2018/04/15 のログ
カイン > 「こんなところだ、いるのは動物位…か。
 こいつらいたるところで見かけるが、どうやって獲物とってんのかね」

自分で生み出した鬼火を眺めていると、その下で蠢く影が目に留まる。
白い猫が手をわきわきと伸ばす様子を一瞥すると、
そのまま炎をすいと猫の手の届かない所に持ち上げる。
不満そうに一声鳴いたと思えば男の方に寄ってくる白い毛玉の頭を無造作に撫でながら、
不思議そうに漏らしていたのだが媚びるような鳴き声に顎に手を当て。

「なるほど、こういうのか」

貧民地区にいるものが狡猾というのは動物も例外ではないらしい。
荷物の中から干し肉を取り出して目の前に置きながら得心言った様子を見せ。

カイン > 「…さて、そろそろ酒でも飲みに行くか」

いい加減喉が渇いてきたと漏らしながら、
余計喉が渇きそうなことを言い放って体を伸ばす。
腕を横に振って作り出した鬼火を消してしまえば、
ゆっくりと路地へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/空地」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にボブさんが現れました。
ボブ > (貧民地区の細い路地から出てきた褐色肌の男。 その路地の奥では数人の男が地べたに倒れこんでいて)

「ったく……こっちが一人、そっちは大人数、どうやっても金は奪えるだろうという甘い見通しでちょっかい掛けてきやがって。
運が悪いよな……目を付けたのが俺でよ」

(路地の奥で倒れている男たちの傍には短剣がちらほらと転がっていた。
武器を持っていた男たちを無手で倒し上げた男はちょっかいを掛けてきた男たちをチラ見する程度で視線を逸らしていけば
出てきた路地からゆっくりと離れ始めていって)

「さてと……確かここら辺にいい感じの店があるって話を聞いたんだが……、あいつらのせいで分からんくなったな。
誰かに道でも聞かないといけなくなったな……」

(溜め息混じりに入り組んだ貧民地区の道に迷ったと理解した男は誰か通りかかる人を探しながら歩いていて)