2018/05/22 のログ
■リィン > 貧民地区の路地裏を歩く小さな影があった。
かつて救世姫として活動していた少女、リィンである。紆余曲折あり、今は救世姫を名乗っていない。
元々は王族であったものの、既にその王家は反逆の汚名を着せられて消滅した。故に、リィンは平民地区や貧民地区に入ることが多かった。
ここならば王城の目も届きづらいだろうからだ。
その服装は何やらかなり薄手で、首には首輪が巻かれている。見るものが見れば奴隷とも思えるだろう。
「……ボール? ひとりでに?」
路地を進んでいると、一つのボールが跳ねているのをリィンは見かけた。
実際には手毬というものだが、リィンはそれを知らない。
誰かが落としたものかとも思ったが、眺めていれば、それはひとりでに跳ねて、しかも高さが変わらないという不可解さを示す。
不用心ではあるが、元々あまり人を強く疑うことなどができぬ少女である。
この先は確か広場があった、などと思いつつ、手毬を追いかけていく。
■タマモ > 答えを言えば、その小さな広場には一人の少女が居た。
何をする訳でもない、何かを待つように佇んでいる。
その手毬は、その少女の居る場所へと向かうように跳ねていたのだ。
目的?言うまでも無い、暇潰しの相手を誘う為である。
…あれだ、たまには、そういう事をしてないと溜まるものが溜まる、そんな感じか。
「おっと、戻って来たか………ふむ、期待はしておらんかったが、一人、じゃろうか?」
ぴくん、と少女の耳が揺れた。
跳ねる手毬の音、その音で大体の距離が少女には分かる。
が、それに混じる、もう一つの足音。
軽い足音、子供だろうか?
だからと言って、今日は気分的に逃がしてやるつもりはない。
さて、どんな相手が引っ掛かったのか。
手毬は最後の曲がり角を、角度を付けて、こちらへと向かって跳ねた。
その曲がり角を曲がれば、こちらからも、相手からも、お互いの姿が見えるだろう。
■リィン > 明らかに不自然な動きを見せ、操られるように手毬は路地の奥へと跳ねていく。
誘われるようにして、少女は手毬についていき、小さな足音が響いていった。
手毬を操る者の意図など知らないまま、リィンは無防備な様子で手毬を追い、手毬が角で曲がれば同じように曲がり。
そこで、彼女と遭遇した。
「あ……タ、タマモ様」
角を曲がった先には、見知った顔がいた。
リィンが救世姫をやめる切欠となった少女である。
彼女はリィンの主人でもあった。タマモである。
そして、彼女の姿を見た瞬間、リィンの頬は紅潮し、びくんと体が跳ねた。
これまでタマモに躾けられ続けた結果、彼女を見ただけで発情してしまう。そんな体に成り果てていた。
毬を負うという子供らしい真似をした上、いきなりの邂逅であったため、リィンはいつも以上に恥ずかしそうにする。
■タマモ > しかし、あんな手毬を素直に付いて来るとは…
手毬に与えた力は、己の居る場所までただ跳ねて来るだけ、と言うもの。
実のところ、途中で叩かれたり、捕まえられたりしたら、それで終わだったりした。
まぁ、大事な遊び道具なので後で取り戻しには行ったが。
要するにあれだ、釣られた相手は無防備過ぎる、それだけは理解出来た。
もっとも、その相手が知り合いとは思ってもみなかったが。
「………あー…なるほどのぅ…」
あぁ、うん、そうだ、そんな性格の知り合い居たな…姿を現わした少女を見て、まずそう思った。
が、次に浮かぶ考えは…だが、暇潰しとしては十二分に楽しめる相手だろう、と言うもので。
視線を向けている間に起こる少女の変化、それに気付けば、くすりと笑う。
「久方振りじゃのぅ…メイシア?
