2018/05/07 のログ
■マリカ > 一見凛々しい剣士風貌の異民族の女。実際腰には武器も下げている。
少々強張った表情なのは、殺気立っているようにも見えるが、実際には
見られているであろうことへの緊張感。歩くたびに健康的に引き締まっ
た太ももがあらわになり、下着をつけていない胸元の谷間は、胸のス
リットによって強調されて。
「……路地裏になんか入ったら、乱暴されちゃうかも?」
好き物、と言われれば否定する言葉はない。自由な旅の生活の中で確実に堕落しつつあるマリカ。
最近はパーティー募集とは名ばかりの、男達に囲まれての冒険も1、2
回経験した。夜を忘れた繁華街と、対極的に闇深い路地を交互に
覗き見ながら、面白いものはないかと歩き回って。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にローザさんが現れました。
■ローザ > 路地の物陰に座り込んでいた少女。
暇を持て余してやってきたのは同じ。
ただ、こちらは獲物を求めてやってきた飢えた獣であった。
栗色の瞳が引き締まった太腿を捉える。
視線をあげると胸が揺れている。
「ねえ、こんな所で一人で何をしているの?」
物陰から声を出す少女。
にっこりと子供じみた笑顔を見せる。
ただし既に目の前の獲物を捕食することに決めていた少女は魅了の魔力を放っていた。
よくよく見ると特殊な力を宿しているように感じられる。
これは面白いにことになりそうだと心中でほくそ笑んでいた。
■マリカ > 路地で何か動いた気がして、足を止める。
そこにしゃがんでいたのは一人の少女。自分より少し背が低くて……少し年下
だろうか?
初めこそ少し驚くものの、そのどこか個性的な魅力を感じて、口元をほころばせて。
どうしてこんなところに座っているのだろう、とも一瞬考えるが、そんなことは
考えるだけ無駄だろう。
自分だって自由な時間を満喫しているのだから。
「私冒険者で……今日泊まるところを探しているの」
凛々しいハスキーボイスが唇から漏れる。その衣装のせいで少々台無しだが。
嘘はついていない、男と一緒に過ごすつもりだったことを言わなかっただけで。
相手の素性を知らないマリカは、一応体裁を整えた返答を選んだ。素性
を知ればまた違う言葉も飛び出すのだろうが。
繁華街脇の路地、そして年の近い少女、警戒をする理由はマリカの中にはなくあなたは夜の散歩?などと尋ねながら歩み寄る。
■ローザ > 「僕も冒険者だよ。 ローザって言うんだ。 宜しくね。」
煽情的な服に身を包んでいるも、声や仕草、そして表情は雄雄しい戦士に感じ取れる。
弛んだ表情の少女は起き上がり、お尻についた埃を払っている。
「そう、それなら近くで宿を取ってあるんだ。
本当は相方と泊まるつもりだったけど用事で今日は戻らないみたいなんだ。
良かったらお姉さん泊まっていく?
宿代は支払ってあるから安心して。」
場所と恰好から、相手の女性が何を求めているか多少は想像ができた。
少女も尤もらしい理由を口にしては相手を部屋に連れ込もうとする。
人懐っこい笑顔を浮かべながら近づいていくと、足元の段差につまづいてしまう。
「あ、ごめんなさい。」
その際、右手でが伸びて相手の胸を摘まんでしまう。
左手が壁に伸びたことで転倒は免れる。
■マリカ > 「……もしかして恋人、とか?」
ちょっとあこがれるシチュエーションだ、パートナーと二人旅。切れ長の瞳に
少しばかり好奇の色が浮かぶ。そういうお年頃だ。
すこし頬を赤らめながら瞳を輝かせるが、その瞳も体毛もすべて濃い濃緑色。
辺境部族だということは、それなりに見識が広ければわかるだろう。
そして胎内に溜まっている魔力は、とある神とも悪魔とも呼べる存在の
もの。
無色と言えばいいだろうか?人の望み次第でどのようにも使える力。
今は少々性的な方向によどみがたまっているが。
見ず知らずの相手からのお誘い。普段ならもちろん警戒するが、それも
いいかな、なんて気になって。冒険の話も聞きたい。
しまうのは、ローザの魅了の魔力のせいだろうか?
