2018/05/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にジェルヴェさんが現れました。
■ジェルヴェ > (夜が更けるにつれ活気付く露店通り。花街が近いせいか、行き交う人々も眺める限り客と娼婦らしき風体だ。
酒を楽しんだ後の締めくくりや小腹を満たすため。たとえ夜中であろうと、案外利用客は多いのだろう。
この付近はそう言った客を相手に、持ち帰り用の軽食を扱う屋台が集まっている。)
「………いや、俺も仕事中だよ?」
(その屋台のひとつ。看板横にしゃがみ込んで紙の束を握り締めた男の姿が、ちろちろ燃える薄汚れたランプの火の下に照らされていた。
冷たい視線をつむじに感じる。寄り添った看板名の、屋台の店主からのものだ。
冷やかし行為を酷く疎まれているようだが、目もくれずに伸ばした手の先にある紙束を見詰め、自己弁護した。
そう。この男もまた勤務中である。少し離れた場所に建つ、今なお絶賛営業中の、酒場の店主なのだから。)
■ジェルヴェ > (指に挟んだ用紙の一枚目。ミミズがのた打ち回っているような文字が安ランプに浮かび上がる。
『照り焼き肉』
遠い目をして親指で紙を擦り、二枚目を捲った。筆跡は異なるが、悪筆なことに変わりはない。
『照り焼きの肉』
――仲良しか。思わず口から出そうになったが、顔を顰めるだけに留めて、くたりと項垂れた。
店に食材が無かった。
そんな日もある。なぜならうちは酒場であって、飯屋ではない。つまみの乾物やチーズがあれば事足りる筈なのだ。
しかしお客様は贅沢で、我侭だった。
料理の注文を受けて材料がないと言ったら、たった一人の店員を露店通りまで使い走りにさせるくらいには。)
■ジェルヴェ > (そのお客様からの買い出しリストが、男を項垂れさせたこの紙の束である。
一人が言い出したらじゃあ俺も、次々に上がる声と手。
最終的に今店へ訪れている人数分のリクエストを渡された時の光景が、今なお鮮明に脳裏へ蘇ってきた。
――たった十数分前の出来事だが。
深々と吐き出した溜息に、地面の塵がはらりと舞った。
気を取り直し、メモに顔を向けなおす。照り焼き肉。探せば多分あるだろう。二人分の注文が一ヶ所で済むのはありがたい。
もういっそ、全員照り焼き肉を所望していてはくれないだろうか。淡い期待を胸に抱き、三枚目の紙を捲った。
角張った大きな字でこう記されている。『アンチョバピザ』)
「んん…、惜しい」
■ジェルヴェ > (はつらつとした誤字に瞑目し唸る男。どう表していいか分らない感情を持て余し、眉間に深く深く皺を寄せた。
まず、アンチョビなら多分店にもある。パンを一斤くれてやるから乗せて食えと、文句をぶつける先がないのが口惜しい。
険しい顔付きで続けて四枚目、更にその次とバラバラ紙を捲って、最後のメモまで流し読みした内容は概ね次の通りだった。
『ソーセージ盛り合わせ』『甘いもの』『パイの中にビーフシチュー入ってるやつ』『女』『愛』『翼』)
「………なあオッサン、ここ店員募集してたりしない?」
(握りつぶしたメモ用紙。固めた拳の中に丸め込み、虚ろな無表情で見上げた屋台の店主は、男の問いかけに対しゆっくりと毛のない頭を左右へ振った。
深夜の露店通り。とある娼婦が、両手に大荷物を持って大股に道を歩く男の姿を見たとか、見ないとか。)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からジェルヴェさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシュルさんが現れました。
■シュル > 無名遺跡を抜けてマグメールを通り、何のあても無く歩き続けた所で
徐々に人が多くなっているのを感じるとヒールのつま先を見る目線を上げる。
「人の多い場所に来た」
今まで来た場所よりも建物は多いが寂れている町の通りに立っているのは
真っ白な髪と肌をさせた、なによりも場違いな姿をした女。
通りにはわずかに往来があり、通行人が何事かと二度見している。
黒いボンテージのような意匠の黒い服に身を包んだまま、物珍しそうに
キョロキョロと辺りを見回していた
■シュル > 娯楽施設、娼館の周囲であればさほど珍しくないが