その様子を見るからに、元気そうで何よりじゃ。
ちゃんとメイシアらしく、頑張っておるか?ん?」
と、そんな言葉を掛けながら、己の足元に転がり動きを止めた手毬を手に取った。
向けている視線を、少女にも分かり易く、上から下まで嘗め回すように動かしてみせながら。
■リィン > 「はぁ、は、ぁっ……」
タマモを見ただけで顔を赤くし、息を荒くする有り様である。
元はと言えば、この人を疑うようなことを知らない性格、生真面目な性格故にタマモと出会ったのであった。
リィンは、短いスカートを堪えるように手でギュッと押さえる。
「は、は、ひっ……お、お久しぶり、です。
ちゃ、ちゃんと……メイシアらしくはしていたつもり、です。
す、すみません。タマモ様のその、肉便姫なのに……」
メイシアというのはリィンの本名である。そして、タマモの奴隷の名でもある。
リィンは彼女に名の全て、そして素性の全てを告げている。今の王都でリィンの全てを知っているのはタマモぐらいだろう。
タマモがメイシアの体を上から下まで舐め回すようにみれば、メイシアは顔を赤くしつつ、スカートを抑えていた手をどける。
その視線を受けるだけで、びくんとまた体が震えて、ぷしゃ、と音が響いた。
太ももから粘ついた液体が垂れていく。愛液を噴き出したのだった。
メイシアの姿はかなり薄手の生地の衣服を纏い、そこからはこれまた薄手の下着が透けている。
タマモに与えられた衣服のままである。言うことは守っていた、ということだろう。
本当は隠したいはずだが、タマモの前ということでもありそれをこらえている。
■タマモ > 何度、そしてどれだけの事を、この少女に教え込んでやっただろうか?
それは相当なものだろうと、もし、今の少女を誰かが見れば思えるものだろう。
ふむ、と少女の答えに軽く頷いてみせる。
「ふふ…妾のだけの肉便姫で居るのは、妾と居る時で良い…そうじゃったろう?
まぁ、今は妾の前であるのだから、これで良いのじゃがな?
妾と共に居ない時は…ほれ、メイシアはどんな存在じゃったかのぅ?」
ゆっくりと、少女へと歩み寄る。問いは続けながら。
そうして、少女のすぐ側にまで寄れば、体を屈めて下から顔を覗き込むように見上げて。
真っ直ぐに見詰める瞳は、少女の瞳をしっかりと捉えている。
ついでに、隠さず見せ付けるようにしているだろう衣服の濡れた股間の部分、その少し上。
下腹部へと、ぴとりと指先を当て…くりくりと軽く円を描くように擽る。
…今はまだ、そこまでだ。
■リィン > タマモに見られ、言葉をかけられるだけで腰が抜けてしまいそうになる。
今でも力を入れていなければその場に座り込んでしまいそうだ。
タマモによってどれほどのことを教え込まれたか。タマモを見るだけでこのような有り様になるのだから相当なものである。
「ぁ、は、いっ。そ、そう、でした……タマモ様といるときは、タマモ様だけの、肉便姫、で。
い、いつでも使っていただいて、構いませんっ……。
ひ、ぁっ!? タマモ様といない時は、その……」
タマモの言葉にたどたどしく答えていく。
それは、今の状態が恥ずかしいというのも理由の一つだが、タマモを見るだけでこれまでされてきたことが脳裡に思い浮かび、体が反応してしまうからでもあった。
タマモがこちらに近づき、屈んで、こちらの顔を下から覗き込む。その瞳に見られれば、びくっと身を震わせる。メイシアも彼女から目を離せない。
下腹部に指先があたり、そこをくすぐられれば、メイシアの高い声が響く。
救世姫としての印、そしてタマモの奴隷としての淫紋が刻まれた箇所だ。
以前のようにまた、激しく使われたいという思いが溢れ出していく。だが、今は擽られるだけで。
「タマモ様といっしょにいない時、は救世姫で……い、いえ、み、皆の、誰でもの肉便姫、ですっ……」
■タマモ > じっと少女の瞳を見詰め続けながらの問い、その答えに、もう一度満足気に頷いてみせて。
「それは、あれじゃ…言うまでもない、当然の事じゃろう?
