2018/04/29 のログ
ボブ > (とある酒場の中で野太い男たちの歓声が大きく上がっていて、その歓声の中央には丸テーブルと二人の男が
手を握り合っている姿があって)

「おおぉ……さすが5人抜きの現時点でのチャンピオン、危なげない戦いぶりだな」

(酒場の中で行なわれていたのは賭けアームレスリング。 今、勝ち続けている王者が余りにも強過ぎて掛けにならない状況で)

「よしっ! 次はオレが挑戦だ」

(褐色肌の男がそう告げれば、現王者の前に陣取り、長袖のシャツに包まれたままの腕を突き出していく。
体格から言ったら、現王者の方が筋骨隆々そうで賭けとしてはまたも盛り上がりに欠けるような展開になりそうで…)

ボブ > (褐色肌の男が挑戦者として現れても、賭けの大半は現王者へのベットに傾いていて、それを見た褐色肌の男は
現王者に掛けられた掛け金と同等の金を自分のベットへと置いていって)

「これでどうだ? これで現王者が勝てば掛け金は倍になって返ってくる。
でも俺は負けるつもりはないだからこそ金を出した。俺の自信に賭けるヤツはいないか?」

(褐色肌の男が自信満々に言葉を言い放っていけば、様子見を決め込んでいた者が褐色肌の男への賭け金を支払い始め、
酒場内での賭け事はヒートアップの様相を見せ始めていった)

ボブ > 「よーーしっ!!そろそろ掛け金が出揃ったな。 そんじゃチャンプ、いっちょ大いに盛り上げようぜっ!」

(掛け金もほぼ均等化……褐色肌の男の掛け金はほぼ褐色肌男の金だが、
見た目上は多くの硬貨が賭けられている状況が作り出されているのを横目に見つつ、
褐色肌の男はテーブルに右肘を突き、現王者の腕を呼び込んでいけば、現王者の男も右肘をテーブルに突き、
いざ勝負待ったなしっ……といった空気感を酒場内に蔓延させていって……)

ボブ > (褐色肌の男と現王者の男ががっしりと手をつかみ合い、
真正面から視線をぶつけ合う様に掛け客のボルテージが盛り上がっていく。
声援と野次が入り混じった大きな声が沸きあがる酒場内……熱い賭け試合が始まる……

その結果がどのような結末を迎えたのかは……その場に居た者たちのみが知りえる事実であろう)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/繁華街」にカインさんが現れました。
カイン > 夜も更けはじめだというのに活気に満ち始た貧民地区の中でも怪しい空気の漂う一角。
娼館や露店の立ち並ぶ一角の路地裏の壁に寄りかかり娼館の前を行き交う人々と、
その人々への呼び込みを行う娼婦たちの様子を眺めている男の姿があった。

「今日は引っかかる割合が多い事多い事。忙しさで色々溜まってた連中が多いのかねえ」

呆れたように漏らしてまた一人娼婦に連れられ娼館に入っていく人影を見て肩を竦める。
男の仕事はその路上に立つ娼婦たちの護衛、早い話が用心棒だった。
とはいえ朝方から特に仲介に入る様な事態が起きるでもなく、
退屈な時間が過ぎるまま残った女性たちも最早片手で数えるほど。
はっきり言って手持無沙汰気味でぼんやり人波を眺めている。

カイン > 「しかし、平和すぎると仕事がなくなる…のはいつもの事だが、
 年中戦争やってる割りにこの辺は平和だよなあ。戦線の方は派手にやってるらしいが」

そういう話は漏れ聞こえてくる割に、
全く位気配を感じさせないこの街の様子はそう考えると割と奇妙に映る。
とはいえお互いどこまで本気なのか怪しい物だが、とは思いながらに顎に手を当て。

「ま、向こうの国の連中もロクでもないのしかいないんだしな。
 お互い様と言えばお互い様か」

そちらの国の出身であることを棚に上げてそんな事を言いながら、
軽く肩を竦めつつまた一人客を連れて行く娼婦を眺めていよいよ終わる仕事の様子に少し息を吐く。

カイン > 「おやま。あんまりのんびりしすぎだな」

ふと気が付くと仕事が終わった事に気が付いて、
合図を客に送ると未だに賑やかな娼館の様相には若干呆れた様子を見せる。
しかしそれはそれとして、軽く肩を竦めながら自分もそれに混ざるべく足を向けて姿を消すのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/繁華街」からカインさんが去りました。