々なものを扱う露店の並ぶ場所。
そんな場所の中ほどに首輪や薬品、武器や防具の様なものまでなんでも並べているような露店が一つ。
「それとそれはお勧めだよ。あ、買ってくれるんだ。
それならサービスするよ、毎度ありー」
店番と思われる少年は時折にやってくる客に対応をして、されば手にした本に視線を落としたりと繰り返す。
本は表紙がなく何かまでは分からず…そんな本を読み次の客が来るのを待つ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/闇市」からクロイツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > 遅めのアルバイトを終えての帰路。
大抵は何かの問題が起きる事の多い貧民地区だけに、そういった騒ぎを期待するのも楽しみの一つ。
大通りから路地裏へと進めば強盗などに襲われる悲鳴を聞くこと多い。
「んー、今日も変わらないね」
路地裏を歩いて進み、ふと用のない路地を覗けば運の悪い旅行者風の人影が襲われているのが見える。
あの人も運がないなと思いながら慣れた路地裏を歩いて、次の大きな通りに抜ける角を曲がり…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエシル・アルトワーズさんが現れました。
■エシル・アルトワーズ > 散策がてら歩いてみれば、事件の匂い。
路地裏の方だろうか、悲鳴の主は男のようだ。
気にしない振りもよかったのだろうが、生憎助けを求める声とあらば聞き捨てるのも後味悪く。
路地裏から出てくる人物とすれ違い。
「――おい、そこまでにしとけ」
今正に“料理”される寸前の、旅人のような格好の男と。
それを取り囲うごろつきが数人。
『なんだァてめぇ、邪魔するってぇのか?』
『ぺったんこだが・・・へへっ、よく見れば上玉じゃねぇか』
『こいつの代わりに俺たちと遊んでくれるのかなぁ?』
口々に言いたい放題の男衆。その数、6人。
手にはナイフや鉈、鎖など思い思いの得物を持ち、こちらへにじり寄る。
■クロイツ > 路地を抜けるタイミングで入っていった人影。
この辺りで見ない冒険者風な姿に騒動が見られるかもと路地に舞い戻り後を追いかける。
先ほどに旅行者が襲われていた付近にまで戻れば、どうやらすれ違った人影は襲われている人を助けに来たのだと分かれば笑みを見せ。
どちらの邪魔にもならないように路地を覗き込み、6人のゴロツキが新たな獲物である人影、少女に襲い掛かろうとしている様子が見える。
「へぇ…わざわざ助けに来たんだ…どうなるかな」
見た感じは6対1、普通に考えればゴロツキが勝つだろうが、少女の強さも気になる。
丁度求めた騒動だけにこの結果は気になり、不器用に気配を隠して成り行きを見守って。
■エシル・アルトワーズ > 「ハ、群れなきゃ喚くこともできない雑魚共が。
――ここのところ気が立ってたんだ、付き合ってもらうぜ」
外見に似つかわぬ粗野な口上の後。バチ、バチ、と挑戦者の体が電気を帯びる。
次の瞬間、小柄な人影の姿が消え――敵衆の最奥、余裕から恐怖へと顔色を変えた大男の眼前へと躍り出て。
「まずはひとつ――」
ごり、と鈍い音を立てて飛来する膝が男の顔面に正面からめり込む。
怒声を上げる者、何が起こったのか分からず呆然とする者、明らかに怯える者。他者多様な群衆を一瞥し。
獲物を見つけた猛獣のように笑う。
「抵抗しねぇと全員伸しちまうぜぇ!」
――数分後。
死屍累々の絵図の中、最後の一人を転がして不満げに鼻を鳴らす。
「チっ、骨のねぇ。これだから弱いもんいじめする奴は――あん?」
立ち去ろうと振り向いた視線の先、こちらを観察する人影に気付く。
――襲われた男は、目の前で行われた“狩り”を前に意識を手放していたようだ。
■クロイツ > ゴロツキとは言えこの辺りで捕まらずにいるという事はそれなりの腕前の持ち主たち。
果たしてそんな連中とどう戦うのかと好奇心を隠さずに観察するように見学。
少女の体が電気を帯び、消えたような速度で動き一人目を倒す姿には流石に目を丸くし。
一人目があっさりと倒された事に動揺したか、それともリーダーだったのか、ほんの数分で6人とも倒される光景。
見た目以上に戦いなれた腕前の持ち主だと分かり。
見世物とするなら詰まらないが興味を持つには十分な素材を見つめて笑みを浮かべ。
「や、キミって強いね。そいつらってこの辺りじゃそれなりな腕前なのにあっという間だったね」