しかし、一つ違う事があるじゃろう?
いつでも使って構わない、ではない…違うか?」
一つ目、己の肉便姫である事。そこは理解すれば良い。
だが、次の言葉に、下腹部を擽っていた指先がぴたりと止まる。
己が使いたい時に使え、に近い意味合いの言葉に対しての否定。
それは、こう言っているようにも聞こえるだろう。
『素直に自分が使って欲しいのだと言え』と。
そして、後の言葉。
己と居ない時の少女は?その問いの答えに、すぅっと目が細められる。
「ちゃんと、皆の肉便姫として頑張っておったんじゃろうな?
あの日から、どれくらいの人間達を、どうやって救ってきたか…答えてみるのじゃ」
止めていた指先が、ゆっくりと下へと移動を始める。
本当にゆっくりと、少しずつ…濡れた部分へと近付けて。
■リィン > 「そ、それはっ……」
いつでも使って構わない。そう伝えた言葉が否定される。
下腹部をなぞっていた指が止まれば、びくっとメイシアは身を震わせる。全て見抜かれていた。
タマモとかつて約束したことである。しっかり自分の欲望を正直に示せと。それを破ったが故の指摘である。
「ご、ごめん、なさいっ……ほ、本当は、本当は私が、私がタマモ様に使って欲しいん、ですっ。
出会ったらいつでも、前みたいにおまんこもっ、ケ、ケツまんこ、もっ……犯して、いじめて欲しいんですっ……!!
タマモ様を見たときから、ず、ずっと、そればかり、考えていてっ……」
メイシアは顔を真っ赤にし、彼女に告げた。幼い少女が持つにはあまりに似合わない願いである。
タマモによる調教の結果であり、メイシアの抱えていた被虐性と欲望が引き出されたのである。
犯して欲しい、いじめてほしいと少女は素直な気持ちを述べる。
そして、後の言葉に対しての指摘にもぶるり、と身を震わせた。
「そ、それは……」
後ろめたそうな表情である。
指が濡れた部分へと徐々に近づき始めれば、自然と腰が前へと出る。
そして、メイシアは語り始めた。
「あ、あの日からはその、この辺を歩いて、男の人達の肉便器として扱われて、ました……えっと、人数は……」
中々明確な人数や、行為について語られることがない。
タマモの専用の肉便姫と呼ばれたときから、実のところタマモを求めて街を歩いている事が多かった。
だから、皆の肉便器としての仕事は殆どできていなかったのである。
「ご、ごめん、なさいっ……み、皆の肉便姫として使われるべきなのに、わ、私、タマモ様ばかり、探しててっ……」
目をつむり、真実を告白する。
■タマモ > ある程度の理解があれば、簡単に分かる事だった。
きっと一部は無意識に行っているのだろう、と言う事も。
だから、こうして突いてやれば、この様に正直に答える。
気付いているのを伝えた上で言い淀んだりすれば、少女の恐れるお仕置きが待っているからだ。
「理解出来たのならば良い、ならば、妾の前にいる今は…
メイシアは、どうしたら良いのじゃろうな?」
分かってはいるが、あえてそこから先は、はっきりと口にはしない。
少女自身が求めている事を、それを与えられるにはどうしたら良いのかを、自らの行動で示させる為だ。
言葉にはしないも、向ける視線は、言葉だけでは足りないと言っているような感じを受けるかもしれない。
「それは…?」
視線を逸らさぬまま、少女の言葉を待ち、静かに聞く。
少女がすべてを語るまで、こちらからは何も言わずに。
…そして、最後の真実を聞いた後、ゆっくりと下へ向かっていたた指が、不意にするりと下腹部から横を滑るように後ろへと伸びる。
大きく5本の指を広げれば、ぎちぃっ、と少し強めに尻肉を鷲掴む。
「つまり、メイシアはこう言いたいのじゃろうか?