扇情的な黒い服を着た女は、僅かに通りかかる人間の視線に全く意を介する事も無く
ただ人通りの少ないその場所に立ち尽くしたまま、人の往来を見ている
隠れるように速足で歩いている人もいれば、警備に何か渡している姿も
確認できる。たまに目が合う事もあるが、女は首をかしげるばかりなので
すぐに無視して人は通り過ぎていく
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 依頼も終わり、帰り道。人通りの少ないこの通りはよく通る道の一つ。
人も少なく見せのようなものもほとんどない。
夜鷹のたぐいが客引きをしているくらいだ。
自分は特に興味をもつわけでもなく、食事をどうするかなど考えていた。
だがその目の端、いつもの道端に見慣れない人影。
いや、少し前に見たか。
「あー……」
あの格好、忘れるはずもない。
街まで来たのか。あの格好で。
■シュル > 女はすぐに気づいたのか、何だかふと頭部にアホ毛が立ったような気がした。
ぴょんと肩を上げるとすぐに振り返り、きょとんとした顏で少年を見ていた
「あ、ブレイド…だ?」
ついこの前聞いた名前を口にすると、音が小さい静かな挙動で
背の高いスタイルの良い女が近づく
「こんばんは」
■ブレイド > むこうもすぐに気づいたようで
こちらをみている。むこうも自分のことを覚えていたようだ。
「おう、シュル…だったか?街まで来たのか?」
こんなところで立ってたらいろいろと勘違いされるのでは。
持ち前の無邪気さもあってか…いや、稀有な服装やらもあってか
無事というかなんというか、だったようだ。
「おう、こんばんはっつか…こんなとこで何してんだ?」
何してるも何もなさそうだが。
そもそも住む場所だって怪しいのに。
■シュル > 「シュルだよ!街まできたよ!」
元気に返事した、相変わらず屈託のない笑顔で笑いかける。
白く彫刻の様に滑らかな肌で構成される肢体がしなやかに動く。
「なにもしてない!!!!」
ハッキリと言い放った。最初に会った時と同じ。特に何をする事も無く
人の往来と自分にとって見慣れていない町の様子を眺めているだけだった
昨日は月と自然が珍しかったのと同じである。
■ブレイド > よく一人で来れたものだ。
自分の後をつけてきたというわけでもあるまい。
「おう、偉いな。一人できたのか?」
思わずこちらも微笑み返す。
やはりこう、なんか子供と喋っているようで
えらいえらいと手を伸ばしかけて、相手の背の高さを改めてみてから引っ込める。
「そうか。このへんはあぶねーぞ?
てか、住むところとかあるのか?
野宿でも問題ねーとは思うけどさ…」
彫刻のような肢体と整った顔。
扇情的な衣装も含めて、ここまで無事だったことが割と奇跡的だ。
■シュル > 「……………」
少年を静かに見ていたが、伸ばした手が引いていく所で
黒い眼の中心に白い瞳が浮かぶ、日蝕の円環に似た瞳だった。
女はぐっと色っぽく腰をかがめると、少年の手を持ち自らの頭に乗せた。
そして、犬か何かの様にすり寄せる。
「住むところはないよ、でも今の所、なにも困ってない」
行動としては純粋だが、屈めている下半身は
ぐっと尻を突き出す形になっている
■ブレイド > 「…あ、目そうなってんのか」
注視していたシュルの顔、その瞳。
人ならざるものではあるが、何となく可愛らしさを感じる。
身をかがめて頭を擦り寄せる彼女。
本当に無邪気というかなんというか…
「あ、えっと、よしよし」
サラサラと白い髪の手触りを感じつつ頭を撫でる。
「そうか腹とか減らねーのか?
まー、不便がねーならいいけどよ」
童女のようだがその体でその衣装で
その行動はさすがにこちらも意識してしまう。
尻肉とか胸元とか。
■シュル > 「わーーーー」
指からすり抜ける様なキメの細かい白い髪が揺れながら
本当に少女のように純粋に喜んでいる。
大人に褒められている子供と似ている、はずむように嬉しそうな
表情で撫でる手をすり寄せているが
その時によじらせる身体は間違いなく官能的で、膝をつく腕が動くと
僅かに柔らかな乳房がひしゃげる
「おなかはすかない、喉は乾くけど…あと精気、魔力に使う奴」
根本的な活動には水のみで動く事が出来るようだった
■ブレイド > 「撫でられるの好きなのか?