見つかりはしても態度は変わらずに笑みを浮かべたまま。
気絶してしまった襲われていた男など気にせずに少女へと歩み寄っていく。
■エシル・アルトワーズ > 「そんなもんか?の割には弱っちかったけどな」
気安い態度で近寄る男を特に警戒するでもなく。
与えられた情報に短く返す。
細身の体躯に流れる炎のような赤髪。
普段見かけない出で立ちの男に忠告を投げる。
「あんたもあんまりこの辺うろつかない方がいいぜ、こんなんでも不意をつかれりゃ面倒だろうよ」
投げ遣りな口調に反し、視線は何故か男を捉え続ける。
■クロイツ > 「少なくとも捕まらないぐらいには強いよ。
冒険者相手にもそれなりに戦える連中だったんだけどね」
軽い口調で少女に話しかけながら、警戒されないままに歩み寄り。
告げた内容に簡単に返され、今倒されたゴロツキなど本当に大した事がないと思っているのがよくわかり。
「そうは言ってもこの辺り…より平民地区よりだけど住んでるからさ。
近寄らないと生活できないからね。この連中は俺は襲ってこないから大丈夫なんだよね」
忠告のような投げやりな言葉、視線を外さずに告げる少女からほんの数歩手前で足を止め。
何やら懐かしい感じのすることに少女を上から下まで見てニマリと笑い。
「キミってもしかして魔王と何か因縁あったりする?懐かしい魔力をかじるんだよね」
そこから、と少女の下腹部を指さしその感覚を感じる場所に干渉するように魔力を飛ばす。
意志力が強ければ抵抗でき、普通の人間であるならば一気に発情するほどに呪いに干渉をして。
■エシル・アルトワーズ > 「ふゥん。顔が利くのか、それとも実権でも握ってるのかねェ」
男の発言にさして興味の無さ気に返答し。
直後、男の指摘に振り向いた――先ほどの剣気とは比べ物にならない、殺気を纏わせた鬼のような形相で。
「おい、お前今何て言った――っ!!」
瞬間、電流が走るような衝撃。もとい快楽が彼女の股間を中心に波のように広がる。
思わず数歩後退し。
下卑た笑みを浮かべる男を睨みつける。
「テメェ、“あいつ”の筋か――うくっ、畜生、こんなところで・・・!!」
視線を合わせるだけでも全身を焦がしそうな熱がその身を炙る。
普通のものであれば一発で気が触れるかしそうな情欲を、信念と怒りで抑えつける。
「上等だ・・・俺の目の前に出てきたこと、後悔させてやる・・・!」
熱っぽい瞳、薄らと上気した肌。艶を含んだ荒い息のまま彼女は魔力を練り上げ、雷が周囲に走る。
針の上のような危うげな均衡。少し揺すればたやすく崩れそうだ。
されどその魔力ならば次に放たれる雷撃は勇者の名に恥じない威力を伴うだろう。
■クロイツ > 「ご近所さんだからね。流石に俺は実権は持ってないよ」
興味がない、そんな様子だった少女が振り返り。
ゴロツキ相手とは違う殺気と鬼のような表情を見ても変わらない笑顔。
荒い言葉の問いかけを気にも止めず、魔力の感じから身内の彼だろうとその呪いに干渉。
数歩後退する姿にうまく干渉できたと分かれば笑みも深くなり。
「はっきりとは言い切れないけど多分兄かな?まさかこんな所であいつを追い込んだ勇者に会えるなんて思わなかったよ」
視線が合えばそこからも魔力を送り込み発情の熱を燃え上がらせ。
常人ならとっくに駄目になっているような情欲を耐える姿に、魔王を追い込んだだけはあると感心して。
「はは、俺としてはラッキーだよ。だって…キミならいい子をたくさん産めそうだしね」
発情しているとみて判るほどに瞳を熱っぽくし、肌も上気、荒く吐かれる息には艶が混じっている。
それでも魔力を練り上げ周囲に雷を走らせる意志力の強さ。
屈服させて飼い、可愛がり何人も子供を産ませたいという欲望をにじませる姿。
練り上げられた魔力からの雷、それを受ければ自分でも重傷を負うほどの威力はあるだろう。
だが、それを放たせる義理はなく。合わせた視線から更に高濃度な魔力を流し込み、抑えつける情欲の一線を砕いてしまい、練り上げた魔力を拡散させようとするだろう。
■エシル・アルトワーズ > 「調子こきやがって・・・それがテメェの遺言か・・・、!?」
雷撃を放つその直前。
どくん、と心臓が跳ねる。
思考が白に染まる。
明滅する視界。
霧散する意志。
「は――ぁ、んんぅ・・・くぁ・・・っ!」
直前で打ちどめられた魔法は行き場を失い激しい閃光とともに辺りを駆け抜けなぎ倒す。
雷の檻のようなその空間の中、悠然と見下ろす魔王の血兄。
燃え盛る熱情に表情を歪める挑戦者。
甘い疼きが全身を駆け巡り、まともに思考が回るはずもなく。