あの日から、もはやメイシアは人間達の為の存在であるよりも、妾だけの為の存在になりたいのじゃと。
常日頃から妾の好き放題に扱われるような、そんな肉便姫に身も心も…魂までも堕としたいとのぅ?」
目を瞑る少女、間近に顔を寄せているのが分かるように、鼻先を触れ合わせる。
そうしている間も、掴む尻肉はぐにぐにと形を変えるように揉み弄られて。
周囲には当然誰も居ない、それなのに、わざわざ少女だけに聞こえるような小声で囁き問う。
■リィン > 「……お、お願いします、タマモ様。タマモ様のお、おちんぽで、メイシアのおまんこを……犯して、ください」
犯されたいのならば、望む通りにされたいのならばどうすればいいか。
それを自らの行動で示させるために、タマモは更に疑問を放つ。
タマモの指が迫る中、彼女に言われれば、メイシアは自らスカートを捲りあげ、既に濡れた下着を露わにする。
それを自らの手で引きずり下ろし、幼い秘所を自らの指で開く。
「んひ、いいっ!?」
そして、その後の言葉、皆の肉便器として活動していないことも述べた時、タマモの手が下腹部から滑り、メイシアの尻肉へと伸びる。
そのまま五本の指で尻肉を強く捕まれた時、メイシアは舌を出して絶頂した。
タマモに叩かれ続け、尻肉は椅子に座るだけでも快楽を得てしまうようなものと成り果てている。
そんな箇所を強く捕まれたのだから、ある意味当然だった。
その後、タマモは問う。目を瞑るメイシアに顔を寄せ、鼻先を触れ合わせて。
尻肉は掴まれたままで、弄ばれ続けている。故に、メイシアは軽い絶頂を繰り返し続けていた。
その言葉は、メイシアの根本に関わるものだ。
肉便姫として人々の為に活動する――本来の目的とは違うものの、一応は救世姫としての理由付けになるものだった。
だが、タマモの述べたことを認めれば、メイシアは完全に堕ちる。誰か一人のためだけのものになるのならば、もうそれは救世姫ではなかった。
前回に言われた、望むのならば底の底まで落としても良いという言葉が思い出された。
「は、い……私は、メイシア=アレテイア=エクレシアは、人間たちの為の存在じゃなくて……。
タマモ様だけのための存在になりたい、ですっ。タマモ様にだけいつも好き放題に扱われる……そ、そんな、肉便姫になりたい、んですっ。
身も心も魂も、世界じゃなくて……タマモ様に、捧げたい、ですっ……」
それは堕ちることへの宣言であった。
生まれたときから定められていた運命を自ら否定したのである。
■タマモ > 少女の願望を聞き、それを叶えん為の行動を見る。
だが、それに対して見せた動きは…本当か?と疑問を投げ掛けるように傾げる首。
「メイシア、本当におまんこを犯すだけで良いのか?」
そう、少女が穴一つ犯すだけで満足するかのような言葉、それに対するもの。
この程度で良いのか?と、そんな疑問だった。
分かっている、少女がこれだけでも達せれる事は。
なにせ、時折こちらを集中して躾けた事もあるのだから。
それでも、あえて行いながら、少女の答えを待つ。
この少女が、己から快楽を叩き付けながらの問いの答えなんて、分かり切っている。
だが、いつもの通りだ、自身の口から宣言させる事に大きな意味があるのだと。
そして、ついに少女はそれを口にした。
耳に届くその言葉に、笑みを浮かべる唇の端がつり上がる。
「ふふ…確かに聞き届けたぞ、メイシアの本当の願いをのぅ?
ほれ、今ならば、このよく分からぬお主の力の根源も…すべて妾の手の内となるじゃろう。
しっかりと見ておくが良い、捧げたお主のすべてが、妾に受け入れられた瞬間じゃ」
ぎちり、尻を揉む指の先を、僅かに食い込ませる。
その言葉に目を開いたならば、己の視線で下を示すだろう。
その通りに視線を下げれば、下腹部に輝く、己の九尾の印に包まれた本来の紋章が見える。
少女の見ている中で、それは完全に取り込まれてしまう。
今はまだ、変化はない。
だが、きっと、いずれなんらかの変化が起こる事だろう。
「さて………改めて、始めようかのぅ?