まぁ、”仕事”は明日でもいいか、本来のお役目の子ともまだ一応覚えてはいるが
早くどこかに行けば目的が達成されるわけでもないのだ。
「っ……っと。大丈夫?」
同性だということもあり、胸をつかまれてもあいた、なんて優しく微笑む。
抱きかかえて耳元で安否を確認するようにささやくも。柔らかい乳房は
胸元の紐がほどけかけまろびでそうで。
■ローザ > 「恋人? 違う違う。 僕に恋人なんて居ないよ。」
思わぬ方向の質問が飛んできて、少女は顔を赤くする。
この言い方だとそう捉えられても仕方がないのだが、少女にとっては予想外だったようだ。
緑の瞳と髪は薄暗がりの中でもとてもきれいに映っていた。
そして、体内の魔力は少し淫魔のモノに近いように感じた。
詳細はわからないが紐解けば物凄い力を得られそうな。
…少し、欲しくなってきた。
「あ、ごめんね。」
服がほつれると、隙間から生の胸が目に入る。
抱きかかえられると、優しい声に謝意を示すも視線は胸にくぎ付けで。
辛抱が辛くなってきた少女は首を曲げると、上から見下ろしている女性の口にキスをしようと。
互いの粘膜が直接触れ合えば、流れる魅了の魔力も自然と強くなる。
「お姉さんを一晩買ってもいい?」
少女は荒い息を吐きながら問いかける。
■マリカ > 「っ!? あなたが?」
同性相手というのはあまり経験がなく、ちょっと驚いた様子で。冒険者
であるらしい少女の言葉にちょっとびっくりしながらも、そういう言葉
が飛び出すなら、結構この子もやってるのかな?なんて遠慮のいらない
相手だろうかと期待してしまう。
「えっと。二人でするの?売ったり、パーティーの仲間たちと、っていうのは
あるけど……女性同士って初めてかも。あなたももしかして冒険中に色々
してたり?えっと……みんなどんな頻度でしてるのかな、って
色々あるよね、冒険中なんて、危ないし。人目もないし
それとも結構本格的な冒険者さんだったり?」
買いたい、と言われても臆することなく、素直に宿についていくマリカ
半ばOKを出したようなもので。
いきなりの申し出にもローザのことがどんな人なのだろうかと興味が
沸き、色々と尋ねる。
■ローザ > 「…駄目かな?」
同性相手だと嫌がられることもあると聴くので、この人もそうだろうかと気になる。
少女は眉をハノ字にして尋ねる。
「そうなんだ。 僕は結構二人でしているんだけど。
冒険中もそうだし、お姉さんみたいな恰好をしている人に声をかけたりしているよ。
頻度はどうだろう。 僕にはよく分からないけど。
そういうお姉さんこそどうなの?」
相手が承諾してくれれば、手を引き宿まで案内する。
ちょうど道一つずれた所に宿を取っていたようだ。
部屋は二階。
ベッドが二つと最低限の家具が置いてある程度の貧しい部屋。
少女は部屋に着くと、早速鍵を閉めてから服を脱いでいく。
「お姉さんの名前教えてもらってもいい?」
■マリカ > 「え……ダメってことはないけど……あんまり上手にできないかもしれないけど、それでいいなら」
押しに弱いのか、おねだりには慌てて手を振って、宿にお金までもらえ
るならいやなんてことはない、と話を受けて。
「あ、また二人……相棒ってどういう人なの?」
興味津々に食いつきつつも自分に振られれば、唇に指をあてて。
「ううん、旅先の街で路銀のために、3日おき、くらいに売ったり、こ
の前の冒険の時は触手の化け物に絡まれて大変で……すぐに倒したんだけ
ど毒で大ごとになっちゃって、臨時の仲間たちにお願いして一晩中?」
結構してるね、なんて笑って。
こちらは服を脱げば、というより胸元の紐を数本ほどけばはらりと衣
装は床に落ち、ティーバックだけの姿になって。
「え、うん。マリカ」
振り返った女剣士は、濃緑色の茂みを隠すこともなく、柔和に微笑んで小首をかしげた。
■ローザ > 「え、全身鎧のごっついの。」
まさか相棒の話を掘り下げられるとは思わなかったので、少女はあたふたしながら先日呼び出した兵士のことを思い出し口にする。