何かに耐えるようにぎゅ、と己の身体をきつく抱きしめる。
「くそ・・・ぁ、あつ・・・い・・・からだ、が・・・くっ・・・」
必死に疼きを堪え、それでも睨み上げる。
しかしてその吐息は隠し切れない焦燥に焦がれ浅い呼吸を繰り返し。
その瞳は熱く潤みを増し、まるで本人の意思など知ったことかとばかりにその先を求める。
■クロイツ > 「残念……遺言じゃないんだよね」
激しい閃光があたりを駆け抜けなぎ倒していく。
普段から騒ぎの多い貧民地区でもここまでのことはそうはなく、おそらくは周囲の住人は我先に逃げているだろう。
直撃さえ受けなければ雷の荒れ狂う空間でも余裕を崩さずに少女を見下ろし。
雷の嵐が収まり、そこには自らの体を抱きしめる少女と、それを楽し気に見る己だけ。
「へぇ、まだ耐えるんだ…。流石だね、少し舐めてたよ」
まだ耐えるようにして睨みつけるだけの意思を見せる姿に口笛を一度吹き。
だが浅い呼吸を繰り返す様子に限界も近いのは見てとれる。
もはやどう抵抗されようと抑えつけることが出来るとみると、空いた距離を一気に詰めるように進み少女の顎を掴み。
「チェックだね。さ、快楽に溺れて子供を孕もうか。
自分で脱ぎなよ、そうじゃないと…そうだね。その快楽を更に強くして狂わせてあげるよ」
熱く潤みを増す瞳を真っすぐに覗き込み、そうするのが当たり前というように命令を下して。
■エシル・アルトワーズ > 「畜生、この・・・変態が・・・ああっ!」
掴まれた顎が震える。触れられた、指が食い込む皮膚が熱い。
普段であれば殴りかかっているであろう無礼な命令も情欲の熱に魘される身には甘い毒のようで。
悪態をつこうと口を開けば直後子宮に直接響くような熱の無い快楽。
支える腕にすら力が入らず、ぺたんと這うように崩れる。
震える指が迷うように宙を泳ぎ――マントの、止め紐を摘む。
ぱさり、と音を立てて滑り落ちる外套。
屈辱に歯を食いしばり、言うことを聞かない身体を恨むように目を瞑りながら自分の指で自分を剥く。
鎧を失い、衣服を剥ぎ。
半裸の女は羞恥に顔を伏せる。
■クロイツ > 「これでも、あいつよりは紳士だと思うけど?」
震える顎に揺れた指に力を僅かに込めて擦り付け。
こうして羞恥心を煽る命令を下し、少女の悪態も呪いからの快楽に消えてしまえば笑みも深くなり。
崩れた女を見下ろして命令通りに動くならよし、しないなら破ってしまうかと少女の行動を見つめ、やがて指が動き落ちる外套。
それを皮切りに命令通りに脱いでいく姿は見ていて気持ちがいいもの。
鎧を、衣服を脱いでいき、半裸となった姿になれば一つ頷き。
「こんな場所で申し訳ないと思うけどさ。そこは諦めてよね」
顔を伏せる少女に視線を合わせるように身を屈めて耳元で囁き。
唾液を塗りたくるように耳を舐め上げて地面に押し倒し。
薄い胸をくすぐるように撫でまわし、下体もインナーの上から遠慮なしに秘芽、秘所を弄る様に手を動かしていく。
■エシル・アルトワーズ > 「ちょっ、ここでか――うわっ」
まだ中天の中、薄汚れた路地裏で押し倒され困惑と驚きが混じる。
耳を舐められれば抵抗する力も消えうせ、なおも起こそうと踏ん張る上体が横たわる。
「ぁ・・・く、この・・・やめ、くぅ・・・!」
本心と裏腹に。
胸を滑る掌にはささやかな、しかし芯とした硬さの突起が引っかかり。
恥部を遊ぶ指には下着越しにも拘らず温かなぬめりが纏わりつく。
「は、あ、くそっ、はぁ、はな・・・せぁ・・・ぐ・・・っふ、ぁ・・・!」
手を足をもがかせ抵抗を試みるが、力の入らない肢体では馬乗りになった男を振り払うことなど叶うはずも無い。
■クロイツ > 「少なくともさ、その抵抗心がなくなるまではね?
油断して最後に噛みつかれたら溜まらないしね」
困惑と驚きを見せる少女にはっきりとそう告げて。
今の状態でねぐらに連れ帰り、万が一にでも暴れられて奴隷や産ませた子供に害があっても困るだけに。
耳をなぶるように舐め続け抵抗がなくなれば感触を味わうように食み、踏ん張ろうとする上体を押し倒してしまって。
「やめろって?本当に……?」
少女の言葉に意地悪い笑みと共に問いかけ、掌に引っかかる硬い突起を指で摘まみ転がし。
下着越しでも纏わりつく滑り気に簡単に下着を破り捨て、直接に指で秘芽や秘所、その中と刺激に強弱をつけて弄りまわし。
「はは、離すのはもう少し後かな」
もがき抵抗する姿を楽しげに見おろし、馬乗りになったまま好き勝手に少女の体をくすぐる様にから快楽を刻み込み呪いの効果をより引き出す様に魔力を流し込み、孕ませる準備を整えていく。