2018/03/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 深夜の貧民地区。廃屋ばかりが建ち並ぶ路地に、薄灰色のローブで全身を覆い隠した人陰が一つ。フードを目深に被り、入り組んだ路地を縫うように進んでゆく。

( .....しつこい、 )

何処へ向かっている訳でもなく、ただ右へ左へ、細い路地を進む。追っ手のブーツと石畳とが鳴らす硬質な足音に、しっかりと耳を澄まして。

ノア > 薄灰色のローブの中、女の腰から下がるポーチには金剛石が一つ。其れもなかなかの大きさで、最大限取り込んだ光を反射するよう手の込んだカットを施されている。

( 足音が、増えた.. )

追って来ているのは、其の石の所有者が雇った傭兵軍団。金にものを言わせ片っ端から猛者を雇ったのだろう.. 兵と呼ぶにはあまりに品のない、荒くれ者の集まりだった。其の足音が何重奏にもなって、確実に近付いて来ている。女は決して脚を止める事なく、かといって派手な動きで音を立てる訳にもいかずに、ただひたすら歩き続けた。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 情報は疾かった。間者に金を掴ませ見送る。
人の行き来、金の行き来。そんな出入りを見ていれば、知らず状況がわかることもある。
放っておこうかとも思ったが、知らず脚は動いていた。

この地区に来たのなら、通る道は限られてる。
人目を避けて追われているなら猶更だ。
路地の端で壁に背中を預けて女の影を待った。
なんて言おうかと思案も終わらぬうちに、その相手が来てしまう。
声を掛ける前に、その首根っこを取っ捕まえて壁に押し付けた。

「騒ぐな。追われてるんだろう?」

低い声を耳元で囁けば、相手は安心するだろうか。
それとも……苛立ちを含んだ声に恐れを覚えるだろうか。
男の手は女の股座に回されて、女が何かと問う前に、穴を広げて犯し始めた。
髪を引っ掴み、こちらを強制的に顔を向けさせて言葉を吐き出した。

「仕事が雑すぎるぜ、これで何度めだ」

ゴリッと内側を抉りあげるのは、男の怒張が感情そのもののように暴れているからだ。
薄い腹の上から内側を食い破ろうとするかのように存在を表している。

ノア > 逃げ隠れだったり、毒等を用いた小狡い技ならともかく、あんな荒くれ者達を相手に対抗できる術はない。そう.. 万が一捕まってしまえば、命はない。其れどころか何処かへ売り飛ばされ、飼い殺される位なら.. 死んだ方が余程マシかもしれない。

「 .....っ、 ─── !!! 」

そんな事を考えていたからか、注意力も散漫に。曲がり角、不意に死角から伸びた手に首根っこを掴まれて

( グスタフ... ?! )

壁に押し付けられた女の耳に、低い囁き。相手が誰だか、すぐにわかった。当然声を出せる状況ではなく、女は口を閉ざしたまま。

何故こんな所に貴方が居るのか、
何故追われていると知っているのか、
何故いつも.. タイミングが良いのか。

沸き上がる疑問の数々をぶつける事も出来ぬまま、容赦なく衣服ズラされ

「 ──── っ、ン.. ん、 くっ.. !! 」

まだ濡れてもいない秘裂を無慈悲に押し拡げながら、最奥まで一気に貫かれてしまった。壁と貴方に挟まれて脚が浮いてしまいそうな程に、とても 荒々しく..

( なん、 で..... )

髪を掴まれ振り向いた顔は、何とも強制的な行為に涙を滲ませている。確かにいつだって乱暴で強引、身勝手だけれど.. 女を突き出す訳でもなく、寧ろ手を貸してくれるような貴方の行動の数々。そして何故か今、苛立っているように見える其のワケも。何一つ理解出来ないまま、女は必死に手のひらで口元を抑えていた。

グスタフ > 涙目の顔を、忌々しそうに見る。
ここに至る状況を把握してはいるのだろうが、理解はしていない。
抵抗もできない状況で犯されている姿を男は雌豚と罵った。
罵りながら、すぐに精を吐き出した。胎の奥を焼く。

「……ついて来い」

穴の奥に吐き出して、絞り出せば用済みのような扱いで女から離れると。
路地裏の陰にある更に細い道を歩き出した。その奥はごみのようなものでふさがっている。
そこを乗り越えて蛇のような路地を進むと、大通りに出た。

「舌を出せ」

そこで女を待っていた男は、恋人を抱き寄せるように道のど真ん中で口づけを交わした。
女の口内に舌で、クスリを押し込んで飲ませるために。
さっき中出しした膣を服の上から弄り。胸を揉みし抱く。