本当は相棒なんて特にいませんでした、と今更言い出しにくく。
「お姉さん、旅してるんだ。
何か目的でもあるの?」
セックスの頻度よりも、旅の目的が気になった。
臨時の仲間となれば普段は一人旅の様だ。
身体から感じる魔力と関係あるのかと、探りを入れようと。
「じゃ、さっそくだけどこれにキスしてもらえる?」
名前を教えられた少女はにっこりと笑みを浮かべてマリカを見上げる。
マリカに比べると胸も小ぶりで小さな体。
股座には栗色の毛が生えているのだが、それだけではなく丁度男性器程度の大きさの触手が生えていた。
既に汗ばんでいるソレはマリカの身体から感じる魔力に反応して粘ついた液体を滲ませている。
■マリカ > 「へぇ、私もたくましい男の人好きだな。分厚い胸板に抱かれるのが好き
……え?目的、か。うん、実は実家が部族の巫女とか祭司をやってるんだけど
……部族の守り神のご神体が盗まれちゃって、探しているの」
こともなげに言うマリカ。その口調からは、それこそ村のみんなの財産
が盗まれた、程度の重みしかないが、胎内に宿す魔力からみれば
実際的な魔術の道具だと察しが付くだろう。へそに光るピアスも同種
のもの。蛇の刺青と相まって性的なアピールにもなっているが、実際は
魔力タンクの鍵のようなものである。
そんな自身の体をあっさりさらすあたり、その重要性もわかっていないらしい。
「あ、う……え?」
見慣れたものに口づけをする。そのつもりで膝をつくが、目の前にあるのは異形で。
「え、ちょっとまって……こ、これ、なに?その……そういう種族、とか?」
■ローザ > 「マリカはそういう男が好きなんだ。
じゃあ、今までもそういう男の人とパーティ組んだりしてたわけ?
それでこの辺りを回っているんだね。
僕も協力できることがあれば手伝うよ。」
セクシーなピアスに刺繍もマリカの話を聴くと魔術的に意味があり、
わざわざ取り返しに出向く程に重要なのだろうと思う少女。
面白そうなことにはなんでも首を突っ込む性格もあり、気楽に参加を口に出す。
「そういう種族だと思ってくれたらいいかな。
魔物を倒しているうちにこうなったの。
ほら、早く咥えて。」
マリカの頭が足元の高さになると、少女は緑色の髪を掴んで。
そのまま、ザーメン臭いが漂う異物を口元へと。
唇に先端部分を触れさせ、口の中に侵入させようと腰を突き出していた。
■マリカ > 「そうだね、まぁ基本一人で配達とかが多いけど、そういう機会があるときは
積極的に参加してる……かな」
そして、捜索への協力の申し出にはありがたく感謝を言い。もしもこの街に
拠点があるなら、と連絡先を確認しようとするだろう。
それはいい、ひとまずの問題はこれだ。目の前の異形。それなりのサイズ
で固く熱もある。男性器に似ているが、なんというか……触手だ。
「これ、うつったりしない……のよね」
恐る恐る尋ねながらもそのにおいに、普段の男性器と変わらないとばかり
に勇気を出して舌を這わせる。生臭い精液のにおいにむしろ安心しなが
ら口の中に含み、舌と唇と上あごで上手にしごいて
■ローザ > どうやら一人で活動しているようだ。
連絡先を聴かれると、常駐している宿の一つを連絡先として伝える。
どこに行って何を取り返すのかもまだよく分かっていないが、先が楽しみであり、少女は笑みを浮かべる。
「うつったりはしないよ。 男の人にするのと同じようにしてくれたら大丈夫だから。」
口の中に含まれた触手は舌と唇に自分から纏わりついては精液を塗りたくる。
マリカの舌に絡みついては唾液と精液を混ぜ合わせていた。
唇を使って刺激されると、触手から滲み出る精液の量も増える。
ちょうど男性器に奉仕している時に感触は似ているだろう。
「ちょうど手も空いているんだし、咥えながらオナニーしてみて。」
緑色の髪を撫でまわす少女。
腰から上を折り曲げ、頭頂部に口づけをする。
■マリカ > うつることはない、という言葉にひとまず安心する。まぁ、実際問題が
あればのんびりと街中で売り買いなんてできないのだろう。知っててや