新たな門出じゃ、たっぷりと祝ってやらねばな?」
ねろり、伸びる舌が少女の唇を舐める。
それが、これから始まるお祝いとやらの開始の合図であるかのように。
■リィン > 「ひぅ、ぁ、あっ……お、おまんこも、け、ケツまんこ、も、口も、ぜ、全部……。
全部タマモ様に犯して欲しい、ですっ。また、全部、タマモ様の形にっ……!!」
メイシアが答えた願望に対して、それだけでいいのかとタマモは問うた。
それに対し、メイシアは尻穴、ケツまんこも口も、タマモに雌穴にされた箇所全てを犯してほしいと、そう望んだ。
自らしっかりと宣言していく。いつもタマモにはこうさせられている。
そうすれば、自らがどんな存在なのか自覚できるからだ。堕ちていく自分の本当の願いを。
「あ、ぁ、あああっ……全てが、全てがタマモ様の、ものにっ……」
そして、メイシアが遂に放った言葉。魂まで堕としてほしいと願う言葉。
ついにそれを自らの口で、タマモに語ってしまう。
ぎちり、と尻肉が僅かに食い込めば、またメイシアは声を上げ目を見開く。
タマモの視線はメイシアの下腹部に注がれており、メイシアも同じようにそれを見る。
下腹部には救世姫としての、世界の生贄としての紋様が刻まれている。
それは以前、タマモの肉便姫となったときに九尾の紋章で取り囲まれていた。
だが今回は、取り囲むだけではなかった。救世姫としての紋様は、完全に九尾の印に取り込まれた。
もう戻れない、取り返しが付かない。メイシアが自ら宣言してしまったことで、既にかつての神からの加護は消え、メイシアの力の根源の全てがタマモに掌握された。
今はまだ紋様が覆われただけで、変化があったようには思われない。
だが、これはメイシアの存在が大きく変わったことを示していた。
本当の意味で、タマモだけのものとなったのである。
「く、ひぃ、ぁあああっ!!」
その光景を見て、メイシアは潮を噴いて絶頂した。
そして、タマモの舌がメイシアの唇を嘗めた。
お祝いの合図だ。底の底、魂まで堕ちるための行為が始まる。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からリィンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にカインさんが現れました。
■カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場の一つ。
それなりに料理がうまい事で評判のその酒場のカウンターに陣取って、
派手に酒を飲んでる男が一人。
つまみを齧りながらエールの入ったジョッキを一つ空にしてカウンターに叩きつけ。
「プハッ。あ゛ー、酒が美味い。
最近厄介な仕事だらけだから骨身に染みる…
もうちょっと野党とか魔獣とかそういうのが解りやすくうろついて無いかねえ」
人目をはばかる事無く愚痴りながら次の酒を注文する迷惑な客であった。
周りの客もマスターも、慣れた物なのかロクな反応がない。
■カイン > 「よし、それじゃお勘定頼む。
とりあえず腹が膨れて満足だ、っと」
そこまで質が良くないと男のおいう酒でも数を飲めば酔いも来る。
上機嫌に酒を煽り終わった後に立ち上がり、
会計を済ませてその場を後にしていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミンティさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 布でくるんだ小さな荷物を抱えながら歩いていた。ときどき他の通行人とぶつかりそうになって、そのたびに端へ端へと避けていく。
買い取りしたばかりの荷物の中身を落とさないように気をつけながら、溜息をこぼす。
馴染みのお客に呼び出されて、なるべく高値で買い取ってほしいと頼み込まれた商品。小さな壺はまだ新しくて使い道はありそうだけど、掘り出し物とはいえない代物だった。
押しに負けて査定した金額よりも高めに購入してしまったのが、今になって後悔に変わっていく。
いっそポケットマネーで立て替えて、私用の花瓶にでもしようかと思いはじめた直後。
考え事ばかりしていたから足元がおろそかになって、道のくぼみに足をとられ、ふらついてしまう。