なんか、こう…複雑だけど」
はたから見れば、明らかに彼女のほうが年上の女性。
官能的な身体、喜びとともに擦り寄せてくるたびに
弾むような乳房が形を変えていて
本当に視覚的によろしくない。
「水だけでいいのか。あと…精気…
精気…精気かー。まぁ、精気っつーと…あれか?」
なるほど、それを摂取するにはあまりに適した身体だと感心する。
しばらくすれば、それにも困らなくなるだろう。
別のものかもしれないが。
■シュル > 「好きだよー、敵意が無いってことだから」
敵味方の判別を中心に感情が左右されるようであった。
根本となる思考は王国で運用される魔導機械に似ている。
「アレ?…」
濁す理由が良く分からなかったようで彼女は、静かに屈むのを止め
スラリと立ち上がると、回すように腰をくねらせ
指先からゆっくりと自分の下腹部を撫でる。
「ココから、入れられる」
そんな事少年にも分かっているだろう。
ただ、自然とその動きは淫靡で、下腹部を撫でる時の表情は
何処か蠱惑的に見えた
■ブレイド > 「敵意か。まぁ、無駄に向ける必要はねーしな
シュルも別に変なことしたりしねーだろうし」
だが、彼女が立ち上がれば
官能的とも言える立ち姿。そこから誘うような
明らかに男を誘うように、下腹部を撫でるその指すらも扇情的。
「あ、おう…わかってる
今は足りてんのか?」
思わずマントで自分の体を隠す。
というか、勃ってしまった。
だがそれも仕方あるまい。
■シュル > 「攻撃してこないから、ボクもブレイドにはしない」
下腹部を撫でる指はゆっくりと乳房の方に上っていき、むにゅと柔らかい
動きを見せながら指が通り、自分の喉元を撫でた。
「足りてる、いっぱいじゃないけど」
マントで身体を隠す少年の様子に首を傾げつつ
ぎゅっとその場で肢体を折り曲げ、しゃがみ込み
上目遣いで少年を見つめる。
■ブレイド > 「そりゃいいけど…
おまえはその…いちいちこう…
いや、いいけどさ!」
シュルの動き、指を追ってしまう視線。
柔らかな乳房をなぞり、喉元まで。
他意はないのだろうが、意識してしまう。
「そっか、そりゃよかった…って、な、なんだよ」
自分より体勢を低くし上目遣いで見つめるシュル。
顔を真赤にして見つめ返すも、同様が口に出てしまう。
なんというか…そんな格好をされてしまったら、完全に大きくなってしまう。
■シュル > 「…………」
何だか子犬のようにこまやかな仕草で少年を見上げている
かしげる首はそのまま変わる事が無い
「こういう仕草はイリシッド達がそうするようにって…」
「わざとじゃなくて…これがボクの普通なんだけど…」
見下ろしても全体が見えるようになった彼女の腰がクイと曲がると
食い込んでいる布が尻に食い込む
「ボクを見てすぐ【入れてこない】人は、初めて見た」
少年が想像する心配の前に既に何度かは
種族がどのような物も知れないが身体を重ねたのを伺わせる
■ブレイド > 「いや、普通ならいいけどよ
まぁ、その…なんつーか……」
見上げる彼女を再び撫でる。
今度はどちらかといえば、自分の気を落ち着かせるため。
逆効果かもしれないが…。
尻もだが、背中までもが性的。
そういうふう造られたのだろうが…。
「挿れるって…ばかやろー、お前
お前だってあんだろ。その、好みとかしたいこととか…
無理やりすんのはオレは嫌なんだよ」
顔は真っ赤だし下半身は滾っているのでカッコもつかないが。
そりゃこんな格好でこんな仕草をしていれば肌を重ねたくなるのも自然だろう。
誰だってそうなる。
■シュル > 「すごい、知らない考え方だ」
彼女は純粋に感心したようだった。
ぱっと晴れるように笑うと、彼女は手を伸ばし
しゃがみ込んだまま少年の下半身を抱きしめる
「気遣いって、言葉は聞いてたけど始めて見た。」
貧民街での様子は通りがかるだけでも、恐らく彼女が過去に見ていた光景に
近い物だったのかもしれない。
■ブレイド > 「すごい、っておまえ…なぁっ!?」
抱きしめてくるとは思わなかった。
避けることも腰を引くこともできなかったため
彼女にあたってしまうだろう。
固くなった性器が。
「始めてみたってお前…気は使ってっけど
それなりに我慢はしてんだよ!ったく…」
男を誘う挙動に体、そこに無邪気さをもつ彼女。
反応しないわけもなく、それでも子供のようなシュル。
面倒を見たくなるような。だが、やはり男として我慢はしているわけで。