れば、元締めの類が黙っていないだろうし。
実際のところ魔王にとっては元締めなんて怖くも何もないんだろうけど。
「ん……」
精液の味に興奮し全身から汗を出しながら相手のリクエストに応える。
スリットを指で割り開きながら、豆の付け根を指で押さえ、自分だから
わかる塩梅でギリギリの刺激を楽しんで。その間も頭を前後させながら
奉仕は激しさを増していく。
■ローザ > 少女にとって魅力的なお姉さんはとても魅力的。
協力を申し出ることはあっても騙したりなどはすることはないだろう。
己の一部分を咥えながらクリを弄る女性の姿。
少女は触手を口で扱かれながら、足元で広がる淫靡な姿に興奮する。
やがて、自らも腰を動かし喉の奥までを触手で抉る様に擦り付けて。
「あ…、きもちイイ…。
お姉さん…出すね。」
それを繰り返している内にいよいよ絶頂が近付く。
腰をグイっと突きだすとマリカの口の中に触手の穴と言う穴から大量の白濁が吐き出される。
口の中をいっぱいに満たしてもまだ溢れ出る白いマグマが途中喉に絡みつきながらも胃の中に流れ混んでいく。
■マリカ > 男女の違いはあれどすることは変わらない。
次第にこちらも雰囲気が出てきて、執拗に自分の秘所をこね回しながら
腰をグラインドさせ、ねっとりと糸をひかせながら、歩い吐息を吐いて
出すといわれれば、頬をすぼめて一気に吸い上げる。全方向への射精
には面喰いながらも、顔を真っ赤にして逝きぐるしそうにしつつも可能な
限り必死に飲み続けて
■ローザ > 真っ赤な顔で精を飲まれると、少女は背をエビ反りにしたまま射精の余韻に浸っていた。
やがて精を吐き出した触手を口元から抜き去る。
涎とザーメンでグショグショになった触手は部屋中にツンとくる臭いを放っていた。
「お姉さん、次はそっちに入れてもいい?」
床に眼を向けると、透明の糸が垂れていた。
股座は愛液でテラテラと光っている。
ゴクっと喉を鳴らした少女は首をかしげておねだりをする。
■マリカ > 「っ……。」
最終的にはペースが追い付かず、鼻孔から逆流させながら咽て何度も咳
き込む。ひぃひぃと息をしながらも片手を前に出して大丈夫と合図して
正直精液だけでもうおなかいっぱいだ。
けぷ、とかわいい声を出すと、口元をぬぐい、頷く。
どうしよう、と少し困ったようにしながら、四つん這いになり下品な
位に足を開き、真っ赤に充血してドロドロの秘所を差し出した。
そこはすでに開ききりぱくぱくとうごめきながら、よだれを垂らしている。
アナルも似たような状態で。振り向くマリカの目は欲望にぬれきっていた。
「……きて」
■ローザ > 自分が出した精液を吐きだし、苦しそうに咽ている姿はなんとも見てて気持ちが良かった。
少女はほぅ、と感極まった息を吐いていた。
まだ大丈夫とのことだが、多少は罪悪感が芽生える。
せめて支払う金額に色を付けるとしようか。
このお姉さんが普段幾ら取っているか分からないが倍くらいは払うとしよう。
などと思っていると、四つん這いになり愛液で満たされた膣を捧げられる。
モノ欲しそうに口を動かしている姿に少女は再び興奮してしまう。
「…うん。」
蕩けた瞳をみせた少女。
熱に吹かされたのか口数も少なくなる。
言われるがままにお尻を掴むと、触手を挿入する。
口の中を犯していた時よりも一回り程大きく怒張した触手。
マリカの膣内を左右に抉じ開けつつ子宮口まですんなりとたどり着く。
触手の脇から更に細かい触手が生えてはマリカの襞肉やGスポットを刺激する。
パン、パン、パンと思考の蕩けた少女が肉を打ち付ける音が部屋の中に響き渡る。
■マリカ > すごい量の精液だった。少女の体の中が心配になりながらも、亜人の
ような感じで鷹揚に受け取るべきか、と思い直し、あまり深くは考え
ないようにして。けほ、と一声鳴きながらも前述のとおりお尻をつき
出すマリカ。背後からより太くなった触手が挿入される。ふだんの
男性としているのと違いはない。だが違いがないのはそこまでだった
「っ!!」