「なんか、勘違いしてやしないか、お前。
 流れに身を任せれば助かるなんてことを考えてるようなら……壊すぞ?」

ぐりっと指が肉芽を掴んで捻じった。

「お前は雌だ。助けてもらいたけりゃ、なにするかわかるだろ。
 今のお前にできるのは男に媚びて腰を振ることくらいだと、自覚しろ雌豚」

そういうと、女についてくるように促して足早に足を進める。

ノア > 今回だけではない。やり方こそ、荒々しく強引であるものの.. 幾度となく女の危機を取り除いてくれたのは、認めざるを得ない事実。女を屋敷へ連れ去ったって、監禁などする事なく。身体に飽きたというのなら、然るべき場所へ女を突き出し手柄とする事だって出来るのに.. いつも貴方は易々と、女に逃げる隙を与える

「 ─── っ、 ん" んっ... !!  ── っ、んっ.. ! 」

そんな貴方の行動が、女にはどうしてもわからなかった。ただ訳もわからぬまま、容赦なく其の身を犯されて.. 声にならない声を苦しげに手のひらの下で籠らせながら、最奥へと精を吐き出され.. 杭を引き抜かれた身体が、ずる.. と膝から崩れ落ちる。

唐突に現れた貴方に犯され、豚と罵られ、精を吐き出され。屈辱的な状況に涙滲ませる暇も、与えられずに。

「 ばか に.......... 馬鹿にしない で、っ..... 助けなん て、頼んでない.. 期待もして ないっ... !! なのに、どうして.. いつも、いつ も、 ──── っ、んんっ.. !! 」

理解不能な言動の数々に、とうとう女も声を上げる。しかしそんな抵抗も虚しく、企みを含む口付けに塞がれて

「 意味わか ん、 なぃ.. どうい、う... つ、も.. り..... 」

身体に回ったクスリのせいで途切れ途切れながらも、女の抵抗は続いた。当然、自分の意思では着いてゆこうとしないだろう。只でさえ犯されて、白い太腿を白濁が伝う身体。急速に火照る身体はもう、上手く動かない。もしも其の場に捨てられたのなら、いずれやって来る追手に捕まり連れて行かれるだろう。

生かすも殺すも、捨てるも連れ去るも.. 女がどうなったかは、貴方次第で。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」にカインさんが現れました。
カイン > 昼間だというのに活気に満ちた貧民地区の一角。
娼館や露店の立ち並ぶ一角の路地裏の壁に寄りかかり娼館の前を行き交う人々と、
その人々への呼び込みを行う娼婦たちの様子を眺めている男の姿があった。

「今日は引っかかる割合が多い事多い事。忙しさで色々溜まってた連中が多いのかねえ」

呆れたように漏らしてまた一人娼婦に連れられ娼館に入っていく人影を見て肩を竦める。
男の仕事はその路上に立つ娼婦たちの護衛、早い話が用心棒だった。
とはいえ朝方から特に仲介に入る様な事態が起きるでもなく、
退屈な時間が過ぎるまま残った女性たちも最早片手で数えるほど。
はっきり言って手持無沙汰気味でぼんやり人波を眺めている。

カイン > 「ほかにやることといえば…ほれ、そういうのは他所でやれ」

言葉を継げようとした直後、路地を走り抜ける小さな影が男にぶつかっていくのを押し止め、
その手に持った皮財布を後ろから取り上げて懐に仕舞い直す。
男が億劫さにかまけ、大して叱ったりしないせいでどうやら度胸試しの相手にされているらしい。
悔しがる小さな人影…悔しがる少年を尻目に、物陰からくすくすと聞こえる複数の笑い声に、
ジロリと気配のほうに視線を向けると蜘蛛の子を散らしたように去っていくのを眺めて肩をすくめ。

「ガキの暇つぶしの相手ってのもしまらんなあ」

かといって腕を振るうとなると刃傷沙汰である。
切ったはったを嫌う理由はどこにもないが、
街中は恨みを買いやすいのである。

カイン > 「…これでようやく終わりか。やれやれ」

長かったとぼやきながら肩を竦めた所で、
視線の先で最後の娼婦が客をつかまえる所が見える。
これでお役御免だと嘆息気味に息を吐き出せば、
そのまま自分も繁華街の街並みに身を躍らせて人混みに紛れて行くのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地裏」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 貧民地区の裏路地。普通であれば立ち入るようなことのない場所で。
だけれど、そういう場所でしか手に入らないものもあった。
主には毒だとか、法律的にマズイものだとか。
そういうのを取り扱う店から出てきたところで、大男はため息をついた。
大きめのを一つ、片手には紙袋と、中にはいくらかの紙束。

「ちェ。ぼったくりやがってよう。
 んーーんー………ッ、魔法が使えねッてのは不便だなァー。」

ちぇ、とまた悪態をついた。
魔法がちゃんと使えでもすれば、魔術師ギルドからの横流しの魔法スクロールなんて買わなくて済むのに。
…正規品はこれ以上に高いし、手に入りにくいからしょうがないんだけども。
仕方あるまい、やれやれと肩を落として、表通り足を進める。
やっぱり路地裏は危険というか面倒というか、そういうのに巻き込まれる前に、だ。