■シュル > ぐっと背中をしならせると下から撫でるように乳房が当たり
膝がぶつかってしまうので蹲踞座りのように足を開いた。
切れ長だった目は少し幼く丸みを持つようになると、本当に小動物のような
様相を醸し出している。
「我慢してるの?…ブレイドがイヤなら、止めた方がいい?」
またこくりと首をかしげながらも、クネっと曲がる背中、そして生尻の乗る
ニーハイに包まれた太もも、というように
コレが自然である為、彼女自身でもその振舞を止める事はない
■ブレイド > 「イヤとかじゃなくて……
むしろシュルが、したいんじゃなきゃ
オレだけしたくなってもしかたねーってだけで…」
まずい、よくない。
当たる乳房もだが、格好も良くない。
触れてるだけで、視覚だけで、理性を蒸発させてくる。
乳房が触れるほどに密着している、それだけで射精してしまいそうな程に脈打っている。
「つか、このままだとマジでやばいっつーか…
出ちまうから…!」
出そうにはなるが、彼女に襲いかかることはしない。
がんばれ、理性。
■シュル > 「っんーーーーーーーーー」
自分の意見を待っているとは気づかなかったようだった。
直接ではないが、熱気を感じるとちょっと危ないようで
それに気づいたのか、少しだけ離れて再び見上げる形を取る。
蹲踞座りで、離れた事で開いた両手は地面につき背中をしならせる
股間を覆っている布がきゅっと食い込むと性器以外、鼠径部が殆ど
丸見えの状態になる
「…出そうなの?出そうだったら…口で受け止めてもいい?」
純粋そうに見上げたまま、ぬるりと口を開くと滑らかな舌が口の中の下あごを
ゆっくりと舐める仕草を取る
「こうなっってるのは、ボクのせいだし」
■ブレイド > 「口って…おまえ、うぐ……」
流石にこれ以上我慢するのは無理というか
鼠径部、乳房、口腔、舌
どれもが性的なのに、言葉や表情は無邪気なまま。
そして仕草は男を煽るような。
「いいけど…その…あー、こっちこい」
流石に道端ではまずい。
すこし物陰に。薄暗い人目のつかないところで
男性器を晒す。
むしろ口だけで我慢できるだろうか…。
■シュル > 導かれるままに物陰についていくと、再びしゃがみ込み
晒される性器に、先ほどの何も性的な感情がなかったような子供じみた挙動から
想像も付かないような熱い吐息が吹きかけられる
「っぁ…」
熱い吐息から漏れる声が静かで、感じている女のようだったが
外みの表情は変わらない。滑らかな舌がゆっくりと先端に巻き付くように
ねっとりと舐められる。背中はしなやかにくねり、上気した身体から甘い香りがする
下半身をいやらしく強調する鼠径部のラインがくっきりと映り
揺れ動く腰に合わせて白く丸い生尻がニーハイに包まれる太ももの上でもちもちを揺れる
「んんぅっ…んんっ」
■ブレイド > 「えぅ…あ…くぅぅっ!」
自分のものを見せてから、少し様子がおかしいというか
まるで外見の通り、色事をこのむ女性のように吐息を漏らしている。
熱いそれだけで、ビクリと体を震わせて、舌が触れればゾクリと腰が震えてしまう。
「んぅっ!く、はぁ…やば……もうっ!」
驚くほどに早く訪れる射精感。
先程からの視覚や刺激もあってのことだが、背徳感や今見せられているギャップ。
シュル自身の舌の動き…彫刻のような美しくも艶めかしい身体が揺れる。
肉厚な尻が、胸元が、強調された鼠径部が…漂う香りすらも。
触覚、視覚、聴覚、嗅覚…五感のうちの四つ。
それら全てで興奮を掻き立ててくるのだから、我慢などできるはずもない。
「んくっ!!うううっ!!」
シュルの口腔、白く汚すように多量に精を吐き出す。
■シュル > 「んむっ…んーーーっ」
口の中に熱い液体が流れ込むのを感じると性器全体を咥え込み
繊細に動く舌が器用に全て受け止め、舐めとる。
「っはぁ……はぁ、はぁ…はぁ…」
吐き出された精を飲み込むと熱い吐息を再び大きく吐きながら
上気して、桃色に染まる呆けた顔を少年に向ける
そして精気の表面に残るぬめりを再び舌が器用に舐めとると
離れ、うっとりと少年を見上げていた
「おちついた?」
また少女のような純粋な挙動で、そう問いかけた
■ブレイド > 「は、ぁぁ……」
とくんとくんと、シュルの口内で脈打たせ
舌がうごめくと気が抜けたような声が出てしまう。
気持ちよくて腰が抜けそうだ。
「は、う…ああ、えと…大丈夫、か?」
少し息を荒くしているシュルの頭を撫でてねぎらう。