触手から伸びた繊毛のような触手に撫でられて腰が一気に砕けかける。
目を見開いて口をパクパクさせる。ひぃひぃと声をあげながら、一気に
その一撃で腰砕けになったマリカは突き上げられるたびに逝って。
ピストンの動きだけでも腰が砕けそうなのに、繊毛の刺激も加わり
頭を振り乱し、舌を突き上げけもののように吠える。
こちらからも腰を振り続け、絶頂まではさほど時間はかからないだろう
■ローザ > 「これ、気持ちいい?」
触手の感触は己の身体に繫がっている為、マリカが声を上げる前から膣が感じている様子を示していたことは伝わっていた。
細かい触手で襞肉をじっくりとなぞり、子宮口もくすぐっては降りてくるように促す。
全て己の身体や他の女性の身体で試してきたやり方。
ケモノのような咆哮をあげて喜ぶ様子に少女は満たされた表情を浮かべる。
そのまま膣の奥深くを執拗に貫いては共に絶頂へと向かおうとする。
「お姉さん、そろそろ出しちゃうね。」
やがて少女の方が先に絶頂が近付いてしまう。
最後に膣内からすっかり全て引き抜いてから、子宮に届く程深く貫く。
そのタイミングで絶頂を迎える少女。
ただでさえ巨大化していた触手がゴボっと膨らむと子宮に熱い体液が注ぎ込まれる。
ザーメンだけで胎が膨らみそうなほどに注ぎ込み、一部は膣内を逆流して床に白い水たまりを作り出す。
その後も部屋の灯りは消えることなく、ふたつの甘い声が聞こえたことであろう。
■マリカ > 「んあああっ、すごい、すごく気持ちいい!!」
相手の言葉にそう返しながら、もはや何も見えていないような表情で腰を振り続ける。
よだれを垂らしてあえぎ、白目をむきかけながら、ひぃひぃと声をあげて腰を
振る。飛び出した舌が暴れ、唾液の糸が散る中、膣だけではなく両手も
足も、いや体全体が痙攣し、収縮すると同時に子宮まで貫かれ、続いて起こる爆発。
「んいいいいいいいいいっ♪」
経験したことのない絶頂を迎えながら眼球が裏返る。その夜は一晩中こうして過ごすことだろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からマリカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からローザさんが去りました。
ご案内:「とある娼館入り口」にステラさんが現れました。
■ステラ >
――いや、私は警備なので。
(このセリフは今日何度目だろうか。
とにかく数えるのも馬鹿らしいほど何度も何度も繰り返した言葉を更にリピート。
館の奥から聞こえてくる「受付はこちらですよー」の声と、残念そうな舌打ちと共に中へ入っていく男。
それを見送り、はぁと盛大なため息。)
……請けるんじゃなかった。
(酒場で「どうしても人がいない、報酬は弾むから」と拝み倒され、いつものように断り切れずに受けた娼館の警備の仕事。
やってくる客のほぼ全員が「おねーさんいくら?」なんて若干顔より下へ視線を向けながら尋ねてくる。
まだ仕事を始めてさほども経っていないが、既に一生分の後悔と溜息を生み出していると思う。
足元の視界を遮る自身の山を見降ろし、もう一度息を吐く。)
ご案内:「とある娼館入り口」にザールさんが現れました。
■ザール > 貧民地区。
いっそトラブルにでも巻き込まれたら楽しいのになどと酒瓶を肩にひっかけぶらぶらと歩いているときに、ふらりと迷い込んだのは娼館が並ぶ通り。
そういった店に行くこともあるが、どうせなら酒場で顔を見ながらひっかける方が好きなため、わざわざ店に入っていく事は無い。
が、ある店の前。用心棒だろうか、それとも、最近の立ちんぼは武器を持つことにしたのか。
しかしながら、立ち姿も中々のもので。
ついつい興味を引かれ近づき始める。
「ふむ?」
相手からすれば無駄にでかいヤバそうな人間が近づいてくるようにも見えるかもしれない。
■ステラ >
(更に溜息を吐き出したところで、目立つ人物を発見。
デカい。
見ただけでわかるデカさ。
思わず眺める。)
――え?
(なんかこっち来てない?
やばない?
思わず一歩下がりそうになるが、今自分はここの警備だ。
弱みを見せるわけにはいかない。
変な真面目さで後ろに下がりそうになる足を押さえつけた。)
■ザール > 別に隠すつもりもないので気づかれる。
相手の目を見れば、一瞬の迷い。
まだ距離もあるので、さすがに戸惑いの言葉までは聞こえなかったが…。
特に殺気を飛ばしているつもりも無いが、相手が一歩引きそうになるが、足を押さえつけ耐える様子。
それが男の興味を更に引いてしまう結果に。
己の武器の間合いを外せば、自然と相手の武器の間合いとも離れるだろう。
「よう、嬢ちゃん 嬢ちゃんは用心棒か? 娼婦か?」
等と問いかけながら穏やかに笑みを向けたつもりでも、悲しいかな男の表情筋はそれを許さず、物騒な猛獣が獲物を見つけた時のような笑みになっていた。
■ステラ >
(完全にこっち来てる。
ヤバい。
デカい。
コワい。
正直ちびりそうになっていたが、彼は刀の間合いの一歩外で立ち止まる。
有無を言わさず襲われる、と言うことではないのか。
ほっと一息。)
――え。
(吐いた息が引っ込んだ。
喉がヒュッっと鳴るのがわかる。
用心棒か娼婦か。
その問いはつまりアレか。
レイプオアダイと言う問なのか。
こっわ。)
――あ、用心棒、デス。
(それでも仕事は死んでもやり遂げねば、と言う意識が勝った。
おかあさんお元気ですか。
私はこれから死にます。
おかあさんいるのかどうか知らないけど。
て言うか笑顔こっわ。
こっわ。)
■ザール > 完全に怯えられている。
そんなことをしただろうか…。
基本的に笑顔。本ににとっての笑顔を浮かべる時以外はポーカーフェイスを貫いているが…
「娼婦か用心棒かと問うたのだが。」
何やら懸命に考える相手。顔がやや絶望にそまりながらも、
生真面目なのであろう。
用心棒と答えた相手に男は愉しそうに喉を鳴らし笑う。
しかしながら声を掛けただけで怯えられれば、少しばかり悪戯したくなる。
男はすぅと、軽く息を殺し、相手を見詰め…。
刀に手を掛けないながらも体中に力をみなぎらせる。
男の身を包む筋肉はぐぐっと膨れながらも引き締まる。
男は口角を上げ、戦いが好きでたまらない。
自然と凶暴な笑みを浮かべ。
男はゆっくりと口を開いた。
「ガオ」
ひゅぅぅぅ─と、二人の間に風が流れていく。
相手が圧力に負け暴発するか、それともどんな反応をするか。
■ステラ >
(用心棒と答え、しばし無音が続く。
こちらの緊張は極限に達している。
とりあえず初撃は避けよう。
攻撃を避けられればとりあえずは戦える、はずだ。
男の筋肉が盛り上がる。
明らかに戦闘態勢だ。
腰を落とし、避ける気満々で相対し、凶暴な笑みに半べそになりながらも男の一挙手一投足に集中し、)
――っひ、ゃあ!