口だけでこうなのだから、身体を重ねてしまったらどうなるのか。
見上げる少女のような女性は蕩けたような表情。
「…あ、お…おう…ありがとな」
シュルを撫で続けながらそうこたえるも
まだ萎えていない。
■シュル > 大分こらえるのもしんどかったようなので
察してすぐに立ち上がりまた明るい笑顔で笑いかけた。
「ボクは大丈夫だよ、ブレイドが良かったなら良かった」
撫でられた感覚を噛み締めているのか、両手を自分の頭に起きながら
無邪気にそう答えた。こうした動きをしていると先ほどの振舞は想像しにくい
子供らしい仕草だった。
「ボクも余裕を持って使える魔力が貰えてうれしかったよ」
■ブレイド > 「うぐ…わりぃ、なんかこう…結局」
結局口だけとは言え、性処理させるところになってしまって
なんだかいたたまれない。
明るい笑顔に対してはちょっと苦笑い。
可愛らしい仕草が逆に意識させる。
先程の姿を。
こういう仕草に弱いあたり、自分も度し難いとは思うが。
萎えてないままの肉棒をしまおうとするもうまくいかない。
「や、オレも役に立てたならよかった…」
萎えるまでは深呼吸でもするか。
さすがに目の前の少女…シュルにこれ以上させるのも忍びない。
■シュル > 「いいんだよ、ボクがそういう動きしかしなかったから、ブレイドは悪くないよ」
ひょこひょこと動きながらまた傍に寄ると身体を縮こま背ながら
興奮している様子の少年の耳を手持ち無沙汰なのかつつきながら
ある程度少年が落ち着くのを待っている。
深呼吸している様子を見ると滑らかな手の動きが腰に回り
腰の身体に巻き付くベルトから何かを取り出した、それはナイフのようだった。
■ブレイド > 「むぅ…シュルだって悪くねーよ…ん?耳…んっ」
フード、取れていたのだろうか?
ミレー族の猫耳を突かれながら、小さく声を漏らす。
音に弱い自分、少女の声が心地よく響く。
そして、彼女がナイフを取り出す動きも、ややぼーっとした感じで見つめて
「んえ?あ、どうした…?」
なにに使うのか。彼女の今までの言動から害意から取り出したとは思えないが。
■シュル > 「この耳の人を何人か見た。」
そう言いながら手にしているナイフは、幾何学模様の意匠が施されている。
柄と刃が一体化している、鍔の無い真っ黒なナイフだった
黒曜石で出来ているようであったが、彼女が刃を持ち、少し傾けると
ナイフの刃は正面から見ると柄だけに見えるほど薄かった。
「あげる」
彼女はそっと黒曜石のナイフを差し出した
■ブレイド > 「ん、そっか…この街じゃ嫌われもんだけどな。
この耳も、尻尾も。シュルは知らーねーからいいけどさ」
彼女の前で隠す意味はないだろう。
彼女のとりだしたナイフは黒いナイフ。
黒曜石…だろうか?
差し出す彼女に首を傾げ
「え?なんで…ありがとよ」
少しキョトンとしてしまった。
差し出されたナイフを受け取る。
性器を勃たせたままなのでいささか間抜けになってしまっているが。
■シュル > 「そうなんだ、なんでもないのにね」
特に何が嫌なのかを理解できない彼女は不思議そうにそう呟いた。
「魔力に使えるものをくれたから、おかえしにあげる。装備を見たらうごきやすいものが
多かったから、刃物ならボクもよく使う、からね」
そう言うと豊かな彼女自身の乳房をゆっくりと指が撫でる。
「それと…もしまた、欲しかったら、言ってね」
月明りを背景に少し外見と相応の表情で微笑みかける。
「ボクはコレから海に行くから」
■ブレイド > 「そうじゃねーやつもいるんだよ。
だから、シュルも気をつけろよ?」
人ならざるものを嫌悪する連中は多い。
気のいい無邪気な彼女ですら、性欲のはけ口にしか思わないものもいるだろう。
「おう、ありがとな。つか、なんかわりぃな
もらっとくけどよ。その…あれくらいならいくらでもくれてやるっつーか」
その後に続く彼女の言葉はまるで見透かしていたかのように。
欲しかったら。ナイフ…のことではあるまい。
乳房を伝う指を見てコクリと喉を鳴らしてしまう。
「あ、お、おう…そうする。海に行くなら……気をつけろよ?」
彼女を見送るも、最後まで昂ぶらせていくのだから
勃ちっぱなしのそれを見下ろして。
「どうするかな…」
■シュル > 「ありがとう、でも…ボクはそういう風に作られたから平気」
少し照れくさそうに笑うと、見送りの言葉を聞き
そのまま夜風が強めに吹くと、幻のように彼女が消えて行った