(悲鳴を上げて飛び退く。
両腕を刃物のような数本の触手へと変え、それをやたらめったらに振り回し近付かせまいと必死になりながら、不格好に数歩後ろへ。
そのままバランスを崩して倒れ込み、触手で顔と身体を庇うように、)
――え、あ?
(涙目で見上げる。)
■ザール > 訓練は出来ていたが。
まだ素直なのであろう。
相手の行動は容易にわかってしまう。
そんなことを冷静に考えながら、男は圧力を強める。
そして、ガオと一声。
聞こえるのは小さな悲鳴。
パニックになったのであろう、腕が、触手へと変わり、それをやたら目ったら回しながら不恰好に後ろに下がる相手はお尻から倒れ込む。
「ふふ。 驚いたか嬢ちゃん。嬢ちゃんがあまりにも怯えるからな。 からかってみた。
しかし面白いな嬢ちゃんは。」
ふむふむと、触手に変わった腕を眺めながら男は相手の前にそして、立たせようと手を差し出した。
「だが、パニックになるのは経験不足だな。
そんな事では、逃げきれんぞ?」
等と余計なお世話。相手が混乱のまま、惚けていればしゃがみ、無理やり立たせ、お尻についたであろう汚れをパンパンと勝手に払ってしまうだろう。
■ステラ >
(一瞬何が起こったのかわからなかった。
が、落ち着いてくればからかわれたのだと気が付いた。
顔が赤くなり、涙がボロボロ零れてくる。)
――人の、悪い。
(辛うじて口にできたのがその言葉。
彼に立たされ尻の汚れを払われ、ようやく口から出せた言葉である。)
――街中で、筋肉お化けに会うなんて、想定外。
(ブスっとした口元をマントに埋めながらぼそぼそと。
こちとら人見知りのクソビビリなのだ。
怖いものは怖いのだ。)
■ザール > 混乱したままの相手。
人の悪いと言われながら男は愉し気にその言葉を受け取り。
脇の下に太い腕をすべり込ませ、パンパンと相手のズボンについた尻の汚れを払う。
ぽろぽろとこぼれた涙を見やれば、
魔法の空間からハンカチを取り出し、その涙をごしごしと拭っていく。
「筋肉のお化け? 馬鹿いえ、俺より筋肉の多い奴なぞ、吐いて捨てるほどいるぞ。」
部すっとした口元を隠しながらぼそぼそと話した相手、お化け呼ばわりされても、人よりモンスターよりなのは確かで否定はしない。
代わりに大きな手が相手の頭をごしごしと撫でていく。
「もったいな。良いものを持っているのだ。
経験すれば、俺に一太刀入れられるぐらいにはなるかもしれんぞ。
酒が良いか? それともチョコでも食うか?」
■ステラ >
――。
(もうあらかた汚れは落ちたし、と言うかそろそろ恥ずかしい。
けれどコミュ力クソザコナメクジの自身にはそんなこと口に出来るわけもなく。
縮こまって目元を拭うハンカチを受け入れる。)
嘘だ。
そんな骨まで筋肉みたいな人間見たことな――わひゃぁ。
(文字通り人間ではない、なんてこと知るわけもなく。
頭を撫でられ――と言うか殆どぶるんぶるんと頭を左右に振られながら、小刻みに左右へ動く視界を遮断するべく両目を閉じる。)
――仕事中、だから。
(何とか身をよじって逃げ出し、髪を整えつつ丁重にお断り。)
■ザール > 「うむうむ。 少しは綺麗に戻ったな。」
相手の涙を拭き終われば満足気。
縮こまりながらも、ハンカチを受け入れていた相手からさらにひどいセリフ。
「まぁ確かに人間ではないが、嬢ちゃんもだろう?」
くつくつと笑いながらごしごし頭を撫でればぶるんぶるんと頭が左右に揺れる。
チョコと酒の誘い断られれば、フムト頷きながらどこからともなく、猪口を取り出し男は美味しそうにパックン。
「嬢ちゃんのそういった真面目なところと、最初に意地を張ったところとかは好きだぞ。
ちなみに、仕事はまだ終わらんのか?」
妙な男に絡まれた相手。
通り過ぎる人は同情やら物珍しそうやらでチラチラ。
■ステラ >
(髪の毛を弄り倒しながら、出来るだけ男の顔を見ないように。
怖いとかじゃないが――いや怖いけど――、人の顔をまともに見れないチキンなのだ。
自身が身に着けた話相手の顔を見ずに会話をやり過ごす方法は三桁を超える。
つらい。)
あ、え、うん。
――え。
そう、なの?
(確かに自分は人間ではないが。
それをあっさり見破った――そういや狐耳あったわ混乱し過ぎて忘れてた・
とりあえず彼も人間ではないらしい。
筋肉の精霊かなにかかな。)
仕事、だから。
まだ、っていうか、始まったところというか。
(館の入り口の看板を見ればわかるが、この娼館は朝方までやっている。
つまり夜中立ちっぱなしである。
その分報酬は結構貰えるけれど。
あぁ、コミュ障の身には人の視線が辛い。)
■ザール > 懸命に視線をそらしながらの会話…。
フムフムと頷きながら相手を眺める。
「あぁ。 嬢ちゃんがいくつかはわからんが、おそらく気の遠くなるほど戦って返り血を浴びてきたのは確かだろうな。」
やはり気になる狐耳。頭を撫でていたついでにしっかり堪能していた。
もう少しな出てみたいモノである。
「そかそか。 なんだ。恥ずかしがり屋か?
直すいい手を知っているが…。」
どうしたものかなぁと男は相手を見降ろす。
■ステラ >
(気の遠くなるほど。
ぽかん、としながら服が何着駄目になったのかなぁ、なんて斜め上なことを考える。
多分そういうことじゃないけど。)
そ。
――んな、こと……は、ない、わけじゃ、ないことも……。
(ぐさり。
精神に30ポイントのダメージ。
否定しようと開いた口からははっきりしないもごもごとした言葉しか出てこない。
その間、赤い瞳はあっちを向いたりこっちを向いたり世話しなくぎゅんぎゅる動いている。
が、チラッチラッと様子を窺うように彼の顔の方を向いたりもする。
良い方法と言うのが気になるのだ。)
■ザール > ぽかんとする相手、男は愉し気に眺め。
ぽつりぽつりとつぶやかれる言葉。
「ふむふむ。
興味はあると…。」
相手の言葉と様子に楽し気に笑いぽんぽんと頭を撫で、教えようかと悩んだところで、天高く、夜だというのに飛ぶ鳥が一鳴き。
「と、すまん。 ちといかなければいけないことができた…。
仕事気をつけてな。怖くても目を逸らすなよ?
人見知りをしないコツは簡単だ。
世は並べて価値も無し。 俺もお前も、そこらでこちらを見る奴も、聖者も愚者も魔物もただの糞袋だ。
例外はスケルトンぐらいだな…。」
言い方は色々とあると思うが、男はそんな言葉を相手に向けると、男はもう一度相手の頭を撫で、足早にその場所を去っていった。
ご案内:「とある娼館入り口」からザールさんが去りました。
■ステラ >
べ。
、つに、興味、なんて……。
(もごもごもご。
チラッチラッと彼の顔を見る頻度が上がっているので、バレバレである。
ふと、鳥の声。)
え、あ、うん。
――ぅぇ。
(くそぶくろ。
思わず苦い顔をしたところで頭を撫でられた。
片目を瞑って頭を押さえ、立ち去っていく彼を見送って。)
……あ。
(名前を聞くのを忘れていた。
聞こうと思ってもどうせ聞けなかっただろうけれど。
そこにまた客がやってきて。)
――いや、私は警備なので。
(数えきれなくなったカウントがまた一つ増える。
名も知らぬ筋肉の妖精さん。
教えてくれた事をやってみたけど、糞袋には目が付いていないからうまくいかなかったよ。)
ご案内:「とある娼館入り口」からステラさんが去りました。